前々回の投稿で取り上げたビロウドツリアブの♀の画像ですが、地下にある
ヒメハナバチの仲間の巣穴と思われる所で産卵している様子が観察できました。
左右の複眼が少し離れている様子も判りやすく撮影できたと思います。
前々回の投稿で取り上げたビロウドツリアブの♀の画像ですが、地下にある
ヒメハナバチの仲間の巣穴と思われる所で産卵している様子が観察できました。
左右の複眼が少し離れている様子も判りやすく撮影できたと思います。
里山では春の暖かい陽光を待ちかねたようにいち早く飛び回る
タテハチョウ科/テングチョウ亜科の蝶です。
和名の由来は頭部から前に鼻のように突き出た下唇ひげ(パルピという)
によるものです。
蝶としては寿命が10ヶ月以上と長く、発生は一般的に6~7月で盛夏には
一旦休眠し、秋に再び活動を始めその後、冬には成虫の状態で休眠越冬、春に
なると活動を再開し、繁殖活動を経て一生を終えます。
山地の明るい場所で3~5月の期間だけ見られるツリアブの仲間。
体長は約1cm、丸みのある体形で腹部に生えたフワフワで褐色の毛と
長い口吻が特徴で、地表近くをホバリングしながら飛んでいるのをよく見かけます。
♂(画像上)は左右の複眼が中央に寄っていますが、♀(画像下)は左右に離れていることで区別できます。
この時期に♀は地中に掘られたヒメハナバチの巣の中や周辺に産卵し、孵化した
幼虫はヒメハナバチの幼虫や蛹に寄生して育ち、最終的には食べつくします。