山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

コガモ(小鴨)

2014-02-16 23:12:47 | Weblog

コガモは日本で見られる最小の淡水ガモで、温暖な城陽市では冬鳥として飛来します。

見られるのは主に流れの緩い、木津川の支流。

食事は水辺を歩きながらイネ科植物の種子などを食べているようです。

 ↓ 繁殖羽の♂の頭部は明るい茶褐色で目の周りから首筋にかけては緑色に変化します。コガモ









 

 

 

 ↓ こちらは♀です。つがいで居ると判りやすいのですが、カモ科の他種と良く似た茶褐色です。

嘴は♂と同じ黒色ですが、基部に黄色味を帯びた部分があります。

 

 

 

 

 

 




 

 ↓ よく判りませんがこれは恐らく♂のエクリプスでしょう。繁殖羽への移行前期のものは

♀との見分けが困難です。渡来直後は雌雄の特徴にあまり違いはありません。

頭部が♀に比べて全体に黒っぽいこと、3列風切が少し長めであることなどが特徴です。コガモ

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増え続ける特定外来種ヌートリア

2014-02-12 18:24:45 | Weblog

城陽市の河川でヌートリアが目撃されるようになったのは5~6年前のことです。

京都市の方でも鴨川河川敷での増殖が最近問題化しているようですが、鴨川にしろ木津川にしろ

下流の八幡市で淀川に合流する川なので、この水系の下流から上流に向かって生息域を広げて

いるのはまず間違いなさそうです。

我が城陽市では木津川の支流、古川での個体数の増加が顕著で、数年前までは朝夕に時折見かける

程度であったものが、昨年あたりから、古川の中流付近を歩けば昼間でも普通に見られるようになりました。

今のところ農業などへの被害は出ていないようで、これといった生態系への悪影響も見られませんが

問題は年2回の出産を迎え、1度に2~6頭の子を産むと言われる強力な繁殖力で、現在この地域に

30~50頭ほど生息していると思われるヌートリアが数年後にどの程度まで膨らみ、それが自然環境や

市民生活にどのような影響を及ぼすのか?今後、注意深く見守る必要がありそうです。

ヌートリア<齧歯類 ネズミ目> 南アメリカ原産

頭胴長56~63cm、尾長30~45cm、体重5~9kg、水辺の生活に適応していて泳ぎは得意、

5分以上潜水することもある。

耳が小さく、後ろ足には水掻きがある。オレンジ色の前歯も特徴的。

池沼や流れの緩やかな川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄で生活し子育てを行う。

主食はマコモやホテイアオイなどの水生植物の葉や地下茎などで、食性の上ではコガモや

カルガモなどの水鳥と競合する。

ヌートリア

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