私の住む城陽市からはマイカーで約2時間、東吉野村の大又が起点になります。
公共交通機関としては、奈良交通バスがありますが、便が少なくこれを利用しての日帰り山行は
ほとんど無理な様です。
笹野神社の近くに数台の駐車スペースがあるのでそこに車を止め、コースは神社の右側に
林道に通じる小道があるので、これを辿っていきます。
登山口の笹野神社の対岸には藤の花がたくさん咲いていました。
登山口付近で見た案内標識はこれだけ、粗末ですが有ると大いに助かります。
比較的明るい植林帯を登っていきます。途中からはかなり急登、焦らずゆっくり高度を稼いでいきます。
植林帯の林床に生えるマムシグサ<サトイモ科 テンナンショウ属>
ヒナスミレ<スミレ科 スミレ属>
ヒカゲノカズラ<シダ類・ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属>
植林帯の上部、やや日当たりの良い地面に群生していました。
稜線に出るとバイケイソウの群落があちこちで見られます。
稜線には、かなり太いブナの木が多く、樹皮の模様が美しい。新緑が見られるのは5月末頃から
ムシカリ<スイカズラ科 ガマズミ属>
このコースの核心部、雌岳の登りは距離は短いもののロッククライミングが強いられます。
3点支持順守で慎重に登りましょう
薊岳(雄岳)頂上の石楠花、少し来るのが早かったようです。まだ蕾でした。
公式な頂上を示す標識はありません。山岳会の人が登頂記念に造った自前の標識です
頂上からの展望は素晴らしく、台高山脈、奈良中部の金剛・生駒、遠く大峰山脈まで見渡せます