こんな日には近くを気ままに歩いてみるのもいいものです。
私の住んでいる城陽市は、京都と奈良の中間にあり、都会でもなく、かといって田舎でもない、
公共交通機関を利用して大都市の大阪などへ行くのには
必ず何処かで乗り換えなければならないという少し不便な町・・・
早いもので、私がこの町に来てからすでに30年の歳月が経ちました。
住めば都と申しますが、この町の良さは何と言っても、自然と人間との程良い距離感です。
誰もが、少し歩けば豊かな自然と触れ合える・・・城陽はそんな町です。
今日は私と一緒に町の西を緩やかに流れる木津川の河川敷あたりをのんびり歩いてみましょう。
これは貸農園に植えられたレモンの木です。立派な実が沢山できていました。
南の暖かい土地でしかできないものだとばかり思っていましたが・・・
これは京野菜の一つ、聖護院丸大根、いま収穫期を迎えています
向こうに見えているのは、木津川の堤防道路
コウテイダリアが咲いていました。高さは3㍍位もあるでしょうか
空抜けの構図で撮ってみました。さすが皇帝・・・男前やね~
こちらは河川敷側の耕作地です。色んな野菜が少しづつ栽培されています。ほとんどが個人の自家使用分
ここでは質の良い甜茶(抹茶の原料)も栽培されています。
すこし行くと共同墓地があり、ここから右の竹藪を抜けると河原に出ることができます。
竹藪の中でヤブコウジが赤い実を付けていました。7~8月頃に白い小さな花を咲かせるそうですが、
暗い竹藪で葉に隠れて、おまけにうつむき加減の小さな花とくれば誰も気付きません。
こちらはお馴染みのナンテンの実、冬の竹林によく似合っています。
古典的な染料植物ヤマアイ(山藍)、昔は藍が枯れる冬場の代用品として使われたそうです。
竹藪を抜けたところには、ノイバラの実が赤く熟していました。中々見事な姿で迎えてくれます。
これはジョウビタキの♀さんでしょうか?そろそろ冬鳥が見られる季節です。
ツルウメモドキ、砂地のものは20号台風で壊滅しましたが、ここでは流失を免れたようです。