ガガイモ科の蔓性多年草で、花は6~7mmの暗紫色で、花柄の先端に疎に付きます。
京都府では稀にしか見られない種類で、2015年の京都府カテゴリーで絶滅危惧種に
選定されています。(近畿カテゴリーでは絶滅危惧種C)
ガガイモ科の蔓性多年草で、花は6~7mmの暗紫色で、花柄の先端に疎に付きます。
京都府では稀にしか見られない種類で、2015年の京都府カテゴリーで絶滅危惧種に
選定されています。(近畿カテゴリーでは絶滅危惧種C)
ヒトリガ科/コケガ亜科 前翅長20~28mm
渓流沿いで見かけるコケガ亜科に属する蛾で、幼虫は地衣類を食べて育ち
蛹化する際に自身の毛で繭を作ります。
成虫の前翅には白地に鮮やかな赤色の帯と黒斑があり、♂はこの黒斑が2個に
別れていることが多いようです。
ヒトリガ科/コケガ亜科 ♂前翅長14mm ♀前翅長19mm
ヒトリガ科の中でも特に色合いの派手な種類です。画像の個体は♂ですが
♀も同様の模様で、全体に模様の色が淡いようです。
幼虫の食草は地衣類や落葉などで、植物への食害はなさそうです。
体長20mm程の小さなキリギリスの仲間で、昼間に草藪でジリジリという小さな声で
鳴いています。
幼虫はガラス細工のような光沢のある黒とオレンジの2色を配置したデザインが美しく、
キリギリスの仲間に特有の髪の毛の様に細く長い触覚をもっています。
食餌は笹やイネ科植物の柔らかい葉が主食。
涼しい林内を弾丸の様なスピードで飛び回るセセリチョウの仲間で、チャバネ系と比べると
明るいオレンジ色の翅が目を惹きます。
本種は翅裏に黒いリング状の斑紋が見られますが、近似種でよく似た種類のコキマダラセセリは
この部分が白い色なので本種と見分けられそうです。
幼虫の食草はイネ科植物。
「上手く化けた」というか、植物の一部になり切ったような姿ですが
カメムシ目/頸吻亜目/アオバハゴロモ科に分類される昆虫、アオバハゴロモです。
ウンカやヨコバイなどに近い昆虫ですが、体長は約10mm。これらの仲間では大型です。
クワ、エンジュ、イチジク等の樹木では柔らかい当年枝に発生して樹液を吸います。
学名では Geisha distinctissima(芸者?)ですが、幼虫が体に纏う蝋物質で植物の茎などが
粉まみれになることから俗名で「しらこばば」とも呼ばれます。
主に水田・池・沼の周辺で見られるにアカガエル科の蛙です。
同じ環境に棲むツチガエル(別名イボガエル)とよく似ていますが、イボ状突起の隆起が弱い、腹面が
白く無模様(ツチガエルの腹面には褐色の斑模様がある)、目と目の間にV型の斑紋がある。
などの特徴があります。
主な生息地域は本州中部以西~沖縄で、比較的暑さに強い南方系の種と思われます。
土用の頃に花が咲くので別名ドヨウフジとも呼ばれます。
和名は夏にフジに似た花序を付けることからの命名ですが、同じマメ科でフジ属のフジやヤマフジ
とは別属のナツフジ属。
7月末~8月中旬に山地の道脇などで、低木に蔓を絡ませ疎に花序を付けているのが見られます。
花序は約20cmの総状で、白い蝶型花を多数開きます。
蔓は半年生で、冬には地上部が枯れ、フジの様に太く育つことはないようです。
山地で見られる体長15mm程のセセリチョウの仲間。
林縁などで素早く飛び回りながら色んな花で吸蜜します。
幼虫の食草はコチヂミザサやカヤツリグサの単子葉植物。
同じ環境でキマダラセセリ、コキマダラセセリ、スジグロチャバネセセリなど
よく似た種類が活動しているので翅裏と翅表、両面の確認が必要です。