初秋~初冬の頃は雌雄とも単独で生活し、繁殖行動は見られません。
この時期に活発な動きを見せる個体のほとんどは雄で雌は警戒心が強く、
人里ではほとんど観察されません。
2月頃に雌が雄の縄張りを訪れ、雄が求愛給餌を行うことから繁殖行動が
始まります。
モズ <スズメ目 モズ科> 漂鳥(一部の地域では留鳥)
スズメ目で、体の大きさもスズメよりやや大きい程度、しかしながらモズは”猛禽”です。
自身の数倍もの敵を鋭い嘴で倒す戦闘力を備えています。
食餌は主に地上にいるカエルや昆虫で、初秋には捕えた獲物を枝などに刺す
モズのはやにえと呼ばれる習性があります。

雄の特徴は過眼線が黒色で、顔つきが鋭く精悍、雌は過眼線が褐色で表情は
少し優しい雰囲気を持っています。この個体は雄です。


この時期、人里にあまり姿を見せない雌の個体、腹面に細かい鱗形の模様が見られます。
