この日は筑波山ハイキングのイベントを主催した。参加者は男性4名、女性2名(管理人含む)の6名(参加者の皆様、ありがとうございました)。
この日の天気は晴天で、ハイキングコースの状態がよく絶好のハイキング日和だった。今回は、登りは筑波山神社~御幸ヶ原の御幸が原コースを、下りは女体山~筑波山神社の白雲橋コースを選択した。山頂からの眺めや奇岩・巨岩等カメラを向けたくなる場所がいろいろとあったが、あいにくデジカメを忘れてしまい惜しいことをした。
筑波山は初心者向けの山といわれるが、山登りに慣れていない人にはかなりきつい。普段の散歩イベントでは筋肉痛になることはまずないが、今回は日ごろ使わない筋肉を使ったためすっかり筋肉痛だ。ただ、つらい思いをして目的地に到達したときの喜びや爽快感は普段の散歩イベントでは得がたい。懲りずに5月の連休あたりにハイキングイベントを企画したい。
(写真は参加者のいがさんと西郷@kazu★donsegoさんのお二人からいただいたもの。ご提供ありがとうございました。写真をクリックすると拡大されて表示。)
■筑波山
古来から信仰の対象として仰がれてきた山。男体山,女体山の二つの峰から成り、標高は871mと877m。「西の富士,東の筑波」と並び称されてきた優美な姿は,多くの歌人を魅了し、「万葉集」や「小倉百人一首」などに数多く歌われた。山内は長い間神域として保護されてきたため,学術的にも珍しい植物(つくば市の花として選定されている「ホシザキユキノシタ」等)や昆虫,野鳥も数多い。
男体山へはケーブルカーで、女体山へはロープウェイでも登ることができる。ハイキングコースは、御幸ヶ原コース(筑波山神社~御幸ヶ原)、白雲橋コース(筑波山神社~女体山)、おたつ石コース(つつじヶ丘~女体山)の3コースあり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0a/b3999a245d4c303234e507b3d9f295f8.jpg)
■筑波山神社
筑波山を境内とする神社。御祭神は伊弉諾尊、伊弉冊尊で、縁結び,夫婦和合の神として広く信仰を集めている。筑波山南面の海抜270mに拝殿があり、男体山頂の本殿に伊弉諾尊を、女体山頂の本殿に伊弉冊尊を祀る。徳川家康が江戸城守護の霊山として祈願所を置いて以来将軍家の信任が厚く、境内には徳川三代将軍家光の寄進した日枝神社、春日神社、厳島神社、神橋が今なお残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fa/649dba832bfcfc92cfbe9acee88edf25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ee/39875822bbc2014c0fbd9c37252fbbc6.jpg)
随神門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6c/f9d844c81f561b0ba422bb052d9daf66.jpg)
境内でがまの油売り口上の実演。
■御幸ヶ原コース
筑波山神社~御幸ヶ原を歩くコース。急勾配の山道をひたすら登らなくてはならずかなりきつい。岩場では手を使って登らないといけない。登山用ステッキを持った参加者の方がいたが、持っていたほうがよいと思う。こまめに休憩を取っていたので御幸ヶ原まで2時間近くかかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/87/caee2ae1bb866d41d6ea897d1ead13ba.jpg)
コースの初めのころに撮影されたものと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/f2/77380295a437c436f8826c176a7afdcb.jpg)
急斜面を苦労して登る私たちの横をすいすいと通り過ぎるケーブルカー。人間の足では御幸ヶ原まで90分かかるが、ケーブルカーだとわずか8分で到着。
■男女川源流
御幸ヶ原コースの途中、標高600メートル地点にある。男女川は小倉百人一首の陽成院の歌「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」をはじめ多くの詩歌に詠われた川で、流れは桜川へと注ぐ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/28/ac20b98b724d8f1edf5e8b3dc26976c5.jpg)
小さな流れだが、せせらぎが耳に心地よい。
■御幸ヶ原
男体山と女体山の間にあり、常に二神が御幸(往来)することから由来。ここまで到達するのに苦労したが、ここからの眺めはすばらしく苦労した甲斐があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/45/6fe8cced9a47b868e90bac9b0441ff99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/93/23c00fa53c98780b57989015ebf83d81.jpg)
■男体山頂
御幸ヶ原より15分程度で到着。山頂には伊弉諾尊を祀る本殿がある。標高871メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7e/a43b1f03a087577659408a2eff2d7585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c3/af69799a8a0db7eecb3fe21700645321.jpg)
本殿。
■がま石
御幸ヶ原と女体山の間にある。永井兵介がこの石の前で「ガマの油」売り口上を考え出したことから由来。
■女体山頂
御幸ヶ原より15分程度で到着。山頂には伊弉冊尊を祀る本殿がある。標高877メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/44/7f35c68ce272983d172853d9d3668ed9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/fc/1ea899fffccaaf963f07f4fb5993b8b8.jpg)
本殿。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/38/3548c0b84786863c0c1fd3a63d59ed72.jpg)
「日本百名山」の碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ab/4158582db889a17466e5672fd97cb18b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/60/ee77b835fe7fc8322a735a2ab7c2c620.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/07/97882fc396590bcb812eb66d2436e641.jpg)
■白雲橋コース
女体山頂~筑波山神社を歩くコース。コースの途中で奇岩・巨岩が楽しめる。御幸ヶ原コースより勾配はなだらかだが岩場が多く、下山には足を痛めないように神経を使う。下りでは休憩が少なく、一時間半ぐらいで筑波山神社に到着したと思う。
■大仏岩
大仏の姿に見える高さ約15メートルある岩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/24/19a8e519cfd12965faad448f6a3b737f.jpg)
■北斗岩
天に向かって聳え立つ岩で、天空に輝く北斗星(北極星)のように、決して動かないことから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/43/d6021de8a3e0667cd995842855fcfcd5.jpg)
■裏面大黒
大きな袋を背負った大黒様の後姿に見えることから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/26/fd68d49c3e97217bedd1987878a18eae.jpg)
■出船入船
石の姿が出船と入船が並んでいるように見えることから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5b/c290785d4c0ec6b446be265891c1e880.jpg)
■母の胎内くぐり
筑波山に伝わる修験道の修行場の1つで、岩の上部の穴より下へ抜ける修行が行われた。行を重ねこの岩を抜けることによって母より生れたことと同じ意味を持ち、穢れのない姿に立ち返ることができるとされた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/17/6eaee1fffad633b17d41b0ee8dd1c2d4.jpg)
■高天原
天照大神を祀る稲村神社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c0/1c6a52ab8598afd2e9807a20ad80cc33.jpg)
見上げると右側の岩の上に稲村神社と思しき社があった。
■弁慶七戻り
元来「石門」といい、聖界(高天原)と俗界(現世)を分ける門であるといわれ、大変神聖な場所とされた。現在の名は豪傑の弁慶でさえも、頭上の岩が落ちてくるのではと7度も後ずさりしたことによる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6c/ba832b066c1bdaaf7a624dba444afb6d.jpg)
岩が今にも落ちそうで、弁慶が通過をためらったのも無理はない。
■弁慶茶屋跡 かつて弁慶茶屋があった場所で、おたつ石コースと白雲橋コースの分岐点。
この日の天気は晴天で、ハイキングコースの状態がよく絶好のハイキング日和だった。今回は、登りは筑波山神社~御幸ヶ原の御幸が原コースを、下りは女体山~筑波山神社の白雲橋コースを選択した。山頂からの眺めや奇岩・巨岩等カメラを向けたくなる場所がいろいろとあったが、あいにくデジカメを忘れてしまい惜しいことをした。
筑波山は初心者向けの山といわれるが、山登りに慣れていない人にはかなりきつい。普段の散歩イベントでは筋肉痛になることはまずないが、今回は日ごろ使わない筋肉を使ったためすっかり筋肉痛だ。ただ、つらい思いをして目的地に到達したときの喜びや爽快感は普段の散歩イベントでは得がたい。懲りずに5月の連休あたりにハイキングイベントを企画したい。
(写真は参加者のいがさんと西郷@kazu★donsegoさんのお二人からいただいたもの。ご提供ありがとうございました。写真をクリックすると拡大されて表示。)
■筑波山
古来から信仰の対象として仰がれてきた山。男体山,女体山の二つの峰から成り、標高は871mと877m。「西の富士,東の筑波」と並び称されてきた優美な姿は,多くの歌人を魅了し、「万葉集」や「小倉百人一首」などに数多く歌われた。山内は長い間神域として保護されてきたため,学術的にも珍しい植物(つくば市の花として選定されている「ホシザキユキノシタ」等)や昆虫,野鳥も数多い。
男体山へはケーブルカーで、女体山へはロープウェイでも登ることができる。ハイキングコースは、御幸ヶ原コース(筑波山神社~御幸ヶ原)、白雲橋コース(筑波山神社~女体山)、おたつ石コース(つつじヶ丘~女体山)の3コースあり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0a/b3999a245d4c303234e507b3d9f295f8.jpg)
■筑波山神社
筑波山を境内とする神社。御祭神は伊弉諾尊、伊弉冊尊で、縁結び,夫婦和合の神として広く信仰を集めている。筑波山南面の海抜270mに拝殿があり、男体山頂の本殿に伊弉諾尊を、女体山頂の本殿に伊弉冊尊を祀る。徳川家康が江戸城守護の霊山として祈願所を置いて以来将軍家の信任が厚く、境内には徳川三代将軍家光の寄進した日枝神社、春日神社、厳島神社、神橋が今なお残る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fa/649dba832bfcfc92cfbe9acee88edf25.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/ee/39875822bbc2014c0fbd9c37252fbbc6.jpg)
随神門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6c/f9d844c81f561b0ba422bb052d9daf66.jpg)
境内でがまの油売り口上の実演。
■御幸ヶ原コース
筑波山神社~御幸ヶ原を歩くコース。急勾配の山道をひたすら登らなくてはならずかなりきつい。岩場では手を使って登らないといけない。登山用ステッキを持った参加者の方がいたが、持っていたほうがよいと思う。こまめに休憩を取っていたので御幸ヶ原まで2時間近くかかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/87/caee2ae1bb866d41d6ea897d1ead13ba.jpg)
コースの初めのころに撮影されたものと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/f2/77380295a437c436f8826c176a7afdcb.jpg)
急斜面を苦労して登る私たちの横をすいすいと通り過ぎるケーブルカー。人間の足では御幸ヶ原まで90分かかるが、ケーブルカーだとわずか8分で到着。
■男女川源流
御幸ヶ原コースの途中、標高600メートル地点にある。男女川は小倉百人一首の陽成院の歌「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」をはじめ多くの詩歌に詠われた川で、流れは桜川へと注ぐ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/28/ac20b98b724d8f1edf5e8b3dc26976c5.jpg)
小さな流れだが、せせらぎが耳に心地よい。
■御幸ヶ原
男体山と女体山の間にあり、常に二神が御幸(往来)することから由来。ここまで到達するのに苦労したが、ここからの眺めはすばらしく苦労した甲斐があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/45/6fe8cced9a47b868e90bac9b0441ff99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/93/23c00fa53c98780b57989015ebf83d81.jpg)
■男体山頂
御幸ヶ原より15分程度で到着。山頂には伊弉諾尊を祀る本殿がある。標高871メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7e/a43b1f03a087577659408a2eff2d7585.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c3/af69799a8a0db7eecb3fe21700645321.jpg)
本殿。
■がま石
御幸ヶ原と女体山の間にある。永井兵介がこの石の前で「ガマの油」売り口上を考え出したことから由来。
■女体山頂
御幸ヶ原より15分程度で到着。山頂には伊弉冊尊を祀る本殿がある。標高877メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/44/7f35c68ce272983d172853d9d3668ed9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/fc/1ea899fffccaaf963f07f4fb5993b8b8.jpg)
本殿。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/38/3548c0b84786863c0c1fd3a63d59ed72.jpg)
「日本百名山」の碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ab/4158582db889a17466e5672fd97cb18b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/60/ee77b835fe7fc8322a735a2ab7c2c620.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/07/97882fc396590bcb812eb66d2436e641.jpg)
■白雲橋コース
女体山頂~筑波山神社を歩くコース。コースの途中で奇岩・巨岩が楽しめる。御幸ヶ原コースより勾配はなだらかだが岩場が多く、下山には足を痛めないように神経を使う。下りでは休憩が少なく、一時間半ぐらいで筑波山神社に到着したと思う。
■大仏岩
大仏の姿に見える高さ約15メートルある岩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/24/19a8e519cfd12965faad448f6a3b737f.jpg)
■北斗岩
天に向かって聳え立つ岩で、天空に輝く北斗星(北極星)のように、決して動かないことから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/43/d6021de8a3e0667cd995842855fcfcd5.jpg)
■裏面大黒
大きな袋を背負った大黒様の後姿に見えることから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/26/fd68d49c3e97217bedd1987878a18eae.jpg)
■出船入船
石の姿が出船と入船が並んでいるように見えることから由来。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/5b/c290785d4c0ec6b446be265891c1e880.jpg)
■母の胎内くぐり
筑波山に伝わる修験道の修行場の1つで、岩の上部の穴より下へ抜ける修行が行われた。行を重ねこの岩を抜けることによって母より生れたことと同じ意味を持ち、穢れのない姿に立ち返ることができるとされた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/17/6eaee1fffad633b17d41b0ee8dd1c2d4.jpg)
■高天原
天照大神を祀る稲村神社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/c0/1c6a52ab8598afd2e9807a20ad80cc33.jpg)
見上げると右側の岩の上に稲村神社と思しき社があった。
■弁慶七戻り
元来「石門」といい、聖界(高天原)と俗界(現世)を分ける門であるといわれ、大変神聖な場所とされた。現在の名は豪傑の弁慶でさえも、頭上の岩が落ちてくるのではと7度も後ずさりしたことによる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6c/ba832b066c1bdaaf7a624dba444afb6d.jpg)
岩が今にも落ちそうで、弁慶が通過をためらったのも無理はない。
■弁慶茶屋跡 かつて弁慶茶屋があった場所で、おたつ石コースと白雲橋コースの分岐点。