生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2016年3月13日 磐梯山

2016年04月21日 | 日本百名山登山


■コースタイム
9:30猪苗代スキー場リフト下車→10:05赤埴山→10:30~10:40沼の平→尾根を直登→12:30~12:50磐梯山→13:10弘法清水→(休憩15分)→14:40赤埴山分岐→16:10スキー場

前日の安達太良山に続き本日は会津の名峰、磐梯山へ。

郡山から磐越西線に乗って猪苗代駅へ向かった。
車窓から見えた磐梯山は会津富士と言われるだけあって風格に満ちて存在感があった。

猪苗代駅から猪苗代スキー場へはタクシーで移動。
リフトの開始時間が予想よりも遅かったのでミネロセンターハウスで時間をつぶした。
地元の人と思われるスキーヤーの男性が話しかけてきた。
「これから磐梯山に単独で登る」と伝えると「気を付けて」と言われた。

スキー場からリフトを2本乗り継いでリフトを下車した。
安達太良山と違ってリフトを降りたところには登山者は皆無だった。
眼下に猪苗代湖が広がっていた。
気分が高揚した。

取りつきを探すのに少し戸惑った。
取りつきからは登山者のトレースがあった。

赤埴山に向かう途中、高齢の男性一人がアイゼンを付けていた。
挨拶をして少し雑談した。
男性は地元の方でよく磐梯山に登りに来るとのことで今回は東尾根から登るとのことだった。

赤埴山を直登後、沼ノ平へ向かった。
途中からトレースがなくなった。
安達太良山と違って赤布の目印等はほとんどなかったので地図とコンパスを頼りに歩いた。
誰にも会わなかった。
冬は入山者が少ないと聞いていたが本当だった。

夏道を通って山頂を目指す計画を立てていたが、気が変わって山頂に続く尾根に向かって直登した。
ストックを使って登っていたが傾斜がきつくなったのでピッケルに替え急斜面をピッケルと片手をつかってよじ登った。
ところどころ笹が出ていたので笹を手でつかんでロープ代わりにした。

足元を見下ろした。
滑落したら助からないような高さまで登ってしまった。
急斜面で引き返せない場所だったので滑落しないよう必死になって尾根を目指して登った。

やっと尾根にたどり着き一安心。
前方に登山者の姿が見えた。
一般登山道までもう少し。
急斜面をトラバースして登山道に向かった。
足の運びを間違えて滑落したらただでは済まなそうなで緊張しながら慎重に歩いた。

一般登山道に合流。
これで本当に安心だ。
時計を見ると夏道と変わらない程の時間がかかった。
怖い思いをしなくて済む夏道に最初からすればよかった・・・(苦笑)。

急坂を登りつめると山頂へ。
12時30分、磐梯山登頂。
これで登頂済みの日本百名山は46座。

山頂には数名登山者がいた。
山頂の岡部小屋は屋根の下まで雪で埋もれていた。
曇っていたが、風がほとんどなく穏やかな天気だった。
独立峰とあって全方位に眺めがよかった。
実に登った甲斐があった。

下山は夏道利用。
様々なルートの分岐の一つとなる弘法清水小屋まではしっかりとしたトレースがあったが、それ以降は薄くなった。
山頂の登山者達は裏磐梯から入山したのかもしれない。

夏道を通り、沼ノ平へ。
トレースの無い雪の平原に足跡を付けていくのは気分がよかった。
途中で地図の紛失に気づき地図を探すのに20分程度無駄になった。
ルートファインディングが要求されていたので地図がなくなったら命とりだった。

赤埴山を直登する前に休憩をしていると朝話した高齢男性に再会した。
男性によると東尾根はきついコースとのこと。

赤埴山を直登、リフト乗り場に戻った。
下山時はリフトの使用ができないのでスキー場の端をとぼとぼと歩いた。
単調な急坂を下るので途中で飽きてきた。

スキー場入口近くになると雪がなくなりひどいぬかるみが待っていた。
靴やスパッツが泥まみれになった。
センターハウスバンダイへ下山したが、荷物をコインロッカーに預けていたのでミネロセンターハウスに戻った。
そこで朝話しかけてきたスキーヤーの男性にばったり会った。
無事下山できたと伝えると相手も「よかった!」と喜んでくれた。

スキー場からは事前に予約した郡山駅の送迎バスに乗車した。
立派な大型バスだったが、予約キャンセルが出たとのことで乗客は自分一人だけ。
大変申し訳ない気分になった。

郡山駅からは新幹線に乗って帰京した。
雪の磐梯山は安達太良山に比べて手ごわかったが、達成感があって非常に面白かった。
猪苗代スキー場へは東京から夜行日帰りのツアーバスが出ているようなので雪のある時期に再度日帰りで登ってみたい。
機会があれば裏磐梯からの登山に加え、イエローフォールの見物をしてみたい。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/366245/tn

■スライドショー
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2016年3月12日 安達太良山

2016年04月19日 | 日本百名山登山


■コースタイム
11:10あだたら高原スキー場 リフト下車→11:45薬師岳展望台→12:20~12:30表登山口仙女平分岐→12:50~13:15安達太良山頂→13:55~14:20薬師岳展望台→15:05あだたら高原スキー場 


土日を利用して福島遠征へ。

まず土曜日は安達太良山。
郡山駅まで新幹線で移動、そこからスキー場の送迎バスに乗車してスキー場へ。

雪の安達太良山は人気があるためかスキー場では登山者もよく見かけた。
周回コースを回りたかったが、帰りの送迎バスの時間に間に合わないのでリフトを利用して五葉松平方面からのピストンにした。

リフトを二本乗り継いで下車して取りつきへ。
雪がしまっておりアイゼンがよく効いた。
入山者が多いのでトレースがはっきりしており、随所に目印の赤テープがあったのでホワイトアウトしない限り道迷いの危険はなかった。

曇りがちでときおり雪が降ったが風がほとんどなかった。
五葉松平から目指す安達太良山がよく見えた。

薬師岳の先に「この上の空がほんとの空です」の標識があった。
ほんとの空は曇りがちだった。

山頂の近くは雪が少なくなり岩が露出していた。
山頂の手前で所属の山岳会のメンバー達とばったり会った。
本来彼らと一緒に一泊二日で安達太良山に登る予定だったが、仕事の都合でキャンセルした。
まさか彼らに会うとは思わなかったので非常に驚いた。

12時50分、安達太良山登頂。
これで登頂済みの日本百名山は45座。
山頂標識を囲んで山岳会のメンバー達と記念撮影をした後、彼らは下山した。

山頂に乳首と呼ばれる小さな岩山があったので登ってみた。
雪が積もっていたが慎重に登れば問題なかった。

下りはリフトの利用ができないのでスキー場の端を下って行った。

次回登るときはあだたら高原スキー場の夜行日帰りバスを利用して周回コースで雪の安達太良山を登ってみたい。


■写真一覧
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■スライドショー
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2016年2月28日 谷川岳

2016年04月18日 | 日本百名山登山


この日は雪の谷川岳に登った。

■コースタイム
9:35天神平駅→9:50-10:05田尻尾根分岐→10:40-10:50熊穴沢避難小屋→11:25~11:35天狗のたまり場→12:20~12:25トマの耳→12:40~12:50オキの耳→13:05-13:35肩の小屋・トマの耳→天狗のたまり場→14:15~14:20熊穴沢避難小屋→14:55天神平駅

谷川岳は天候が安定する2月下旬以降であれば雪山初心者でも登りやすい山と聞いていた。
登る日を決めるためにしばらくの間、週末の天気予報を毎日観察していた。
天気のよい予報が出たこの日に決行した。

電車バスを乗り継いで谷川岳ロープウェイの土合口駅へ。
人気の雪山とあって土合口駅ではスキーヤーと登山者の割合は半々ぐらいだった。

ロープウェイに乗って10分ほどで天神平駅へ。
気温はもちろん氷点下だったが、穏やかな天気で風がほとんどなく暖かかった。
始めはツボ足で歩いたが、田尻尾根分岐までが傾斜がきつくキックステップが効きにくくなってきたのでアイゼンを着けた。
雪は適度にしまっていてアイゼンで歩きやすかった。

熊穴沢避難小屋へ向かう途中に急な下りがあったが、足場が切ってあり凍結していなかったので慎重に歩けば問題なかった。

熊穴沢避難小屋は屋根まで雪で埋もれており煙突らしき突起物が顔を出していた。
これでも例年に比べて雪が少ないというのだから驚く。
避難小屋からオキの耳までは傾斜がきついところが多く少しつらかった。

トマの耳で山頂標識の写真を撮った後、オキの耳へ。
トマの耳から急な下りがあったがこちらも足場がしっかりしており凍結していなかったので注意して歩けば問題なかった。

12時40分、谷川岳の最高地点のオキの耳登頂。
これで登頂済みの日本百名山は44座。
標識は雪で途中まで埋もれていた。

山頂で周辺の山々の眺めを楽しんだ後、肩の小屋に向かい昼食を取り下山した。
雪があると膝に負担がかからないので楽だ。
結局ピッケルやワカンの出番はなかった。

来年の冬も雪の谷川岳に登りたい。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/365942/tn

■スライドショー
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