生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2016年8月19日~21日 塩見岳

2017年06月20日 | 日本百名山登山
テントを担いで南アルプスの塩見岳へ。



■コース 
【1日目】 鳥倉登山口→三伏峠小屋
【2日目】 三伏峠小屋→本谷山→塩見小屋→塩見岳→塩見小屋→本谷山→三伏峠小屋
【3日目】 三伏峠小屋→鳥倉登山口

行き帰りともに新宿から松川インターまで高速バスに乗り、松川インターから鳥倉登山口行きの季節運行のバスに乗車した。

1日目。
松川インターに到着したころは曇りだったが鳥倉登山口に近づくころ雨が降ってきた。
バスの中でレインウェアを来て雨の中三伏峠小屋へ向かった。
途中で雨が止んだ。


2日目。
暗いうちに三伏峠小屋を出た。
明るくなると近隣の南アルプスの山々がきれいに見え、時間が立つとさわやかな青空が広がり「幸先がいいなあ」と喜んだ。
見晴らしの良いところでは眺めを楽しみながら歩いた。

塩見小屋に到着。
塩見岳アタックの前に小屋で休んでいると雲行きが怪しくなり雨が降ってきた。
山頂まで1時間強で行ける距離だったので続行した。

小屋から先は岩場。
濡れた岩に滑らないよう慎重に進んだ。
雨が強くなってきたので写真を撮る余裕がなくなった。

9時35分、塩見岳西峰に到着。
これで登頂済み百名山は65座。
雨で長居できなかったので、山頂で写真を撮った後すぐに東峰に移動しピークを踏んだ。

下山では来た道を戻った。
雨は降りやむことはなかった。

雨であまり食べずにほとんど休憩を取らずに動いていたのでテントに戻ってきたときには疲れが蓄積していた。
さっさと食事を取り、明るいうちにシュラフに潜り込んだ。


3日目。
鳥倉登山口へ下山の日は雨が上がりすっかり良い天気に。
「1日早ければ・・・」と恨めしくなった。


行動時間の長い2日目に雨に見舞われてしまったのは残念だったが、予定通り登頂して無事下山できたのはよかったと思う。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/395786/tn

■スライドショー
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2016年7月29日~31日 北岳・間ノ岳

2017年04月14日 | 日本百名山登山


仲間とテント泊で白峰三山縦走へ。

■コースタイム
【1日目】8:00広河原→8:05-8:15広河原山荘→8:40白根御池小屋分岐→(大樺沢経由・休憩10分×2)→11:15~11:35大樺沢二俣→(右俣コース・休憩10分、20分)→14:15小太郎尾根分岐→休憩15分→15:15北岳ノ肩小屋→16:15~16:40北岳→吊尾根分岐→18:00北岳山荘

【2日目】5:30北岳山荘→6:20-6:35中白根山→7:50-8:20間ノ岳→9:40-10:05農鳥小屋→11:00-11:05西農鳥岳→11:20-11:25農鳥岳→13:30-13:45大門沢下降点→(15分休憩)→17:00大門沢小屋

【3日目】8:50大門沢小屋→(20分休憩)→12:30大門沢登山口入口→12:50奈良田第二駐車場

前夜都内を出発し、奈良田で車中泊した。


1日目。
金曜日だったので登山者が少ないと思っていたが、シーズンとあって予想以上に多く広河原行のバスを待つ人で長蛇の列だった。
平日のせいかバスは1台のみで臨時便はなく、私達を含む乗り切れなかった人達は1時間半に来るバスを待つはめになった。

次のバスは臨時便がでて2台だった。
並んでいた人全員が座れたのは幸いだったが、広河原からのスタートが8時と遅くなってしまった。

広河原から大樺沢沿いを歩き、右俣コースを進んだ。
重い荷物に苦しみつつも登山道沿いに咲く花々に慰められた。

小太郎山分岐を経て稜線にでると色とりどりの高山植物が出迎えてくれた。
ガスが出たり、ガスが消えて青空になったりと変化が目まぐるしかったが、天気が崩れることは全くなかった。

北岳肩ノ小屋で仲間が「もう疲れた。予定を変更してここに泊まりたい」と言い出した。
「北岳山荘に着いたらビールをおごるから・・・ゆっくりペースでよいから北岳山荘まで頑張ろう」と励ました。

仲間をなだめすかしてゆっくり進むとようやく北岳の山頂が見えてきた。
16時15分、標高3193メートルの北岳に登頂。
これで登頂済み百名山は63座。
山頂ではあいにくガスっていたが日本第2の高峰に登頂できた喜びでいっぱいだった。
山頂での休憩中にガスが消えたがすぐに出てきてしまった。

北岳山荘に着くと約束通り仲間にビールをごちそうした。


2日目。
テン場から御来光を眺めた。
富士山が雲海の上にぽっかりと浮いていた。

朝のうちは青空で、稜線歩きが満喫できた。
7時50分、標高3190メートルの間ノ岳に登頂。
これで登頂済み百名山は64座。
日本第4の高峰に登頂できてうれしかった。
あとは第3位の奥穂高岳に登頂できれば・・・。

間ノ岳を過ぎるとガスが出たり消えたりした。
農鳥小屋の手前で休んでいると「農鳥親父」と呼ばれる有名な小屋主が通過する登山者に話しかけ時には説教をしていた。
農鳥親父の声はかん高かったのが意外だった。
小屋の通過の際には、農鳥親父は小屋に入ってしまい接触することはなかった。

西農鳥岳、二百名山の農鳥岳のピークを踏み、大門沢下降点に至ると稜線歩きは終了。
ここからは樹林帯に突入。
急な下り坂が続き、殊の外きつかった。

大門沢小屋への到着が予定より遅くなりテントを張る場所を探すのに苦労した。


3日目。
沢沿いの登山道を下り、奈良田第二駐車場へ無事戻ってきた。


たびたびガスが出てきたが天気が崩れることがなかったのが幸いだった。
体力を使うコースだったが、無事登頂・下山できたのでよかった。
またテントをかついでアルプスを縦走したい。


■写真一覧
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2016年7月23日 鳥海山

2017年03月26日 | 日本百名山登山


夜行バス日帰りで鳥海山へ。

■コースタイム
7:20鉾立口→8:15~8:25賽の河原→8:50~9:00御浜小屋分岐→9:30御田ヶ原分岐→休憩10分→9:55七五三掛→5分休憩→11:15御室→11:35~11:45鳥海山(新山)→12:05御室~12:30→13:35~13:40七五三掛→14:30~14:40御浜小屋分岐→15:45鉾立口

東京駅から今回の山行にふさわしい「ドリーム鳥海号」という夜行バスに乗車。
バスの中には登山者が数名いた。
案の定、登山者全員が象潟駅で下車。
駅から予約制のバス、鳥海ブルーライナーに乗って鉾立口へ移動。

快晴。
登山口の鉾立口から森林限界を超えていた。
少し上がったところから日本海が眺められた。

登山道沿いは高山植物が花盛り。
特に御浜はお花の楽園だった。
鳥海山固有のチョウカイアザミも咲いていた。
さすがは花の百名山だった。
花々に癒され遠方の眺めを楽しみながら進んだ。

外輪山と千蛇谷との分岐では、千蛇谷コースへ。
千蛇谷の雪渓は雪がやわらかくアイゼンは不要だった。
雪渓を超えるとひたすら登りが続いた。

山頂御室小屋のある開けた場所に出ると新山の溶岩ドームが現れた。
溶岩の山の上り下りは面白かった。
目印が多くあるので迷うことはなかった。

11時35分、鳥海山の最高峰、新山登頂。
これで登頂済み百名山は62座。
山頂は非常に狭かったので、眺めを楽しむ余裕はなく写真を撮ってすみやかに下山した。

午後からは曇ってきたが、行きと同様、帰りも花々を楽しみながら鉾立口に戻った。

快晴が下山まで持たなかったのは残念だったが、お花の楽園に出会えて一時期眺めもよかったので日帰りの山行としては大満足だった。
ぜひ同じ時期に外輪山経由で登ってみたい。


■写真一覧
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2016年7月15日〜17日 槍ヶ岳

2017年03月21日 | 日本百名山登山


テントを担いで、登山者憧れの山 槍ヶ岳へ。


■コースタイム
【1日目】6:15上高地バスターミナル→7:10~7:15明神分岐→8:00~8:10徳沢→8:25新村橋→9:05~9:20横尾山荘→10:15~10:30一ノ俣→11:05~11:10槍沢ロッヂ(テント手続き)→11:45槍沢キャンプ場

【2日目】4:35槍沢キャンプ場→5:00大曲→5:25~5:35休憩→6:05天狗原分岐→6:50~7:10休憩→7:50殺生ヒュッテ分岐→8:40~9:00槍ヶ岳山荘→9:25~9:50槍ヶ岳→10:10~11:00槍ヶ岳山荘→12:05~10休憩→12:45天狗原分岐→13:15~13:30休憩→13:45大曲→14:10槍沢キャンプ場

【3日目】5:30槍沢キャンプ場→5:55槍沢ロッジ→6:35~6:45一ノ俣→7:35~7:50横尾山荘→8:45~9:10徳沢→10:00~10:05明神分岐→11:00上高地バスターミナル


上高地から槍沢経由の二泊三日の定番コースで登った。

1日目は槍沢キャンプ場まで。
上高地に着いた時から雨。
横尾までは平坦な道がダラダラ続き、途中から歩くのが面倒になってきた。
平日のため槍沢キャンプ場は空いていた。

2日目は槍ヶ岳登頂の日。
雨は上がっていたが、ガスで真っ白だった。
せっかく登頂しても山頂では眺めが全く期待できないと思うと残念だったが、登山道沿いに咲く色とりどりの花を楽しめただけでもよいかと半ば諦めの境地だった。

7時すぎに休憩していると急にガスが消えて槍の勇姿が拝めた。
その後ガスはすっかり上がり青空となった。

槍ヶ岳山荘の手前では雷鳥の親子を目撃した。

山荘で休憩後、ヘルメットをかぶって槍の穂先へ。
槍の穂先は登りも下りも人があまりいなかったので、マイペースで行けた。
最後の登りのはしごでは緊張した。

9時25分、槍ヶ岳登頂。
これで登頂済み百名山は61座。
山頂は人が少なかったので好きな時間滞在することができた。
雲は多かったが眺めは十分に楽しめた。

槍の穂先を慎重に下り、槍ヶ岳山荘で休憩後、下山開始。
登りの時は涼しかったが、下山の際には気温が高くなっていた。
暑さに体が慣れていない状態で日陰がないところを下ってきたので最後の方はバテバテだった。

3日目。
上高地へ下山。
雨に降られながら1日目と同じ道を歩いた。

1日目、3日目は雨にやられてしまったが、肝心の槍ヶ岳では天気がよかったので梅雨明け前にしては恵まれた。


■写真一覧
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2016年7月2日 富士山

2017年01月13日 | 日本百名山登山


日帰りフリー登山ツアーを利用して日本の最高峰、富士山へ。

■コースタイム
3:25スバルライン五合目→3:55六合目→4:45七合目→5:35~5:40八合目→(10分休憩)→6:50-7:00本八合目→7:50~8:10九合目→8:40-9:40山頂→(10分休憩)→10:40本八合目→10:50八合目→11:30~11:45避難小屋→12:40六合目→13:10スバルライン五合目

「富士山登山は面白くない」とよく聞くので正直登る気がしなかったが、百名山でもあるし夏の高山のトレーニングを兼ねて日帰りで登ることにした。

夜23時前にツアーバスは新宿を出発。
スバルライン四合目の大沢駐車場で30分程停車し準備、3時半前に五合目に着いた。

通常は五合目で少し滞在、ツアーのスタッフと一緒に六合目手前まで行き御来光を見て高所に体を慣らした後、各自で登ることになっていた。
早く登りたい人は先に進んでよいとのことだったので単独で先に行かせてもらった。

六合目と七合目の間で御来光を眺めた。
御来光待ちの登山者で賑わう山頂と違って周囲には人がほどんどいなかった。

その後、黙々と登りひたすら高度を稼いだ。
さすが最高峰とあって登山道からの眺めはよいが、周辺は溶岩や砂礫ばかりで退屈な風景だった。

八合目あたりから風が強くなりガスってきた。
風に巻き上げられた砂埃で衣服やザックが埃っぽくなった。
休憩中、保温ボトルのふたのカップにお湯を注いで飲んでいると砂埃がお湯に入ってきた。
カップのお湯を捨てた。

山開きの翌日で登山者が少ないことを期待したが、最も登山者の多い吉田ルートとあって登山者が多かった。
半数は外国人のツアー客か。

標高が上がると、登山道の端や山小屋の前で高山病にかかったと思しき登山者がへたり込んでいたり立ったままうなだれているのをしばしば目にした。
具合の悪そうな登山者を頻繁に見かける山は初めてだったので衝撃的だった。

8時40分、山頂の浅間大社奥宮に到着。
これで登頂済み百名山は60座。
ガスに包まれた山頂からは何も見えなかった。

日本の最高地点の剣ヶ峰を目指してお鉢巡りコースに出るとたかだか数メートル歩くのも苦労するような強風が吹いていた。
風が落ち着くのを期待して1時間程山頂で粘ったが、状況は変わらないので剣ヶ峰をあきらめ下山することに。

本八合目あたりからガスが消え、眺めがよくなった。
途中で溶岩や砂礫に覆われた下山道を歩くのに飽きてきた。

13時10分にスバルライン五合目に戻ってきた。
集合時間まで2時間以上あったのでレストランで食事をしたり土産屋を冷やかして時間をつぶした。

俗に「富士山は登る山でなく見る山」と言われるが、そのとおりだった。
富士山にまた登る気はしないが、何かの機会で登ることがあれば剣ヶ峰まで行きたい。


<おまけ>
2015年から職場の関係先で部署での日帰り富士山登山がどういうわけか流行している。
職場の上層部の執拗、ではなく熱心なお誘いもあり2017年の夏もまた富士山に日帰りで登ることになりそうだ。
今度こそ剣ヶ峰へ・・・。


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