日帰りフリー登山ツアーを利用して日本の最高峰、富士山へ。
■コースタイム
3:25スバルライン五合目→3:55六合目→4:45七合目→5:35~5:40八合目→(10分休憩)→6:50-7:00本八合目→7:50~8:10九合目→8:40-9:40山頂→(10分休憩)→10:40本八合目→10:50八合目→11:30~11:45避難小屋→12:40六合目→13:10スバルライン五合目
「富士山登山は面白くない」とよく聞くので正直登る気がしなかったが、百名山でもあるし夏の高山のトレーニングを兼ねて日帰りで登ることにした。
夜23時前にツアーバスは新宿を出発。
スバルライン四合目の大沢駐車場で30分程停車し準備、3時半前に五合目に着いた。
通常は五合目で少し滞在、ツアーのスタッフと一緒に六合目手前まで行き御来光を見て高所に体を慣らした後、各自で登ることになっていた。
早く登りたい人は先に進んでよいとのことだったので単独で先に行かせてもらった。
六合目と七合目の間で御来光を眺めた。
御来光待ちの登山者で賑わう山頂と違って周囲には人がほどんどいなかった。
その後、黙々と登りひたすら高度を稼いだ。
さすが最高峰とあって登山道からの眺めはよいが、周辺は溶岩や砂礫ばかりで退屈な風景だった。
八合目あたりから風が強くなりガスってきた。
風に巻き上げられた砂埃で衣服やザックが埃っぽくなった。
休憩中、保温ボトルのふたのカップにお湯を注いで飲んでいると砂埃がお湯に入ってきた。
カップのお湯を捨てた。
山開きの翌日で登山者が少ないことを期待したが、最も登山者の多い吉田ルートとあって登山者が多かった。
半数は外国人のツアー客か。
標高が上がると、登山道の端や山小屋の前で高山病にかかったと思しき登山者がへたり込んでいたり立ったままうなだれているのをしばしば目にした。
具合の悪そうな登山者を頻繁に見かける山は初めてだったので衝撃的だった。
8時40分、山頂の浅間大社奥宮に到着。
これで登頂済み百名山は60座。
ガスに包まれた山頂からは何も見えなかった。
日本の最高地点の剣ヶ峰を目指してお鉢巡りコースに出るとたかだか数メートル歩くのも苦労するような強風が吹いていた。
風が落ち着くのを期待して1時間程山頂で粘ったが、状況は変わらないので剣ヶ峰をあきらめ下山することに。
本八合目あたりからガスが消え、眺めがよくなった。
途中で溶岩や砂礫に覆われた下山道を歩くのに飽きてきた。
13時10分にスバルライン五合目に戻ってきた。
集合時間まで2時間以上あったのでレストランで食事をしたり土産屋を冷やかして時間をつぶした。
俗に「富士山は登る山でなく見る山」と言われるが、そのとおりだった。
富士山にまた登る気はしないが、何かの機会で登ることがあれば剣ヶ峰まで行きたい。
<おまけ>
2015年から職場の関係先で部署での日帰り富士山登山がどういうわけか流行している。
職場の上層部の執拗、ではなく熱心なお誘いもあり2017年の夏もまた富士山に日帰りで登ることになりそうだ。
今度こそ剣ヶ峰へ・・・。
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