生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2016年7月2日 富士山

2017年01月13日 | 日本百名山登山


日帰りフリー登山ツアーを利用して日本の最高峰、富士山へ。

■コースタイム
3:25スバルライン五合目→3:55六合目→4:45七合目→5:35~5:40八合目→(10分休憩)→6:50-7:00本八合目→7:50~8:10九合目→8:40-9:40山頂→(10分休憩)→10:40本八合目→10:50八合目→11:30~11:45避難小屋→12:40六合目→13:10スバルライン五合目

「富士山登山は面白くない」とよく聞くので正直登る気がしなかったが、百名山でもあるし夏の高山のトレーニングを兼ねて日帰りで登ることにした。

夜23時前にツアーバスは新宿を出発。
スバルライン四合目の大沢駐車場で30分程停車し準備、3時半前に五合目に着いた。

通常は五合目で少し滞在、ツアーのスタッフと一緒に六合目手前まで行き御来光を見て高所に体を慣らした後、各自で登ることになっていた。
早く登りたい人は先に進んでよいとのことだったので単独で先に行かせてもらった。

六合目と七合目の間で御来光を眺めた。
御来光待ちの登山者で賑わう山頂と違って周囲には人がほどんどいなかった。

その後、黙々と登りひたすら高度を稼いだ。
さすが最高峰とあって登山道からの眺めはよいが、周辺は溶岩や砂礫ばかりで退屈な風景だった。

八合目あたりから風が強くなりガスってきた。
風に巻き上げられた砂埃で衣服やザックが埃っぽくなった。
休憩中、保温ボトルのふたのカップにお湯を注いで飲んでいると砂埃がお湯に入ってきた。
カップのお湯を捨てた。

山開きの翌日で登山者が少ないことを期待したが、最も登山者の多い吉田ルートとあって登山者が多かった。
半数は外国人のツアー客か。

標高が上がると、登山道の端や山小屋の前で高山病にかかったと思しき登山者がへたり込んでいたり立ったままうなだれているのをしばしば目にした。
具合の悪そうな登山者を頻繁に見かける山は初めてだったので衝撃的だった。

8時40分、山頂の浅間大社奥宮に到着。
これで登頂済み百名山は60座。
ガスに包まれた山頂からは何も見えなかった。

日本の最高地点の剣ヶ峰を目指してお鉢巡りコースに出るとたかだか数メートル歩くのも苦労するような強風が吹いていた。
風が落ち着くのを期待して1時間程山頂で粘ったが、状況は変わらないので剣ヶ峰をあきらめ下山することに。

本八合目あたりからガスが消え、眺めがよくなった。
途中で溶岩や砂礫に覆われた下山道を歩くのに飽きてきた。

13時10分にスバルライン五合目に戻ってきた。
集合時間まで2時間以上あったのでレストランで食事をしたり土産屋を冷やかして時間をつぶした。

俗に「富士山は登る山でなく見る山」と言われるが、そのとおりだった。
富士山にまた登る気はしないが、何かの機会で登ることがあれば剣ヶ峰まで行きたい。


<おまけ>
2015年から職場の関係先で部署での日帰り富士山登山がどういうわけか流行している。
職場の上層部の執拗、ではなく熱心なお誘いもあり2017年の夏もまた富士山に日帰りで登ることになりそうだ。
今度こそ剣ヶ峰へ・・・。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/386068/tn

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2016年6月25日 美ヶ原

2017年01月12日 | 日本百名山登山


梅雨の合間に美ヶ原へ。

■コースタイム
9:50美ヶ原自然保護センター→10:30王ヶ頭→10:50~11:05王ヶ鼻→12:20~12:50塩くれ場→13:00~13:05美しの塔→13:25~13:30牛伏山→15:15美ヶ原自然保護センター

美ヶ原へ公共交通機関を利用して行くとなると、8月上旬~中旬の約2週間のみ運行している路線バスに限られる。
偶然、山の日制定記念のキャンペーンの一環で運行期間が6月中旬~9月中旬と長い「美ヶ原高原直行バス」をネットで見つけたので早速行くことにした。

http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/%E3%80%8E%E7%BE%8E%E3%83%B6%E5%8E%9F%E9%AB%98%E5%8E%9F%E7%9B%B4%E8%A1%8C%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%8F%E9%81%8B%E8%A1%8C%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81

始発の8時の便に乗るために夜行バスで松本に移動した。
シーズンでないためか美ヶ原高原直行バスに乗っていたのは数名程だった。

美ヶ原では曇りがちで風が強かった。
ちょうどレンゲツツジが花盛り。

まずは美ヶ原の最高地点の王ヶ頭へ。
遠くから眺める王ヶ頭はテレビのアンテナが多数林立し不思議な雰囲気だった。

10時50分、標高2034メートルの王ヶ頭登頂。
これで登頂済み日本百名山は59座。
出発地との高低差が100メートル強とほとんどなかったので山に登ったという気がしなかった。

次の王ヶ鼻は見晴らしがよかった。
説明によると頂上の石仏群は御嶽信仰に由来し御嶽山の方向に向いているとのことだった。

アルプス展望コースを経由して美ヶ原のシンボルの美しの塔に向かった。
コース上は真っ直ぐ歩けないほどの風が吹いており、展望を楽しむ余裕があまりなかった。

美しの塔の周辺は放牧地で牛や馬が草を食んだりのんびりと寝そべっていた。

牛伏山に登った後に出発地に戻る途中、雨が降ってきた。
本降りにならないうちに自然保護センターに戻ってこられた。

梅雨空け前としてはまずまずの天気で散策が楽しめた。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/385997/tn

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2016年6月11日~12日 常念岳

2017年01月09日 | 日本百名山登山


山仲間と二人でテントをかついで常念岳へ。

■コースタイム
6/11 7:20一ノ沢登山口→(途中休憩10分)→8:45王滝ベンチ→(途中休憩15分、5分、10分)→11:00胸突八丁→11:30~11:35水場→12:15~12:25第3ベンチ→12:40常念小屋
6/12 4:00常念小屋→(御来光鑑賞10分・休憩5分)→5:20~5:45常念岳→6:40~7:35常念小屋(テント片づけ、休憩)→8:10水場→8:25胸突八丁→(途中15分休憩2回)→11:20一ノ沢登山口


常念岳は、2015年8月に挑戦したが悪天候のため断念した(過去の記事はこちら)。
同行者も今年のGWにガイドツアーで残雪の燕岳~常念岳を縦走した際に悪天候で登頂できなかったという。
二人とも常念岳に再挑戦。

一ノ沢登山口からずっと登りが続いた。
登山道はよく整備されていたが、一か所登山道が崩れている箇所があった。
重荷をかついでいたのでバランスを崩して転落しないよう慎重に進んだ。

例年なら登山道に残雪があるそうだが、雪解けが早かったので残雪は皆無だった。
登山道沿いにはすでに様々な花々が咲いており、目を楽しませてくれた。

常念小屋のテント場は、槍ヶ岳等の北アルプスの山々の眺めがよい場所だった。
曇っていたので眺めはいま一つだった。
時期が早かったせいか最終的なテントの数は30張程度と少なかった。

翌日、暗いうちから常念岳に向けて出発。
途中で御来光を鑑賞した。
雲が多かったのでやわらかい光だった。

5時20分、常念岳登頂。
これで登頂済み百名山は58座。

同行者も私も断念した山だけあって登頂の喜びもひとしおだった。
山頂からは360度のパノラマが広がっていたが、槍・穂高方面は雲がかかり、大天井岳方面はかすんで見えた。

先に登頂したパーティが蝶ヶ岳方面へ進んでいった。
今回は一泊二日だったので一ノ沢からのピストンとなったが、蝶ヶ岳にも行ってみたいと思った。

下山後、穂高神社を参拝した。
御由緒の説明板に「嶺宮 奥穂高岳頂上に鎮座」とあった。
ぜひ体力・技術をつけて嶺宮にもお参りしたいと思った。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/385764/tn

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2016年6月4日 西吾妻山

2017年01月05日 | 日本百名山登山


夜行バス日帰りで吾妻連峰最高峰の西吾妻山へ。


■コースタイム
10:10北望台→10:30かもしか展望台→11:30梵天岩→11:35天狗岩→11:50西吾妻山→12:05西吾妻小屋→12:20~13:00天狗岩→13:45中大巓分岐→13:50~14:00人形石→14:30北望台

東京からだと福島県側のグランデコスキー場から入山するケースが多いが、公共交通機関でのアクセスが不便なので山形県側の天元台スキー場から入った。

この日は、西吾妻山の山開きだった。
ロープウェイ、リフトを乗り継いでスタート地点の北望台へ。

この時期は例年残雪がしっかりあるようだが、雪の少ない年とあって残雪がほとんどなくすっかり夏山になっていた。
チングルマ、ショウジョウバカマ、ミネズオウ、バイカオウレンを見かけた。

前方に西吾妻山が見えた。
緑に覆われたなだらかな山だった。

梵天岩に登ると眺めがよかった。
山頂に向かう途中には池塘が点在し、遠くに磐梯山、安達太良山等が見えた。

11時50分、西吾妻山登頂。
これで登頂済み百名山は57座。

山頂は平坦で狭く、吾妻連峰最高峰に登頂したという実感が湧かなかった。
しかも山頂標識が地味なので見落としかねなかった。
山頂は林に覆われ展望がなかった。
晴天なのに山頂からの眺めを楽しむことができず残念・・・。

西吾妻小屋に立ち寄った後、天狗岩へ。
天狗岩は岩の広場で、休憩には最適な場所だった。
青空の下、雪をまとった飯豊山を眺めながら昼食。

下山途中に人形岩に寄ってみた。
こちらには一人もおらずひっそりとしていた。


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