生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2015年6月21日 那須岳

2015年06月25日 | 日本百名山登山
この日は日帰りで日本百名山の那須岳を登った。

■コースタイム
8:40山麓駅よりロープウェイ乗車→9:00~9:20山頂駅→9:50茶臼岳→10:30峰の茶屋跡避難小屋→11:00朝日岳分岐→11:05~11:10朝日岳→11:15朝日岳分岐→11:25熊見曽根→12:00北温泉分岐→12:25~13:05三本槍岳→13:30北温泉分岐→14:00熊見曽根→14:05朝日岳分岐→14:30~14:40峰の茶屋跡→15:20山麓駅前

朝4時過ぎに出てロープウェイの山麓駅に着いたのは8時30分ごろだった。
宇都宮駅での黒磯行電車へ乗り換え時間が6分、那須塩原駅でのバスへの乗り換え時間が4分と短かったが、走っていずれも間にあった。

ロープウェイに乗るとあっという間に標高1700メートルあたりまで着いた。
山頂駅では午前中は曇り、午後は雷の可能性ありとの予報が出ていた。

まずは活火山の茶臼岳へ向かう。
ガレ場を登りわずか30分山頂に到着。
これで登頂済み日本百名山は15座。

これで下山して帰るのは味気ないので旧火口をぐるっと回った後朝日岳、三本槍岳へ進む。

避難小屋のある峰の茶屋跡は強風で有名な場所だが、当日は風がほとんど吹いていなかった。
剣ヶ峰をトラバースし、鎖場を越え、朝日岳に至った。
曇っていたため朝日岳からの眺めはあまりよくなかった。

三本槍岳までは緑の稜線を歩いた。
遠くの山まではよく見えなかったが、緑に覆われた近隣の山々はきれいだった。

木道を歩いて湿地帯を越えると笹や低木に覆われた幅が狭く深くえぐられた道を歩いた。
道が狭くて木の枝が顔にぶつかることがあった。
サングラスをかけていたので目に当たらなかったが、注意しないと目にあたってしまう。

三本槍岳は名前の厳めしいイメージとは裏腹に丘のような起伏の緩やかな山だった。
山頂方位盤によると山頂から燧ケ岳や会津駒ヶ岳、月山そして富士山までも見えるようだが雲が多くて山を特定するのが難しかった。

午後は雷の予報が出ていたので三本槍岳から足早に引き返した。
峰の茶屋跡の手前の鎖場あたりから雨がぽつぽつと落ちてきた。
峰の茶屋跡に着くと雨脚が強くなった。
避難小屋でザックカバーを付け、レインウェアを着込んだ。

山麓駅に至る下り坂は雨のため泥水が流れる小川に変わった。
靴を濡らさないよう石を伝って歩いた。

山麓駅に着くころには雨が落ち着いた。
雷の気配はなかった。

下山後、那須湯元の鹿の湯に立ち寄った。
建物は木造建築で歴史を感じさせるたたずまいだった。
白濁した硫黄泉で茶臼岳の恵みの温泉だった。
湯の温度が5種類あるのが珍しかった。

一人で日帰り登山をするときには下山後には入浴せずにまっすぐ帰宅することがほとんどだが、たまには本場の温泉につかるものよい。


■写真一覧
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2015年6月14日 日光白根山

2015年06月17日 | 日本百名山登山
この日は日本百名山の日光白根山に登った。

■コースタイム
10:40ロープウェイ山頂駅→11:45七色平→13:20~14:10日光白根山→14:50弥陀ヶ池分岐→15:25七色平→15:25七色平分岐→15:55ロープウェイ山頂駅 ★行動時間:4時間25分

自宅を4時過ぎに出て始発に乗り、電車バスを乗り継ぎ丸沼高原スキー場に着いたのは10時5分。
その後標高1400メートルからロープウェイに乗って2000メートルの山頂駅まで一気に上がった。

山頂駅そばの庭園には日光白根山が名前の由来となったシラネアオイが多数咲いていた。
ピークを過ぎ若干元気がなかった。
庭園の背後にはこれから登る日光白根山が見えた。

二荒山神社周辺もシラネアオイが咲いていた。
庭園のシラネアオイに比べ元気があったように見えた。
神社でお参り後、鹿よけの柵の中に入り、自然散策コース、史跡散策コースを歩いた。
シラビソやトウヒの樹林帯が続いた。
白根山コースに入っても樹林帯が続いた。
2400メートルあたりで森林限界となると遮るものがなくなりガレ場となった。

山頂に至ると地形が複雑だった。
すり鉢状の火口跡があったり、岩山が立ち並び最高峰がどこにあるか分かりにくかった。

13時30分、標高2578メートルの日光白根山の標識と三角点のある場所に到着。
これで登頂済みの日本百名山は14座。
曇り空で遠くの山々があまり見えなかったが、五色沼や日光白根山の登山コースにある五色山や金精山等が見えた。
関東以北最高峰の日光白根山に登れてうれしい。

下山は弥陀ヶ池方面へ。
頂上から岩場の急坂。
両手も使って降りた。
ロープウェイの山頂駅に向かう途中の樹林帯では残雪が残っている箇所もあった。

山頂駅に着いたのは15時55分。
ロープウェイで山麓駅に降り、バス電車で移動して自宅に着いたのは22時過ぎだった。

雲が多くすっきりとしない天気だったが雨に降らずに済んだので梅雨の天気としてはまずまずだった。
またシラネアオイを見ることができてよかった。
行動時間が4時間30分未満で体力的には楽だったが、移動時間が待ち時間を含め12時間近くかかりある意味大変だった。


■写真一覧

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2015年6月7日 浅間山(前掛山)

2015年06月16日 | 日本百名山登山
四阿山の翌日は浅間山へ。

■コースタイム
5:40中コース入口→6:40~7:00休憩→7:10トーミの頭→7:15草すべり分岐→8:00湯ノ平口→8:05~8:35火山館→8:42湯ノ平口→9:03前掛山登山口→10:03立ち入り禁止告知板①→10:10~10:50シェルターの近くで昼食→11:07~11:20前掛山→11:30立ち入り禁止告知板①→12:10前掛山登山口→12:25~12:40湯ノ平口→13:40草すべり分岐→13:45トーミの頭→13:50~13:57→中コース→14:40中コース入口 ★行動時間:7時間55分

6月11日に浅間山の噴火警報レベルは2(火口周辺規制)に引き上げられた。
現在は、山頂火口から概ね2キロメートル以内立入禁止だが、当日は1(平常)で火口から500m以内立入禁止で外輪山の前掛山まで登れた。
当日は、雨には降られなかったが、ガスが出てきたり青空が顔を出したり・・・といったきまぐれな天気だった。


天狗温泉浅間山荘からのルートが最も短いが(といっても往復で7時間かかる)、今回は車坂峠から中コースを経由する往復8時間のコース。
中コースでは樹林帯をひたすら歩いた。
表コースとの合流地点を少し進むと眺望が開ける場所があるが、ガスで眺望が悪かった。

トーミの頭ではいきなり激しい落雷のような音がした。
あまりに突然のことで皆で驚いた。
参加者の一人によると、落石の音らしいとのことだった。
ガスのせいでどこに落ちたのか全く見えなかった。

草すべりは200メートル以上下る長い急坂だった。
せっかく登ってきたのに努力が無駄になるようだった。


湯ノ平口に火山館の案内があった。
予定外だったが、火山館に寄り道して休憩した。
1階には浅間山噴火に備えてのシェルターがあった。
とてもきれいなバイオトイレがあり感激した。

湯ノ平高原ではガスで見えなかった浅間山がやっと現れた。
雄大な姿に心ひかれた。

湯ノ平高原の平坦地からガレ場、ザレ場の登りが変わった。
緑豊かな高原は消えてしまい、火山の荒涼とした風景が目の前に広がった。


11時7分、標高2524メートルの前掛山に登頂。
山頂には「浅間山(前掛山)」の標識があった。
これで登頂済みの日本百名山は13座。

目の前の浅間山の火口から噴煙が上がっているのが見えた。
よく見ると火口に向けて道が伸びていた。
かつての登山道だったのだろうか。


ガスが出てきたので下山開始。
元来た道を引き返した。
湯ノ平高原ではカモシカを見かけた。

草すべりの急登に挑む前に湯ノ平口で休憩。
「これからあの急登を登るのか」と皆で憂鬱になった。

草すべりを登り、中コースを通り、中コース入口に着いたのは14時40分。
ほぼ標準コースタイムだった。  


下山後は、菱野温泉で入浴した。
旅館の裏の高台に温泉があり、登山電車に乗って温泉に行くというユニークなものだった。
登山電車は6人乗りで、ボタンを押すと発車した。

露天風呂からは八ヶ岳方面が見えた。
八ヶ岳の最高峰の赤岳に登りたくなった。


8時間近い山行で乗り切れるか不安だったが、先週の雲取山日帰り登山が功を奏したせいか、他の参加者と同じペースで歩けたのでよかった。
今回のコースでは、急坂やガレ場、ザレ場の歩きにくい場所があったが、湯ノ平高原のように平坦で緑豊かな場所もあり変化に富んでいて面白かった。


■写真一覧
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2015年6月6日 四阿山

2015年06月15日 | 日本百名山登山
登山サークルの人達と3人で泊りがけで長野と群馬の県境にある四阿山と浅間山(前掛山)に登ってきた。

■コースタイム
7:20菅平牧場管理事務所→7:45-8:00展望台→9:25~9:55根子岳→四阿山・根子岳分岐→11:30-12:10長野側の社の前で食事→12:10~12:20四阿山→四阿山・根子岳分岐→中四阿→15:00菅平牧場管理事務所駐車場 ★行動時間:6時間5分

6月5日の夜の出発時も6日深夜の菅平牧場に到着時も雨が降っていたが、山を登るころには雨が上がっていた。

この日は根子岳を経由して四阿山に登った。
牧場の各所には「菅平牧場つつじまつり」というのぼりが立てられていた。
ちょうど牧場や登山道はレンゲツツジが花盛りだった。
足元にはイワカガミやショウジョウバカマなどの草花が咲いていた。
この辺りは新緑の時期といった具合で新緑のダケカンバがさわやかだった。

根子岳は学校登山の山らしく、コース上に危険な個所はなかった。
雨は降らなかったもののガスが出ることが多く、根子岳に向かう途中の展望台や根子岳からの眺めは残念なことになっていた。

根子岳から四阿山に向けて笹に覆われた尾根を通過し、樹林帯を歩いた。
こちらも特に危険な箇所はなかった。

12時10分、標高2354メートルの四阿山登頂。
これで登頂済みの日本百名山は12座。
やはりこちらの頂上もガスで真っ白だった。
山頂標識の前で記念撮影するとすぐに下山にかかった。

四阿山から下山中に急にガスが消えふもとの牧場が現れるとみんなで歓声を上げた。
ヨーロッパの風景のように見えた。
途中、レンゲツツジの群生地に出会ったり、ヤマザクラ等の花を見かけた。

牧場に到着すると牛が放牧されていた。
牛たちは好奇心旺盛で私たちが柵の前に立つと近くに寄ってきた。

今回のコースは歩きやすく、花が楽しめて楽しいコースだった。
深田久弥の「日本百名山」では、四阿山は「ピッケル・ザイル党には向かないかもしれぬが、しみじみした情緒を持った日本的な山である」と描写されている。
しみじみとした情緒というのはよくわからなかったが、登山者をやさしく迎えてくれる山のように感じられた。


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2015年5月31日 雲取山(前夜泊・日帰り)

2015年06月03日 | 日本百名山登山
去年11月と今年3月に登った雲取山。
よく登られている鴨沢からのコースでも往復で9時間弱かかるので、雲取山はガイドブックでは一泊二日のコースで紹介されている。
体力だめしに日帰り登山に挑戦した。

■コースタイム
4:30鴨沢山の家→5:05登山道入り口→→6:30堂所→7:25~7:45七ツ石小屋→8:15ブナ坂→8:45奥多摩小屋→9:30小雲取山→9:40~9:45雲取山山頂→9:50~10:30雲取山避難小屋で休憩→10:35小雲取山→11:05奥多摩小屋→11:30ブナ坂→12:00~12:20七ツ石小屋→12:55堂所→14:00登山道入り口→14:20鴨沢バス停 ★行動時間:8時間20分(上り4時間50分 下り3時間30分)


夜明けとともに登り始められるよう前夜に登山口近くの鴨沢山の家に泊まった。
素泊まり3000円なり。
建物は古かったが清潔感はあった。

夜明けとともに山の家を出発。
前方に猫にしては大型の動物が歩いていた。
距離が近くなると猿だと分かった。

住宅地の道を歩いていると進行方向に猿が二匹いた。
「猿が威嚇してこないといいな・・・」と少し不安に思っていた矢先、どこかの飼い犬が猿に向かって激しく吠えた。
猿は素早く逃げた。
まさに「犬猿の仲」はこのことかも。

住宅地を抜けて山道に入った。
山道には人に会うことはなかったが、村営駐車場は登山者と思われる車で半分以上埋まっていた。

登山口よりゆるい登りが続く。
登山道は新緑がきれいだった。

堂所では離れた場所で鹿が何か食べていた。
その場からズームで写真撮影した。
鹿と目があった。
鹿は人の存在を気にすることなく平然とまた何かを食べだした。

七ツ石小屋に向かう途中の道で、富士山に気が付いた。
小屋に到着後、富士山と周辺の山々を見ながら休憩した。

七ツ石小屋の近くで七ッ石山を経由する道と巻き道の二手に分かれる。
今回は行動時間が長いので巻き道へ。
二つの道が合流するブナ坂を過ぎ、富士山や南アルプスを見ながら起伏がなだらかな石尾根を歩いた。

標高1900メートルあたりからガスが発生した。
富士山はおろか近くの飛龍山すら姿を消してしまった。

9時40分に雲取山頂に到着した。
予定より45分早く着いた。
午前中一時雨の予報がでていたためか、山頂に至るまでに見かけた登山者は少なかった。
代わりに足に自信がありそうなトレイルランナーが多かった。

山頂の避難小屋で昼食をとった。
小屋の外の温度計は15度を指していた。
下界は夏のような陽気だというのに・・・信じがたい。

10時30分より下山開始。
登りは予定より早いペースだったが、疲れがたまってきたために下りは予定よりも時間がかかった。
石尾根を下っている途中にガスが消え青空が現れれた。

ブナ坂ではまた巻き道へ。
七ッ石小屋で休憩を取った後、登ってきた道を戻った。

鴨沢バス停に着いたのは14時20分で、予定よりも15分早く下山できた。
奥多摩駅行のバスは14時39分。
時間があったので一つ先の諸畑橋バス停へ進んでそこで待った。

諸畑橋バス停からバスに乗り込んだのは自分ひとり。
バスには乗客なし。
次の鴨沢バス停からは2人乗り込んだ。
普段は座れないほどの混雑だが、この日は登山者が少なかったためか非常にすいていた。
奥多摩駅到着後、すぐにホリデー快速奥多摩号に乗ることができた。

初挑戦の雲取山日帰り山行。
何事もなく、予定よりも早く下山でき大成功だったと思う。
次回は紅葉の時期にやってみたい。

来週末は浅間山と四阿山山行が控えている。
浅間山は8時間を超える山行になるが、今回の雲取山日帰り山行の経験が少しでも役に立つかなと思う。


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