生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2015年11月3日 皇海山

2015年12月28日 | 日本百名山登山


日本百名山強化期間16回目は、群馬県と栃木県にまたがる皇海山(すかいさん)へ。

■コースタイム
9:10皇海橋→二俣→0:50~11:05不動沢のコル→12:00~12:50皇海山→13:30~13:35不動沢のコル→二俣→14:50皇海橋  

登山サークルのメンバー2名と登りに行った。
「日本百名山」の作者の深田久弥が登った栃木県側からのコースは行動時間が長い上、鎖場等の難所が多く薮漕ぎもあったりと厳しいので、群馬県側からのコースを選んだ。

こちらのコースは行動時間が5時間強と短いが、林道の入口の根利から登山口の皇海橋に至るまでがダートの道で、通過までに1時間30分程かかった。
ネットでは「登山自体より林道の移動の方が体力を消耗する」との評判だったが、まさしくその通りだった。

皇海橋から少し歩くと沢が現れた。
何度か沢を渡渉を繰り返し、水が流れなくなった沢を登った。
道は若干分かりにくかった。

不動沢のコルの手前の急坂が洗掘されており、非常に滑りやすく歩きにくかった。
上りはロープをほとんど使わなかったが、下りはロープを使って慎重に下った。

不動沢のコルに上がると鋸山がよく見えた。
コルから山頂まで樹林帯が続いたが、時折眺めの良い場所もあった。

山に行くと登山口に遭難への注意を促す表示を見かけるが、皇海山では登山口はもちろんのこと途中にも何か所か「山岳遭難多発注意」「単独行動禁止」「単独行動は絶対にしないさせない」等と表示が現れたので、表示の多さに驚いた。
個人山行では単独行動が多いので実に耳が痛かった。

山頂に向かっている途中に山頂方面に向かうヘリの音がした。
その後ヘリは鋸山方面に移動した後、消えた。
後で他の登山者に聞いたところ、山頂で体調が悪くなった人を救助した後、鋸山での遭難者を救助した、とのことだった。
「山岳遭難多発」は嘘ではなかった。

12時、標高2143メートルの皇海山に登頂。
これで登頂済みの日本百名山は38座。
山頂からは眺望が悪く、「日本百名山一地味な山」という評判はうそではなかった。

元来た道を引き返して下山した後、往路と同じダートの林道を走り、温泉に寄って帰路に着いた。

悪路の運転やタクシー利用の場合の費用を考えると皇海山に登る機会がやってくるのは数年後かと思っていたが、サークルの仲間のおかげで早く登ることができたので本当によかった。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/356864/tn

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2015年10月17日 大山(だいせん)

2015年12月26日 | 日本百名山登山


日本百名山登山強化期間15回目は伯耆富士と呼ばれる大山(だいせん)へ。

■コースタイム
8:30大山寺バス停→8:45夏道登山道→三合目→行者谷別れ→10:20~10:50六合目避難小屋→11:45~13:15大山(弥山)→石室→13:40~14:20六合目避難小屋→行者谷別れ→15:00大堰堤→15:25行者登山口

大山自体は日帰りで登れる山なので、費用節約のため夜行バスで日帰りした。
品川バスターミナルから鳥取県の米子駅まで10時間半近くかかった。
米子駅からは登山口に近い大山寺行きのバスに乗り換えた。

大山寺バス停でちょうど西日本方面へ百名山・二百名山登山で遠征していた登山サークルの人と合流した。

天気がよく、中国地方唯一の百名山とあって登山者が多かった。
夏山登山道はよく整備されていた。
木々が紅葉していた。

六合目避難小屋でしばし休憩。
三鈷峰のある稜線は紅葉で色づいていた。

中国地方の最高峰とあって登山道からは街並みや近隣の山々、日本海が見下ろせた。
それにしても気持ちの良い青空・・・。
「遠くからようこそ」と歓迎を受けたようだった。

八合目あたりで大山の最高地点の標高1729メートルの剣ヶ峰が見えた。
剣ヶ峰は崩落が激しいため通行禁止となっている。

九合目の手前から木道歩きとなり渋滞気味となった。
木道の両脇は天然記念物のダイセンキャラボクが海のように広がっていた。

11時45分、通行可能な大山の最高地点の弥山(標高1709メートル)に登頂。
これで登頂済みの日本百名山は37座。
頂上は多くの登山者でにぎわっていた。
剣ヶ峰が連なる稜線が美しく見えた。

大山頂上避難小屋の前で昼食とした。
天気が良く暖かい陽気だったので食後に同行者とともにレジャーマットの上に横になり昼寝をした。
山頂で昼寝とはなんだか幸せ・・・。

下山は石室のある方を通った。
こちらは上りの時と違ってほとんど人がいなかった。
下界の眺めがよかった。

眺望を楽しみながら夏山登山道を下った。
六合目と五合目の間の分岐では行者谷方面に進んだ。
こちらのコースも紅葉していた。

樹林帯を抜け堰堤に出ると雲一つない青空がパッと現れた。
堰堤を横切ったのち再び樹林帯を進んだ。

15時25分、行者登山口となっている大神山神社奥宮に到着。
ここは国の重要文化財とあって立派な社殿だった。
境内から石畳の参道が長く伸びた。

徒歩圏にある日帰り温泉で入浴・食事をした後、バス停でサークルの人と別れた。

今回は9月の北アルプス縦走以来の好天の上、眺望と紅葉が楽しめ大満足の遠征となった。
東京から長い時間夜行バスに乗ってきた甲斐があった。


■写真一覧
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2015年10月11日 剣山

2015年12月25日 | 日本百名山登山


石鎚山の翌日は剣山へ。

■コースタイム
11:15見ノ越→11:55西島駅→12:15大剣神社→12:30~13:15剣山→13:45西嶋駅→14:20見ノ越

阿波池田からバスを乗り継いで見ノ越まで移動した。
車内では眠っていることが多かったので記憶が断片的だが、バスは山腹を縫うように走り、道は車のすれ違いが難しい場所が多かったように思う。
平家落人伝説のある祖谷を通った。
山深い場所だった。

登山開始が11時過ぎで帰りのバスが15時20分発と4時間強しか時間がなかったが、山頂まで登りは一時間半程度だったのでリフトには乗らなかった。
リフトがあるので登山装備を持たない観光客も多かった。

ブナ等の原生林の中を進み、西島駅の下に出ると紅葉で彩られた剣山の山頂が見えた。

西島駅の先の分岐では大剣神社方面に進んだ。
神社の先の登山道は幅が狭く団体客で渋滞気味だった。

剣山頂上ヒュッテを過ぎると山頂まで木道が続いた。
12時30分、剣山登頂。
これで登頂済みの日本百名山は36座。

山頂は広い丘のようで剣山という厳めしい名前に似合わなかった。
山頂から南西方面を眺めるとどっしりとした次郎笈と歩いたら気持ちのよさそうな縦走路が伸びていた。
山頂から一時間程度だったので次郎笈まで行きたかったが時間がなかったので断念した。

下山は尾根コースを取った。
安徳天皇ゆかりの刀掛の松は残念ながら枯れていた。西島駅に着くとそのまま来た道を下った。

四国まで夜行バスで移動するのは時間がかかり体力的に少しつらかったが予定通り石鎚山と剣山に登れたので遠征の甲斐があった。


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2015年10月10日 石鎚山

2015年12月24日 | 日本百名山登山


日本百名山登山強化期間14回目は四国の石鎚山と剣山。

■コースタイム
9:20山頂成就→9:45中宮成就社→10:00八丁坂鞍部→11:05一軒茶屋→11:25夜明峠→休憩10分→12:00~12:10二の鎖小屋→12:30~13:15弥山→13:30~13:50二の鎖小屋→14:00夜明峠→14:20一軒茶屋→14:50八丁坂鞍部→休憩10分→15:25中宮成就社→15:50山頂成就

今回、西日本の百名山に初めて登った。
石鎚山は標高1982メートルで西日本の最高峰、剣山は標高1955メートルで二番目に高い。
西日本には2000メートルを越える山がないのが正直言って驚きだ。

石鎚山はロープウェイを利用した。
山頂成就から八丁坂鞍部までは登り下りともに緩い坂道だったがその先は階段状の登山道が続いた。

途中で一般登山道と試し鎖という鎖場があった。
試し鎖は手元の登山地図では一般登山道ではない破線ルートだったが登っている人が多かったので行ってみた。

初めは楽だったが足場が見つけにくところもあり登りにくかった。
登り終えると頂上に祠があった。
これで終わりかと思ったが、下りがあった。
下りは高度感があり緊張した。足場が見つけにくいところもあり下りは苦労した。
この先一の鎖、ニノ鎖、三の鎖と鎖場があるが試し鎖で懲りたので他は全て巻いた。

夜明峠から石鎚山が見えた。厳めしい岩山でところどころに紅葉が点在していた。

山頂まで鉄製の階段がしばしば現れた。階段から眺めのよい場所があったが狭い階段で立ち止まって眺めを楽しむ余裕はなかった。

12時30分、弥山登頂。
厳密にいえばその先の天狗岳が最高峰だが、弥山に山頂表示がありその先は破線ルートなのでここで登頂とした。
これで登頂済みの日本百名山は35座。
山頂はお昼を食べる登山者で混雑していた。

下山は来た道を戻った。
15時50分に山頂成就に到着、16時のロープウェイで山麓に降りた。


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2015年9月27日 八甲田山

2015年12月23日 | 日本百名山登山


岩木山の翌日は八甲田山へ。
八甲田山は昨年7月に奥州街道を完歩した後に登る予定だったが、天気予報が悪かったので断念した山だ。


■コースタイム
9:10酸ヶ湯温泉→(途中15分休憩)→11:30~11:45大岳→13:55酸ヶ湯温泉

青森駅からのバスを酸ヶ湯温泉で下車。
青空が拝めた。
昨日の岩木山と違って八甲田山の最高峰、八甲田大岳では眺望を楽しめるのではと期待を抱いた。

登山口から樹林帯を進み、地獄湯の沢に出た。
沢からは見晴らしがよかった。
紅葉してた木々もあったが、紅葉観賞にはまだ早かった。

湿原を歩いている時に大岳が見えた。
大岳に登っている途中、ガスが出てきた。

11時35分、岩木山登頂。
これで登頂済みの日本百名山は34座。
前日の岩木山と同様、眺めのよいはずの山頂はガスにまみれ何も見えなかった。
風が強くて寒かったので、行動食を食べた後長居せずに下山に取り掛かった。

下山ルートは湿原の中を歩いた。
晴れていればもっとよかった。

14時前後に酸ヶ湯温泉に戻ってきた。
靴洗い場で靴を洗っている時に誤ってデジカメを水没させてしまった。
デジカメは動かなくなった。
ああ、しまった・・・(泣)。

気を取り直して酸ヶ湯温泉で一風呂浴びた後、バスで新青森駅に行き新幹線で帰京した。

山頂からの眺めは残念だったが、今回登頂できたのでよかった。


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