日本百名山強化期間16回目は、群馬県と栃木県にまたがる皇海山(すかいさん)へ。
■コースタイム
9:10皇海橋→二俣→0:50~11:05不動沢のコル→12:00~12:50皇海山→13:30~13:35不動沢のコル→二俣→14:50皇海橋
登山サークルのメンバー2名と登りに行った。
「日本百名山」の作者の深田久弥が登った栃木県側からのコースは行動時間が長い上、鎖場等の難所が多く薮漕ぎもあったりと厳しいので、群馬県側からのコースを選んだ。
こちらのコースは行動時間が5時間強と短いが、林道の入口の根利から登山口の皇海橋に至るまでがダートの道で、通過までに1時間30分程かかった。
ネットでは「登山自体より林道の移動の方が体力を消耗する」との評判だったが、まさしくその通りだった。
皇海橋から少し歩くと沢が現れた。
何度か沢を渡渉を繰り返し、水が流れなくなった沢を登った。
道は若干分かりにくかった。
不動沢のコルの手前の急坂が洗掘されており、非常に滑りやすく歩きにくかった。
上りはロープをほとんど使わなかったが、下りはロープを使って慎重に下った。
不動沢のコルに上がると鋸山がよく見えた。
コルから山頂まで樹林帯が続いたが、時折眺めの良い場所もあった。
山に行くと登山口に遭難への注意を促す表示を見かけるが、皇海山では登山口はもちろんのこと途中にも何か所か「山岳遭難多発注意」「単独行動禁止」「単独行動は絶対にしないさせない」等と表示が現れたので、表示の多さに驚いた。
個人山行では単独行動が多いので実に耳が痛かった。
山頂に向かっている途中に山頂方面に向かうヘリの音がした。
その後ヘリは鋸山方面に移動した後、消えた。
後で他の登山者に聞いたところ、山頂で体調が悪くなった人を救助した後、鋸山での遭難者を救助した、とのことだった。
「山岳遭難多発」は嘘ではなかった。
12時、標高2143メートルの皇海山に登頂。
これで登頂済みの日本百名山は38座。
山頂からは眺望が悪く、「日本百名山一地味な山」という評判はうそではなかった。
元来た道を引き返して下山した後、往路と同じダートの林道を走り、温泉に寄って帰路に着いた。
悪路の運転やタクシー利用の場合の費用を考えると皇海山に登る機会がやってくるのは数年後かと思っていたが、サークルの仲間のおかげで早く登ることができたので本当によかった。
■写真一覧
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