素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

教育委員会の結論 “レ・ミゼラブル”

2013年01月21日 | 日記
入試についての結論が出る前になぜ市長は桜宮高校に出向き話をするのかわからない。
自殺した生徒の保護者に会う前と会った後で考え方が変わったと言っている。しかし
体罰が有効な手段でないことをそれまでわかっていなかったことに驚く。
今までの自分の認識が甘かったと感じたら、すぐに桜宮高校に出向き
体育科の在校生、バスケットボール部員、保護者、教職員ともしっかり話を聞いて自分の目と耳で確かめるべきだった。
その上で、入試中止が必要と思えば教育委員会に要請すべきだった。

話を進める順番も手続きも無茶苦茶である。
しかし、これが実行力があるとかといって評価される現実がある。
「気に入らなければ選挙で落とせば良い」という子供じみた論法がまかり通ることが悲しく、怖い。

教育委員会は「長いものにはまかれろ」ということを身を持って教えた。
それで、いじめとか体罰をはねのけていく人間を育てることができるのか疑問。
救いは教育委員長がまだ筋を通そうとしていたこと。でも最後はたった5人での多数決!? 

次は人事?連帯責任は自己責任の時代に合わないのでは?
責任は体罰を行った人間と監督責任のある学校長がとれば充分である。
教育委員のあの覇気のない顔を見ていると
「無理が通れば道理が引っ込む」をまた教えてくれる公算大。

今回、暴走列車にブレーキをかけるチャンスであったのに・・・残念。
暴走列車は脱線しないと停まらないのか!?
歴史の教訓が生かされていない
多数の犠牲者を出してからでは遅いのに・・・ああ無情。


 
コメント
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