素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

デジブック 『もう一度清水寺へ』

2013年01月28日 | 日記
 昨夜、届いたばかりの情報カタログ『月刊茶の間・2013・2淡雪号』(宇治田原製茶場)を見ていた。特集は″冬の京都で大人の修学旅行”をテーマに「もう一度、清水寺へ」「一度は泊まりたい憧れの名宿」「大河ドラマのヒロインを知る旅へ・新島八重と明治の京都」であった。

 中でも雪化粧の清水寺の写真とともに京都観光おもてなし大使の小嶋一郎さんの案内を読んでいたら、「清水寺界隈はよく歩いているが中に入ったことは修学旅行以来ないのでは?その記憶はほとんどのこっていない。テレビなどでも季節季節の話題でよく見てはいるが、自分の体を通していないな。」という思いが湧いてきた。

 そんな時、仕事から帰った息子が寒そうにしながら「雪やで」といいながら部屋に入ってきた。夕方から雨戸を閉めているので外の様子はさっぱりわからなかったが、言われて玄関のドアをあけてみると隣の屋根やガレージの屋根は真っ白。「ほんまや、いつのまに降ったんやろ真っ白や」と言うと明日、車で知人と出かける約束のある妻はあせり始めた。雪が降ってるわけでもないし、道路までは白くなっていないから大丈夫やろと答えた。

 外の景色を見ながら「よし明日、清水寺に行こう!」と決めた。

 この辺でもほんのり雪化粧だから京都はもっと白いはずと考えた。これは大外れであった。時折、小雪が舞う程度で『茶の間』にあった雪化粧の清水寺にはお目にかかれなかった。

 自転車で行くというのは自重。京阪電車を使った。七條で降りて正面通りから路地裏を歩いて東山五条に出て茶わん坂を上り清水寺へ、1時間余りかけてじっくり回った。空間を最大限生かした伽藍の配置の巧みさに感服した。ものすごい構想力である。帰りは清水坂を下ったが、八坂の塔がチラリと見えた瞬間、路地裏探訪となった。八坂の塔にはひきつけられる。

デジブック 『もう一度清水寺へ』
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