透明な壁のドームの中には小さなガスストーブが置かれていて、吹き曝しの寒さを和らげてくれます。何も見えないところで長居はできません。せめて何か暖かいものでも体の中にいれたいものと、この場を離れることにしました。
沢山いたはずの観光客も寒さと、吹き寄せる細かい雪にしり込みして出てきません。冬の期間だけのドーム型の待避所が設置されています。
屋上展望台で待っていてくれたのはあたり一面の濃い霧を背景にした雪だるま君でした。期待していたアルプスの絶景はおろか近くの雪の森も定かに見えない状況です。
標高２.１５６ｍの西穂高口駅に到着です。気温はマイナス１１℃、ここしばらく体験したことが無い寒さです。午後一時近くです、昼食前ですが先ずは展望台に出てみることにします。
