以前に訪れた時にも登場してくれたネコちゃんは庭の陽だまりでくつろいでいます。
オープンデッキには板取川の水音と小鳥の声が気持ちよく聞こえてきます。
初秋というより晩夏と呼ぶのがふさわしいような一日、明治・大正の時代を偲ばせてくれる桑名の六華苑を楽しみました。
見所の多かった館内を辞して外に出ました。抜けるように青い空と張り合うように美しい青い塗装の塔屋を見上げました。
桑名に伝承されている千羽鶴が入口ホールのショーケースに紹介されていました。一枚の紙に切り込みを入れて何羽もの鶴をつなげて折る連鶴です。
館の入口のホールに和装の女性が入ってきました。明治・大正時代に思いを馳せていた時でしたのでグッドタイミングでした。
大広間の開け放たれて障子戸の向こうに見えるあふれるばかりの光と緑の風景はいまも明治・大正時代も変わらないのでしょう。
腰板の部分が襖のように飾られた障子戸の幅は普通の障子戸の倍近くあります。廊下の外のガラス戸に嵌められた大きなガラス板は明治末期の物とするとかなりの高級品であると思われます。
桐の一枚板の欄間の模様は菊と桐が彫られ、どのような来客を迎えても良い格式になっているのだそうです。
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