「お伊勢参らば 朝熊をかけよ 朝熊かけねば 片参り」と伊勢音頭に詠われているとか・・・・・
展望台に立ってお伊勢さんの森を背にしての真反対側が鳥羽の街です。
近隣の人々には知らない人がいないほどの初日の出の名所です。
紀伊半島から太平洋に突き出した志摩半島の最高峰、標高555mの朝熊(あさま)山は伊勢志摩を代表する霊山です。
三方を海に囲まれて云々と言いましたが、階段を上っている時は山登りと一緒で実感が湧きませんでした。ところが家並みの上に立って見下すと確かに周囲を海に囲まれていると分かりました。
振り返ると家並の向こうは太平洋です。
息が上がるほど階段を上っても、上を見るとまだ上が・・・
お隣のお宅の屋根の高さがこちらのお宅の庭先と同じです。各家にまんべんなく太陽光が降り注ぐので海藻の天日干しも難なく出来上がります。
石段の道に面して玄関を構えている家のほとんどに同じような形で注連縄が張られていました。注連縄には干し柿とか玉ねぎなどの野菜や果物が括り付けられています。各家によって括られているものは違っていました。
軒先では巣立ったばかりのツバメがまだ子ツバメたちのために虫を集めて帰ってくる親ツバメを待っていました。
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