リーデイングルームの外周にある階段を上ると上階の展示場へ直接行けます。展示室はコートを囲むように配置されているので、行きたい展示場にスムーズに行けます。目的が決まっていれば展示室の人ごみをくぐり抜けなくても楽に行けます。
中庭はとても広く、年間700万人以上の見学者が訪れ、大勢の人が入っているはずですが混雑を感じさせません。ツアーのメンバーが決められた時間までに帰ってくるように、待ち合わせ場所は大きなライオンの像の前と指示されました。
拝観は無料なので開いていればどこからでも入れます。足を踏み入れた所は中庭をガラスを張った円形の大屋根で包み込んだグレートコートと呼ばれる所でした。中心にリーデイングルームと呼ばれる円筒形の建物があります。
バスの都合で博物館の裏口側からあたふたと建物の中に入りました。正面玄関の堂々とした様子を見たかったのですが、予定表にあった❝たっぷり2時間のご鑑賞❞ではとても短すぎて、帰りにも館正面玄関を見ることができませんでした。
住宅の屋上に植木鉢のようなものが並んでいます。これ、実は煙突です。今は使われていません。2〜3階の建物に何家族か住んでいて、各家庭の給湯、暖房や煮炊きの煙の排出用でした。かっての「霧のロンドン」の原因はこれだったのです。