浅葱色のはかない様子のこの蝶が日本本土から南西諸島や台湾まで飛んでゆくと知り、長年のファンになりました。伊吹山に来るのはこの蝶に会うことが大きな狙いの一つです。
黄色い花に注目していたわけは・・・・・。いました。同じ黄色の花ですが、「マルバダケブキ」の花に来ていました。探していたのは「アサギマダラ」です。
駐車場からほぼ一直線で斜面を緩やかに上り始めたあたりは赤い茎と花穂の「アカソ」が生い茂っています。その中によく目立つ黄色の花は「キオン」です。
今回は「ハシリ」の花を見ることができました。来年は少し時期をずらして見たいですね。ちなみに、名前の由来は若い葉を煮て水にさらして食べる「サラシナ」と、茎が発汗、解熱、解毒に効ありとの漢方薬の「升麻」の組み合わせとのこと。
山頂駐車場からのアプローチは３つあります。上りはなだらかな西登山道、下りは急こう配で階段が多い中央登山道が一般的です。東登山道は距離が長く山歩きが好きな人向きです。
クガイソウの蜜を求めるモンシロチョウの動きは伊吹の厳しい自然の中で生きる小さな命のひたむきささえ感じます。
蝶を呼ぶ 伊吹の山の 紫に 我も止まりて 時を忘れる
登山道の路傍から見ることができる花を観察しながらたっぷり時間をかけて歩きます。今年もまたクガイソウの紫に出会うことができました。
駐車場からはいつもの西登山道をたどります。ガイドブックでは４０分の行程でですが、あちこち道草をして２時間くらいかかりました。下界の道路が見えるお花畑の紫はクガイソウでしょうか。
