ミュージアムの展示場の屋上に出ますと、目の前に航空自衛隊小牧基地を見ることができます。格納庫の前に並んでいるのはC-130H型ハーキュリーズ機です。アフガニスタンの空港へ日本人脱出支援に飛んだものと同型機です。
コックピット内には回転する指針が付いたアナログ計器やランプを用いず、情報はCRT(ブラウン管デイスプレイ)やLCD(液晶デイスプレイ)に集約されるグラスコックピット式となりパイロットの負担を軽減されています。
コックピット内の計器は全て針が数字の位置を指すタイプです。赤、緑、白のランプが並びスイッチは押し釦やトグルスイッチです。デジタル表示や液晶デイスプレイ等は全くありません。コックピット全体がアナログの世界でした。
コックピット内はロープで遮られていて入れません。計器がたくさん並んでいますが、一番目につくのは操縦桿です。大きな歯車が付いたレバーを強い力で前後左右に動かさなければなりません。パイロットの体力を奪う装置です。