朝方にはまだ氷が張る気温の中、こんな楚々とした花が咲くものかと驚きます。節分からはだいぶ日にちが経ちましたが早春を告げる花に間違いがありません。
小さな丈の茎の先に頼りな気な花を付けているセツブンソウを見つけました。数日前には枯れ葉に紛れて草芽を見逃してしまい、今年はもう無理かと思っていました。心無い盗掘者からまぬがれ残っていてくれたのです。
オオバンのすぐ横に飛び込むものかと思いきやタッチダウンするように水面に「バシャッ」と音を立てた後飛びあがりました。
一羽の鵜が水に浮かぶようにして立つ岩に立ってあちこち見回しています。ここを縄張りとしているのでしょうか先ほどから動きません。
それぞれの株の一本一本の茎の割れ目の形状によって、できる形はいろいろです。うすい繊細なベールのような氷なので、お日様が当たると瞬く間に消え去ります。枯れ葉の敷き詰められた雑木林にできる楽しみなイベントです。
信州で霜柱と言えば森の小道でザクザク踏みしめて歩いたアレですが、こちらはシソ科の植物の正式名称です。枯れた茎に地下から毛細管現象で吸い上げられた水が霜柱のような結晶を作ります。
気温マイナス１度の今朝、シモバシラをようやく見ることができました。厳しい寒さが続いた今年、いつでも見ることができるとタカをくくっていましたが、見に行って空振りが続いていました。（2月2４日撮影）
