滝つぼ近くに立つと滝のおとと湾曲した150mにわたる水のカーテンに囲まれて厳かな気持ちにも浸れます。白糸の滝は2013年6月に「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。
周辺の地質は、水が浸透しにくい古富士泥流地層の上部に水を通しやすい白糸溶岩流地層が広がっています。富士山に降った雨水は上部の地層の内部や層の境目を流れ下って偶然この崖面から吹きだしている、とのことです。
白糸の滝の❝主滝❞は近くを流れる芝川の支流から落差20mを力強く流れ落ちます。ところが、数多くの❝糸滝❞の水は川からではなく森や家屋の地下を通って崖から吹き出ているのです。このことを初めて知り改めてこの滝の面白さを感じました。