狭く急な階段を上ったところに「木曽の晩鐘」の音源がありました。階上の床すれすれのところに古めかしい梵鐘が目の前にあります。突かれて先端がささくれだった撞木が吊られていました。階段に立って鐘を突き鳴らすようです。
上部に梵鐘が吊るされているこの山門は鐘楼門と呼ばれ、旧日義村の指定文化財です。尾張藩の犬山城の城主の御母堂が施主となって享保八年に建立とのこと。愛知犬山の成瀬さんが建立の旗振りをしたと知り急に親しみを感じました。
せっかくの満開の桜を光あふれる中で見たいものと思い、快晴予報を確認して一夜明けた朝に再訪問しました。早朝の駐車場に入り、昨日とは違う美しさをみて、やっぱり来てよかったとの思いを深めました。(4月20日撮影)