最後に吉田川をはさんだ対岸から遠望しました。一株の芝桜を植えてから63年、見事にお花畑が出来上がっています。なお、こちらは入場、駐車場ともに無料です。お財布を取りだしたのは、売店での買い物と心ずくしの寄付だけです。
水鏡に映りこんだ、芝桜と満開の花桃!!心休まる場所を作ってくれた國田かなゑさんには内閣総理大臣賞を始め数々賞が輝きました。今は亡きおばあさんの遺志を継いだ國田家の努力もあって今やこの谷筋を代表するお花見スポットです。
田んぼの水の中に動くものがいっぱいいます。オタマジャクシです。桜の花びらが浮いていますが、仕込んだものではありません。こんな早い時期に、もうオタマジャクシです。雪深いこの奥美濃の地に早すぎる感じがします。
以前はありませんでしたが全体を俯瞰できる足場が高台に出来ました。おばあさんの趣味で始めた芝桜作りをご家族が跡を継いでいます。それなりのご苦労はおありと思いますが、年々見ごたえあるようになってきています。
咲き誇る芝桜の斜面の下に國田家があります。この家のおばあさんがご自分の好みで自宅の裏山に芝桜を植え始めたのがルーツです。まだ、面積がもっと狭かった時、元気だったおばあさんに会ってお話させていただいたことを思い出します。
山の斜面に沿って植えられた芝桜が見事に咲きそろっています。ずっと以前、石垣の上方にあった杉林を倒して花桃の苗を植えました。今年はその花桃も大きくなって一緒に満開となってあたりが一層華やかになっていました。
道の駅明宝から10分ほど北上すると芝桜で有名な國田家はあります。30年以上前から何回かの訪問ですので、街道からの分岐は慣れています。これまでは5月の連休に訪れましたが今年はずいぶん早い時期となりました。(4月22日撮影)