恋をして子を産んで雲雀野にキス 神野紗希
この句は幸せ感満載だから
ああそうですか、よかったねと~
それこそ勝手にせ~とも。
良く言えば生命感が溢れているとも。
雲雀野の囀りの賑やかさといったらもう凄いから。
だから「雲雀野にキス」は
大地を讃えているとしか受け取れないなあ。
世の中には恋や結婚に縁遠い男女がいるなかで
まず恋をした
結婚はどうか書いてないけどおそらく結婚もして
順調に子どもも授かった
子どもがなかなか出来なくて不妊治療している夫婦もいるのに
そして、とうとう諦めた夫婦もいるのに
こんな句を世の中に出すのは
私だったらちょっと申し訳ないというか
気恥ずかしい気分になる。
まるで自慢しているみたいで・・・
でも、若さってこういうことでしょうね。
大変けっこうなことです。
それより拙句
せりなずなごぎょうつんだらこども産む 知子
のほうがずっといいと思いませんか(笑)
なんちゃって。
きょうのブログのオチはこれでした!!
なんか言葉狩のような窮屈な世の中は嫌いだ!!
知青さんの句の方が好きであります。
なんか雲雀野にキスに俵万智を感じる、なんちゃって?
最近一茶の句を読んでいるんですが、芭蕉よりずーっと好きになりました。
拙句のほうが好きだいってくださり
ありがとうございます。
俵万智、私も感じました。
この神野氏の句、
作者の主義主張と結びつけて
「雲雀野にキス」について、
世の中の守旧勢力への皮肉なのだと
読むむきもあるようですが、
私には全くそのようには読めません。
句の上では、
社会制度としての「結婚」ということばはないので
出産に圧も感じません。
むしろ、
大地への感謝、生の謳歌としか受け取れません。
読みは自由ですが。