でんでん虫の会代表の藤田踏青さん(『豈』仲間)から
参考にと最近送られてきた冊子を
簡単に紹介しておこうと思います。
自由律俳句も現代川柳も、
現代俳句(狭義の現代俳句があるとすれば)も
いづれあやめかかきつばた、というようなもの。
ボーダレスな短詩型の領域なので
私は、作者が、俳句といえば俳句、川柳といえば川柳と
受け取ることにしています。
自由律俳句協会なるものが立ちあげられたんですね。
(2020年11月30日発行)
年間句集2020『きゃらぼく』作品より
好句を少し~
最後の脱皮をさてどう生きる 天野博之
太陽を孕み昼下がりのダイバーたち 幾代良枝
万物枯色に染めあげ太陽の美意識 後谷五十鈴
カメムシだけが聞いていた長い説教 谷田越子
覇気がある時のひよっとこ 中谷祖啓
水っぽい心で返事聞きに行く 野田麻由可
夭折の少なすぎるグラスの傷 藤田踏青
純真という謀略少女は鈴なりの赤い実 三好利幸
深海魚の静かさひかりは要らない 山本弘美
まだ誰にも見せない新月の貌で歩く ゆきいちご
未来が溶けていくひぐらしが鳴いている ユチカ・ヘルべチカ
*ブログ俳句新空間には、
藤田踏青さんの加藤知子句集『たかざれき』評が
UPされています。
そうですね。
口語調も自由律の特徴の一つかもしれませんね。
いろんな句がそれぞれの居場所で
ガンバってますよね~