きょうは、
ふと、
以下の坂口安吾のエッセイの一部を
思い出すような悲しい出来事があった。
「われわれ文学の徒は、人間をすべて罪の子と見、あらゆる人間が誰しも同じだけ罪の因子をもつものと見て、その個人に加わる条件に犯罪の必然性を認め、一キクの涙をそそぐ。かかる場合に、われわれは、罪を政治にぬりはせず、人間の宿命のせつなさに思いを寄せ、無限の愛を寄せ、せめても、その愛によって、高まりたいとこい希うものである。」
『教祖の文学/不良少年とキリスト』(講談社文芸文庫)
「帝銀事件を論ず」より一部抜粋
わが身の内の罪や悪を見つめたいとおもう。
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