設定，敵側

病原菌を戦略兵器とするには，人間の生体を理解する必要がある。
全くの異星人では，地球人を理解するまでに，それなりの時間がかかるが，自分達が同じ人間であれば，時間は短縮出来る。
異星人であっても，50年もあれば，致命的な病原菌を調べて改造する時間があるだろう。
ただし，地球に潜入して，地球人にバレなければ。
独裁政権の小国の上層部を精神支配して乗っ取る。なんてのは，時間的な余裕が無さすぎる。
TV放送を考えれば，植民地の人間が敵に成ったと考えるのがスムーズに受け入れられるだろう。
ただし，外宇宙からの行軍をしたとすると，数百年前に，何らかのテラフォーミングされた星か、移住可能な星に移民がおこなわれた事実が必要となる。
そうなると，数世代生存可能な宇宙船が必要と成る。そこまで逼迫した地球的な危機は，生半可な物ではあってはならない。
わざわざ地球に侵略をせざるを得ない。となると，生存しているより外宇宙には進出出来ない・非常に困難だとしなければ成らない。
そうなると，最初の設定として，軍を土星まで押し戻した。となると，木星以上に離れた星となる。
となると，設定にうるさい視聴者を納得させるには，移民をしに出発したが，目的地は定住には適していなかった。
地球から追い出した，地球に素直に受け入れられたら，何のトラブルも無かっただろう。
しかし，その当時の地球には，100万位の移住者を受け入れる余裕が無かった。
帰還者の調査の結果も地球定住者の人類の数が多すぎる。それが最大の障害となれば、人口が半減すれば、最大の問題は解決されるが，敵意の感情が問題となる。
3年にわたる交渉では，いっこうに埒が明かないので，ハリボテの艦隊で脅しを賭ける事にした。
武力ではかなわないし，地球の人工を減らす事を目的とした、伝染病を播布して地球側の戦力の分散させる事にした。
しかし，帰還者の中の理想主義者の密告により，地球側に知る事となり，軍事的にも敗北する事と成る。

土星まで撤退する時に際して，地球との武力交戦を否定する帰還者側は，地球上陸を許可した。
約3千人が地球移民を実行したが，地球政府によって，捕虜扱いと成った。

その事は，市民には，一切知らされる事は無かった。（としなければ，サイド戦争状態に持ち込まれる事は少なくなる）
約半数まで減ってしまった人口の地球側が，情報操作を続ければ，帰還者を受け入れる事も可能ではないか?
しかし，政府議員にも犠牲者が多くあったので，受け入れられる事は無かった。

そこで，本放送が始まる。