8月29日リモート講座「聖武天皇と『大般若経』」

2020年08月23日 | 広報

 おかげさまで、ようやくZoom講義を行なう態勢を整えることができ、先に1012月の予定をお知らせしましたが、週末829日東京土曜講座もZoomで行なえることになりました。

 

 「聖武天皇と大般若経:般若経典と日本の心④」です。

 

 29日午後1時〜5時頃の予定で行ないます。

 

 『万葉集』が作られ、東大寺・大仏が建立されるなど、日本の古典的文化が花開いた「天平」の時代の天皇である聖武天皇が明確な「菩薩天子」の自覚を持っていたことを明らかにし、全国国分寺に『大般若経』を具えさせたことの意味と、そこに語られた仏国土建設という驚くべく高い理想をどこまで実行できたのかを見ていきたいと思います。

 

 参加者にお配りするテキストの冒頭を引用しておきます。

 「聖武天皇は「菩薩天子」を目指した

 これまでの講義で、天武天皇がいったんは出家したこと、そしてそれはおそらくカモフラージュではなく、生涯、菩薩としての天皇、聖徳太子との関連でいえば「菩薩天子」であろうという志を持っていたのではないかという推測を述べてきました。

 今回のテーマである聖武天皇は、天武天皇の曾孫にあたり、大仏造立の詔の中の「ここに天平十五年……菩薩の大願を発して、盧舎那仏の金銅像一体をお造りすることとする」という言葉からしても、いっそうはっきりと「菩薩天子」という自覚を持っていたことは疑う余地はありません。

 しかし、このことは、筆者の知る限り、従来の日本史では、しっかり強調点を置いて理解されてはこなかったのではないかと思われます。

 今回は、時間の許す範囲で、その「菩薩天子」という自覚・理想は単に観念的なものではなく実際の治世において実行されたことと、その自覚と『大般若経』の内容の対応についてお話ししていきたいと思います。」

 

 この学びは、私たちがかつての日本史教科書や修学旅行や観光旅行では知りえなかった、日本古代の本当の輝かしい意味をお伝えできると確信しています。

 

 シリーズの4回目ですが、今回は「聖武天皇と大般若経」という独立テーマです。これまでの講座に参加していない方も、ぜひ、ご参加ください。

 

 なお、当日、ご参加いただけない方でご希望の方には、終了後編集を経てDVDをお送りすることができます。こちらもお問合せ、お申込みください。

 

 

●参加費またはDVD代金は、一般7千円、会員6千円、非正規・年金・専業主婦は4千円、学生は1千円です。お申込みいただき次第お知らせしますので、郵便振替か郵貯口座にご納入ください。

 

●お問合せ・お申込みはHPのフォームからどうぞ。

 

 


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