里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

コモチシダ 宮戸島の切通し

2018-02-14 | 日記
宮戸島里浜の南方、新しい防潮堤付近から、地図にない山道が南西方向へ上がって
います。常緑広葉樹の間を上がっていくので、入口あたりはまるで緑のトンネルのような
雰囲気があります。丘陵上の畑に出る道と推測し、これを上がって行くと両側が壁状の
切通しになり、その壁面に大型の常緑羊歯が枝垂れています。
葉の形や、なめし革のような質感から、コモチシダですね。




                             二枚とも2018.2.10撮影

宮戸島では、海岸近くの日当たりの良い崖地に自生を確認していますが、この切通しのような
日陰に自生しているとは思いませんでした。そのせいか葉身の幅が狭く、貧相に見えます。
何株か観察しましたが、いずれもムカゴが付いていませんでした。
すでに落下したのか、日陰の株ゆえムカゴが生じ難いのか、秋口にでも再訪して確認しましょうか。


                                 2018.2.10撮影

コモチシダは2015年の12月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。

コモチシダ ムカゴで繁殖



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