宮戸島の里浜貝塚の一角が公園風に整備されていて、そこに様々な樹木が植栽されて
います。中に大きな枯葉を付けたままの木が、二本あります。
ブナ科のカシワ(柏)の木ですね。和菓子の「柏餅」に用いられる、あの柏の葉です。
宮城県内では沿岸部でよく見かけますが、群生しているのは見たことがありません。
内陸でも低山の林道沿いや、尾根筋などで稀に見かけることがあります。
二枚とも2018.2.10撮影
普通の落葉広葉樹は晩秋には落葉しますが、カシワは葉が枯れても冬期を通じて葉を散らさず、
春に新芽が成長してきてから、ようやく葉を散らします。
尤も、強風が吹き付ければ、千切れるように飛ばされてしまいますけど。
カシワは枝と繋がっている葉柄に、葉を切り離すための離層がよく発達しないため、すぐに落葉
しないのだそうです。同属のクヌギやアベマキなどもこの傾向があるようです。
カシワの場合は、特に維管束が太いため繋がりが強く、更に散りにくくなっているのだそうです。
2018.2.10撮影
ブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、樹高10~15mの高木。
北海道~九州に分布するが、北海道~北陸が分布の中心域で、沿岸部の山野に多く自生する。
樹幹は直立し、よく分枝する。幹は灰褐色~黒褐色、樹皮に不規則な深い割れ目ができる。
枝は灰褐色の短毛と星状毛が密生し、円い皮目が散生し、縦に溝がある。
葉はらせん状に互生し、枝先に集まって付く。葉身は倒卵状長楕円形で長さ12~32cm、波状の大き
な鋸歯があり、先端は鈍く尖る。基部はやや耳状に張り出す。葉柄は極めて短く、長さ 0.2~0.3cm。
側脈は8~12対。質は厚くやや革質。表面は濃緑色。
晩秋に葉が枯れても、新芽が出るまで、落葉しない。雌雄同株。
花期は5~6月、 葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ10~15cmで、新枝の下部から垂れ
下がる。雄花は花被が膜質、直径2mmほど。
雌花序は新枝の葉腋から出て、雌花が5~6個付く。花柱は3個。
果実は堅果で、長さ1.5~2.3cmの卵球形。殻斗は鱗片が線形。
います。中に大きな枯葉を付けたままの木が、二本あります。
ブナ科のカシワ(柏)の木ですね。和菓子の「柏餅」に用いられる、あの柏の葉です。
宮城県内では沿岸部でよく見かけますが、群生しているのは見たことがありません。
内陸でも低山の林道沿いや、尾根筋などで稀に見かけることがあります。
二枚とも2018.2.10撮影
普通の落葉広葉樹は晩秋には落葉しますが、カシワは葉が枯れても冬期を通じて葉を散らさず、
春に新芽が成長してきてから、ようやく葉を散らします。
尤も、強風が吹き付ければ、千切れるように飛ばされてしまいますけど。
カシワは枝と繋がっている葉柄に、葉を切り離すための離層がよく発達しないため、すぐに落葉
しないのだそうです。同属のクヌギやアベマキなどもこの傾向があるようです。
カシワの場合は、特に維管束が太いため繋がりが強く、更に散りにくくなっているのだそうです。
2018.2.10撮影
ブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、樹高10~15mの高木。
北海道~九州に分布するが、北海道~北陸が分布の中心域で、沿岸部の山野に多く自生する。
樹幹は直立し、よく分枝する。幹は灰褐色~黒褐色、樹皮に不規則な深い割れ目ができる。
枝は灰褐色の短毛と星状毛が密生し、円い皮目が散生し、縦に溝がある。
葉はらせん状に互生し、枝先に集まって付く。葉身は倒卵状長楕円形で長さ12~32cm、波状の大き
な鋸歯があり、先端は鈍く尖る。基部はやや耳状に張り出す。葉柄は極めて短く、長さ 0.2~0.3cm。
側脈は8~12対。質は厚くやや革質。表面は濃緑色。
晩秋に葉が枯れても、新芽が出るまで、落葉しない。雌雄同株。
花期は5~6月、 葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ10~15cmで、新枝の下部から垂れ
下がる。雄花は花被が膜質、直径2mmほど。
雌花序は新枝の葉腋から出て、雌花が5~6個付く。花柱は3個。
果実は堅果で、長さ1.5~2.3cmの卵球形。殻斗は鱗片が線形。
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