登米市北東部の嵯峨立地区、集落近くまでなだらかな尾根が伸びていて、その中腹に
神社が祀られています。麓の車道から神社までは、坂道や石段で上がって行きます。
その参道周辺はきれいに刈り払われていますが、所々に緑葉が小さく茂っています。
参道を外れて観察すると、何とオニシバリの葉ですよ。かなり珍しい低木です。
神域なので年に何度か刈り払われ、その都度枝を切られるので、丈を伸ばせないのでしょう。
二枚とも2018.2.16撮影
オニシバリは多くの府県で、絶滅危惧種に指定されていて、特に都市部や西日本では危機的な状況
のようです。宮城県でも準絶滅危惧種に指定されています。
でも、一般の人はそんなことは知りません。神社の参道周辺に生えていれば、ヨモギやノイバラ
同様に刈り払っていきます。刈り払いの都度、植物学者を呼んできて、確認してもらうことなど
できませんからねぇ・・
オニシバリは好石灰植物の一種なのだそうです。
実は、この神社が祀られている山は、石灰岩からなる山なのです。広くない参道周辺に6~7株も
生えていたのも、そういう理由があったんですね。
2018.2.16撮影
オニシバリは2015年の3月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
オニシバリ 黄緑色の花
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