大和町西部、かつてこの辺りには民家が点在し、周りには田畑や植林地が広がっていたのですが、集団移転後は東北防衛局の管理地になったようです。ただ当時の集落道や農道はそのまま残されていて、現在は林道として利用されています。
かつての集落跡の林道を歩いて行くと、行く手の山裾に真っ赤に紅葉した大木が見えます。荒地の中の作業道で近くまで寄ってみると、樹高10m以上もあるオオモミジの紅葉ですね。めったに見かけ . . . 本文を読む
大和町西部、林道を上がって行くと、道沿いの林縁に黄葉した葉が茂っています。ブナの葉のように見えますが、幹を見ると暗めの灰褐色ですからイヌブナでしょう。この辺りは奥羽山脈の麓で多雪地の入口に当たりますが、無雪地に多いイヌブナが生えているんですね。標高が200~250mの地域ですから、積雪量が少なめなのかも知れません。
イヌブナの葉は、ブナの葉に比べてやや細長く、葉の先端が尖っています。また側脈の本 . . . 本文を読む
大和町西部、林道から分かれて作業道を上がって行くと、南側の尾根に雑木林が広がっていて、様々な樹種が黄葉しています。斜面を少し上がると、古い道形があってほぼ水平に山を巻くように東から南へ延びています。20~30年前の作業道でしょうか。その道形を少し行くと、路肩や谷側斜面にたくさんのイボのある木が何本か生えています。10年ほど前に観察したことがあり、カラスザンショウという名前だったように記憶しています . . . 本文を読む
大和町西部、林道から分かれて作業道を上がって行くと、北向きのなだらかな斜面に杉林が広がっています。その林床には常緑広葉樹らしき低木が茂っていて、林内に踏み込んで確認すると、葉柄が赤みを帯びているのでエゾユズリハと思われます。
杉林内を歩き回ってエゾユズリハの茂みを観察していると、木によっては黒い実がなっていて、その傾向をみると、木漏れ陽が当たるような明るめの場所で実生りが良いようです。試食したく . . . 本文を読む
散歩で町内の横丁を歩いていると、庭木の多いお宅があって、そこにスズメウリのつるが絡んでいて、葉裏を覗くと直径1cmほどの丸い実も生っています。ここ数日は朝の冷え込みがきつくなってきたので、葉が黄葉している範囲もあります。
まだ色付きが少ないとも思いましたが、霜が降りたり強風が吹いたりすれば散ってしまう儚い黄葉なので、撮れるうちにと撮ってみました。
. . . 本文を読む