熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

ガイド研修(八ヶ岳)

2011-01-21 12:04:01 | プライベート

1/17~20で、日本山岳ガイド協会主催の研修に参加してきました。  自分の年中行事として必ず毎年参加している研修会です。今回はメンバー9名と講師1名の10名での研修会でした。

ハッキリ言ってダメダメです! ただひたすら自分のダメな部分だけを確認できたような4日間で、自分の実力の無さに思いっきり凹んでしまう内容でした。でも、現在の自分の実力を再認識するため(自己満足に陥らない)にも非常に有意義な研修であったと思います。「好き」なことを仕事にした山岳ガイド業は僕にとって生業です。とても大変な仕事で奥が深く、「これで満足」というのは絶対に有り得ないですがその分誇りと遣り甲斐を感じています。

皆様に安心してご参加していただけるようにずっと精進していきたいと思います。

117

アイスキャンディーの氷を使って様々な技術を研修し合っています。

119

ルートガイディング研修風景① 行者小屋前でルートに向かう前のクライアントのケアを行います。

120

ルートガイディング研修風景② 赤岳西壁主稜に取り付きます。研修とはいえ、厳しい寒さの中では気合が入ります。

121

ルートガイディング研修風景③ クライアントに見立てたメンバーを確保して登ってきてもらいます。

123

写真の正面が赤岳西壁。真ん中のピークに登りつめる岩稜が主稜。僕的には八ヶ岳で一番美しく楽しく登れるルートです。公募企画または個人ガイドのご依頼、随時お受けしています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳 阿弥陀岳北稜

2011-01-21 11:24:57 | ガイド山行/雪山登山

1/15~16は、阿弥陀岳のバリエーションルート 北稜のガイドでした。元々「大同心稜~横岳」の予定でしたが強烈な寒波が入ったこの日、ルートを登攀後に稜線縦走をしなければならない大同心は困難過ぎると判断して、登攀後直ぐに標高を下げれる阿弥陀北稜に変更しました。 小岩壁とナイフリッジがポイントのバリエーション入門に最適のルートです。 ですがやはりルートを変更したとはいえ厳しい寒気と強風に変わりはありません。今回ご参加のNさんにとっては初めてバリエーションルート登攀。猛烈なラッセルと合わせて、氷点下20度の中での登攀はなかなかエキサイティングな経験だったようです。しかしそれだけにより充実した熱い登山ができたようです。 大変お疲れ様でした。

110

雪まみれになりながら急なナイフリッジを登ってくるNさん。

113

誰もいない貸切の阿弥陀岳山頂。苦労して登りきった山頂は満足度が違います。こういう感覚こそがバリエーションルートの魅力なのです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする