THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

泰三さんからの祝福

2014-09-10 22:12:48 | セッション記録
昨日から涙もろくなっている


凱旋門にあがると、空が青く天から光が降ってくるようだった

風が私の中を流れ、下を見下ろすと凱旋門に向かって真っ直ぐに道がのびている

ナポレオンは家路に着くときは必ず凱旋門を通るようにと兵士たちに言い渡したと言われている

この場所はものすごいエネルギーで、天のパワーをじかに受け取ることができるのだと
ここに立って思った

私はいつのまにか目を閉じていた
どれだけ時間がたっただろう
今と過去とを繋ぐ歴史、時空を行ったり来たりしていた





目を開けると風が吹いてきて、そこには見たこともないような
色のパリの街が広がっていた

これは過去のフランスなのか、それとも今なのか・・・




メトロ(地鉄)を乗り継ぎ、まだ見ていなかった作品を見にルーブルへ

メトロの中で、突然青年が入ってきて、大きな音楽をかけ踊りを踊りだした

メトロの中では、パフォーマンスがあちこちで繰り広げられるのは
よく見る光景だ

でも、今回のは私の目の前だった

手が触れるくらいの場所

他の乗客は見てみないふりをする人や笑っている人

様々な反応だった


私は凝視していた

青年の目は一点しか見ていなかった

踊りだしたのは、マイケルジャクソンの曲、Beat it

でもなぜか彼を見ていて、何かが私の中で動いていた

その時、私の中で声がした

「人間が好きだ」
あまりにはっきりと私の中の声が叫んだので

自分でも内なる声に驚いてしまった

この青年を見ていたら、私の心がそう叫んだのだ


電車を下りたとたん、私の中の感情が溢れ出し、涙が・・・・
止めようにも止まらない

私の中に哀れみなどなかった

この青年は一生懸命で一つの目的にしか自分を向けていなくて
完全に今にいる

誰かに何かを言われるかもとか、恥ずかしいとか
そんな領域にいない
ただ、自分であり続けている

けして裕福ではないだろう

でも彼は今を生きている

そのエネルギーが私の中の何かを動かした
彼の素朴な自分自身であり続ける生き方が、私の魂を震わせた


「自分が自分であり続けるなら、誰も否定などできない」

その声が私の内側から下りてきた

人は覚者を間違えている
本当の覚者は、私たちが思うような姿ではない

この瞬間にいて、自分自身であり続けること

そういう人に出会い、見、触れることができたなら
ただ、その場にいるだけで、何かを受け取ることになる

何かとは、自分の内なるインスプレーション、ヴィジョンであり
魂がそれに触れると、魂が目覚め、自分を知る


次の駅で下りなくてはならないため、全部見れなかったが
ずっと彼の傍で見ていたかった


あまりにも涙が止まらないので下を向きながら歩いていたら、ある紳士が私に話しかけてきた

フランス語なのに不思議と何を言っているかが、この国に来て分かる

彼は泣いているけど大丈夫?って言って私の目を見た

優しい目だった

フランス人は優しい
そしてとてもジェントルマンが多い


それからルーブルに行くために歩いていくと、メトロの中の道端でバイオリンが聞こえてきた

素人でも分かるプロ級の音楽

初めてバイオリンを美しいと思った


カノンが流れていた

その音色が本当に優しくて・・・・
再び私は道を歩きながら、涙が止まらなくなってしまった

この曲は泰三さんがワークでかける曲の一つ・・・

ワークでかける曲を聴くことは辛くてできない

でもバイオリンが奏でるカノンは悲しくなかった

それほど彼女が弾くバイオリンの音が美しく、私の何かを動かした


あちこちで音楽が流れ、ルーブルに着くころには私は声をあげて泣いていた


祝福・・・


そんな声が聞こえるようだった

泰三さんが笑って、私を優しい目で見ていた

「どうだい?俺からの贈り物は気にいったかい?」


私はルーブルに入る前の柱に隠れて涙が止まるのを待った



日本にいると感じることができない沢山のものをもらっている

人種が違う人たちと、密接に近づくことができるこの国で
私は同じ人間として、仲間として、自然に受け入れてもらっている

特別な目で見られることもなく
この国にどこかで守られているとさえ思うのだ

メトロに乗ると特にそう思う
身体が近づくから、色々な人との接触ができる

それは「純粋」
そうとしか言いようがなかった

フランスにしては珍しく青空が続いている

太陽がすべてを光らせて、色濃く見える


空には気球が・・・

いつのまにか私は

地球のすべての生命と共に、歌を歌っていた

空を飛び、ぐるっと地球を回りながら・・・


泰三さんからの愛を受け取っていた


再び見つける

2014-09-10 04:47:04 | セッション記録
泰三さんの動画を見ていた

動画はつけてもすぐに消してしまう


動画の殆どは、私が撮っていて、どういうアングルで撮れば
かっこよく映るか研究をしていた

私たちの立ち位置は決まっていて
泰三さんのお仕事の時は、殆どが私は彼の左側
ステージに立っている時も、ステージのそでは左側にある

寝る時も彼の左側

彼の左顔をずっと見ることが多かった


泰三さんの葬儀の時も、私の右側に彼はいた
はっきりと彼を肉体で感じることができた

彼の思い、感情がはっきりと伝わってきた

亡くなった人が愛する人の傍にいるというのは
本当なんだと実体験した

彼は私の右側か、又は私の身体の中に入っていた

生前、泰三さんは俺が死んだら友子の中に入る
って言っていた

そして「その後、生まれ変わって友子の前に現れるよ」
「二人でサインを決めよう」って・・・・


葬儀を終え、7月8日くらいまでは感じることができた
49日が近づくにつれ、彼の存在を感じることができなくて辛い日々が続いた

「今は彼はやることがあって、今生の振り返りをして浄化をしている最中。
再びちゃんと繋がれるよ。そしたらたぶん夢に出てくるよ」と師であるゲリーが答えてくれた

亡くなったばかりの頃、3日間は、泰三さんが色々心配して
今後どうしたらいいかを教えてくれてた

その繋がりだけが私を生かしていた

同じように愛する家族を失った方に聞くと、やはり同じように繋がりを感じると
私も右側に来たと教えてくれた


すごいと思ったのは、折原みと先生が私たちの写真を撮って帰られ
それを漫画にしたものを見た時、本当に驚いてしまった

写真をとった時はいつもと反対側にいたからだ

なのに、出来上がった二人の漫画、画像構想は私はやはり彼の左側にいるのだ

折原先生すごい!


wifiが繋がらないアパートでパソコンはできない
フランスに来る前に泰三さんの動画を沢山パソコンに入れてきたのを見ることにした

何度も挑戦するのだが、やはり途中までしか見れない
しんどくなる

気が狂いそうになる

泰三さんと繋がると悲しみでおかしくなるので、感じないように
していたのだと、たぶん思う

でも今日はほんの少しだけ
5分くらいの時間だった

彼のすべてが蘇ってきた


泰三さんの匂い

顔の傷、むくみ具合

首の線

足の向き

洋服から泰三さんの温度と匂いが伝わってくる

胸の中のあの温かさ・・・感触

トイレに行って立つ時の回転の向き

ベッドから起き上がる時の重さ

食べる音

泰三さんが私を呼ぶ声

「友子ー友子ー」

車イスを押して話す時の振り向き様の表情


記憶喪失のようになっていたことが
苦しみを避けるために、そうなっていることも分かってはいたが

やはり彼を感じられないのは辛かったのだ

肉体を持った彼との感覚を思い出し、繋がり、ボロボロと涙が・・・


泰三さんに触れたい




もう触れることはできない


葬儀の時の彼の顔

亡くなる瞬間まで傍にいて見守っていたこと

彼の頬から涙が流れていたこと


私は永遠に忘れない

転生を通り越し、何度他に転生しようとも

あなたとの短くて濃い時間、永遠の一瞬を

私はけして忘れない


覚えていて

どこにいようとも、再び私はあなたを見つけることを・・・