このところの新聞を見ていて思いました。その昔、おじさんが運転する車が一時停止を無視して飛び出して来まして、私はその車の側面に激突してしまったことがありました。過失割合はその当時で1対9でした。その事情聴取の時、川越署のお巡りさんは「あなたが前をよく見ていて、ゆっくり走っていたらぶつからなかってよね。」なんてことをいうのです。かちんと来て、「あの、いくら前を見て運転していたって、時速40kmで走っている車が停止するまでにどれだけの運動エネルギーを開放しなければいけないか分かりますか。この距離で目の前に車が現れたとして、どうやって停止できるのですか。慣性の法則をご存知ですか。」ということを申し上げました。その後は何もおっしゃいませんでした。前をしっかり見ていたし、制限速度は守っていましたし、車が飛び出してきたと思った瞬間にブレーキを踏んでいたましたから。
もし「そうですね」 なんて言ったら、畳み込まれてしまったのでしょうか。気の弱い人だったら迎合して認めちゃうのでしょうか。何だかな。