銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

入間湯(東京・武蔵小山)

2018-02-03 18:52:55 | 銭湯
武蔵小山駅を降りて北上し、途中右折した先に「入間湯」がある。
反対の左に曲がれば月光泉があり、両銭湯はライバル関係にあると言えるだろ。
一見すると普通の銭湯だが、中はいろんな趣味に彩られたちょっと変わった銭湯だった。



▲武蔵小山駅から歩いた大通りの途中の場所。ここを右に歩く


▲あとはまっすぐ歩くだけ


▲ひたすら進む




▲するとコインランドリーとともに銭湯がみえてきて


▲入間湯に到着


下足箱に靴を入れて中に入ると、左側にあるフロントに座るのは、70代ぐらいの女性。
バッチリ化粧をほどこしており、この年代ではかなり身だしなみのしっかりした女性ではないだろうか。
フロント奥にはロビーがあって、豪華な壁絵と事務的なテーブルがなんともいえない独特の雰囲気を醸し出している。


男湯の脱衣場に入ると、思ったよりも広い空間だ。後ろを振り向くと、なぜか宇宙の絵が描かれている。
それとロッカーは右側にあって、一つひとつが大きい。
浴室入り口は天井付近まで大きなガラスで仕切られており、魚などの絵の装飾が施されていた。


浴室の中に入ると、脱衣場同様に広めで、特に島カランと両壁のカランとの間が広い。また入浴客もそんなに多くないので、気兼ねなくカランを使用することができる。
浴室全体は白を基調としており、ぱっと見、新しい雰囲気だ。


カランのシャワーはハンドルが場所によって異なり、部分的に改修・交換してきたのだろう。
天井は三色のストライプ。この演出は月光泉とまったく同じである。この地域に流行ったスタイルなのか?
それと壁絵は、珍しくタイルを下地にした鶴の絵。くわえてカランの横にある絵は、鉛筆画のような絵にもなっており、こちらも珍しい。とにかくロビー、脱衣場、浴室といろんなタイプの絵が統一感なく飾られている。


浴槽は左側奥にあって、四角の形で4つにわかれているのだが、実体は2つのお湯に分かれている。
浴槽の奥右側が座湯、左が寝湯。
それと、手前左側が白湯。この3つが同じお湯を共有している。温度は、43℃ほど。
手前右側が独立した湯船になっていて、けっこう熱い。温度計がないので自分の感覚が頼りだが、だいたい45℃ほどだろうか。


それと浴室の右奥にミストサウナ。注意書きには、中で歯磨きをしないでくださいと書かれてある。
サウナの横には立ちシャワー。こちらはボディーシャワー付きの水だけのシャワーだが、ボディーシャワーはほとんど使い物にならない。
ここは水風呂がないので、この立ちシャワーが水風呂の代わりなのだが、使ってみると、案外いいかもしれないと思った。


客層は、ほとんど中高年だが、若者もいた。この辺は月光泉と異なる(月光泉は見事なまでに、全員が超高齢者だった)。それと浴室内がとても静か。この辺も同じ地域なのに全然雰囲気が違って面白いと思った。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵小山
経路 大通りを通って途中右折する
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 自宅兼
壁画・眺望 鶴のタイル絵
統一感 なし(絵の統一感が一切なし)
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥
脱衣所 広々として余裕がある。扇風機が一つしかないのが残念
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯、座湯、寝湯
サウナ あり(無料)
温度 44℃、46℃(推測)
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 中高年や若者


【案内】

住所
〒152-0002
目黒区目黒本町3−9−7

電話番号
03-3712-8468

アクセス
東急目黒線「武蔵小山」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間15:00−24:00


※東京銭湯ホームページ転載