銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

●みたけ湯(さいたま・南浦和)

2023-08-26 07:32:00 | 銭湯
#みたけ湯





JR京浜東北線
#南浦和駅
▲南浦和駅


▲改札口を出て

▲右の西口に向かう

▲西口にでると

▲バスターミナルに沿って左に歩く


▲するとみずほ銀行がみえてくるので、ここで左折する

▲左にまがったところ

▲ちょっと歩いてここでストップ

▲右折する

▲そのまま直進

▲ゆるやかな坂道をのぼり


▲ここで止まり左折する


▲左折したところ

▲あとはほぼ直進するのみ





▲鍵屋さんがみえてきたら手前でストップ

▲右折する



▲右側に、みたけ湯がみえてくる


▲ここは駐車場もある






▲到着




中に入ると下駄箱の空間から男女にわかれており、左が男湯で右が女湯。
真ん中の部分はガラス窓なので、店主の後ろ姿とテレビがみえた。
扉を開けて中に入ると、「いらっしゃい」と声をかけてくれるのは60代前半ぐらいの女性。
気取らない感じだが、色々と気遣いや笑顔を向けてくれる人で、とても感じの良い人だった。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「ありますよ」と言われ、「石鹸やシャンプーは? 石鹸は30円でシャンプーが40円」と言われたので、とりあえず小さな石鹸をもらうことに。
「お金がこまかいので落とさないでくださいね。手で渡します」と確実に仕事をこなす意識の高さを感じた。
ちなみにどうでもいいことだが、石鹸は東横インで使われているアメニティの石鹸と同じものだった。


脱衣場は完全に昭和という雰囲気で、細部に至るまで時代の統一感を感じる。
真ん中にある島ロッカーは斜めに設置され、左壁沿いにもロッカーが並ぶ。
手前側には古びているけど上品な坪庭がたたずみ、穏やかな時間が過ぎていた。
間仕切り壁のところは大きな一枚鏡が備え付けられ、すべてが古典的な配置の作りだった。


浴室の引き戸をあけると、浴室も分かりやすい配置でシンプルを極めている。
右の手前に立ちシャワーがあって、シャワーの出はやはり古いとあって微妙だが使えないわけではなかった。
真ん中に島カランがあり、左右の壁にもカランが並ぶが、左のカランのみシャワーが取り付けられていない。
シャワーは当たり外れがあり、外れはやはり拡散が酷かった。


浴槽は奥に2つ並び、右が深浴槽でやや熱めの45~46℃ほど。赤外線のランプが壁の真ん中に取り付けられている。
左の浅浴槽は、バイブラで右よりやや広め。温度は44~45℃ほどと若干低い温度だった。
ちなみに、入浴していた高齢者は知り合いらしき人と顔をあわせると、「ぬるい」と一言だけ話していたので、いつもより低い温度だったのかもしれない。


壁絵はこれまたよくある富士山の絵で、真ん中に富士山が描かれ、周辺は田舎道が続いている。いかにも日本人の原風景という感じだ。
天井は綺麗に塗られ、水色一色。この色合いはなぜか郷愁感を覚える。


客層は全員高齢者で、挨拶や会話も見受けられたが、それほど活発な交流はみられなかった。全体を通して混じりっ気ない昭和の空間が堪能できて、いつまでも残してほしいと思える空間だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 南浦和
経路 西南に歩く
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 昭和レトロ
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 広い
シャワーの出 微妙
浴槽の種類 バイブラ、赤外線
サウナ なし
温度 44~46℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気さくで愛想が良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者


【案内】

所在地…南区文蔵2丁目24-5

電話番号…048-861-6654

営業時間…15:00~22:30

定休日…月曜日

※さいたま市ホームページ転載

末盛湯(大阪・動物園前)

2023-08-19 06:26:00 | 銭湯
#末盛湯




大阪メトロ御堂筋線
#動物園前駅

▲動物園前駅

▲去年は工事中だったが、ようやく終わりが見えてきた(でもいまだ工事中。いつまでやってるのか)

▲エスカレーターをのぼり


▲2番出口にでたところ

▲出たら右(新今宮駅方面)に進む

▲ひたすら真っ直ぐ


▲阪堺電車の路線をまたいで


▲奥のローソンまで行き

▲ローソンのところで左折する

▲入船温泉をすぎると




▲お弁当屋さんを横切り


▲ここでストップ

▲右折したところ。ここからがいわゆる西成のあいりん地区(ドヤ街)になる。すえた匂いが漂い、道路の両脇には無数の自転車が並び、道端に座って暇を持て余す高齢者たちが目に付く

▲公園がみえてきたら、左折する


▲左に曲がったところ


▲ちょっと歩けば右側に末盛湯がみえてくる。外壁の赤レンガが特徴的だ


▲中に入ったところ


▲天井は創意ある作りでお洒落だ


ごらんのように真ん中に券売機があり、下駄箱のところから男女にわかれている。右が女湯で、左が男湯だ。
左の扉をあければ、右手に受付の番台があり、座るのはメガネを掛けた少し恰幅のよい白髪の男性。
とても柔らかな対応をしてくれて好印象だった。一般的に大阪の人というと当たりの強いイメージがあるが、実際は穏やかな人が多く、ここの店主もそうした人だった。
それとお客さんが来てない間は浴室やトイレをたえず清掃しており、その生真面目さも伝わってきた。
番台なので当然ながら入ってすぐに脱衣場になっているが、その脱衣場の広さに圧倒される。
真ん中にネットを張れば、そのままバレーボールかバトミントンの試合がやれるのではないかという広さだ。しかも広いだけでなく、置いてある物がほぼないので、その広さが余計に際だっていた。
せいぜい真ん中に椅子とテーブルがあるぐらいで、片隅に体重計や古いマッサージチェアが置かれてあった。
ロッカーの扉はオレンジ色に統一され、広い脱衣場の壁に沿ってずっと並ぶので、数の多さも半端ない。これはかつて多く客人たちが訪れた証だろう。


扉をあけると浴室もまた広い。しかもシンメトリー(左右対称)でシンプルな設計である。個人好みの空間だ。
左右の壁にはカランが並び、手前にはかけ湯のお湯がある。その裏側にも少しだけカランがあった。
一般の銭湯では珍しく、カラン前に椅子が横に倒して並べてある。
シャワーはこの手の古い銭湯にしては勢いが申し分なく、使い勝手は良好。
立ちシャワーが一つだけ入り口の横にあるのだが、ボタボタシャワーで出てくるのは水のみだった。真夏は体を冷やすのにちょうど良くて気持ちよかった。
気になるのは、立ちシャワーの横壁にあった複数のノズル。おそらくジュビナバスだろう。
近くにステンレスのプッシュボタンがあったので押してみると、こちらはぬるいお湯だった(もしかすると夏の外気温でそうなってただけかも)。ほとんど水圧がなくてすべてが中途半端なので、あまり使う意味がないと思った。


そして肝心の湯船だが、ちょっと変わった形をしており、ここはT字型。一つの湯船になっていて、けっこう広い。
縦のラインは手前が浅浴槽で、その奥が深くなっている。
奥にある横のラインは、左はなにもなくて、真ん中は座湯、右にバイブラと電気風呂が並んでいる。
温度は41℃ほどと適温だ。


天井を仰ぎ見るとアーチ状をしており、そこに三角のガラス窓が取り付けられている。男湯は入り口の手前にあり、女湯は奥側にあった。
全体のベースカラーは白とクリーム色の内壁でその色合いと差し込む自然の光がみごとに調和し、やさしい雰囲気に包み込まれていた。


自分が浴室に入ったときは入浴客がたまたま誰もいなくて、しばらくは独占状態だったのだが、それからしばらくして途中で入浴客が入ってきた。高齢者とジャージのような服を着た中年男性だった。
なぜ服を着た人が入ってくるのだろう?と思ったら、服を着た人は座る場所を高齢者に指示すると、シャワーを出して背中を洗ってあげたりしていた。
おそらくデイサービスのような立場の人なのだろう。
一方で、高齢者はほとんど自分でできるのか、服を着た人はすぐに撤退して脱衣場のテーブルでノートになにやら書き込んでいた。献身的に世話をしてる感じではなかったが、そこは高齢者ができることを尊重してなのかもしれない。
東京でもたまにこうして銭湯でお世話する人を見かけるが、お客さんの立場で服を着て入ってくる人は初めてみた。
それからしばらくして暴力団関係者とおぼしき肩に刺青を入れた高齢者が2人入ってきた。このあたりは地域柄なのかやはり街中を歩いていてもタトゥーを入れた人は多いなという印象がある。


建物はどうしても古さは否めないが、清潔感がしっかり保たれていて好感がもてる銭湯だった。
この末盛湯で日本の三大ドヤ街にある銭湯はすべて回ったことになるが、それらの銭湯はすべて一般の銭湯よりも清潔感があった。やはりドヤ街にあるから汚い銭湯とは言われたくないと経営者たちは努力しているのかもしれない。
それとここは下手に新しいものを取り入れず、当時の情景がそのまま残っているのも感心した。
作り物ではなく、本物の歴史の足跡が継承された銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 動物園前
経路 ドヤ街にむかう
周辺の環境 ドヤ街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 自然採光

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 かなり広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、バイブラ、電気風呂
サウナ なし
温度 41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 柔らかい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし

◆人
受付 60代ぐらいの男性
客層 高齢者


【案内】

営業時間・営業期間
6:00-23:30

休業日
水曜日

電話
06-6641-7753

住所
大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-8-2

交通アクセス

南海高野線 萩ノ茶屋駅より徒歩約4分

※ニフティ温泉ホームページ転載

ファンタジーサウナ&スパおふろの国(鶴見・鶴見)

2023-08-12 06:04:00 | スーパー銭湯
#ファンタジーサウナ&スパおふろの国




JR京浜東北線
#鶴見駅

▲JR鶴見駅の西口を出たところ。西口は地元の人向けの商店街が充実したところだ


▲現在地から見て南方面(地図だと上の右側)のところにバスターミナルがある

▲その西口バスターミナル


▲7番の川崎駅西口行きに乗る

▲新鶴見橋というところで降りると、おふろの国が目の前にある


▲新鶴見橋に到着

▲そのまま鶴見川方面へと歩くと



▲おふろの国の入り口がみえてくる

▲奥には駐車場


ちなみにここはスーパー銭湯のメッカとも呼ばれ、近い距離にスーパー銭湯が3つも並ぶところだ

▲鶴見川とは反対方向にヨコヤマユーランドがある。水風呂がグルシン(10℃以下)で有名


▲鶴見川を挟んだ先に、ラクスパ。どちらもさかんにメディアに取り上げられるところだ。
今回訪れるおふろの国は、そうした激戦区をしたたかに生き延びてきたところである


▲中に入ると、早速コテコテの記念写真スポットがある。ここはサウナのロウリュに力を入れており、熱波師と呼ばれる人たちが定期的に熱波イベントを開催している

▲階段には様々なポスターが張られ、通常のスーパー銭湯とは異なる様相


▲階段をのぼった先の入り口のところ。それなりに整っているが、雑多感がすごい

▲左をみれば休憩所をかねた食事処がある


▲サウナをこよなく愛する人向けのグッズが並ぶ


▲とにかくネッパネッパ(熱波)の文字が壁面を彩っている。プロレス文化を取り込んでることがわかる


実はここはずいぶん昔になるが学生の時に友人から誘われて来たことがあり、その誘い文句が「男湯に若い女の子がいる!」だった。
それを聞いて猛ダッシュで一緒に訪ねたのだが、なんてことはない女性スタッフが男湯に入ってくるだけだった。
当たり前な話だが、公共施設での混浴は法律で禁止されている。
ちなみに今でも男湯に女性スタッフが入ってくるが、どちらかというとやや年齢を重ねたお姉さんであった。


下駄箱は入り口の入ってすぐ右側にあり、コインリターン式なので100円玉が必要となる。
券売機の奥が受付で、対応してくれたのは20代ぐらいの女性。その時はあまりお客さんがいないせいか手持ち無沙汰で、ちょっと気だるそうであった。
のれんはすぐ横の目の前にあり、左が女湯で右が男湯だ。


のれんをくぐると予想通りというか、洗練さとは程遠いあらゆるポスターが壁一面を覆う。ここもコインリターン式で100円玉が必要。
ロッカーは真ん中が横並びになっていて、壁際は縦に並び、ドレッサーはドライヤーとティッシュのみ。


浴室の入り口を抜けると、やや狭いかなという印象を抱いた。以前来たときはかなり広いイメージだったので、記憶とは当てにならないものだと感じた。


カランは左隅にあり、L字型に並んでいる。左壁のところは椅子が高く、島カランのところは低い椅子になっていた。なおかつそれぞれ色が違っているのでカラフル。昨今のスーパー銭湯は必ずテーマカラーが徹底されているが、ここはそうした時代の流れに逆行している。
シャワーはプッシュ式で、水圧が微妙だった。もっと水圧がほしかった。


浴室内にある浴槽はやや変わった配置をしており、視点を入り口に戻すと真ん中に四つの湯船がユニットのようにひとまとめにされていて、それとは別に手前に白湯の湯船があり、奥に水風呂がある。


具体的にみていくと、手前にある白湯はバイブラ仕様で、広さはそこそこあって温度は40℃ぐらい。


出典:おふろの国ホームページ引用


真ん中にある四つの湯船は反時計回りに見ていくと、左手前にあるのが不感の湯で、かつ薬湯であった。たぶん36℃ぐらいと夏の暑い時に入るとめちゃくちゃ気持ちよかった。ちなみにこの日の薬湯はワイン湯だった。
右隣は一転してアツ湯になっている。44℃とスーパー銭湯にしては少々強めの設定だ。出た後にサッパリする。
奥の右側は、座湯で41℃ほど。そして最後の奥の左隣は寝湯で、こちらもジェットバスがでていて、温度は41℃ぐらい。 
   

出典:おふろの国ホームページ引用


浴室の奥にある水風呂は一段あがった作りで90センチほどの深さがあり、手を突っ込んでみたところなんと常温だった。一応対策として冷蔵庫で冷やす保冷剤が入っていたが、あまりのチープさに驚いた。ここはチラーがないのか。それともたまたま壊れていたのか。サウナと水風呂はワインとチーズの組み合わせぐらい絶対的な存在だけにこれは意外だった。


出典:おふろの国ホームページ引用


この水風呂の左となりにあるのが、名物の一つである打たせ湯と、打たせ水。打たせ湯の文字は安っぽいテープで書かれているが、すでに半分ぐらいが剥がれていて設備管理の雑さを感じた。
打たせ湯の勢いは健在で、久しぶりに浴びたのだが、強い水圧のためにめちゃくちゃ痛い。痛いのだが途中で気持ちよくなってきて、イタ気持ちよかった。


出典:おふろの国ホームページ引用


サウナは浴室の右端にあり、入り口が対面に並ぶ。手前が通常のサウナで、奥が高温サウナだ。
手始めに通常のサウナに入ると、かなり広めなのに先客が1人だけと寂しかった。それとすごく熱い。通常のサウナなのにである。
ということは、高温サウナは半端なく熱いのだろうか?
高温サウナの扉を恐る恐る開けて中に入ると、入った瞬間におもしろおかしく言いたいがための過大解釈ではなく本気で命の危険を感じた。空気を吸うのもつらくて、立ち尽くしている間の5秒が限界だった。しかも驚くべきことに高温サウナはほぼ満員御礼。ここは限界に挑戦する強者どもが集まる聖地なのだと改めて思い知らされた。
さらにここで熱波師がロウリュをやるのだからみんな完全に狂っている。
たまたま自分が浴室に入ったときは仕事を終えたであろう熱波師が入り口付近でうなだれていて、そうなるのも当然だろう。


出典:おふろの国ホームページ引用
▲通常のサウナは広く


出典:おふろの国ホームページ引用
▲高温サウナはやや狭い


サウナと白湯の間には露天風呂へと続く扉があり、その二重扉を抜けると、ここは露天風呂が2つある。
手前にあるのは高濃度炭酸泉で、3~4人が入れるぐらいの広さ。温度はやはり39℃ぐらいだが、濃度がそれなりにあるので熱く感じる。
解説はいくつか張ってあったが、三菱ケミカルを使用と炭酸泉のメーカーを明示してるのは初めて見た気がする。


出典:おふろの国ホームページ引用
▲どこのメーカーを使ってるのとかお客さんはあまり気にしないような…


奥にある湯船は露天風呂にしては広めで詰めれば5~6人は入れるかもしれない。
ここは不感の湯で、夏場だとすごくぬるくて気持ちよかった。
今回は夏に来たので、すべてがちょうど良かったが、逆に冬だったらかなり微妙に感じたかもしれない。
ここはとにかくあいてるスペースを椅子で埋めつくしているので、休憩にまったく困らない。


出典:おふろの国ホームページ引用


客層はほぼ中年ばかりで、この独特な客層も面白い。
もう一つ特異な点は、やはりポスターや浴室内にあるのぼり旗など、サブカルチャー色の強さだ。
熱波師と呼ばれる人たちがスターのように喧伝されていて、文字通り見せ物興業として演出してる。
この方向性は昨今のスーパー銭湯におけるメインカルチャーとは一線を画しており、これは今後とも続けてほしいと感じた。そもそもみんな同じだとつまらないし、今の時代はサブカルチャーがすぐにメインカルチャーの表舞台に引き上げられて寿命が短いこともある。
考えてみれると日本独自の銭湯という文化も、地球規模でみればサブカルチャーだったと言える。
もしも鎖国がなく早い段階から西洋文化に浸食されていたら、いまの銭湯文化は廃れていたかもしれない。
いつの時代も文化は隔絶されてこそオリジナルを発揮することができる。今後ともその独自の世界観を継続していってほしいと感じた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見
経路 鶴見川沿い
周辺の環境 鶴見川、競合他社、小学校、病院、パチンコ屋

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏のタイル絵
統一感 あり
置物 のぼり旗
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 薬湯、熱湯、座湯、寝湯、バイブラ、水風呂、炭酸泉、不感の湯
サウナ あり
温度 46~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(150円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の女性
客層 中年がメイン


【案内】

料金

【平日】
大人(中学生以上):850円
子供(3歳-小学生):350円

【土日祝.特別日】
大人(中学生以上):980円
子供(3歳-小学生):400円

貸タオル   150円
貸バスタオル 250円
タオルセット 350円

営業時間・営業期間

◆土日祝8:00〜最終受付:23:00(浴室営業は23:40まで)
◆平日11:00〜24:00

住所

神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-25-23

交通アクセス

JR川崎駅・鶴見駅よりバス利用、新鶴見橋停留所下車
第2京浜国道1号線沿い新鶴見橋

※ニフティ銭湯ホームページ転載

栗の湯(東京・桜新町)【リニューアルオープン】

2023-08-05 07:20:00 | 銭湯
#栗の湯
2023年7月16日
リニューアルオープン




東急田園都市線
桜新町駅
▲桜新町駅。言わずと知れたサザエさん一家が住んでいた(今も?の)町である

▲改札口


▲行き方としてはサザエさん通りを歩き

▲呑川緑道のところへと行く


▲最初は南口に出よう

▲南口を出たところ

▲さっそくサザエさんが出迎えてくれる。案内とおり左へと進む

▲左に向いたところ


▲そのまま歩いて

▲サザエさん通りの案内に従ってここで左折する


▲左に曲がったところ。ここからがサザエさん通りだ

▲サザエさんの絵が至るところに飾られてある

▲しばらく直進する


▲分かれ道のところで交番がみえてくる


▲右に行けば長谷川町子美術館に行くが

▲銭湯に向かうので左に進む


▲首都高渋谷線がみえてきて


▲そのまま下の横断歩道をわたる

▲渡ったら左折する


▲そのまま歩くと


▲ここの緑道でストップ


▲右折する

▲すると栗の湯がみえてくる

▲外観はスタイリッシュで一見しただけだと銭湯とはわからない建物だ


▲到着

▲中に入ると、リニューアルしたということで花が飾られてあった

▲入り口から銭湯らしくない様相


下駄箱は左の一画にあり、数はそんなに多くない。いずれ増やすという説明文が手書きで書かれてあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左が下足箱のスペース。ちゃんとバリアフリーになってる



券売機は進んだ先の右側に設置してある。入浴券は、電子マネーも使えた。ただしレンタルタオルは現金のみで、フェイスタオルが50円だった。サウナに入る人はタオルセットが自動的についてくる


奥の左側に受付のフロントがあり、対応してくれたのは50代ぐらいの女性。対応はとても丁寧だった。
下駄箱の札を渡すように言われて、かわりに脱衣場のロッカーの鍵を受け取る。
浴室は2階なので階段のある方へと進む。



▲階段の手前にはこんなガランとした空間があった。壁際にあるホワイトボードはなんのためなのか不明

▲スペースを贅沢に使った空間だ


階段をのぼると、目の前にのれんがあらわれる。左が女湯で右が男湯だ。



のれんをくぐると重厚な扉があり、そこを抜けると脱衣場になるが、この脱衣場がめちゃくちゃ狭い。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯の脱衣場


縦長の空間であるが横幅がギリギリすれ違える程度で、奥にロッカーが並ぶので、2、3人いるだけでかなり窮屈だったし脱ぎにくい。
反対の片隅にはドレッサーがあるが、アメニティはなにもなく有料のドライヤーがあるのみ。その横に体重計だけが置かれ、本当にすべてが最低限である。
好意的にみれば能率的かつシンプルでシックな空間と言えるが、これは好みが分かれそうだ。


これまた公共施設にありそうな装飾性のない引き戸の扉を開けると浴室がみえてくるが、ここも従来の銭湯の形を考えると不思議な雰囲気を醸し出している。


出典:世田谷銭湯ガイドホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲サウナの入り口からみた視点


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲洗い場のカランからみた視点


おおざっぱに言えば右にカランがあり、手前左にサウナがある。その奥にかけて浴槽が並ぶ。
カランはかなり数が少なくて、背中合わせで8つのみ。それとサウナの横と露天風呂へと続く扉の横に一つずつで合計10個だけだ。
規模から考えるとちょっと少ないかなあという印象をもった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ここのカランで場所取りをする人間は犯罪者に等しい


浴槽は手前がモール泉の水風呂で、温度は21℃ほどとぬるめ。3人入るのがやっとの広さで、黒湯の濃度はかなり低くく、体を沈めると底にある足がようやく見えなくなるぐらいである。
お隣が主浴槽となり、こちらは白濁のシルク風呂。微細泡によるものだが、8人ぐらいが入れる広さで、温度は39.7℃ぐらいだった。一般的な銭湯と比べるとだいぶ低めである。
最後の一番奥にあるのが、温かいお湯の黒湯で、ここも3人ぐらいが入れる程度。
温度は40.2℃とやはり低かった。これは夏仕様なのか、それとも冬も同じなのだろうか。これが冬なら体が温まらない。
黒湯の濃度もやはり低く、半分白湯という感じで、ここまで薄い黒湯は初めてかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲すべて直線的でカラーベースは白を用いて、天井のみ男女別に差し色の違いが見られた


浴室の奥に進むと露天風呂への扉があり、開ければ右側は休憩用の椅子が5つほど並び、左側に白湯の露天風呂がある。
こちらも勿論ぬるくて温度は38℃ほど。とにかくヌル湯ずくめであった。
天井を仰ぎ見ると、木製の格子が頭上を覆っている。リニューアルして間もないということもあってか、木の匂いが漂い、気持ちが落ち着いた。


客層は親子連れがとにかく目立った。若者のグループだったり単身で(もしくは彼女と)来た若い人も散見された。あとは一部で中高年や高齢者といったところか。休憩所ではカップルが目立ち、こうした客層は渋谷や三軒茶屋に近いからだろうか。


洗練された外観と内部はコンクリート打ちっ放しであったり、なおかつカランの数が少なくスペースの配置が大きく偏在しているところをみると、使い勝手よりデザイン性を重視したアトリエ系設計事務所の仕事という感じだ。そのため途中で色々と不満を感じたが、従来の銭湯の伝統にとらわれない空間演出は斬新で面白いと感じた。


ちなみに、ここは16時すぎにおとずれて帰りは17時ぐらいだったのだが、帰りのときはかなりの人が押し寄せてロッカーが空いてないという理由から入場制限がかかっていた。
色々とキャパシティが低すぎるので、あとの予定が決まってる人は早めの時間に来ることをオススメする。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 桜新町
経路 南方面
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 現代ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 一階のロビー
脱衣所 綺麗だけど狭い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 水風呂、白濁湯、黒湯、露天風呂
サウナ あり
温度 38~40℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 50代の女性と70代の男性
客層 親子や若者が中心


【案内】

住所
〒154-0014
世田谷区新町1−36−6

電話番号
03-3702-3305

アクセス
東急田園都市線「桜新町」駅下車、徒歩7分

休日
不定休

営業時間
14:00−22:00

※東京銭湯ホームページ転載