銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

御谷湯(東京・浅草)

2020-05-30 07:05:00 | 銭湯 温泉
東京・浅草
#御谷湯








東京メトロ銀座線
#浅草駅


▲東京メトロ銀座線の浅草駅






▲階段をのぼり




▲改札口を出たところ


▲今回は4番出口にでる




▲地上にでたところ


▲目の前に吾妻橋


▲緊急事態宣言中ということで、多くのランナーたちがジョギングをして汗を流していた


▲橋をわたる








▲このまままっすぐ進む


▲横断歩道をわたり


▲左の横断歩道もわたる


▲見上げるとアサヒビールの社屋










▲大通りにでる


▲地図をみると、今はここ


▲まずは右の横断歩道をわたる


▲渡ったら、左


▲スカイツリーを目指して歩く




▲ここでストップ


▲右に曲がる


▲あとはしばらくまっすぐだ


















▲このあたりでみえてくるのが






▲高砂部屋


▲まだしばらく歩くと




▲ここでようやく止まる


▲奥にある郵便局が目印


▲ここを左折する








▲看板がみえてくる










▲到着






▲ちなみに裏手には駐車場がある


▲こんな感じ


入り口に入ると、左右に下足箱。ビルの雰囲気から想像できるとおりデザイナーズ銭湯だ。下足箱からして他の銭湯と違う作りである。
松竹錠をポケットに入れて奥の扉をあけると、左側に自販機。
入浴料はほかと変わらないが、タオルセットが100円。貸しタオルが30円だった。自販機の奥にはフロントがある。
座るのは40代半ばぐらいの女性。対応はいたって普通だが、ちょっと事務的な印象を受けた。
下駄箱の鍵を出してくださいと言われ、かわりにロッカーの鍵を渡される。
タオルを受け取って奥に進むと、左側が休憩室。マッサージサービスもやってるようだが、新型コロナウイルスの影響で今は停止していた。


入り口は右側で、のれんが掛けられてあるが、なんと最初はエレベーター。エレベーターから男女に分かれている!
今回は男湯が5階だった。
高速なのですぐに到着。
エレベーターから出て左側に進むと脱衣場で、雰囲気的にはスーパー銭湯と似通っている。


真ん中に島ロッカー。左に洗面台で、その洗面台の奥左側にはベビーベッドとマッサージチェアがある。
奥壁にロッカーとカゴ。都心だとカゴを使う人がいるのだろうか?


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲伝統色を強調した作り


浴室の扉は全面ガラス張りで、脱衣場からも浴室を眺めることができる。
中に入ると縦長の空間で、真ん中に島カラン。右手前には立ちシャワーが2つ。
左の壁にもカランが並ぶ。
島カランは手前と奥の真ん中が切れており、人が通れるようになった設計。動線まで考えられた作りは、さすが今井健太郎事務所である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、数の多さに驚く。
簡単に分けると手前が白湯(ジェットバス)で、奥側が温泉(黒湯)である。
最初に入ったのが左奥にある黒湯。
縁の部分が木で、あとは石作りの浴槽になっている。中温湯と書かれてあり、その名の通り41℃ほど。誰でも入れる温度だ。こちらはL字で、その右に小さく囲われたのが高温の湯。こちらは44℃ほど。熱湯好きも納得できる温度だろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その右側が水風呂で、こちらも黒湯の冷鉱泉。2人が入れるぐらいのスペースで、水温はおそらく16℃ぐらいか。
そして右奥に進むと、半露天である。
露天系は、基本的にぬるめが多いが、ここも例に漏れず41℃ほど。
白いのが浮いているが、説明文によると湯の花らしい。黒湯とはまた違った感じなので、もしかして源泉が2つもあるのかな?と思ったが、温泉成分の解説は黒湯だけなので、たぶん同じなのだろう。
半露天の横には外気浴ができるようにベンチが置かれてあり、天井部分は吹き抜け。開放感があって純和風の演出といい、素晴らしい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


そして手前側にあるのが、ジェットバス関連の白湯。ハイパージェット、ボディジェット、座湯、打たせ湯と一つひとつは小さいが、全部揃えてある。
右奥には薬湯(ここでは“くすり湯”と表記)。薬湯の成分は解説がなかったが、この日は緑色だった。温度はやはり41℃ぐらいで奥には小さな吹き抜けもあるので、演出が細かい。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲5階の湯船


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは4階か


一つひとつの浴槽は小さいが、バリエーションが豊富で、色々と楽しめる。
天井もビル銭湯にしては高めで開放感がある。


壁絵は、葛飾北斎による富嶽三十六景の甲州犬目峠をモチーフにしたもの。


出典:NYPL Digital Collections引用
甲州犬目峠


描いたのは、丸山清人と勝浦麻衣(のちに剽窃疑惑で師弟関係を解消)に加えてもう一人別の女性の名前が記されていた。失念してしまったが、3人も連名していたのには驚いた。
横長の壁をキャンバスとしてるため、パノラマの構図で迫力がある。オリジナルにない左側は創作したものだろう。サインは2018年とあった。


入浴客は親子が何組かいて、高齢者もいるが、バランスの取れた客層。こういう客層が多彩なのは、実力ある銭湯の証だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浅草
経路 南へ
周辺の環境 飲食店や相撲部屋

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 若干高めに設置してあるが使いやすい
浴槽の種類 ハイパージェット、ボディジェット、座湯、打たせ湯、薬湯、水風呂、黒湯、半露天
サウナ なし
温度 41~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円、100円)
備え付け あり

◆人
受付 40代女性
客層 多彩


【案内】

住所
〒130-0011
墨田区石原3−30−8

電話番号

03-3623-1695

アクセス
総武線「錦糸町」駅下車、徒歩16分
総武線「錦糸町」駅よりバス。「石原3丁目」下車、徒歩2分

休日
月曜
祝日は翌日

休営業時間
15:30−26:00


※東京銭湯ホームページ転載

六龍鉱泉(東京・上野)

2020-05-23 06:39:00 | 銭湯 温泉
東京・上野
#六龍鉱泉








東京メトロ銀座線
#上野駅






歴史を伝えるパネルや実物などが所々に飾られている


▲現在地はここ。めざすは上野公園


▲階段をのぼり




▲あがったところに改札口


▲右をみると臨時休業中


▲歴史の証人。むかしはこんな回転式だったらしい


▲ステンドグラス


▲地図をみると、いま立ってるとこがここなので出口7をでる


▲改札口を出て左に向いたところ。さらにここを左折する


▲曲がったところ


▲ずっと奥に出口がある


▲ここをのぼると


▲地上にでる。右がJRの入り口


▲まっすぐ歩くと横断歩道


▲わたって、さらにまっすぐ


▲すると右に階段がみえてくる


▲上野公園の中へとはいる


▲のぼったところ


▲右にあるものなんだろ?と思ってると


▲かつて黒門というのがあったらしく、そのモニュメントだ


▲そこを右にまがる


▲訪れた時は新緑の季節。降り注ぐ光に空も緑も映えて歩いていると気持ちいい






▲なんの花だろう?


▲地図発見


▲現在地がここ。左にある動物園通り(灰色に塗られた道)を歩く


▲なので左の階段を降りて




▲降りたところ。目の前が動物園通りだ


▲その前にちょっと不忍池を散策


▲このときは閑散としてた


▲動物園


▲本日休園。人間も自宅に閉じこめられてるので、動物の気持ちが痛いほど分かるだろう


▲弁天堂


▲不忍池




▲動物園通りに戻り


▲動物園を左に歩く


▲歩いていると哀愁のこもった動物の鳴き声が聞こえてくる












▲動物園をすぎて




▲途中で、森鴎外の居住地に立てられたホテルを発見


▲ここにも温泉がある




▲今回は通り過ぎる




▲右はす向かいに動物医療センターがみえてくると


▲その前に案内板がある


▲この狭い路地へと入る


▲六龍鉱泉が見えてくる
















出典:東京銭湯ホームページ引用
▲到着


入り口に入ると、昔ながらの下足箱。左が男湯で、扉は開けっ放しになっていた。お店の人が自分に気づいてくれると、「あ、いらっしゃいませ」と感じのよい話し方で声を掛けてくれる。
中に入ると、目の前にフロント。声を掛けてくれた女性は60代ぐらいだろうか。
コロナ騒動の渦中ということで、受付にはビニールカーテンが覆い、お金はトレーを介してやり取りされる


男湯は左側で、のれんをくぐると脱衣場も昔ながらの作り。島ロッカーがあり、左と手前にもロッカーが並ぶ。
左手には、坪庭。縁側に池、それにささやかな樹木だ。
古びた感じが郷愁感を誘う。



出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


脱衣場にも注意書きが所々張ってあり、カラーコーンまで用意されていた。
書かれていた内容はというと、
・なるべくしゃべらない
・滞在時間は短く
・飲食は最低限
こんな感じ。


もう一つ気になったのが、間仕切りにある温泉の効能表だ。
列記された病名がとにかく凄い。
打ち身や切り傷、冷え性といったあたりはまあ分からなくもないが、水虫になると、えっ?となり、糖尿病まで書かれてあるとさすがに笑ってしまった。
むかしはこうしたハッタリでも本気で信じられたのだろうか。


浴室の扉を開けると、浴室はやや広めのスペースで、島カランが2つ。そのうち右側には鏡が設置してあり、左はなし。左右の壁にあるカランは、ハンドシャワー仕様だったが、一部固定シャワー。
カランは古い銭湯にありがちな一部違うヘッドだったりするが、ここも例に漏れず当たり外れがある。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲男湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。
お店の看板通り鉱泉の黒湯を使っているが、左が主浴槽となる浅浴槽。右が深浴槽で少しバイブラっぽいのもあったが、基本的に深いか浅いかの違いしかない。
そして、2つともかなり熱い。


みると、常連ぽい入浴客が足だけ突っ込んで、チョロチョロとお湯を掛けていた。熱さに慣れるためなのだろうが、これだけで相当熱いことが分かる。


心の準備を整えると、とりあえず最初は左の浅浴槽から。
手で確認してみると、思ったほど熱くないかな?と思ったのだが、腰まで入ってみると、やはりワオっ!となる。
ただ、こういうアツ湯で大切なのは、慌てないことだ。
熱湯が自慢のお店というのは、必ずといっていいほど常連客が一見さんが入れるかどうか注意深く見てくる。
そんな常連たちの試す視線をあびながら慌てた様子は見せられない。
心の中で握り拳を作りながら、顔は涼しいカオを作る。
ただ、浅浴槽は極端に熱いわけではなく、無理すれば入れなくはないかな?という温度だ。温度計は当てにならないが、肌感覚だと47℃ぐらいか。
これだとなんとか我慢すれば入っていられる温度である(慣れてる人なら)。
しかし肝心なのは、右隣にある深浴槽。こちらは、自分が入室してから誰一人として入っていない。
これはなかなか挑戦しがいがあるなと思い、試しに手を入れてみたところ、(ん、意外といけるかも?)と思ったのが後の祭りで、どっぷり浸かってみると入った瞬間に後悔するほどめちゃくちゃ熱かった。
おそらく50℃ぐらいか。
熱すぎる湯船に入るとそうなのだが、感覚がおかしくなる。
しばらくすると熱いのになぜか冷たいような感覚におそわれて、これは本当にヤバいやつだと思ったが、いきなり出るのも格好悪いので我慢する。
といっても20秒たらずが限度で、出るときは足先が異常に痛く、あともう少し遅かったら火傷してたかもしれない(アホなのでかつて調子に乗ってそれをやってしまったことがある)。
なので、深浴槽は覚悟ができた人以外はやめるべきだろう。
ほかにも一人だけ常連ぽい入浴客が入っていたが、やはり1分も入っていられないようだった。
やはり最初から入らないのが身のためか…。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 上野
経路 動物園沿い
周辺の環境 上野公園

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 タイル絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 味わいがある
シャワーの出 当たり外れあり
浴槽の種類 浅浴槽と深浴槽
サウナ なし
温度 47~49℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 女性は感じがよい
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 高齢者がほとんど


【案内】

住所
〒110-0008
台東区池之端3−4−20

電話番号
03-3821-3826

アクセス
東京メトロ千代田線「根津」駅下車、徒歩5分

休日
月曜、木曜

営業時間
15:30−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

宝泉湯(東京・入谷)

2020-05-19 07:10:00 | 銭湯
東京・入谷
#宝泉湯









東京メトロ日比谷線
#入谷駅

▲東京メトロ日比谷線の入谷駅




▲入谷は、上野の北にあって、西に鶯谷、東に行けば浅草という立地だ


▲出口4番にでる






▲地上に出たところ


▲現在地から右をみると宝泉湯の文字がみえる。駅から歩いて5分ぐらいか


▲右に進む














▲横断歩道のところで宝泉湯がみえてくる










▲到着


入り口に立つと、左側に灰皿があり、丁寧にベンチまで用意してある。
マンション銭湯ということだが、このへんはまだ昭和のまんまか。
自動扉を開けて中に入ると、最初に目に飛び込んでくるのが大きな水槽。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左側に下足箱スペースがあり、自動扉を開けると目の前にロビー。その右奥にフロントがある。
座るのは、50代前半ぐらいの男性。いつもなら貸しタオルを訊ねるが、ここは張り紙ですでにタオルセットをお勧めしていたので、目の前にあるタオルセットを手にし、「これください」と頂くことに。合計590円。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲下足箱スペース


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲奥にフロント


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右にロビーがある


男湯は右側で、のれんをくぐると、縦長の脱衣場になっている。左右にロッカーがあり、真ん中に座るテーブル。洗面台や体重計は奥にあった。
浴室入り口に進むと、少し階段を下りる。マンション銭湯によくある半地下構造のようだ。


扉をあけると、やはり天井は低く、横幅は狭いが奥行きがある。
手前右側にサウナと立ちシャワー。
その奥に水風呂があった。水温は温度計だと22℃ほどだったが、自分の肌感覚だと控えめにみて16℃ぐらいか。足を入れたときに頭がキーンとして、まるでかき氷を食べたみたいな感覚になった。
真ん中に島カランが一つ。
そして奥に浴槽だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽の上にある壁画はチップタイル絵で、サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」を描いたもの。
少しふくよかで、片方の胸は露出させている。隠して見せる。男心の分かってる挑発的なポーズだ。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちが男湯


浴槽は主に2つに分かれてて、全体の8割ほどを占めるのが右にある主浴槽。
右端に電気風呂があり、真ん中あたりにバイブラ。左端が座湯とボディジェットである。
温度は42℃ほどで、最初に足を入れると熱く感じるが、慣れたらちょうどいい案配だ。
さらに左にあるのが薬湯で、ガラス張りで閉じこめられている。
ここはミストと書かれてあって、ミストを兼ねているからパーティションで閉じこめているのかと納得。


出典:東京銭湯ホームページ引用


今回の薬湯は、バスフレンドで「なでしこ」と書かれてあった(バスフレンドは時折、意味不明の名前をつける)。
紫色をしていて、スペース的には2人が入れる程度。先客のおじさんがバタ足をしながら長湯をしていたので、あまり熱くないんだろうなと思ったが、実際に40℃ほどだった。


客層は、ほぼ高齢者が中心。浴室内ではさほど会話は聞こえてこなかったが、ロビーでは客と店主が熱心に新型コロナウイルスに関する意見を交わしていた。


全体的に少し古さは感じるものの、設備はしっかりしており、多くの人が気軽に立ち寄れる銭湯だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 入谷
経路 商店街を通る
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 ヴィーナスの誕生
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 縦長
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ボディジェット、座湯、バイブラ、電気風呂、薬湯
サウナ あり
温度 40~42℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(購入120円)
備え付け あり

◆人
受付 50代ぐらいの男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒110-0003
台東区根岸3−14−14

電話番号
03-3875-4126

アクセス
東京メトロ日比谷線「入谷」駅下車、徒歩5分

休日
月曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

曙湯(東京・浅草)

2020-05-16 06:53:00 | 銭湯
東京・浅草
#曙湯









東京メトロ銀座線
#浅草駅




▲路線図をみるとこんな感じ


▲乗客よりも作業員の方が多かったかも…




▲階段をのぼる




▲改札口


▲改札口を出て右側


▲今度は下る


▲地図をみると赤い矢印の場所いる


▲エスカレーターをおりて


▲まっすぐ進む




▲再び階段をのぼると




▲地上に到着。改札口をでてからここまで誰一人として遭遇せず。恐ろしいほど人がいない
(撮影時2020年4月26日)


▲まだまっすぐ




▲すると雷門がみえてくる


▲中に入って奥まで進む


▲ほとんどのお店が自粛要請に従っているが


▲左のお店のように一部開けてるところもあった




















▲浅草寺に到着


▲その浅草寺を左にむくと、突き当たりまで歩く


▲浅草寺の裏側からも行けるのだが、今回はちょっと遠回りすることに(距離はほとんど変わらない)






▲ここを右


▲すると奥に遊園地の花やしきがみえてくる。江戸時代から行楽地だった浅草を象徴する施設だ




▲真っ直ぐすすんで


▲花やしきを左手にして歩く










▲くねった道を歩き






▲大通りにでる


▲横断歩道を渡り


▲渡ったところにゴロゴロ会館


▲左に進む




▲奥に大学いもの看板がみえてくるので


▲大学いもを右に曲がる


▲あとはまっすぐ進むだけ








▲左斜めにみえてくる






▲ここは、藤の花で有名なところだ


▲この季節になったら来ようと半年前から決めていた














▲心地よい風が吹いていた


▲到着


下足箱に靴をあずけて扉をあけると、フロントは右側にあって、座るのは小柄な70代ぐらいの女性。
「いらっしゃいませー」と特徴あるアクセントで声を掛けてくれる。お風呂セット(タオル、シャンプー付き)がすでに案内されていたので、それをお願いすることに。入浴料あわせて600円。
奥にはロビーがあり、統一感のある調和のとれた作り。建物は古いけど、どうやらデザイナーズ銭湯に衣替えしたようだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は入って左側で、のれんをくぐると、まず目に飛び込んでくるのが、小さな畳敷きの休憩所。ここでもお風呂上がりにゆったり過ごすことができる。テレビも置いてあったが、この時は電源が入っていなかった。
さらに左側には坪庭。こちらもテーブルと椅子が並び、洗練された演出だ。
奥側がロッカーの並ぶスペースで、シックな装いである。
浴室入り口付近にある体重計は、ものすごくレトロな感じで、この銭湯の歴史を物語っている。天井を仰ぎ見れば、格天井。こちらの装飾も素晴らしい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の半自動扉を開けると、中は清潔感ある白で統一されていて、真ん中に島カラン。右の間仕切りにもカランが並び、左側はガラス張りのジャグジー風呂だった。
ジャグジー風呂の中に入ると、縦長の作りで4人は入れそうな広さ。
どうやら外気も取り込めるようになっているが、生憎この日は夏日だったのでクールダウンできない。そもそも外気浴用の椅子や座る場所もないので、やや中途半端な印象である。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲とても綺麗だけど、椅子がなかったのは残念


入り口に視点を戻すと、右手前に立ちシャワー。こちらはハンドシャワー仕様で、奥にL字型の浴槽がある。


左側が手前にせり出していて、ジャグジー風呂とくっついている。
右にかけて、ミクロンバイブラ、座湯、ハイパージェット、ボディジェットと並ぶ。すべて新しくて清潔感溢れる。


ジャグジー風呂は41℃ほどで、主浴槽は43℃。どちらとも白湯。
すべてクセのない設定なので、万人が楽しめる銭湯だろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こっちが男湯


壁絵は、真ん中に富士山があって、雷門が下に描かれている。左には藤の木。
富士山の後ろには謎の怪獣が水色の光線を吐いていて、それがやがて川となり屋形船が流れ、両脇に桜が並ぶ。
上空には衛星らしきもの(たぶん、はやぶさ)が飛んでいて、描いた時期がだいたい想像できる。
女湯もかすかに見えるのだが、こちらはハリーポッター?
古風な建物と調和の取れた内装とは裏腹に、壁絵はアバンギャルドな絵だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層はほぼ高齢者で、浴室内はまったく会話がなくて静かだった(新型コロナの影響か?)。
ただ、脱衣場で休憩していると、受付から高齢者の大きな声が聞こえてきて、「アベさんの奥さんがね、海外に旅行に行って」などと同じ言葉を何度も繰り返していた(海外旅行は自粛中の国内旅行と勘違いしたものと思われる)。
受付の女性も「アベさんもねぇ…」と話していたが、こういう商売はいろんな意見を受け止めないといけないので大変だなと思った。
ちなみにその安倍首相だが、かつて浅草で握手をしてもらったことがある。とても柔らかい手だった記憶があるが、当時はまさかここまで長期政権の首相になるとは思ってもみなかった。
コロナ騒動が落ち着いた頃は、浅草も政権もどうなってることだろうか?


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 浅草
経路 浅草寺裏手
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 藤の花、謎の怪獣
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビーが各所に
脱衣所 美しい
シャワーの出 出はふつうだけど、お湯はかなり熱め
浴槽の種類 ジャグジー、ミクロンバイブラ、座湯、ハイパージェット、ボディジェット
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒111-0032
台東区浅草4−17−1

電話番号
03-3873-6750

アクセス東京メトロ銀座線「浅草」駅下車、徒歩15分

休日
第1・第3金曜

営業時間
15:00−25:00

※東京銭湯ホームページ転載

タイムリゾート(東京・町屋)

2020-05-09 07:02:00 | 銭湯
東京・町屋
#タイム
リゾート









東京メトロ千代田線
#町屋駅

▲東京メトロ千代田線の町屋駅


▲路線図をみるとこんな場所




▲ここはいつも強風で寒い…


▲階段をのぼり




▲改札口


▲出て左側にいく


▲階段をのぼると


▲地上に到着


▲振り返る


▲いまここ


▲横断歩道をわたる


▲左をむけば路面電車(都電荒川線)


▲その路面電車沿いを歩く










▲ここでストップ


▲左にある町屋二丁目駅が目印



▲右にまがる


▲ちょっと進むと


▲左にお寺がみえる


▲ここを左折する


▲さらに進み




▲右の細い路地に入る






▲かなり狭い


▲そこを抜けたところに


▲タイムリゾートがみえてくる


▲一見するとよくあるマンションだが…


▲入り口にはTimeリゾートの文字。この装飾は、80年代の感性を感じる


▲入り口到着


入り口前に立つと、自転車置き場がすでに満車状態。出入りする人も多く、渋滞を引き起こしていた。
すごい人気だなぁと思いながら、自転車をかき分けて下足箱のところまでたどり着くと、とりあえず靴を下足箱の中に。
左にあるロビーへと入ると、左側にフロントがあり、座るのは白髪でヒゲもじゃの70代ぐらいの男性。
「こんにちは」と挨拶すると「いらっしゃ~い」と間延びした返事でお金を整理するのに忙しそうだった。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「えっ?」と聞き返されて「貸しタオルありますか?」と聞くと耳に手を当てて「えぇ?」と聞き返されて「貸しタオルありますかッ?(大きめ)」と聞くと、「え、とここはじめて?」と逆に質問された。
「いまねぇ、、、」と言われ、なにやら雲行きが怪しいなと思いつつ返事を待つと、後ろから入浴客があわてた様子で「大丈夫かよ!」との声が飛んできた。
店主は「いや~」と煮え切らない様子。

(客)「誰か呼ばないのか?」
(店主)「救急車を呼ぶと言っても難しいからねぇ」
(客)「違うよ、他に誰かいないのかよ」(と言いながらアイスケースに手を延ばす)
(店主)「いないみたい」
(客)「痙攣してたけど、大丈夫かよ」

といったやりとりをしており、どうやら脱衣場でロッカーに頭をぶつけて床に倒れた人がいたようだった。
この時点でもう帰ろうかな…と思ったのだが、待たせたことを気にしてくれたのか「ごめんね待たせちゃって」とすぐに貸しタオルを出してくれた。
「ところでどこの銭湯に入ってるの?」と言われて、とっさに「浅草です(実際にその前に入ってきた)」と言うと、「遠いところから来てるんだ~」と驚かれつつ、入浴が許可された。
おそらく客との話に巻き込まれてなかったら断られてただろう。
倒れた人に感謝。


ちなみにフロントのあるロビーはというと、ソファーが対で2つ並び、少しくたびれているものの家庭的な手作り感がある。
男湯は右側にあって、のれんをくぐると、少し広めの作りになっている。
手前と右側にロッカーが並び、真ん中には座るテーブル。左側は普通のテーブル。その横にマッサージチェアがある。右奥には洗面台。椅子がBARにあるような形で変わっていた。
全体的に古く、とにかく人でごった返していた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


しばらくして店主が脱衣場にやってくると、倒れた人の元にきて「大丈夫?」と尋ねていた。
倒れた高齢者はいたって平気そうで、「たいしたことねぇよ!」と憎まれ口を叩く始末。
しかしこれは不幸中の幸いだろう。
風呂上がりはかなり危険で、年間でも5000人以上が溺死している。風呂場は血圧が変動しやすく、脱衣場で倒れる人も少なくない。


浴室の扉を開けて中に入ると、少し変わった作りをしている。
まず島カランが真ん中にあって、左側にもカランがあるが、その左側はすべて仕切り板がはめられている(スーパー銭湯と同じ作り)。
右側に目を転じると、立ちシャワーが3つ。中には熱帯の植物らしき絵を描いたタイル絵が散りばめられていて、一応リゾート感を演出している。
その立ちシャワーの右側が森林浴の浴室である。
森林浴と言われてなんのこっちゃと思うかもしれないが(自分も分からなかった)、その名の通り木の匂いが漂う薄暗い空間である。
右側が薬湯で、左側が寝湯。広めに確保されたスペースだ。
入ってみると、しばらくして木の匂いがフンワリ漂ってくる。浴槽自体は石作りで、一見すると露天風呂みたいなのだが、どこから木の匂いが漂ってくるのだろう?と不思議だった。
お湯の匂いをかいでみても、それとは違う感じ。もしかすると屋根が木材だったので、そこからだったのかもしれない。
浴槽の温度は42℃ぐらいでそんなに熱くはなく、寝湯も同じぐらい。
やはり木の匂いがすると落ち着いた気分になれる。まさに森林効果。
これだけでも、ここに来て良かったと思えた。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右が薬湯


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左が寝湯。通路奥に外気浴ができるように椅子が置いてある


この森林浴から出ると、右にあるのが主浴槽である。
こちらは白湯仕様で、バイブラが真ん中にあって、手前側が座湯。ここも温度は42℃ぐらいで3~4人だといっぱいになる広さだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


さらに真ん中の島カランからみて、左側にあるのがラドン浴泉。
こちらは2人ぐらいが入れるほどの大きさでパーティションで覆われている。
見た感じ、なんの変哲もない湯船であるが、たぶんなにかしらの効果があるのだろう。こちらも温度は42℃ほどである。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲見た目は単なる白湯


ラドン湯の奥にはサウナがある。この日は残念ながらコロナウィルスの影響でやっていなかった。そのさらに奥が水風呂。一般の銭湯にしてはけっこう広めで水温は16℃ほどか。通路を隔てた前(つまり主浴槽の横)には数が少ないけど、カランが並んでいた。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲実物はもう少し広くみえた


こんな風に設備はかなり充実していて、開業当時はそうとう意欲的に取り組んだ銭湯であることが伺われる。
店名もタイムリゾートと尖った名前のように、伝統にとらわれない斬新さを模索した銭湯だったのだろう。


一方で、客層は見事なまでに高齢者ばかり。しかもみんな仲が良くて、帰るときはしっかり
「お先です!」
「お疲れ様です!」
と勤め帰りのような挨拶を交わしている。
会話も活発で、スピーカーを使って話してるかのような大声で笑い声が響き、賑やかというか、やかましい。
これは女湯でも同じだった。まさに地域の社交場である。


帰るときも同じように騒がしく、店主がべつのお客さんと話をしてるのに、離れた玄関先ではおばちゃんが大声で「○○さんいる!?ねー、○○さんいる?」と店主に尋ねており、さらに別の若い男性も輪に加わって「○○さんいますか?」と叫んでいた。最初から最後まで騒乱に満ちた銭湯だった。
そんな状況でも貸しタオルを返すと、気にかけてくれていたのか「また来てね~」と声を掛けてくれたのだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 町屋
経路 路線電車沿いを歩いて右
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ちょっと広め
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 森林浴、薬湯、寝湯、ラドン湯、水風呂、バイブラ、座湯
サウナ あり
温度 42℃前後
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの男性
客層 高齢者中心


【案内】

住所
〒116-0001
荒川区町屋4−4−1

電話番号
03-3819-7941

アクセス
都電荒川線「町屋2丁目」駅下車、徒歩3分

休日
金曜

営業時間
15:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載