#COCOFURO かが浴場
JR京浜東北線
#王子駅
▲JRの王子駅
▲北口改札口
▲北口改札口を抜けて左にすすみ
▲川沿いに歩く
▲歩道橋がみえてきたら
▲ここをあがる
▲あがったところ
▲そのまま進むと右に王子神社、左に北区の役所がみえてくる
▲一度ひだりの横断歩道を渡り
▲北区の役所方面へと真っ直ぐ進むだけ
▲交番を横切り
▲横断歩道をわたって
▲花辰が見えてきたら近い
▲左のミニストップのところが、かが浴場も入るテナントビルである
▲左折したところ
▲かが浴場は、2023年5月16日にビッグバン誕したココフロ系列の第3弾だ。閉店した銭湯を居抜きによって再生している
▲入浴料はほかの銭湯とおなじ500円だが、サウナが200円と破格の安さである
▲正面
▲ななめから眺めるとヒネりのある凝ったビルである
▲到着
▲かつての独特のフォントは引き継がなかったようだ
▲日本初のコインランドリーをほこっていた場所。いまは違うお店が入っている
▲項目が多い注意事項。あまり多すぎるとかえって頭に入らないような…
下足箱は左右の壁沿いに並び、券売機はこの下足箱のスペースにあった。
▲高齢者ヘルシー入浴なるものもある。販売タオルロゴ入り130円。レンタルバスタオル160円。タオルセット290円
チケットを手にして自動扉を抜けると、すぐ目の前にフロントがある。
対応してくれたのは二十歳前後ぐらいの若い男性。入り口に入った瞬間から大きな声で挨拶をしてくれる。
ほかには20代の男女の姿があり、合計で3人ほどが忙しそうに仕事をしていた。
チケットを渡して購入したロゴ入りのタオル(130円)をもらう。
まわりを見渡すと物販の多さが目を引く。入浴関連のグッズが数多くならび、それだけ華やかな雰囲気を感じる。
フロントの左側には数は少ないもののテーブルが用意され、そこでソフトクリームなどの飲食を楽しむことができる。
右側に目を向ければ、一段あがったスペースになっていて、こちらはカフェのようにお洒落な雰囲気。ソファが壁沿いに並び、若い男女が入浴後のひとときを楽しんでいた。青春時代のいちページを垣間見るような気分。
食べ物などもフロント近くで販売し、カップ麺や缶詰などお手軽に買える食べ物が目立った。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
浴室の入り口は、一段あがったところの端っこにあり、男湯は左側で女湯は右側。
のれんをくぐって扉をあけるとお世辞にも広い空間とはいえない脱衣場になっていて、ロッカーは島形式で点在。その隙間を縫うように移動しなければならない。人も多くいるので、余計にその狭さは強く感じた。ロッカーは正方形や縦長などがあるので荷物に応じて使い分けることができる。
ドレッサーは脱衣場の壁側にあり、ドライヤーに綿棒、それとテッシュなどがある。潤沢なところと比べると乳液や化粧水はなくて(欲しい人は使い切りが券売機で売ってる)最低限という感じもしなくもないが、個人的にはこれだけあれば十分。むしろ多いと場所を取ることになるし、やたらとアメニティがあるところはそんなに必要だろうか?と思ったりもする。給水機が入り口横にあるので、このあたりの設備も嬉しい。
浴室の扉をあけて中に入ると、とにかくすごい人の数だった。ロッカーや休憩所を見ればだいたい想像できたが、実態は想像以上。
カランはすぐ入って左側に島カランが2つ並ぶ。スーパー銭湯とおなじでハンドシャワーにプッシュ式で時間の経過とともに止まるもの。この時は運が悪いことに水シャワーだったのを当ててしまった。知らずに浴びたらいきなり冷たくて飛び上がりそうになった。温度調節は使い終わったらお湯に戻してほしい。
備え付けはシャンプーとボディシャンプー。ココフロ系列店と同じものを使っていることが匂いで分かった。
カランの奥にはサウナがある。こちらは音楽が流れるもので扉が開くたびに爆音が響いていた。閉まるとほとんど聞こえず、防音の高さに驚く。
ただこの音楽は常に流れているわけではなく、流している時と無音のときと30分ごとに繰り返してるようだ。やはりこの大量に音楽を流すのは賛否両論があるようで、実際に自分もあまり良いとは思えなかった。どちらかというと静かに過ごしたい方なのと、選曲によっては雰囲気がブチ壊しになる。客が選曲をできるようになればいいのにとさえ思った。
カランとサウナの間の通路には外気浴ができるスペースの扉がある。
こちらは狭いスペースにみっちりと椅子が並び、人気なので行列や滞留ができるほど。もちろんビルのところなので、周囲はみえないけどお洒落な空間だ。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
▲写真では広く見えるが、実際はそんなに広くはない。オートローリューもあって、これで200円はコスパが高い
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
▲スタイリッシュで格好いい
サウナの裏側に水風呂がある。一段あがった作りになっていて、その分深さが確保してある。90cmの表記だったので中々深い。奥行きもあって4人ぐらいは入れるのと、水温は温度計を信じると16℃。肌感覚もそれぐらいかなと思う。
出典:スーパー銭湯全国検索ホームページ引用
右側に目を転じると、手前には数多くのタオル掛けがある。
こちらにはタオルだけでなくサウナハットが無数に並び、サウナ文化が深く浸透してることが分かる。
自分が子どもの頃はサウナといえばおじさん達がたしなむ昭和の娯楽というイメージが強かったので、若者であふれる今のサウナは隔世の感だ。サウナハットは70年代に流行ったチューリップハットを彷彿させるなど、令和の時代に昭和ルネッサンスが開花している。
その右奥に浴槽が2つ並ぶ。
手前が漢方薬湯で、ココフロのオリジナルブレンドらしく独特の匂いがした。漢方特有のクセは強くなくてさわやか。少し白濁にもみえたが、浴室全体が間接照明で薄暗いのでいまいち本来の色がわかりにくかった。
温度は42℃ほどで少し熱め。
奥にあるのが華の湯で、奥飛騨湯から採取したものらしい。そんなに湯の花らしい匂いはなくて、これだったら普通の薬湯のほうが入ってる感がある。
この華の湯の奥に電気風呂。弱と強にわかれていて、弱でも十分に強かった。温度は41℃ぐらいと誰もが入れる温度だ。
このようにサウナを中心に外せないものはしっかり用意しているが、スペースの都合もあったと思うが、バリエーションはそんなに多くなく、湯船が特に犠牲になっている。
昨今はリニューアルする銭湯だと炭酸泉が当たり前のように用意されているが、このお店はなかった。
なぜ用意しなかったのか分からないが、推測するとランニングコストの削減かなとは思う。一方で、べつの理由としては高濃度炭酸泉が今は陳腐化しつつあるので、そのあたりで新しい形を模索した結果だったのかもしれない。
今はリニューアルしたとあって目新しさで来客が多いけれども、王子駅から徒歩10分の距離はリピーターを考えると少しネックになるだろう。さらには全体的な狭さから感じる窮屈さと設備の中途半端さ、サウナをめぐる運営の仕方でも好みがわかれる。
見方を変えれば、この狭さが友人同士で来る場合は心地よい良い空間かもしれないし、サウナの音楽も非日常空間の演出としては冴えている。視点により解釈に幅が生まれるお店だ。
今回のかが浴場はココフロの運営会社にとって大きなチャレンジだろうし、客側からしたら、そのトレードオフを見極めるリトマス試験紙のような銭湯である。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 王子
経路 北へ
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 特になし
照明 少し暗い
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれいだけど狭い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 漢方薬湯、華の湯、水風呂、電気風呂
サウナ あり
温度 41~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 元気
清潔さ きれい
貸しタオル あり(レンタルバスタオル160円)
備え付け あり
◆人
受付 20代の男女
客層 若者が中心
【案内】
施設名
COCOFURO かが浴場施設
タイプ銭湯(公衆浴場)
住所
東京都 北区 王子本町2丁目23−9 加賀ビル
アクセス
JR 京浜東北・根岸線 / 王子駅北口 徒歩 8 分 JR 京浜東北・根岸線 / 東十条駅 徒歩 13 分 東京メトロ南北線 / 王子駅 徒歩 7 分 都電荒川線 / 飛鳥山駅 徒歩 10 分 都電荒川線 / 王子駅前駅 徒歩 10 分 国際興業バス:(赤50)王子駅〜赤羽駅 本町通り1分
駐車場
近くにコインパーキング2カ所あり
TEL
03-5948-5262
HPhttp://rakuya-onsen.com/
定休日
なし
営業時間
月曜日 06:00〜24:00
火曜日 06:00〜24:00
水曜日 06:00〜24:00
木曜日 06:00〜24:00
金曜日 06:00〜24:00
土曜日 06:00〜24:00
日曜日 06:00〜24:00
定休日:3月、5月、9月、11月 第3火曜日
料金
入浴料金 500円
サウナ料金 200円
※サウナイキタイホームページ転載