銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

栗田湯(鎌倉・大船)

2018-02-24 21:16:14 | 銭湯
かつて松竹の大船撮影所があった跡地にできたのが鎌倉女子大生だが、そのすぐそばにあるのが老舗の栗田湯だ。
歴史を感じさせる建物であるが、斬新なモチーフの壁画があったり、平凡ながらちょっと変わったところもある銭湯だった。



▲大船駅


▲本来ならこっちの道なのだが工事中のため、わざわざ無駄な遠回りをしてしまった










▲大胆にも自虐的な名前の「でぶそば」というラーメン屋さん 


▲他にも工事中のところが。最近は再開発が盛んらしい


▲テレビでみたことがあると思った青空喫茶。遠回りしたことで発見があった






▲イトーヨーカ堂


▲すっかり紅葉も落ちてしまったが、桜並木。春は壮観だろう




▲この建物はなんだろうと思っていたら




▲鎌倉女子大だった(旧松竹撮影所跡地)


その目の前にあるのが栗田湯




▲到着


看板こそ新しい感じだが、中はかなり老朽化した建物で下足箱はだいぶくたびれていた。
自動扉を開けると、目の前にフロント。左側がロビー。あまり手入れのされてる感じがしない。
テレビに夢中なのか気がそぞろな受付の女性。年齢は60代ぐらいだろうか。何を熱心に見てるのかと思ったら、卓球のラリーを競ってる内容だった。
穴の空いた貸しタオルを渡されて(40円)、右側の男湯ののれんをくぐると、手前側の扉にはサウナの赤文字。ただ、今は稼働してなくて物置になってる様子である。
脱衣場の作りは平凡で真四角。右側の曇りガラスの扉奥は物置になっていて、雑然と黄色い桶が並んでいる。その端っこにトイレがあった。


浴室もまったく平凡で手前側に島カランと左右の壁にカランが並ぶ。立ちシャワーなどはなく、あとは奥に浴槽。天井はやや高く、真ん中がくり抜かれている。
浴槽の奥も物置になっていて、のぞくとそこも適当にテーブルなどが置かれてあった。


浴槽の構成は、左が半身浴のできるスペースで、真ん中がバイブラ。それと右側が座湯。
お湯はすべて白湯だ。まったく趣向が感じられない。ただ、右壁の壁絵は乳房を露わにしたビーナスが三人ほど描かれている。こういう大胆な絵は珍しい。男湯にしてはなかなか刺激的な絵である。
それと男女の仕切壁には、梅とウグイス。


部屋全体は白を基調としていて、肌色のタイルがアクセントになっている。それと換気がよくないせいか、湯気がものすごく立ちこめていて、視界が悪い。
客層は、例に漏れず高齢者ばかりなのと、自分みたいな一見さんが珍しいのか、ずっとこちらを見ている高齢者もいた。
ほとんど地元客だとは思うのだが、会話はいっさい聞かれなかった。
温度は、43℃。ちょうどいい温度だが、それにしても今時の銭湯にしてはあまりにシンプル。
ほんとうに特徴がなくて、遠くからわざわざ来るような銭湯でないなという印象をもった銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス 鎌倉女子大生目の前
最寄り駅 大船駅
経路 イトーヨーカ堂経由鎌倉女子大前
周辺の環境 鎌倉女子大や川
●空間演出
建物外観 ちょっと新しい感じ
壁画・眺望 ビーナスや梅とウグイス
統一感 なし
置物 物置が汚い
照明 ふつう
★設備
休憩所 ちょっと雑な感じ
脱衣所 平凡
シャワーの出 当たり外れがある
浴槽の種類 座湯、バイブラ
サウナ なし(痕跡あり)
温度 43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 気がそぞろ
清潔さ ふつう
貸しタオル ボロい
備え付け なし
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者オンリー


【案内】
住所

〒247-0051 鎌倉市岩瀬1-5-23

電話

0467-46-7893

営業時間

14:30〜21:30

定休日

毎週火曜日

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

横浜歴史博物館(横浜・センター北)

2018-02-17 12:18:25 | 博物館
今回訪ねたのは、港北区にある横浜歴史博物館というところです。企画展が「銭湯と横浜」という催しだったので、地元民としては是非行かなければ!ということで、休日を利用して行ってきました。
日頃から当たり前ように触れている品々が展示されていることに不思議な感覚もありましたが、今まで知らなかったことを知る機会にもなり、充実した時間を過ごせました。


▲写真は横浜市営地下鉄のセンター南駅。本当はセンター北が一番近いのですが、今回はバスを使ったため、センター南から歩きます。


▲ほぼセンター北に向かってまっすぐ歩くだけ。


▲両脇は、市営地下鉄のブルーラインとグリーンラインの路線。本来は地下鉄なのですが、ここは地上部分に出ています。


▲ここら辺は、非常に起伏のある土地柄です。


▲川を渡り、


▲今度は上る。




▲左側のスロープを歩いて、


▲橋の下から右側を覗くと、


▲歴史博物館の建物が見えます。


▲「銭湯と横浜」の看板。


▲ぐるっと回った正面入り口。


センター北なら歩いて10分ほど。センター南なら15分程度の距離です。
歴史博物館の開館時間は9時からなのですが、思い違いで10時に到着。
ただ、開館から一時間ほど経過していましたが、ほとんどのお客さんはいませんでした。
入り口から入って左側のところに受付があり、受付の女性が笑顔で「こんにちは~」と挨拶してくれます。


受付で料金を支払おうとしたところ、どうやら企画展は無料(常設展は400円)らしく、常設展は過去に何回か見ているので、今回は企画展だけを見ることにしました。
企画展は、受付の横にある階段をのぼってすぐ左側のところにあります。
そこにも案内の女性がおり、観覧の注意などを説明してくれます。
おおまかに言うと、写真は原則OK。ただし、撮ってはいけない物もあるので注意してくださいということです(銭湯花嫁の写真など)。それと中には触っていいものもありました。


入り口の最初に出迎えてくれるのは、銭湯関連の品々ではなく、昔の生活風景を紹介したものです。

▲昭和にタイムスリップ…といっても昭和も初期と後期では全然別世界だと思うのですが、ここでは団塊世代が懐かしむようなアイテムですね。


▲ちゃぶ台は、昭和のシンボルにして、家族間の衝突を演出する舞台装置でもありました。


▲当時の洗濯機。気圧を利用した仕組みは今見ても斬新な気がします。


そうして、ようやく順路を進むと、銭湯の展示物が目に飛び込んできます。


▲横浜市内の銭湯軒数の推移。最盛期の昭和52年(1977年)は、なんと365軒! 思ったよりも古くない時期だなと思いました。


▲近年はここまで減ってしまいました。平成29年(2017年)は、69軒。40年の間に300軒もなくなったわけです。ここ10年近くも毎年4~5軒は消えています。

そして順路を進むと、右側には番台。近くで座っていたスタッフが声を掛けてきて、番台にあがってみてくださいと言われたり、バーチャル番台(番台からの風景をみることができる)のメガネもあるので半ば強制的に勧められました。ちなみに番台からの眺めは、記憶に間違いないがなければ、昨年度に閉店した戸塚区にあった矢部の湯です。


▲番台。座るところは畳敷き。


▲番台にあがると、こんな高さでした。

左側には、いつも見慣れた靴箱やケロリン桶。ここで展示されてるよりも古い施設もみてるので、まさに昨今言われてる「銭湯遺産」という言葉が実感できます。


▲お決まりのケロリン桶。実感としては8割ほどの銭湯が使っているでしょうか。


▲こちらは、かなり年季の入ったタオル。


▲昔の料金表。


▲消火器ではなく消火弾というのがあったようです。消火力は不明とか。


それと、真ん中あたりは、横浜にある銭湯の分布図。


▲解説によると、神奈川区の西側に家庭風呂をもった農家が多かったので、銭湯が一軒もなかったとか。農家に家庭風呂が普及してたというのは意外でした。当時の農家はほかの職業より裕福だったということでしょうか?
それと、今の関内にある江戸時代にできた吉田新田には労働者が多く集まり、銭湯が多かったそうです。たしかにあのあたりは多い印象がありますね。
それと鶴見区も工業地帯なので同じく銭湯を利用する労働者が多いようです。横浜の銭湯をまわった実感としては、鶴見、磯子が一番密集してるかなと思います。


▲「都筑区には昔も今も銭湯がありません。家庭風呂を備えた農家が多かったためです」と説明文。なぜ、農家に家庭風呂が多かったのか、掘り下げた説明がほしかったですね。



▲銭湯マップ。個人的には、Googleマップを使って銭湯を訪ねていました。






▲セピア色の昔の写真。女性はかなりお洒落な格好をしています。写真家が撮影しているようなので、普段とは違う身だしなみだったかもしれません。



▲銭湯を支えた人々として、横浜の銭湯は石川県、富山県、新潟県の出身者がほとんどなのだそうです。
部屋の奥にはテレビが設置してあり、「横浜ミストリー」というケーブルテレビ(Youテレビ)の番組が流されていました。その中で石川県出身者が紹介されています。
横浜の銭湯では、タイル絵が九谷焼なのは、石川県出身者が多いからだそうです。なぜ石川県や富山、新潟出身者が多いのかというと、冬は雪に覆われて仕事がないため出稼ぎに来るからだとの説明でした。
番組で紹介されてた銭湯は、いなり湯、井川湯、仲乃湯、太平湯です。
井川湯は、創業が大正時代からで、横浜で二番目に古い銭湯らしく、見るからに無機質で小さな建物ですが、当時の銭湯はこんな感じだったのかなという雰囲気を漂わせていますね。
太平湯の店主はやはり石川県出身者らしく、仲乃湯で修業して今は太平湯を営業してるのだとか。

ということで、帰りは久しぶりに仲乃湯を訪れました。



▲開店前のシャッターが閉まってる状態。てっきり15時からだと思ったら、15:30からでした。

熱めの湯船を堪能して、脱衣場に戻ると、ふと目に止まったのが石川県の北端、珠洲市にある見附島(通称、軍艦島)の観光案内ポスター。
ああ、やっぱりここも石川県出身者の銭湯なんだと知って、何となく石川県に親しみを感じる気分になりました。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 センター北
経路 まっすぐ歩くだけ
周辺の環境 ショッピングセンター群
●空間演出
建物外観 横浜市の威信を感じさせる立派な建物
壁画・眺望 常設、企画展に多数
統一感 あり
置物 色々
照明 明るい
★設備
休憩所 各所に設けられている
脱衣所 なし
シャワーの出 なし
浴槽の種類 なし
サウナ なし
温度 空調が20℃前後
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け なし
◆人
受付 40代ぐらいの女性ばかり
客層 大人から子どもまで多数


【案内】

開催概要

会期
2018年1月24日 (水) ~2018年3月21日 (水)

会場
横浜市歴史博物館開館

時間9:00~17:00(券売は16:30まで)

休館日
月曜日(祝日の場合は開館)

観覧料
無料

※横浜歴史博物館ホームページ転載

徳の湯(横浜・東白楽)(2階浴場)

2018-02-10 12:46:51 | 銭湯
東急東横線の東白楽駅から徒歩1分以内という屈指の近さを誇る徳の湯。
名前とは裏腹に、決して徳のある接客とは言い難い銭湯ではあるが、設備がかなり充実してて、雪の日に訪れるには格好の銭湯だった。


▲この日は、雪の日(1/22)。本当はいつも訪れている「鷲の湯」に行きたかったのだが、どういう因果か月いちの休みの日だったため、徳の湯へ。


▲東神奈川駅から歩くこと5分ぐらいで東白楽駅がみえてくる。


▲右手にみえるのが東白楽駅。


▲同じ立ち位置から見た左側。見える建物の隣の隣が徳の湯だ。


▲徳の湯に到着。


▲徳の湯の入り口から撮影した東白楽駅。改札口から歩いておよそ1分以内で到着するだろう。


入り口の自動扉が開くと、左側に傘立てがあって、右側には下足箱がある。下足箱は、普通の靴だけでなく、ブーツや長靴も入れられる場所が確保されており、入り口から設備の充実さを感じ取ることができる。
入り口は縦長の空間になっていて、奥には決して愛想がいいとは言えない店主(この日は女性だった)が座っている。自販機でチケットを購入し、受付で渡す。


前回は1階だったが、今回は2階。初めてここの階段をのぼる。
階段は、地方の安ホテルのような雰囲気。上にあがると、右側に食堂があった(その日はもうやっていなかった)。
左奥側にはトイレ。その食堂とトイレの間に脱衣場の入り口がある。
のれんをくぐると、四角い脱衣場があって、ロッカーが両壁に設置してある。
左奥には、浴室に向けられてテレビが設置してあり、浴室からもテレビが見られるようになっている(もちろん脱衣場からも見ることができる)。
脱衣場のすみっこにはウォーキングマシンのようなものもあるが、あとはほかの銭湯同様に体重計や洗面台があるぐらいである。


浴室の中に入ると、左側に主浴槽があって、台形のような形をしている。その壁際を取り囲むように、座湯、ハイパージェット、ボディジェット、電気風呂が順に配置されていた。
それと、右側には島カランが並び、さらに右手前(脱衣場の壁の裏側になる)には、水風呂と対面に桧風呂。一番奥にサウナの入り口だ。


カランのシャワーはかなり勢いがあって、設備に関しては素晴らしいと思う。桧風呂はかすかながらいい匂いがするし、滑らかな肌触りも良かった。それと桧風呂のお湯は、銀イオンを用いた殺菌もしているらしい。と、かなり色々とこだわった銭湯である。これで接客が良くてシャンプー類の備え付けがあれば完璧だろう。


水風呂のところには、葛飾北斎の神奈川沖波裏の絵が飾られている。当時の神奈川とは神奈川宿のことで、かつてあった神奈川宿は徳の湯からは目と鼻の先のところ。まさにこの地域に相応しい絵である。


そして、浴室の壁際には露天風呂の出入り口。この日、ここに来たのは雪の日の外気浴を初体験するためだったのだが、準備として我慢できる限界までお風呂に浸かり、体の芯まで暖める。そして、いざ露天風呂へ。


外に出ると、冷気を帯びた風が一気に体温を奪うのを感じる。しかも雪が体に舞い落ちてくる。当然覚悟を決めて出てきたわけだけど、想像以上の寒さで、最初に我慢できたのは30秒ほど。
すぐさま露天風呂の中に直行避難。


露天風呂は、結構大きい作りをしていて、手前側が白湯。そして奥は左右に分かれていて、右が寝湯。左が打たせ湯だ。
寝湯は、水まくらもあって(ちゃんと機能している)、雪を顔に受けながら浸かる露天風呂は非常に気持ちが良かった。
それと夜だったので、空を眺めていると、雪がまるですぐ目から出てくるような感覚にとらわれ、とても幻想的な景色である。
自分以外にも外気浴をしている人がちらほらいたが、さすがに長い間外の外気に身をさらす人はいなかった。


外は雪だったのと平日の月曜日だったため、そんなに入浴客はいないかなと思っていたが、週末の様な混みよう。
やはり設備が充実しているため、人気があるようだ。
以前訪れたときは一階だったが、個人的には今回の二階の方が楽しい思い出となり、オススメするなら二階かなという気がする。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東急東横線東白楽駅
経路 目の前
周辺の環境 飲食店
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 神奈川沖波裏
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい
★設備
休憩所 脱衣場、1階ロビー
脱衣所 そこそこの広さ
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、ジェット、ボディジェット、電気風呂、水風呂、桧風呂、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え あり
■サービス
接客 いまいち
清潔さ きれい
貸しタオル 30円(洗剤の匂いがしっかりしてる)
備え付け なし
◆人
受付 50代ぐらいの女性
客層 高齢者が中心で若い人も


【案内】

住所
〒221-0822 
横浜市神奈川区西神奈川2-1-5

電話
045-481-5654

営業時間11:00〜24:30(日・祝祭日 9:00から)

定休日
毎週木曜日

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

入間湯(東京・武蔵小山)

2018-02-03 18:52:55 | 銭湯
武蔵小山駅を降りて北上し、途中右折した先に「入間湯」がある。
反対の左に曲がれば月光泉があり、両銭湯はライバル関係にあると言えるだろ。
一見すると普通の銭湯だが、中はいろんな趣味に彩られたちょっと変わった銭湯だった。



▲武蔵小山駅から歩いた大通りの途中の場所。ここを右に歩く


▲あとはまっすぐ歩くだけ


▲ひたすら進む




▲するとコインランドリーとともに銭湯がみえてきて


▲入間湯に到着


下足箱に靴を入れて中に入ると、左側にあるフロントに座るのは、70代ぐらいの女性。
バッチリ化粧をほどこしており、この年代ではかなり身だしなみのしっかりした女性ではないだろうか。
フロント奥にはロビーがあって、豪華な壁絵と事務的なテーブルがなんともいえない独特の雰囲気を醸し出している。


男湯の脱衣場に入ると、思ったよりも広い空間だ。後ろを振り向くと、なぜか宇宙の絵が描かれている。
それとロッカーは右側にあって、一つひとつが大きい。
浴室入り口は天井付近まで大きなガラスで仕切られており、魚などの絵の装飾が施されていた。


浴室の中に入ると、脱衣場同様に広めで、特に島カランと両壁のカランとの間が広い。また入浴客もそんなに多くないので、気兼ねなくカランを使用することができる。
浴室全体は白を基調としており、ぱっと見、新しい雰囲気だ。


カランのシャワーはハンドルが場所によって異なり、部分的に改修・交換してきたのだろう。
天井は三色のストライプ。この演出は月光泉とまったく同じである。この地域に流行ったスタイルなのか?
それと壁絵は、珍しくタイルを下地にした鶴の絵。くわえてカランの横にある絵は、鉛筆画のような絵にもなっており、こちらも珍しい。とにかくロビー、脱衣場、浴室といろんなタイプの絵が統一感なく飾られている。


浴槽は左側奥にあって、四角の形で4つにわかれているのだが、実体は2つのお湯に分かれている。
浴槽の奥右側が座湯、左が寝湯。
それと、手前左側が白湯。この3つが同じお湯を共有している。温度は、43℃ほど。
手前右側が独立した湯船になっていて、けっこう熱い。温度計がないので自分の感覚が頼りだが、だいたい45℃ほどだろうか。


それと浴室の右奥にミストサウナ。注意書きには、中で歯磨きをしないでくださいと書かれてある。
サウナの横には立ちシャワー。こちらはボディーシャワー付きの水だけのシャワーだが、ボディーシャワーはほとんど使い物にならない。
ここは水風呂がないので、この立ちシャワーが水風呂の代わりなのだが、使ってみると、案外いいかもしれないと思った。


客層は、ほとんど中高年だが、若者もいた。この辺は月光泉と異なる(月光泉は見事なまでに、全員が超高齢者だった)。それと浴室内がとても静か。この辺も同じ地域なのに全然雰囲気が違って面白いと思った。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 武蔵小山
経路 大通りを通って途中右折する
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 自宅兼
壁画・眺望 鶴のタイル絵
統一感 なし(絵の統一感が一切なし)
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥
脱衣所 広々として余裕がある。扇風機が一つしかないのが残念
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯、座湯、寝湯
サウナ あり(無料)
温度 44℃、46℃(推測)
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(30円)
備え付け なし
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 中高年や若者


【案内】

住所
〒152-0002
目黒区目黒本町3−9−7

電話番号
03-3712-8468

アクセス
東急目黒線「武蔵小山」駅下車、徒歩5分

休日
水曜

営業時間15:00−24:00


※東京銭湯ホームページ転載