京急蒲田駅を降りると、線路沿いをそのまま川崎方面へ歩けば、出村商店街が見えてくる。
「出村」とは、かつて雑色と蒲田の間にあった駅名らしく、出村商店街はその名残である。そうした商店街の中に、蒲田温泉がある。
昭和の色彩を今も保ちつつ、新しい魅力も発見できる温故知新の銭湯だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/2f/97845b02f8f0259b7f662d1e1b2507f1.jpg)
▲京急蒲田駅下車
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/7d/7f8fdb1b530d20e03ba7866f1cf794a7.jpg)
▲川崎方面へと歩く
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▲ようやく商店街の入り口がみえる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/5a/627f3a23e3cd44e1e487231f129bf2aa.jpg)
▲商店街の中へ
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▲すると、左手に銭湯の文字。蒲田温泉を発見
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ee/61bdf256c263c420eb3be9fbac005684.jpg)
▲入り口のアーチ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7b/ca464d86c6e7b6f0fbcc3d835a0dd911.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/a8/f7615c5a989c1cb8783094bbb3d82d32.jpg)
▲寂れた商店街の中で、ひときわ輝く蒲田温泉
入り口に入ると、目の前にあるのがプラスチックの券売機。この券売機は、ちょっと大きめの銭湯だとたまにお目に掛かる代物である。
入浴券を買って、右にある下足箱に靴を入れると、中に入って左手にあるのがフロント。
そのフロントにチケットを差し出す。ただ貸しタオルは、ここでお金を支払う必要がある。
フロントに座るのは60代ぐらいの女性。対応が素晴らしかった。
それと、フロント前、入り口から見たら右側になるのだが、重厚感あるソファーが並び、その奥にはテレビが置かれてある。座ると、なんだか自宅のようなリラックスできる雰囲気。
それとロビー奥にある階段入り口には、大宴会と書かれた看板があり、どうやら上階は宴会場らしい。
このあたりから、蒲田温泉が温泉地をイメージして作った銭湯であることが分かる。
受付を済ませて男湯ののれんをくぐると、脱衣場なのだが、いきなり目の前にあるのが大きな柱。その柱の後ろに島ロッカーがある。あとは、両壁にもロッカーが並ぶ。
外観からして古い銭湯のため、建物内も古色蒼然としたイメージをもっていたが、中はかなり新しい。それと、一つひとつのロッカーが大きいので、使い勝手もよかった。
あとは浴室入り口付近に、洗面台と体重計、扇風機があるぐらいか。とてもシンプルである。
浴室に入ると、最初の印象としては、狭い浴室だなと思った。ここが本当に有名な蒲田温泉なのか?と疑問に思うぐらいである。
島カランが真ん中に伸びているのだが、浴室が縦長なので横幅が狭く、カランに座ると、後ろが若干気になる。
それと、右手前にサウナ、そのサウナの隣に小さな水風呂。実体は一人用だが、頑張れば二人入れるかもしれない。それと、奥には小さなカラン。
他の銭湯と同様に、浴槽は浴室奥にあるのだが、左側が黒湯、右側に白湯と大きく二つに分かれている。
白湯は手前側が赤外線+バイブラと超音波(ジェットバス)。さらに仕切られた奥に、電気風呂とラジウム鉱石だった。
温度は、42℃ほど。以前どこかのサイトでめちゃくちゃ熱い銭湯として紹介されてたので、意外と熱くなくて拍子抜け。
それと、左側にある黒湯は、低温と高温に分かれている。低温のほうが間口が幅広く、高温は小さく狭い。
黒湯のある銭湯は仕方ないのだが、所々黒ずんでいるので汚くみえる。
低温は、白湯とおなじく42℃ほどだろうか。一応温度計はあるのだが、すべてめちゃくちゃな数字でまったく当てにならない。
肝心の高温だが、入るとそこそこ熱い。熱い銭湯として知られる湯船はこのことなのだろう。
ただ意外にもその熱い湯船はこれだけ。また、めちゃくちゃ熱いかというと微妙なところだ。
温度計が当てにならないので自分の肌を頼りに推測すると(自分の肌感覚もあたり当てにならないが)、47℃ほどか。これなら、ほかの銭湯でもたまに遭遇する温度だ。
入浴客は、ほかと変わらず中高年ばかり。駅から少し遠いので地元客中心かと思いきや、客同士の会話は一切なかった。
天井はそんなに高くないが、ビル型にしては高いほうかもしれない。
あと壁画が浴室奥ではなく、入り口手前側。山と田んぼ、それと花の絵だが、表現方法が現代的だ。
蒲田温泉はネットでもしきりにみるので前々から知ってはいたが、駅から遠いのでなんとなく気が向かなかった。
今回は時間に余裕があったため、たまたま足を運んでみたのだが、実際に来てみると、正直来て良かった銭湯である。
設備そのものが、まあまあ良かったということもあるが、個人的にはどちらかというと雰囲気や接客の素晴らしさに感心した。
随所にもてなしの精神が散りばめており、予想してたよりも違った形ではあるが、人気がある銭湯というのはこういうことなのかと、また新たな発見のある銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急蒲田
経路 線路沿い
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 現代風と子ども向けのような絵。山と裾野に色彩豊かな田んぼと、抽象的な花の絵。山の上には満月がある
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい
★設備
休憩所 フロント前。重厚感がある
脱衣所 新しくてきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 赤外線+バイブラ、超音波(ジェットバス)、電気風呂、ラジウム鉱石、黒湯
サウナ あり
温度 42℃、47℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 愛想が良くて丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年
【案内】
住所
〒144-0053
大田区蒲田本町2−23−2
電話番号
03-3732-1126
アクセス
京浜東北線「蒲田」駅よりバス。「蒲田本町」下車、徒歩1分
休日
無休
営業時間
10:00−25:00
※東京銭湯ホームページ転載
「出村」とは、かつて雑色と蒲田の間にあった駅名らしく、出村商店街はその名残である。そうした商店街の中に、蒲田温泉がある。
昭和の色彩を今も保ちつつ、新しい魅力も発見できる温故知新の銭湯だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/2f/97845b02f8f0259b7f662d1e1b2507f1.jpg)
▲京急蒲田駅下車
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▲川崎方面へと歩く
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▲ようやく商店街の入り口がみえる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/5a/627f3a23e3cd44e1e487231f129bf2aa.jpg)
▲商店街の中へ
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▲すると、左手に銭湯の文字。蒲田温泉を発見
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/ee/61bdf256c263c420eb3be9fbac005684.jpg)
▲入り口のアーチ
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▲寂れた商店街の中で、ひときわ輝く蒲田温泉
入り口に入ると、目の前にあるのがプラスチックの券売機。この券売機は、ちょっと大きめの銭湯だとたまにお目に掛かる代物である。
入浴券を買って、右にある下足箱に靴を入れると、中に入って左手にあるのがフロント。
そのフロントにチケットを差し出す。ただ貸しタオルは、ここでお金を支払う必要がある。
フロントに座るのは60代ぐらいの女性。対応が素晴らしかった。
それと、フロント前、入り口から見たら右側になるのだが、重厚感あるソファーが並び、その奥にはテレビが置かれてある。座ると、なんだか自宅のようなリラックスできる雰囲気。
それとロビー奥にある階段入り口には、大宴会と書かれた看板があり、どうやら上階は宴会場らしい。
このあたりから、蒲田温泉が温泉地をイメージして作った銭湯であることが分かる。
受付を済ませて男湯ののれんをくぐると、脱衣場なのだが、いきなり目の前にあるのが大きな柱。その柱の後ろに島ロッカーがある。あとは、両壁にもロッカーが並ぶ。
外観からして古い銭湯のため、建物内も古色蒼然としたイメージをもっていたが、中はかなり新しい。それと、一つひとつのロッカーが大きいので、使い勝手もよかった。
あとは浴室入り口付近に、洗面台と体重計、扇風機があるぐらいか。とてもシンプルである。
浴室に入ると、最初の印象としては、狭い浴室だなと思った。ここが本当に有名な蒲田温泉なのか?と疑問に思うぐらいである。
島カランが真ん中に伸びているのだが、浴室が縦長なので横幅が狭く、カランに座ると、後ろが若干気になる。
それと、右手前にサウナ、そのサウナの隣に小さな水風呂。実体は一人用だが、頑張れば二人入れるかもしれない。それと、奥には小さなカラン。
他の銭湯と同様に、浴槽は浴室奥にあるのだが、左側が黒湯、右側に白湯と大きく二つに分かれている。
白湯は手前側が赤外線+バイブラと超音波(ジェットバス)。さらに仕切られた奥に、電気風呂とラジウム鉱石だった。
温度は、42℃ほど。以前どこかのサイトでめちゃくちゃ熱い銭湯として紹介されてたので、意外と熱くなくて拍子抜け。
それと、左側にある黒湯は、低温と高温に分かれている。低温のほうが間口が幅広く、高温は小さく狭い。
黒湯のある銭湯は仕方ないのだが、所々黒ずんでいるので汚くみえる。
低温は、白湯とおなじく42℃ほどだろうか。一応温度計はあるのだが、すべてめちゃくちゃな数字でまったく当てにならない。
肝心の高温だが、入るとそこそこ熱い。熱い銭湯として知られる湯船はこのことなのだろう。
ただ意外にもその熱い湯船はこれだけ。また、めちゃくちゃ熱いかというと微妙なところだ。
温度計が当てにならないので自分の肌を頼りに推測すると(自分の肌感覚もあたり当てにならないが)、47℃ほどか。これなら、ほかの銭湯でもたまに遭遇する温度だ。
入浴客は、ほかと変わらず中高年ばかり。駅から少し遠いので地元客中心かと思いきや、客同士の会話は一切なかった。
天井はそんなに高くないが、ビル型にしては高いほうかもしれない。
あと壁画が浴室奥ではなく、入り口手前側。山と田んぼ、それと花の絵だが、表現方法が現代的だ。
蒲田温泉はネットでもしきりにみるので前々から知ってはいたが、駅から遠いのでなんとなく気が向かなかった。
今回は時間に余裕があったため、たまたま足を運んでみたのだが、実際に来てみると、正直来て良かった銭湯である。
設備そのものが、まあまあ良かったということもあるが、個人的にはどちらかというと雰囲気や接客の素晴らしさに感心した。
随所にもてなしの精神が散りばめており、予想してたよりも違った形ではあるが、人気がある銭湯というのはこういうことなのかと、また新たな発見のある銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 京急蒲田
経路 線路沿い
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 現代風と子ども向けのような絵。山と裾野に色彩豊かな田んぼと、抽象的な花の絵。山の上には満月がある
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい
★設備
休憩所 フロント前。重厚感がある
脱衣所 新しくてきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 赤外線+バイブラ、超音波(ジェットバス)、電気風呂、ラジウム鉱石、黒湯
サウナ あり
温度 42℃、47℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 愛想が良くて丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり
備え付け あり
◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 中高年
【案内】
住所
〒144-0053
大田区蒲田本町2−23−2
電話番号
03-3732-1126
アクセス
京浜東北線「蒲田」駅よりバス。「蒲田本町」下車、徒歩1分
休日
無休
営業時間
10:00−25:00
※東京銭湯ホームページ転載