銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

有馬湯(東京・三ノ輪)

2020-06-27 06:31:00 | 銭湯
東京・三ノ輪
#有馬湯







東京メトロ日比谷線
#三ノ輪駅


▲路線図をみるとこんな感じ






▲階段をのぼり












▲出たところ


▲目の前の横断歩道を渡り、左に曲がる


▲左にまがれば地図がある(地図から見ると、有馬湯は右側に進む)


▲まっすぐ進む














▲再び地図。ここまで来た


▲まだ進み








▲ここでストップ


▲右に曲がる


▲すると、もうみえてくる






▲なかなか渋い建物


▲創業が明治とは歴史がある


▲脱衣場


▲受付と坪庭












▲駐輪場


▲到着


ちょうど開店時間に到着すると、入り口には人だかりができており、パッと見7~8人ほどがたむろしていた。地元では人気のある銭湯のようだ。
シャッターが開くと入り口は狭いため、順番待ちをすることに。
狭い下足箱のスペースを抜けて中に入ると、目の前にカーブを描いたフロントがあり、立っていたのは50代後半か60代前半ぐらいの男性。
「(ロッカーは)何番にしますか?」と渋い声で声を掛けられる。
「初めてなのですが」と言うと、「それでは下駄箱の鍵を出してもらえますか」と言われロッカーの鍵と交換する。貸しタオルを尋ねると「ありますよ」と出してもらえた。
「うちはシャンプーとか中にありませんが大丈夫ですか?」と聞かれて「大丈夫です」と言えばあとはなにも言われなかった。


男湯は右側で、付近には小さなロビーがある。水槽や写真が飾られ、和やかな雰囲気。
暖簾(入り口)はなぜか2つあって、くぐって中に入ると脱衣場。一般的な銭湯と比べると少し広めかもしれない。
島ロッカーが2つと、手前側にもロッカーが並ぶ。マンガ本があったりとユニークな作りだ。
右側をみると中庭の入り口があり、そこから右に回るとトイレがある。灰皿もあって扉が全開だったので、喫煙者がいると脱衣場に煙が入ってくるだろう。
左側が中庭。この中庭は、浴室からも全体が見られるように全面ガラス張りになっていた。かなり広めで、池のところには渡れるように石が置かれてある。大きな樹木もあって、薄暗さが初夏の空気感とよくとけ込んでいた。


浴室に入ると、浴室も横幅が広くて島カランが2つ。それと左の間仕切りにもカランがあり、右は先ほども書いたように全面ガラス張りの扉だ。


シャワーは間仕切り側にあり、あとはカランだけである。なのでシャワーは先に人で埋まってしまい、しかたなくシャワーなしを使うことに。
全体的に古さは否めなく、随所に老朽化を感じさせる。桶はプラスチックと木製とがあるが、プラスチックはすぐになくなった(プラスチックのほうが使い勝手がいいのだろう)。
椅子は永久腰掛け(緑色のやつ。別名、池島製椅子)のみ。それも数がそんなに多くないので、なんと途中でなくなってしまった。
ということで、椅子なしシャワーなし木製の桶でお湯を浴びることに、、、。
なかなかハードルの高い銭湯だった。


浴槽は奥に2つで、左が深浴槽で右が浅浴槽。浅浴槽は2つほどジェットがついていたが、あとはそれぐらい。もちろん白湯である。
そういえば最初に入ったときはカランからぶっといホースを引いて浴槽に水を入れていたのだが、そんなに熱いのだろうか?と警戒したものの、浅浴槽は41℃ほどと普通。
深浴槽は、若干熱かったが、43℃ほど。いたって通常範囲内だった。


客層は全員高齢者で、一部仲良く話していたが、浴室はほとんど静か。
一方で脱衣場は数人がワイワイ話し合っていて、最近誰それが来なくなったけどあの人は死んだか?などけっこう辛辣なことをサラッと話していた。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三ノ輪
経路 浅草方面へ歩く
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 コンクリート造り
壁画・眺望 猿
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広め
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェットバス
サウナ なし
温度 38~41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 渋い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 50代後半から60代前半ぐらい
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒110-0012
台東区竜泉3−31−2

電話番号

03-3873-2978

アクセス
東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅下車、徒歩10分

休日
水曜

営業時間
14:00−23:30

※東京銭湯ホームページ転載

最近の寄り道

2020-06-23 07:03:00 | 日記



コロナウイルスも夏の気温上昇とともに近頃はだいぶ落ち着きをみせるようになってきました。
いつまでこの状況が続くか分かりませんが、銭湯巡りをしていると、世相の変化を実感することができます。



最近までの渋谷はこんな殺風景でしたが













緊急事態宣言を解除すると。。。





徐々にですが











増え始めました。


最近は、小さな発見も





東急ハンズ近くまで行くと




ここは渋谷girlたちに人気の撮影スポットなのですが、




なぜか小池都知事のシールが貼ってあり





階段をのぼった先。つまりNHK放送局の近くには






2.26事件の慰霊碑がありました。
青年将校16名たちが銃殺された地がここなのだそうです。


最近の渋谷だと、















人種差別への抗議「BLACK LIVES MATTER」のデモが行われていました。










浅草では、








なにやら騒がしいなと思ってると














火事でした。
建物が密集してるので、火の手が広まらなくて幸いでした。



銀座はというと、












ユニクロ東京がオープン









エアリズムマスク、ゲットだぜ!




様々な機能を紹介するコーナーも用意されてありました。




ちょっとした科学館みたいな雰囲気。




建物は吹き抜けで







開放感はバッチリ。空間を贅沢に使っています。




天井は全面鏡張り





手に取りたくなるディスプレイが秀逸








オリジナルTシャツをその場で作ることも






とても楽しいお店でした。




金春湯(東京・戸越銀座)

2020-06-20 05:20:00 | 銭湯
東京・戸越銀座
#金春









東急池上線
#戸越銀座駅




▲2016年にリニューアルしたことで駅舎がとても綺麗になった戸越銀座駅




▲改札口を出る


▲出たところ


▲左側に向かって歩く


▲たくさん人が歩いているが、緊急事態宣言が解除される前だ



▲スゴい人混み。駅から撮影するとこんな感じだった(圧縮効果もあるけど、肉眼でもこんな感じ)




▲テレビカメラマンも来ていた。後で通行人に絡まれていた


▲マスク配っていた謎の集団



▲駅前に話を戻すと、案内板


▲戸越銀座は東京で一番長い商店街だそうだ。全国にある○○銀座と銀座を冠した商店街もここが初めてらしい


▲とりあえずまっすぐ進む




















▲ここでストップ


▲唐揚げ屋さんと100円ショップ間にある道に入る


▲唐揚げ屋さんは有名なところらしく、安倍首相のサインまであるとか


▲ここを右折








▲さらに左






▲次は和菓子屋さんを右


▲すぐ左






▲またしても右。ところでなにやら視線が…






▲左




▲しばらくまっすぐ進んで






▲大通りに出ると、右




▲左をみれば、金春湯がある




▲コロナウイルスへの対策事項も










▲到着。マンション銭湯は原則的に半地下構造が多いのだが、ここは階段をのぼって中に入る


下足箱に靴を預けて中に入ると、左側にロビーがある。畳敷きになっていて真ん中にテーブル。雑魚寝もできるリラックスできる空間だ。



出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:品川浴場組合ホームページ引用


フロントは右側で、座るのは70代ぐらいの男性。けっして愛想がいいわけではないが言葉遣いが丁寧だった。
貸しタオルをお願いするとすぐに出してもらえて、男湯は左側である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:金春湯ホームページ引用


のれんをくぐると、脱衣場はかなり広い感じである。
真ん中に椅子が四角に組まれ、左と手前側にロッカーが並ぶ。右には洗面台。


出典:金春湯ホームページ引用


出典:品川浴場組合ホームページ引用


浴室の扉をあけると、シックな装いの浴室である。
真ん中に島カラン。右の壁にもカランがあるが、島カランは右側のみで左側はなにもなし。
手前にせり出した部分に立ちシャワーがある。
自分が入ったときはちょうど混雑してる時で、ほとんど座れなかった。
しばらくすると、一気にひけたので、波のある銭湯のようだ。


出典:品川浴場組合ホームページ引用


浴槽は左側で、一番手前にあるのがサウナ。しかしこの日は自粛中ということで使用不可。そのサウナの前には、広めの水風呂がある。温度は16℃ほどか。
奥に主浴槽となる湯船。縦長の作りで、手前側に座湯とハイパージェットがある。入ると意外とぬるくて41℃ぐらいかな?といった感じだった。


出典:金春湯ホームページ引用


出典:品川浴場組合ホームページ引用


出典:金春湯ホームページ引用
▲水風呂


出典:品川浴場組合ホームページ引用


もう一つ奧に湯船があって、こちらは3人ほどが入れるぐらいの広さなのだが、入ると今度は熱い。
たぶん44℃ほどか。これぐらいになるとようやく銭湯に来た気分になる。
すべて白湯で、特に泉質にこだわった痕跡はみられなかった。


出典:品川浴場組合ホームページ引用
▲左手前が41℃。奧が44℃


客層はだいたい高齢者で、一部若い人や親子連れがいたぐらい。
壁絵はなくて、少し単調さが感じられるが、設備がしっかりしているので安心感のある銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 戸越銀座
経路 商店街を抜けて住宅街へ
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ハイパージェット、座湯、水風呂
サウナ あり
温度 41、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの男性
客層 高齢者メイン


【案内】

住所
〒141-0032
品川区大崎3−18−8

電話番号
03-3492-4150

アクセス山手線「大崎」駅下車、徒歩7分

休日
火曜

営業時間
15:30−24:00
(入店は30分前まで)

※東京銭湯ホームページ転載

さくら湯(東京・押上)

2020-06-13 05:42:00 | 銭湯
東京・押上
#さくら湯









東京メトロ半蔵門線
#押上駅


▲東京メトロ半蔵門線の押上駅


▲ここは、東京メトロ、都営地下鉄、京成、東武と4つの路線がまじわるハブ駅である






▲とりあえず地上にでる






▲左側に改札口(本来はこの反対である右側に行くべきだった)




▲改札口を抜けると、左側にスカイツリーへの入り口がある

▲この日は臨時休業中


▲さらにのぼって






▲まだまだのぼって




▲ようやく地上に到着


▲出たらそのまままっすぐ(撮影地点からだと左)




▲右の横断歩道を渡り






▲さらにここを右折






▲橋がみえてくる


▲右を仰ぎみればスカイツリー


▲遅咲きのさくらが咲いていた






▲橋をわたる


▲右をみると川がみえる


▲去年の今頃は鯉のぼりがハタメいていたが、今年はなし




▲大通りにでる


▲わたったところ


▲左の横断歩道もわたる




▲右に進む


▲この奥に地下鉄の出口があったので、はじめからこっちに出ればよかった


▲ここを左折




▲少し歩いて右折






▲さらにここを左


▲もうみえてくる




▲中島画伯の絵


▲いろんな催し物もやってるようだ




▲天然水を使用




▲到着


入り口に入ると、写真をみての通り小さな下足箱スペース。
靴を入れて中に入れば、最初に目につくのが右側にある休憩室だ。周囲を壁で覆い、入り口には本棚が設置してある。壁の中には水槽も埋め込まれていたりと、なかなか凝った休憩所だが…



現在はコロナウイルスの影響で「ロビーでは休憩をご遠慮ください」とあった。残念ながら今回は指をくわえて眺めるしかない。
その休憩所横にあるのが券売機で、こういう中規模の銭湯で券売機は珍しい。
ちなみに券売機と言ってもかなり小さくて、メニューは入浴券とタオル券ぐらいしかない。
自分みたいな一見さんからする、パッと見てパッと分かるのが一番有り難い。
その奥にフロントがある。


コロナ騒動の渦中ということで、ここも入り口には透明のシートが張られてあり、座るのは60代前半ぐらいの男性。
「貸しタオルをお願いします」と言って貸しタオルを受け取ると、ロッカーの鍵もついでに渡される。
右側が男湯で、のれんをくぐると真ん中には背中合わせの長いすが並び、左奥にはL字型の洗面台。右奥には、マッサージチェアがある。ドライヤーは有料。ロッカーは入って通路の裏側と、右壁にあった。
全身鏡には、わざわざ「カガミです」と注意書きが張られてある。
鏡を通路と勘違いしてぶつかった人が過去にいたのだろうか…。


浴室の扉を開けると、カランや浴槽は他の銭湯と少し変わった配置だ。
まず浴槽は左壁(間仕切り側)にあって、島ロッカーは六角型のカランが手前と奥に2つ並ぶ。
奥の壁と右壁にもカランがあり、シャワーは原則固定だが、奥のカランに一つだけハンドシャワーがあった。


手前右側には立ちシャワーが2つ並び、その奥が一段右にスペースが広がったところに水風呂。水風呂と立ちシャワーの間に、小さな洗面台がある。
飲料水と書かれてあったが、最初は歯磨き用かなと思った。
水風呂は、縦長の作りで頑張れば2人は入れそうな広さだが、実態は1人用だろう。
手を入れてみたところ、かなりぬるく、低く見積もっても20℃以上だと思う。
その水風呂の奥がサウナで、サウナはもちろん自粛中だった。


浴槽は、先ほども書いたように左側で、複数の浴槽が並ぶ。
手前がシルク風呂で、ご存知のとおり微細泡により白濁になったものだ。入ると段差があり、足下がみえないから要注意。入ってみると温度は38℃ぐらいで温度の低さに驚いた。ほとんど不感の湯に近いだろう。
お次はジェットバスで、中温と書かれてある。
入ると、たしかに42℃ほどぐらいか。シルク風呂から移るとだいぶ熱く感じた。
手前(向かって左)がバイブラで、その隣がステンレスの手すりで仕切られてある座湯。さらに右隣がショルダーと書かれたジェットバスだったが、たぶん普通の座湯だと思う。水枕もあったが残念ながら冷たくなかった。
 

そして、もう一つ奥にあるのがここのハイライトというべき高温湯。どれぐらい熱いかな?とワクワクしながら足を入れてみると、なんと先ほどの中温と全然変わらない。これには正直、失望した。
ちなみに足下には突起の足踏みがあったりと、細部にこだわりがある。
そして最後に一番奥が薬湯。
この日は蛍光色のロイヤルハニーという名前だったが、ここも中温表記がされているものの、40℃ちょいぐらいか。
同じ中温でも、ジェットバスと薬湯だと明らかに温度が違う。
こんな感じで、肩すかしの部分もあったが、すべてが優しい温度設定だ。


客層は、全員高齢者で、一部仲良しグループもいたが、あとはだいたい静かに入っていた。
下町らしさが存分に発揮された銭湯だったが、温度は総じて低め。あるいはぬるい。そうした点では、小さな子どものいる家族連れでも安心して入れる銭湯ではないかと思う。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 押上
経路 押上駅の裏手
周辺の環境 商店

●空間演出
建物外観 昭和な感じ
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 入ってすぐ右側
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 シルク風呂、バイブラ、座湯、ステンレス湯、薬湯、水風呂
サウナ あり
温度 38~42℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(フェイスタオルは無料。有料は50円)
備え付け あり

◆人
受付 60代前半ぐらいの男性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒130-0002
墨田区業平4−6−5

電話番号
03-3623-6917

アクセス
都営浅草線「押上(スカイツリー前)」駅下車、徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「押上(スカイツリー前)」駅下車、徒歩2分

休日
不定休
(詳細はホームページをご覧ください)

営業時間
15:30−24:00
日曜は15時から営業

※東京銭湯ホームページ転載

金晴湯(横浜・根岸)

2020-06-09 07:22:00 | 銭湯
横浜・根岸
#金晴湯








JR京浜東北線
#根岸駅


▲JR京浜東北線の根岸駅




▲貨物線と高速道路が並行している




▲改札口






▲現在地はここ


▲目的地は左隅に切れてる場所にある


▲今回は歩くのが面倒だからバスで行くことに


▲4番のりばで78系統に乗る


▲そして仲之町というところで降りる


▲磯子駅方面に戻る形で歩く




▲ここは陸の孤島、横浜のチベットとも呼ばれる岡村。ゆずの出身地としても有名な場所だ




▲歩いて1分ほどでみえてくる








▲到着


下足箱に靴を預けて、右の扉を開けると、奥にロビー。左側にあるのがフロントだ。座るのは70代ぐらいの女性。
「こんにちは!いらっしゃいませ」と高い声で元気よく挨拶してくれる。
「貸しタオルありますか?」と聞くと、「こういったのと」とフェイスタオルに手を掛けて、「こういったの」とタオルセット100円を示し、さらに50円バスタオルなどが「ありますが?」と言われたが、「20円のでお願いします」と一番安いフェイスタオルを選択。
ロッカーの鍵を渡されて、下駄箱の鍵を出すように言われる。
「石けんとか中にないですけど大丈夫ですかぁ?」と聞かれたので「大丈夫です!」と言ってのれんをくぐる。


脱衣場はコの字になっていて、左壁のところが常連客用。右側が一般客用である。
天井をみると昔ながらの作りで古さを感じるが、壁紙などは新しくて一度リニューアルしたのだろう。ちなみに壁紙は雲が漂う青空である。
洗面台は浴室出入り口の左側。
脱衣場左すみには、ぶら下がり棒や体重計があった。観葉植物が一つだけ置いてあり、ささやかな飾りたてが心地いい。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉をあけると、やや小ぶりの室内で、真ん中に島カラン。右の壁にもカランがあって、左は手前がサウナ。そのサウナの前に立ちシャワーがある。スペースに余裕ある作りだ。その立ちシャワーの横に水風呂があった。
水風呂は16℃ほどで、2人は余裕で入れそうである。


奥にあるのが浴槽だが、浴槽はL字型をしている。
左側が突き出ていて、超音波と呼ばれるジェットバスが2つ。その奥はなにもなくて、ここまでが浅浴槽。右側はステンレスの手すりで隔てられており、深浴槽のバイブラ+赤外線だ。
さらに右隣が薬湯。この日はコラーゲンと命名されたもので紫色だった。
これらはすべて45℃ほど。
どっちが一つでも低めかと思ったが、すべて高温は珍しい。
ということで、みんな湯船に入るとノボセてしまうらしく、浴室に入った瞬間から階段でうなだれてたり、浴槽の縁で体育座りしてたり、床に寝っ転がってたりと酔っ払いばかりのような光景である。
自分もここはシャワーからして熱かったので、途中でのぼせてしまった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の雰囲気は、全体的に優しい色使いでクリーム色や白を使い、間仕切り壁は薄いピンク色。
壁絵は、絵ではなく滝の写真だった。かなり古かったので、昔からの使い回しだろう。
その下が竹の壁紙で、間仕切り側は西洋のお城のタイル絵と花のタイル絵を散りばめたもの。和洋折衷というか統一感がなくチグハグな印象だ。


客層は全員高齢者で、少し挨拶や会話がみられたがほとんど静か。
脱衣場には演歌が流れているので、浴室にも響いていた。
とても安穏とした雰囲気で、おそらく地元の人たちばかりだろう。水風呂もきちんと完備してるので熱湯好きにはオススメの銭湯である。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 磯子
経路 バスに乗って仲之町まで
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 滝の写真
統一感 なし
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがあるが熱い
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ、
サウナ あり
温度 45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 明るく元気
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20~50円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載