#殿上湯
2022年10月10日閉店



JR山手線
#駒込駅

▲JRの駒込駅

▲つつじが有名であるが(染井吉野発祥の地でもある)、10月になるとさすがに花は散り、緑一色


▲東口を降りて


▲改札口

▲改札口を抜けて左方面に進むと

▲駒込さつき通りというところにでる

▲とりあえず直進

▲ちょっと歩けばさつき通りの終わりがみえる

▲このまま横断歩道を渡り

▲おせんべい屋さんを目印に

▲右折する

▲ふたたび真っ直ぐ歩く



▲奥に聖学院小学校がみえてくる

▲小学校のところで左折

▲すこし歩くと


▲学校の端っこで右折

▲坂道をのぼり


▲ずっと真っ直ぐ



▲大通りがみえてくる

▲大通りを左折する

▲歩くと


▲ここでストップ

▲左に曲がれば

▲殿上湯がみえてくる



▲閉店のおしらせだ。65年間も営業を続けていたようだ

▲全体図

▲到着
のれんをくぐって中にはいれば、左側に下足箱があり、靴をあずけてさらに奥に進むと真ん中に受付のカウンターがある。座るのは60代後半から70代前半ぐらいの女性。
とても品があっておしとやかな感じの人だった。目は合わせてくれなかったけれども笑顔みせてくれた。
貸しタオルをお願いすると後ろから出してくれて、下足箱の鍵とロッカーのキーを交換する。
受付の近くには漫画本が並び、左右には椅子が並ぶ。入ったときは休憩しながら漫画本を読んでいる若い人を見かけた。
漫画本のラインナップは誰もが知る有名どころばかりだった。
入口のところから、なんか煙たいなぁと思ってたら、玄関先で蚊取り線香を焚いていた。懐かしい匂いである。
受付の左側をみるとバーが併設されている。銭湯の中にバーがあるのは珍しい(探すと実は都内に何店舗かあるが)。朝風呂の時間帯のために営業をしてないのかと思ったけど、前回の時は浴室にあったお酒の広告が取り外されていたので、もうすでに前々から営業を停止していたのかもしれない。
男湯は左側で、女湯は右側だった。
のれんをくぐると、やや狭いながらも清潔感があって色彩のテーマ性がしっかりしている。木調に合わせてロッカーは黄色だった。
作りはいたってシンプルで周囲を見渡しても最低限のものしかなく、この簡潔さは居心地がよかった。
あらかじめ指定されたロッカーに服を詰め込んで浴室の扉をあけると、浴室は入り口と違ってむかしながらの姿をそのままに残していた。
島カランが真ん中に一つと、左右の壁にもカランが並ぶが、島カランはひだり側の真ん中に頭上の屋根を支えるステンレス製の支柱(というべきかポール)が設置されてあるため、島カランのひだり側は蛇口が3つしかない。
右側の壁のカランは手前の2つのみ立ちシャワーがあり、残りはハンドシャワー。
立って使ってみたがホースがかなり短かったので、座って使うことを想定したものだろう。
立ちシャワーはハンドルをまわしてみたもののもお湯がでなかった。
湯船は奥に並び、左側を手前としてL字型になっていた。
いちばん手前にあるのが水風呂で、手を突っ込んでみたところ18℃前後ぐらいだろうか。ごくごく普通の水風呂という感じであった。
その奥が主浴槽で、奥の右側途中まで続いている。
手前側は腰掛け湯ほどに浅く作られ、お湯に入る手順としては理想的な作り。下半身をお湯に慣らして、奥にあるジェットバスに浸かるとちょうどいい案配である。
主浴槽は腰掛け湯が3/2ほど占めて、ジェットバスの部分が3/1ほどだった。
温度は42、3℃ぐらいか。
10月も上旬の終わり頃になれば朝晩はだいぶ寒くなってくるので、お湯に浸かっているとカラダが求めていた熱気を補給する感覚になる。
最後は、奥の一番右が深浴槽でバイブラ仕様になっている。
入ると結構あつくて、45℃前後かと思われる。入った瞬間に鳥肌が立ったが、それでもかなり気持ちよかった。
朝日が差し込む中で、立ちこめる湯気を見るていると至福の時間だった。さすがに45℃ぐらいになると出たときに肌が少しヒリヒリする感覚があった。

出典:東京銭湯ホームページ引用
壁絵は間仕切りの位置に富士山が描かれ、その裾野の部分は満開の桜が咲き誇っていた。
浴室内は天井が黒ずみ、やや暗い印象を与えていたので、春を彩る壁絵がそのバランスを調和するかのようだった。
客層は若い人がかなり目立ち、高齢者のほうが少なかったかもしれない。
最終日の前日ということであるが特に人が多かったわけでもなく、かといって閑散していたわけでもなく、いつもの日常が続いている感じだった。
終わりが近いということで、入り口ではお別れの挨拶が交わされていた。一方で閉店にありがちな浮き足だった雰囲気はなく、今後ともそのまま営業しているような錯覚をおぼえるほど落ち着いた佇まいだった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 駒込
経路 学校を通り過ぎる
周辺の環境 住宅地
●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 富士山も満開の桜
統一感 あり
置物 マンガ本
照明 明るい
★設備
休憩所 フロントの目の前
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 腰掛け湯、ジェットバス、バイブラ
サウナ なし
温度 43~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 品がある
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり
◆人
受付 60代後半の女性
客層 若者や高齢者
【案内】
住所
〒114-0024
北区西ケ原1−20−12
電話番号
03-3910-6426
アクセス
山手線「駒込」駅下車、徒歩8分
休日
月曜、水曜、金曜
営業時間
16:00−23:00
日曜は8:00−12:00も営業
※東京銭湯ホームページ転載