銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

ゆ~シティ蒲田(東京・蒲田)

2017-09-29 06:23:55 | 銭湯 温泉
JR蒲田駅から歩いて3、4分ぐらいのところに「ゆ~シティ蒲田」がある。浴室の上階からはカラオケが聞こえてくるなど、銭湯を中心に食事や娯楽も提供するちょっとした健康ランド的な銭湯だった。


▲今回は京急蒲田から出発


▲出口からまっすぐ進み


▲エスカレーターを降りて


▲商店街の中へ




▲商店街出口




▲JR蒲田方面へ歩く。蒲田に限らないが、JRと京急の乗り換えはいつも歩かされる


▲交差点。左奥が蒲田駅方面


▲ようやく遠くにJR蒲田駅がみえてきて




▲奥の建物がJR蒲田駅だが、ここを右折する


▲右折したところ


▲まっすぐ進み


▲川の橋を渡ると


▲ゆ~シティがみえてくる


▲到着


▲JR蒲田駅からなら、3、4分ぐらいではないだろうか

階段を上って2階の入り口に入ると、すぐ目の前がちょっとしたスペースの休憩室になっている。
その右側に小さなフロント。フロント横に自販機が見えたのでチケットを購入するのだが、貸しタオルのボタンがなく、受付の60代ぐらいの男性にフェイスタオルの貸しタオルがないか尋ねると、「ありますよ」と横の棚から出してくれた。「50円です」と言われて、フェイスタオルで50円はちょっと高いなと思ったが、これが都会価格なのか?と思った。


右側ののれんをくぐって中に入ると、脱衣場になっているのだが、意外と広くない。むしろ小さな銭湯並の大きさだ。
真ん中に長いすがあって、周りをロッカーが取り囲む。
脱衣場には、数人の男性がいたが、気のせいか、なぜがチラチラこちらをみる。常連以外の入浴客が珍しいのだろうか? 


浴室に入ると、少々変わった作りをしていた。まず、色使いがビビッドで、ピンク色を基調した色使い。それに緑などのタイルが差し色として使われていた。


入ってまっすぐのところに島カランがあり、両脇の壁にもカランがある。右手前に立ちシャワー。
カランのシャワーはかなり勢いがあるのに、なぜか立ちシャワーだけは勢いが弱い。


正面奥に浴槽があって、その浴槽も意匠を凝らしている。高低差のある作りで、浴槽全体でお湯を共有する仕組みだ。
左手前側がバイブラ。そして隣で真ん中に位置するのが、ジャグジー。さらに右隣に座湯と電気風呂がある。
ジャグジーが一番高い位置にあって、そのジャグジーからあふれるお湯が、バイブラと座湯の両方に流れる仕組みだ。


その浴槽の裏側に通路があり、左奥に水風呂。その通路途中の真ん中にサウナの入り口がある。
水風呂は深浴槽で、温度は18℃を示していた。そんなに冷たくないが、個人的には好みの温度である(もっといえば20℃ぐらいが適温。14℃以下はよく入れるなと感心する)。


それと一番右奥に一見するとスタッフ用の扉に見えるが、露天風呂への出入り口だ。
天然温泉は黒湯で、かなり濃厚。お湯も若干少し熱めだった。
それと打たせ湯が端っこにある。ただ、打たせ湯は今まで体感してきた中でここが一番しょぼい。
これを打たせ湯と呼ぶには、あまりに弱々しい感じである。


客層は中高年が中心だが、若干若い人もいた。入浴中に終始叫んでる人がいて、酔っ払いなのか分からないけど、やはりこういう変な人がいるのが、都心なんだろうなという気がした。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR蒲田駅
経路 川を渡ったところ
周辺の環境 商店
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 タイルのモザイク絵
統一感 あり
置物 特になし
照明 明るい
★設備
休憩所 入り口前、NKホール
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジャグジー、座湯、電気風呂、水風呂、天然温泉(黒湯)
サウナ あり
温度 42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け なし
◆人
受付 60代ぐらいの男性と、30代ぐらいの男性
客層 中高年


【案内】

住所
〒144-0052
大田区蒲田1−26−16

電話番号
03-5711-1126

アクセス
京浜東北線「蒲田」駅下車、徒歩5分

休日
火曜

営業時間
11:00−24:00


※東京銭湯ホームページ転載

野田の湯(鎌倉・富士見町)

2017-09-25 07:37:57 | 銭湯
湘南モノレールを富士見町駅で降りて歩くこと2~3分。
あっという間に「野田の湯」に到着する。かなりアクセスに便利な銭湯だった。


▲富士山町駅を降りて


▲江ノ島方面に歩くと


▲左の道に進む(建設中の建物があるが、道路を挟んだすぐ左に野田の湯がある)


▲ものの1分で野田の湯がみえる


▲手前の建物は郵便局だ


▲野田の湯に到着


▲2階はアパートらしい


店内には、ずっと立っている男性がいて、どうやらここの店主らしかった。
下足箱にサンダルを入れて中に入ると、右側のところがフロントで、そのちょっと先の左側に自販機があった。
入浴券とは別に、貸しタオルのチケットがなかったので、
「すみません、貸しタオルってありますか?」と聞くと、「大丈夫!」と言われて、(え、大丈夫?)と思ってると、「こっちにあるから大丈夫!」と言われる。
どうやら貸しタオルは無料らしかった。下足箱の鍵を渡して、ロッカーの鍵と貸しタオルを受け取ると、
「ロッカーは、奥にあるからね」と丁寧に教えてもらった。たぶん銭湯に慣れてない人間にみられたのだと思う。


のれんをくぐって中に入ると、すごく綺麗なのと、とても新しかった。いつリニューアルしたのか分からないが、ごく最近に違いない。それぐらい新しい感じだった。
それと、いかにも今時という感じの内装で、伝統色は排除している。けっして広い脱衣場ではなかったが、とても気持ちがいい。


服を脱いで中に入ると、開店して15分ほどしか経ってない時間帯だったが、かなりのお客さんが入っていた。どうやら人気のところのようだ。
全員高齢者で、地元の人たちだろう。
あと、ここに入ってすぐに目に付いたのが、木の桶。木の桶をみたのは初めてだった。
使ってみると、思いのほか重いのと、やや大きいと感じる。
昭和の頃から衛生面を考慮してプラスチック製に切り替わったらしいが、扱いやすさでもやはりプラスチックの方が優れているなと感じた。
風情ではたしかに木の桶のほうがいいけれども、実用性を考えると木の桶が無くなったのも仕方ないような気がする。


浴室の配置は、左手前に立ちシャワー。その奥にサウナ。真ん中に短い島カラン。それと右壁際にもカランが並ぶ。
浴槽は、L字型といっていいかもしれないけど、どちらかといえば台形のような線を描いている。
サウナの前に、せいぜい2人ぐらいしか入れない水風呂があって、その奥が主浴槽。ミクロバイブラ+赤外線と、その奥壁のところが電気風呂。ミクロバイブラは、泡が体をザーと流れる感じで気持ちいい。そして右隣が寝湯。だいたい43℃ほど。
そして、さらに仕切られた隣が薬湯。バスフレンドの「ゆず」だったが、他の銭湯で体感したバスフレンドの「レモン」と比べも違いが分からなかった。薬湯の温度は41℃ほどで、湯船は小さいが、こっちのほうが人気があった。
高齢者というと、みんな熱い湯が好きみたいな風潮があるが、実際は42℃前後が一番好まれる温度ではないかという気がする。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 富士見町
経路 駅を降りてすぐ目の前
周辺の環境 郵便局、スーパー、住宅
●空間演出
建物外観 アパートの下
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥
脱衣所 小さいながら、新しくてすごくきれい
シャワーの出 かなり勢いがある。理想の強さ
浴槽の種類 超音波風呂/気泡風呂/電気風呂/座風呂/薬湯/水風呂
サウナ あり
温度 41℃、43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ すごくきれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 80代ぐらいの男性
客層 中高年


【案内】

住所

〒247-0061 鎌倉市台3-11-21

電話

0467-43-0126(自)

営業時間

14:45〜23:00

定休日

毎週火曜日

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

つばめ湯(東京・奥沢)

2017-09-23 08:31:23 | 銭湯
東急目黒線の奥沢駅を降りると、線路沿いの商店街をまっすぐ歩いた住宅街の一角に「つばめ湯」がある。
全体的に古い銭湯だったが、温もりのある家庭的な雰囲気の銭湯だった。



▲奥沢駅下車


▲奥沢の象徴的な駅ビル


▲その奥にある道をひたすら進む


▲商店街の旗


▲ずっと進んでいくと




▲つばめ湯の入り口が分からず、こっちかな?と覗いたところ




▲つばめ湯の裏側だった


▲戻って右折すると


▲つばめ湯に到着


▲たぬきの置物。それと「コミカ風呂」の文字も見える。昭和後期に作られた銭湯であることが分かる


▲駅から歩いて10分ほどだった


下足箱にサンダルを入れて自動扉を開けると、中に入れば広いロビーが奥に広がる。テーブルを真ん中にソファーが並び、漫画本やテレビなどがある。照明が落とされやや暗かったが、家庭的な雰囲気だ。
左側にはフロントがあり、座るのは70代ぐらいの白髪の女性。とても愛想良く、加えて品と知性を感じさせる。


受付を済ませて男湯ののれんをくぐると、そこそこ広い脱衣場。壁際にロッカーがあり、真ん中にはテーブルと取り囲むように椅子が配置してある。
右側には、かなり古いマッサージチェア、ウォーキングマシン、つぼの付いた足踏み、体重計、扇風機、クーラーと並ぶ。


服を脱いで浴室に入ると、真ん中に島カランが2つ。それと両壁際にもカランがあるが、こちらはシャワーがついてない。
基本的に白を基調とした浴室だが、カランの下部は赤とオレンジを混ぜたような色のタイルが張られており、このコントラストがいかにも昭和的な配色と感じた。


左手前にはサウナがあり、その奥にシャワー室なるものがあった。そのシャワー室は、奥に立ちシャワーが2つある。
ただ、右手前にも立ちシャワーがあり、なぜ、わざわざシャワー室なるものを設置する必要があったのだろうか?と疑問に思ったのだが、ここは残念なことに水風呂がない。
その水風呂の代用として、シャワー室を用意したのかもしれない。


浴槽は、奥の壁際にあって、左から低温と書かれた浴槽。ジェットが1基のみある。それと隣が高温。こちらは両壁が電気風呂になっていて、2つのジェットバスがある。真ん中に入る分には、電気は届かない。そして、一番右が中温。こちらは座湯が2つ。


こういう高温や低温と書かれたものは、経験上、色々と警戒してしまうのだが、案の定、低温は全然低温ではなかった。
入ろうとしたときに、ちょうど高齢の男性客が水を埋め始めてて、低温で水を埋めるのは止めてほしいなと思ったのだが、予想より熱く、なるほどと思った。とはいえ、42℃ほどだろうか。
銭湯に通ってて思うのは、意外にも熱いお湯が苦手な高齢者が多く見かけることだ。ここの銭湯は特に顕著で、中温でも足に浸かってるだけの人もいて驚いた。ましてや高温に入る人はほとんどいなかった。


低温でそこそこの温度だから、中温はかなり熱いだろうなと覚悟したのだが、意外とそんなに変わらない。
さらに高温のところに入ると、高温もほとんど変わらない。
もっと温度差があると思ったが、これだとわざわざ区分する意味がないような気もした。


天井は高くて、いかにも昔ながらの銭湯という感じなのと、タイルがけっこうかすれていたり、やはり老朽化は否めない。
ただ、ここは手入れがきちんとされているためかとても清潔感があり、汚いという印象は全く感じられなかった。
わざわざ浴室の中でヤクルトを飲んでたりと、ちょっと変わった人もいたけど、基本的にみんな静かでマナーも良く、とても居心地の良い銭湯だった。



【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 奥沢駅
経路 線路沿いの商店街を歩く
周辺の環境 住宅
●空間演出
建物外観 古い銭湯
壁画・眺望 壁画はないが、壁は意匠の凝らしたものだった
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 やや広めで無駄がない
シャワーの出 場所によっては勢いが足りなかった
浴槽の種類 ジェットバス、座湯、電気風呂
サウナ あり
温度 42℃、43℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 もの凄く感じのよい対応
清潔さ きれい
貸しタオル あり(洗剤のいい匂いがした)
備え付け あり
◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】

住所
〒158-0083
世田谷区奥沢1−40−14

電話番号
03-3720-7080

アクセス
東急大井町線「緑が丘」駅下車、徒歩5分

休日
火曜

営業時間
15:30−24:00
日曜、祝日は15時~

※東京銭湯ホームページ転載

草津湯(東京・矢口渡)

2017-09-20 07:16:04 | 銭湯

東急多摩川線の矢口渡駅に降りると、駅から歩いて5分ぐらいのところに草津湯がある。
ロビーが広く設備も充実してて、サウナが無料という、サービス精神の溢れた銭湯だった。


▲矢口渡駅


▲商店街の方に向かう


▲幹線道路を渡って


▲商店街のアーチをくぐり


▲ただ、ひたすら進むと




▲草津湯に到着


入り口に入ろうとすると、途中でガラス張りの広いロビーがみえる。中を覗くと、かなり充実した休憩所である。
テレビ前では、おじさんたちがビール
を片手におつまみを広げて談笑していた。


そんな様子をうかがいながら中に入ると、玄関の右側に下足箱がある。目の前がフロント。入ったときは、若い女性が座っていた。入ってすぐに笑顔で「こんにちは」と挨拶をしてくれる。帰りは50代ぐらいの男性だったが、その男性も丁寧な対応だった。


男湯は、右側ののれんをくぐると、シンプルできれいな脱衣場が広がっている。ロッカーは手前側の壁のみにある。それとロッカーの足元にはゴザが敷いてあった。
真ん中に長いすがあり、あとは浴室入り口には、給水機と体重計。


服を脱いで浴室に入ると、結構広い。
目の前に島カランが二つ並んでいて、左右の壁にもカランがある。
手前右側に立ちシャワーが二つ。そのさらに右奥にサウナ。


浴槽は正面奥にあって、左からハイパワージェット、ボディージェット、電気湯、寝湯、座湯、主浴槽のやや広いスペース。
そこで一旦区切られて、隣が鉱泉の湯(温泉)。若干薄緑のような色で、黒湯を薄くしたものだろう。
そして隣が水風呂。ちょうど水風呂の目の前にサウナがある。
そして外にでる扉があって、外気浴のスペース。それと小さいながら、打たせ湯もあった。


温度は白湯のところが42~3℃ほど。温泉や打たせ湯が40℃ぐらいだろうか。誰でも入れる温度設定だ。
人気の銭湯らしく、かなり混雑していた。それとそこそこ広いのだが、これだけ一通り揃っているので、ギュウギュウ詰めで通路がやや狭い。
この辺は、まあ仕方ないのかなと思えば、かなり完成度の高い銭湯なのではないかという気がする。


入浴を終えて脱衣場で着替えていると、なんだかロビーの方から賑やかな声が聞こえてくる。
フロント前に出ると、入店したとき以上に大勢のお客さんがロビーに集まっていた。
ここは地元のお客さんにとって銭湯であるが、同時にサロンのような場所でもあるのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 矢口渡駅
経路 商店街を歩く
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 モザイクによる西洋の湖畔と山脈
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 広くて充実してる
脱衣所 シンプルできれい
シャワーの出 良い
浴槽の種類 ハイパワー、ボディージェット、電気湯、寝湯、座湯、温泉(鉱泉)、うたせ湯
サウナ あり
温度 40℃、42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧で愛想がよい
清潔さ きれい
貸しタオル 未確認
備え付け あり
◆人
受付 20代後半ぐらいの女性と50代ぐらいの男性
客層 中高年


【案内】

住所
〒146-0094
大田区東矢口2−7−21

電話番号
03-3758-2375

アクセス
東急多摩川線「矢口渡」駅下車、徒歩3分

休日
不定休

営業時間
12:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

宮城湯(東京・下神明)

2017-09-16 07:44:43 | 銭湯 温泉

東急大井町線の下神明に下車。大井町の隣駅という割には小さな駅なのだが、その北方面に向かうと、住宅街の中に宮城湯がある。
このあたりでは、かなり立派な銭湯で、充実した設備の銭湯だった。



▲東急大井町の下神明駅下車


▲駅前にある公園のタコ。かつて広末涼子がデビューしたばかりのときにドコモのポケベルCMで使われた有名なすべり台らしい。
本来別の公園にあったものをここに移転させたのだとか



▲新幹線の方面(改札口を出て左側)へゆるやかな坂を下る


▲坂をおりて突き当たった左側は銭湯と関係ない道だが、ここは東急大井町線と新幹線、湘南新宿ラインが交錯する路線で、撮り鉄には有名な場所らしい。たまたま3つの電車が通っているところに遭遇


▲きびすを返して、宮城湯の方へ


▲ガードレールを抜けて


▲湘南新宿ラインと新幹線沿いにでる


▲そして再びガードレール下をくぐり抜けて


▲右折


▲まっすぐ進み


▲突き当たりを左折すると


▲宮城湯に到着


▲歩いて5分ぐらい


▲狸の置物が印象的だ


建物はビル型で、受付は、二階になる。階段で二階にあがると、下足箱が並んでいる。その奥に受付のフロントがある部屋がある。受付に座るのは、70代ぐらいの女性で、下足箱の鍵を渡し、ロッカーの鍵を受け取る。


奥の扉を開けると階段があり、踊り場には常連客用の貸しロッカーと、さらに奥には保育園の入り口がある。
この日の男湯は一階なので、階下に降りる。
降りた先の扉を開けると脱衣場になっていて、横長の作りでシンプルながらキレイ。入って手前側にロッカーが並び、左奥には扇風機とマッサージチェア、右奥には、洗面台とトイレ。それと浴室への入り口だ。


服を脱いで浴室に入ると、充実した設備の浴室が広がる。左手前に立ちシャワーと、その奥にサウナ。さらに隣接して水風呂。
真ん中は島カランがあって、T字をしている。まっすぐ伸びた途中でもう一つのカランが左に伸びる構造だ。さらに奥の壁際にもカランが並ぶ。
カランのシャワーは、入り口手前が固定シャワーで、奥の方がハンドシャワーになっている。どちらも勢いが強い。立ちシャワーは痛いぐらいだ。


浴槽は、右側のカラン奥のところに天然温泉がある。黄土色で、H字型の浴槽。温度はかなりぬるく、40℃を切ってるかもしれない。浅浴槽で、ほぼ半身浴専用だ。
それと解説には、「本日のお湯 天然温泉」とあったのだが、毎日天然温泉じゃないのか?と疑問に思った。


左側にも浴槽があって、サウナの前に水風呂。水風呂の温度計は、20℃を指し示していた。
それと水風呂と島カランの間に挟まれた形で寝湯が三つ。
左側の壁際には、白湯の主浴槽。こちらは42℃ほどだ。
天井は、ほかのビル型と同様に低く、シールの剥がれて箇所がいくつかあった。


客層は基本中高年だけど、小学生ぐらいの子どもや若い人もいた。
ここは一見さんも多いのか、「ここって露天風呂なかったっけ?」と知らない人に突然聞かれた。
自分も初めてきたから、「ちょっと分からないですね」とこたえるしかなかった。



▲今回入ったのは、一階のこっちで



▲露天風呂は三階だった


帰りの受付は男性だったが、最初の女性と同じく、対応はあまり良くない。ただ、それ以外なら設備が充実してて清潔だし温泉もあってと、かなり満足度の高い銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 下神明駅
経路 ガード下抜けて北へと歩く
周辺の環境 住宅街
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 たぬき
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場と兼用
脱衣所 そんなに広くないが、きれい
シャワーの出 かなり勢いがある
浴槽の種類 天然温泉、ジェットバス、寝湯
サウナ あり
温度 39℃、42℃
棚 あり
男女入れ替え あり
■サービス
接客 愛想が悪い
清潔さ きれい
貸しタオル 未確認
備え付け あり
◆人
受付 70代ぐらいの女性と50代ぐらいの男性
客層 中高年と若者、子ども


【案内】

住所
〒141-0033
品川区西品川2−18−4

電話番号
03-3491-4856

アクセス
東急大井町線「下神明」駅下車、徒歩5分休日月曜
(祝日の場合は営業)

営業時間
平日15:30−25:00、
日曜11:00−25:00、
祝日13:00−25:00


※東京銭湯ホームページ転載