銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

鷲の湯(横浜・大口)(再リニューアル)

2020-07-28 07:09:00 | 銭湯 温泉
横浜・大口
#鷲の湯







JR横浜線
大口駅

▲JR大口駅。ちょうど新横浜と横浜の間に位置する場所だ


▲緑色の電車が走る


▲階段をのぼり


▲あがって右側


▲階段を降りる


▲改札口を抜ければ


▲振り返ったところ


▲バスターミナル。寂れた景色だ


▲その左側を歩く


▲この道を左に進んでも行けるが


▲今回はまっすぐ進んで


▲ここを左折


▲商店街に向けて進む






▲右に見える唐揚げ屋さんはかなり混雑していた


▲道なりで商店街の中へと進む




▲ペコちゃんもミルキー柄のマスクをしていた


そしてひたすら真っ直ぐ進んで(途中の写真は面倒なので割愛)



▲大通りにでる


▲そこを右折






▲鷲の湯がみえてくる


▲北投石が自慢の鷲の湯。この北投石は天然記念物に指定されており、制定される以前に持っていた人でないと使えない貴重な代物である






▲銭湯では珍しく50台近くの駐車場スペースを完備




▲入り口


▲到着


▲炭酸泉、北投石、天然温泉と全部てんこ盛りの充実ぶりである。ここまでそろってる銭湯はなかなかないだろう


▲階段から見下ろした下足箱


▲階段を上れない人にはエレベーターが用意されてある


▲このスロープの先に受付がある



ここに来る二週間ぐらい前に、久しぶりに鷲の湯に行くか!と思ってやって来たのだが、タイミングが悪いことに再リニューアルにむけて工事中だった。
時期的にコロナウイルスによる緊急事態宣言が解かれてお客さんの増加が見込めるという段階にも関わらず再リニューアルに踏み切るというのは随分思い切った方針であるが、それだけ懐に余裕があるということか。


スロープを上がった右側は食堂と休憩所を兼ねたスペースでハワイアンの音楽が流されている。左に券売機。
券売機は入浴サービスのメニューと食事券も一体化してるので、初めての人はちょっと戸惑うかもしれない。
フロントはそのすぐ横にあって、この日は50代前半ぐらいの女性が立っていた。鷲の湯は基本的に受付が丁寧で常にテキパキと仕事をしているイメージだ。



出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用



ここは男女入れ替えがあるが、今回は右側の野天乃湯と命名されたところが男湯だった。左と比べる若干露天風呂が広いところである。
ちなみにリニューアルしたということで、フロント回りの壁紙はデザイン性に凝ったものに変わり、以前あったロビーはカウンター席へと姿を変えた。


のれんをくぐると脱衣場。脱衣場も基本的に変わっていないが、少し手が加えられている。
まずトイレが綺麗になった。それと体重計があったところに鏡台が一つ増えている。
ただ、ドライヤーは昔ながらの20円3分のやつ。これは是非とも無料にしてほしかった。
ほかにも扇風機が新しくなったが、前の方が風力が強かったのでちょっと残念(たぶん昔のタイプはもう生産してないのかもしれない)。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


と、細かいことを色々と指摘してしまったが、おおむね綺麗になったので快適である。
浴室の扉を開けると、大きな浴室が目の前に広がる。
ここは一般の銭湯と比べてかなり広めで、設備も充実しているので、どちらかというとミニスーパー銭湯的な印象を受けるかもしれない。


入り口左右に立ちシャワーがあり、すぐ目の前には六角形のカラン(たまに誰か座ってる)。
その奥に主浴槽がある。めいいっぱい入れば10人以上は入れるぐらいの広さか。


出典:鷲の湯ホームページ引用



その主浴槽の手前左に、ガラス張りの囲いに覆われたアロマバスがある。覆ってる理由は、ミストサウナを兼ねたものだからだろう。
温度は41℃ほどで寝湯になっており、水枕がちゃんと機能している。
機能してるのは当たり前と思われるかもしれないが、銭湯では、温度計と水枕は“壊れてて当たり前”なので、これらが生きてるということは、設備管理がしっかりしてる証拠である。


そして先ほどの主浴槽はというと、右側に電気風呂があって、マッサージタイプなので強弱のリズムで刺激してくれる。
すぐ左側が囲いに覆われた空間で(アロマバスとはまた違った形)、こちらは打たせ湯のように頭上からお湯が流れている。その上にどうやら北投石が入っているようだ。


北投石はごく限られた場所でしか採掘できない貴重な石で、主に秋田県の玉川温泉から採掘される。ラジウム等の微弱な放射性を発し、体を活性化してくれるらしい。


その北投石の囲いの裏側に寝湯が2つと、ボディジェット、その更に奥は深浴槽となって、対でハイパージェットが並ぶ。


ハイパージェットの奥には水風呂。冷鉱泉の黒湯で、温度は16℃ほどか。詰めれば4人ほどが入れるぐらいの広さで、かなり濃厚なので肌触りはシットリする。
水風呂の横にはサウナがあって、別料金ながら100円と東京と比べたらかなりお得な良心価格である。
 

出典:鷲の湯ホームページ引用


もう一つ忘れてはいけないのが、炭酸泉で、こちらも主浴槽の裏側にあるのだが、ここが凄いのは炭酸泉も黒湯であることだ。
他にない豪華な組み合わせで、主浴槽の温度が43℃に対して、炭酸泉は38℃ほどとぬるいがすぐに泡が全身を包み込み炭酸泉独自の火照りを感じる。
すぐに汗ばんでくるので、いかに濃度が高いか実感できるはずだ。
この泉質の高さは並みのスーパー銭湯をしのぐものである。


露天風呂は、その炭酸泉の目の前に入り口がある。
露天風呂自体はさぼと広くないのだが、3~4人ほどが外気浴できるスペースがあって、カランも用意されている。
入って右側に岩風呂があり、こちらも当然ながら、黒湯。ここで一番熱い温度(44℃ぐらい)を堪能することができる。
夏は少し温度が低めでもいいかなと思ったりもするが、真冬は最高だ。
小さな滝のような演出もあり、頭上は遮るものがないので開放感もバッチリ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


客層は、ここほど幅広いところはないだろうと思うほど老若男女が訪れる。小さな子どもも若い人も見かけるし、たまに外国人も見かける。
それとこれだけ大人数にも関わらず、あまり会話は聞こえてこないのも珍しい。ごくまれに若者の集団に出くわすと賑やかだが、それ以外は静かである。


銭湯というと、昨今では宮造りやデザイナーズ銭湯などがもてはやされるが、総合的に捉えると鷲の湯も同じぐらい評価されるべきではないかと思う。
事実、鷲の湯は多くの年代から支持されており、その運営手法はほかの銭湯もお手本とすべきところだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 大口駅
経路 商店街を抜ける
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 食堂、ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 電気風呂、寝湯、アロマバス、ボディジェット、ハイパージェット、炭酸泉、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 38~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり(2種類)

◆人
受付 50代の女性
客層 多彩


【案内】

住所
〒221-0061

横浜市神奈川区七島町151

電話
045-421-2323

営業時間
11:00〜25:00

定休日
不定休

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

梅の湯(東京・北千住)

2020-07-25 07:37:00 | 銭湯
東京・北千住
#梅の湯







東京メトロ千代田線
#北千住駅


▲千代田線の北千住駅。ものすごい人で賑わっていたがそれもそのハズで、北千住は日本で10番目に混雑する駅である


1日の乗降客数は22万人。ちょうど八戸市の人口と同じぐらいである


▲とりあえず上る


▲上がって右にある改札口


▲地図をみると、今はここ。新宿駅並によく分からない…


▲とりあえず左に進む(適当)


▲出口5をめざす






▲地上に到着


▲この地図をみてもよく分からず


▲とりあえず上がってみる




▲どうやら駅の改札口らしく、戻らなければならないが


▲面倒なので日比谷線の改札口に入る(フリーパスを持ってたので東京メトロは自由に出入りできる)


▲改札口を抜けて




▲日比谷線の改札口を抜けたところ(ここは日比谷線で来るのが無難だろう)


▲東口に出る


▲階段を降りて


▲東口




▲東口を振り返る。活気ある飲食店が所狭しと軒を連ねていた




▲ここで立ち止まると


▲左折する




▲左側にみえてくる


▲到着










▲都知事選前ということで、のれんが告知になっていた


▲中に入ると、左が男湯


▲立派なタイル絵


ここは下足箱から男女に分かれている。
左から入ると受付は番台だが、どちらかというとフロントの作り。番台から脱衣場は見えないようになっている。入浴客のプライバシーに配慮したものだろう。
コロナウイルスの影響で対面はアクリル板で覆われており、どちらかというと宝くじ売場みたいな感じである。
座るのは、50代後半あたりの女性。
愛想はないけれど、言葉使いが丁寧で、対応は良かった。
番台の前に小さなテレビが設置してあり、受付専用のテレビになっている。


脱衣場に足を運ぶと、すっきりした感じの空間で、すべてが小綺麗に整えられている。
こういう古い銭湯だと、すごく古くて創業時からなにも変わってないか、それとも途中でリニューアルしてるかどうかなのだが、梅の湯は後者だろう。
観葉植物などは飾られてあるが、過剰な装飾はないので落ち着ける空間だ。
ロッカーは島が一つと左には縦長のロッカーがある。
トイレは、引き戸を開けた先で、中庭はないが、昔の面影を残した空間。トイレは極めて狭い。


出典:東京銭湯ホームページ引用



浴室の扉を開けると、浴室もとてもシンプルに徹していて綺麗。
右手前に立ちシャワーが2つ(混合栓タイプ)。
真ん中の島カランは蛇口のみでシャワーがなく、左右の壁のカランはシャワーが完備している。
島カランの手前にシャンプーとボディシャンプーの備え付けがあった。


出典:梅の湯ホームページ引用
▲立ちシャワー


出典:梅の湯ホームページ引用
▲女湯


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。
右が深浴槽で、その深浴槽の右端に一つだけ座湯。なかなか勢いのあるジェットだ。
あとは岩盤泉をうたっている。様々な効能があるとされる岩盤を砕いて焼き混ぜたタイルを使用してるとか。


左の浅浴槽も同じく岩盤泉で、ジェットが2つ。
温度は両方とも44℃ぐらいか。右の深浴槽はもう少し熱かったかもしれない。 


壁絵はこれまた典型的な富士山の絵で、浴室全体は白に覆われており、その純白さが際だつ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は、ほぼ高齢者ながら若い人もちらほらおり、高齢者は仲良し二人組がいて、ずっとなにか話していた。


建物がかなり古いので、老朽化した浴室を想像していたが、実際はむしろ新しさすら感じさせる綺麗な銭湯だった。
駅から近く商店街の中にあるので、食べ歩きのついでに立ち寄ったりするのもいいかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北千住
経路 東口の裏側
周辺の環境 商店街、飲食店

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、ジェットバス
サウナ なし
温度 45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代後半の女性
客層 高齢者メイン


【案内】

住所
〒120-0026
足立区千住旭町41−11

電話番号
03-3881-6310

アクセス
東京メトロ日比谷線「北千住」駅下車、徒歩1分

休日
不定休

営業時間
16:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

天神湯(横浜・蒔田)(廃業)

2020-07-21 06:54:00 | 銭湯

横浜・蒔田
#天神湯








横浜市営地下鉄
#蒔田駅




▲路線図をみるとこんな感じ






▲階段をのぼり


▲右の改札口


▲エレベーターをあがり


▲地上に出たところ


▲振り返ると「濱うさぎ」というお店がみえる


▲その間を入り


▲そのまま真っ直ぐ




▲道なりに右折して




▲花屋さんを左


▲曲がったところ


▲ここを右折




▲あとはしばらく真っ直ぐ


▲旅館がみえてくる


▲三殿台遺跡への道順とおなじ












▲お寺がみえてくる


▲脇を真っ直ぐすすみ








▲ここを左




▲道路にでる


▲右にすすむ






▲坂みちが続く


▲ちなみにここの岡村は、「ゆず」出身の場所




▲そういえば代表作に坂道を歌った歌詞があったような…




▲まだ真っ直ぐ進むのだが、右をみると


▲三殿台遺跡に進む道。だいたい遺跡は台地の縁にみつかるらしい。みんな高いところが好きだったのだろう


▲そしてこの坂道がゆずの2人が卒業した岡村小学校へ続く道


▲銭湯はまだこっちだ






▲坂道をゆっくりゆっくり下っていく












▲ここらへんで左に煙突がみえてくる


▲スロープのところに進む




▲まっすぐ進めば












▲左に向かうと


▲入り口


▲到着。この日(3月中旬)は休みだった…


▲客が途切れたら閉店するという超マイペースな方針。20時までとなってるが、ほとんど19時で閉店してたらしい




そして二度目(7月初旬)に来たときには







閉店のお知らせ。


張り紙を見たときは驚きというよりもやはり…という印象だった。
コロナが騒がれ始めてた頃には実質廃業状態だったのだろう。
頻発する休業は閉業する兆候なので、ここもその通りとなった。


天神湯は3年前ほど前にはじめて来たのだが、独特の世界観を有する銭湯で、古い人形やプラモデル、戦争画などが飾ってあり、およそ統一感の欠けるところであったが、なぜか全体を見渡すと底流に一貫性が感じられる不思議なところだった。


浴室は完全なメルヘンの世界で、銭湯としては違和感ありまくる空間。
設備はすべて古く、お世辞にも綺麗とは言えないところだった。


神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載


神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載
▲この右側が不思議な空間だった


神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載
▲少女マンガの世界を体現したような浴室。昭和の感性も感じる


コロナウイルスの影響を考慮して、閉店が危惧される銭湯をもう一度行ってみようと思っていたが、どうやらタイミングが遅かったようだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 蒔田
経路 坂道を上ったり下ったり
周辺の環境 陸の孤島

●空間演出
建物外観 昭和な建物
壁画・眺望 メルヘン
統一感 ?
置物 色々
照明 暗い

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 メルヘン
シャワーの出 悪い
浴槽の種類 ほぼ白湯
サウナ なし
温度 41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け なし

◆人
受付 高齢女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒235-0021 
横浜市磯子区岡村3-16-4

電話
045-751-2659

営業時間
15:00〜21:00

定休日
毎週月曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

旭湯(東京・都立大学)

2020-07-18 06:30:00 | 銭湯
東京・都立大学
#旭湯







東急東横線
#都立大学駅








▲路線図をみるとこんな感じ


▲降りる






▲改札口を出たところ。都立大学とあるが、かなり前に移転してしまったので都立大学なるものは近くに存在しない


▲目の前の横断歩道を渡ったら右


▲右に曲がったところ


▲そのまま進むと赤いテントの銀座コージーコーナーがみえてくる


▲そのコージーコーナーを左に曲がる


▲曲がったところ


▲あとはまっすぐ進めば


▲右側に旭湯がみえてくる










▲到着


開店直後に訪ねるとけっこう人だかりができており順番待ちをしていた。入り口では男性店主が一人ひとり入るように案内している。
中に入ると、目の前にフロント。
座るのは70代ぐらいの女性。しっかりした感じの対応で、「こんにちは」と挨拶すれば「こんにちは」と挨拶を返してくれる。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「小さいのでいいの?」と聞かれて「はい、大丈夫です」と答える。


出典:目黒区浴場組合ホームページ引用


フロントの右側にはこぢんまりとした休憩所があり、帰りのときはお客さんと受付の女性が楽しそうに世間話をしていた。
男湯は左側で、のれんをくぐると左右の壁にロッカーがあり、右には古い体重計。左にはトイレと身長測定があった。
昔の作りのためか全体的にやや狭い印象である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:目黒区浴場組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、島カランが2つ。右は通常のシャワーがあるが、左は背の低い蛇口があるのみ。
左右の壁にもカランがあるが、左は手前にサウナ。そのサウナの前にボディジェットがあった。これはおそらく水風呂の代用だろう。
入り口にボタンがあり、押してみると全体から水がジェット噴射される。
思ったよりもそんなに冷たくはなく快適だが、12、3秒足らずで終了してしまうので若干物足りない。
サウナは無料。といっても乾式のサウナではなくミストサウナであるが。
最大5人ほどが入れそうなスペースで、ジッと汗が滲み出てくる熱気があり、気持ちよく入ることができた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奧にあって、全部白湯とシンプルな作りである。
左が6人ほどが入れるバイブラで、真ん中が座湯。水枕はあるものの冷たくない。
そして右が深浴槽だ。
浅浴槽が43℃ほどで、深いのが44℃ぐらいだろうか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:目黒区浴場組合ホームページ引用


浴室全体は白と淡いピンク色であしらわれており、間仕切り壁には水彩画のようなスケッチのタイル絵が飾られている。浴槽の上はブナ林の写真。
清掃はきっちりされてるようでかなり綺麗だった。カランは横に走る線がクッキリみえるほど磨かれている。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:目黒区浴場組合ホームページ引用


出典:目黒区浴場組合ホームページ引用


こんな感じで、標準的な広さながら大半は揃っているので、多くの人が楽しめる銭湯ではないかと思う。
しいて不満を言えば入り口に私物を置くラックがないことか。
カランに置きっぱなしが目立ち、ラック(荷物置き場)があれば少しは解消されるのではないかと感じた。


客層はとても多彩で、高齢者が中心ながら若者グループや小学生などもおり、人は常に絶えなかった。
駅から近く、暑い時期には重宝する銭湯だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 都立大学
経路 駅前
周辺の環境 飲食店

●空間演出
建物外観 昔ながらの宮造り
壁画・眺望 ブナ林の写真
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 フロント前
脱衣所 ふつう
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、座湯
サウナ あり(ミスト)
温度 43~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 しっかりしてる
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 50代の男性と70代女性
客層 多彩


【案内】

住所
〒152-0032
目黒区平町1−25−23

電話番号
03-3717-2641

アクセス
東急東横線「都立大学」駅下車、徒歩1分

休日
月曜

営業時間
15:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載

松島館(横浜・桜木町)(廃業)

2020-07-14 07:00:00 | 銭湯
横浜・桜木町
#松島館







JR京浜東北線
#桜木町駅

▲みなとみらいの中心地にある桜木町駅




▲いったん降りる




▲降りたらまっすぐ進むのが最短距離であるが、


▲今回は左側に進む


▲南改札口


▲出て右側が野毛山(松島館)方面


▲左がランドマーク側。文字通り横浜を象徴する場所だ


▲広場に出ればランドマークがみえる


ランドマークは、むかしのぼったことがあるのだが(写真は2003年頃)
















けっこう高い眺めである。それもそのはずで、スカイツリーができるまでは日本一の高さをほこる展望台だった。



▲桜木町は日本で初めて鉄道ができた始発(終点)駅でもある。最初は横浜駅と名乗っていた


▲現在は駅前にロープウェイの土台を工事中


▲こんな感じになるらしい


▲先ほど出てきた場所を振り返る


▲松島館はこっち


▲西口




▲出ると


▲右側の線路沿いを歩く


▲ここはかつて東急東横線が通っていた線路の跡地。渋谷まで一直線だったが諸事情で駅を取り潰してしまった







▲左をむくと紅葉坂(もみじざか)。横浜を舞台にしたマンガ「恋は雨上がりのように」にも出てくる場所だ


▲とりあえず紅葉坂を目指そう


▲まっすぐ行けば横浜駅にたどり着く


▲階段を降りて




▲左奥に見えるのが紅葉坂


▲ここを右








▲ここでストップ


▲ひだりにむく


▲右奥にみえる道に進むので目の前の横断歩道を渡って


▲渡ったら右


▲ここの横断歩道も渡る


▲そしてすぐ左にまがる


▲このまま、まっすぐ進むのだが





▲途中でこんな神社を発見


▲どうみても自宅兼店舗なのだが…


▲中を覗くと、ふつうに自宅の敷地内。入るのに躊躇してしまう


▲入ってみるとこんな感じだった。横浜にこんな神社があることに驚いた





▲続きの道を歩く





▲セブンイレブンまで歩き


▲左折




▲すると松島館の看板がみえてくる


▲駐車場がある


▲渋い建物。みなみらいとは真逆の下町感に溢れている




▲残念なことに7月末で閉店


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用


中に入ると、下足箱のところから男女に分かれている。右が男湯で、左が女湯。手動の引き戸をあけると、女湯側に女性が座っていた。みた感じ70代か80に届くかぐらい。
女湯側にいるのは男性客に気を使ってなのか。番台の中はお菓子やタオルやら、物置状態になっていた。
男湯側はというと受付手前に円形の傘立て。女湯をのぞき込まない防止策でもあるのだろうか。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると、「どうぞ」と置かれてあったタオルを持っていっていいようだった。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲写真でも番台ではなく女湯側に座っている。お金のやりとりは手を伸ばして受け渡しすることに


脱衣場を見渡すと、かなり古びた印象を受ける。昭和をくぐりぬけてきた銭湯らしく雑多感満載。
戦隊もののソード(剣)の形をしたビニールが埃を被って放置されてたり、電池が無造作に転がってたり、ハンガーが掛けっぱなしだったり、色々取り上げたらキリがないのだが、ようするに公私の区別ない生活感に溢れている。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用


作りは古典的で、真ん中と右側にロッカーがあり、左の間仕切りには大きな鏡。
それと奥左には小さな洗面台。その横に洗濯機が併置してある。
入り口から入って右手前に小さな坪庭。これを庭と呼べるのか?と思うぐらい小さなミニチュアのような庭である。


浴室の扉を開けて中に入ると、浴室もシンプルだ。
真ん中に島カラン。左右の壁にもカランがあるが、シャワーがあるのは左の間仕切りのみ。
しかしここはシャワーを使わない人が多いので、余裕で使うことができた。むかしからの古いお客さんが多いところなのかもしれない。
シャワーは最初ぬるくて、外が暑かったからちょうどいいなと思ってたらだんだん熱くなってきて、そのうちに我慢できないぐらい熱湯になった。
立ちシャワーは珍しく右奥側だ。スペースは広めに確保してあるので、タオルで体を拭くときに重宝した。


浴槽は2つに分かれていて、どちらも白湯。そして均等に分かれている。
左が深浴槽で、右が浅浴槽のジェットバス付き。
最初は右側に入ってみたのだが、予想通りけっこうな熱さだった。
前回来たときはもっと強烈な記憶だったが、それから温度が下がったのか、それとも自分が覚悟した分だけ熱く感じなかったのか。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


前のときはかなり熱かったので、ここはどれぐらいの温度設定にしてるのですか?と受付の女性に尋ねてみたところ、「うーん。何度だろ?」と言われて衝撃を受けたことがあった。
さすがに人が入れない温度ではないだろうが(と願うが)、古い銭湯はけっこうアバウトなのである。


今回は右が47℃ほどで、左が46℃ぐらいか。深浴槽はパイプが剥き出しで、見た感じ熱くないか怖い。


客層は、ほぼ高齢者ながら若い人や中高年も混ざっていた。
シャワーを浴びていると、一人の入浴客が椅子を返すときに斜めに置いていく。
水気を落とすための気遣いだろうが、その人だけかと思っていたら、なんと続く人も斜めに置いている。
おや?と思い、桶のところをみると、みんなピラミッド型に綺麗に置いているではないか。
どうやら次の人のことを考えて綺麗に置くのがここの習わしらしく、常連客の間ではそうしたマナーを共有してるようだった。
なかなかほかの銭湯では見られない光景なので驚くとともに、感動した。
こうした文化を持つ銭湯が横浜から無くなってしまうのはとても残念なことである。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 桜木町
経路 高台方面へ
周辺の環境 商店

●空間演出
建物外観 古い
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 昔ながら
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 白湯
サウナ なし
温度 47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒220-0042 
横浜市西区戸部町4-166

電話
045-231-7435

営業時間
15:00〜22:00

定休日
7日・17日・27日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載