この一年も多くの方にブログを読んでいただいて感謝申し上げます。
今回は一年の総括として2020年に巡った銭湯を振り返り、記憶に残った銭湯を改めて紹介したいと思います。
巡った銭湯は、ザッとイベントも含めると11月10日時点で、82店。
すべての店名を書くと大変なので書きませんが、個人的には意外と多く巡ったなと思います。
今年は初めて大阪や熱海の銭湯へ行ったり、コロナ渦ということでいつもと違った街の風景を写真に収めるなど、色々と印象深い年となりました。
アクセス数は、52週×平均週アクセス6000で計算すると、およそ一年全体は30万前後。


▲色々波がありますが、だいたいこんな感じです
トータルでは、11/10時点で、70万アクセスです。ほかの方のブログと比べると微々たる数字かもしれませんが、個人的には大変栄誉ある数字です。
これも日頃見ていただいている方や、コメントを寄せていただいてる方、魅力ある銭湯を日々経営されている方々のおかげだと思っています。
地元の横浜をすべて巡った年は、ランキング形式で総括したのですが、今回もそうした形で2020年を紹介したいと思います。
あくまでも一個人の感想に過ぎないので、軽く流して読んでいただければ幸いです。
5位
大黒湯(東京・北千住)
〒120-0033 東京都足立区千住寿町32-6

威風堂々たる建物に圧倒されるのが北千住にある大黒湯です。
威厳ある外見とは異なり、中は家庭的な雰囲気。肩肘張らず気軽に入ることができます。設備も決して古くなく、レトロ好きでなくても十分楽しめる銭湯です。
4位
黄金湯(東京・錦糸町)
〒130-0012墨田区太平4−14−6

ややもすると保守的な銭湯業界の中で新風を吹き込んだのが、秋にリニューアルオープンした黄金湯。
従来にないコンクリート打ちっ放しの外観に受付がバーのカウンターだったりと、既成の枠組みに収まらない斬新で異彩を放つ空間でした。
設備や装飾も申し分なく、新たな可能性を示した銭湯です。
3位
クアパレス(千葉・習志野)
〒274-0077 千葉県船橋市薬円台4-20-9

誰もが初めて見たときは度肝を抜かされるのが、千葉の習志野にあるクアパレス。これを抜きに日本の銭湯を語れないほど突き抜けた銭湯です。
贅を尽くした建物に豪華絢爛な装飾品の数々。趣味の極地を行く、ある意味で狂気の世界です。
もちろん銭湯としての設備も妥協せず、このような銭湯があることは奇跡のように思えました。
とにかく圧巻の銭湯です。
2位
タイムリゾート町屋(東京・町屋)
〒116-0001荒川区町屋4−4−1

出典:東京銭湯ホームページ引用
今年の銭湯巡りをしてきた中で、一番活気があったのが、このタイムリゾート町屋でした。
店主と客の垣根はほとんどなく、下町の魅力が存分に発揮された銭湯です。建物は正直古びた印象は否めないのですが、開店当時はすごく斬新なところだったんだろうなと思われます。
とにかく、お客さんが元気!
自分が訪れたときはコロナの影響で入店拒否をされる可能性もあったのですが、奇跡的なタイミングで運良く入れたこともあり、印象に残った銭湯でした。
1位
金森湯(東京・町田)
〒194-0012町田市金森3−22−21

そして個人的に栄えある一位は、なんといってもこちら。金森湯。
建物自体は小さくて決して見栄えするところではないのですが、店主の人柄、磨かれたカランや湯船。そしてなんといってもアットホームな雰囲気。
何一つとってもすばらしく、心に深く刻まれた銭湯でした。
居心地よい空間は、単に設備が豪華でデザイン性に優れているだけでなく、その人間性が放つ魅力ではないかと改めて再確認する銭湯でした。
このようにランキングにしてみましたが、ほかにもすばらしい銭湯が沢山ありました。以下では、特に個性を放った銭湯をまとめてみました。
ノスタルジック過ぎる銭湯
とにかく古すぎるだろとツッコミたくなるのが、
帝国湯(東京・三ノ輪)
〒116-0014荒川区東日暮里3−22−3

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用
こちらの設備は、昭和初期をそのまま継続して使っていると思われる銭湯で、もはや生きた博物館です。
お湯があまりに熱すぎるので逃げるように出たのですが、もう少しマイルドなら長く堪能したい銭湯でした。
営業時間が短すぎる銭湯
一日の営業時間が実質40分という驚愕の短さなのが、
草津湯(東京・小菅)
〒124-0001 東京都葛飾区小菅1丁目17−3


出典:東京銭湯ホームページ引用
地域の高齢者が遠い銭湯に行くには大変だからということで、1時間を限定に開いているところです。
あくまでも地元の人向けの銭湯なので、外部からお邪魔する際は早くあがる心がけがほしいところです。
接客が神対応過ぎる銭湯
接客が素晴らし過ぎて感銘を受けたのが、
桜湯(横浜・吉野町)
〒232-0033横浜市南区中村町4-287-4

出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合引用ホームページ引用

出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合引用ホームページ引用
設備自体はそんなに特徴はないなのですが、受付に立たれた女性店主の対応はまさに神対対応。
今まで巡ってきた中で屈指の素晴らしい受付でした。
見晴らしが良すぎる銭湯
眺望がもっとも最高だったのが
準天然光明石温泉(人工)天空の湯(東京・浜松町)
〒105-0022 東京都港区海岸1丁目11−2

出典:アジュール竹芝ホームページ引用

出典:アジュール竹芝ホームページ引用
ホテルの最上階近くにあって、東京タワーや東京湾、レインボーブリッジを一望することができます。
入浴料1000円とやや高めですが、それを払うだけの価値がある場所でした。
まとめ
今年全体を通してみると、新型コロナの影響で通常なら混雑しているところが閑散としていたり、また廃業も相次いだ年となりました。
老舗が次々と消えていくのは大変残念ではありますが、若い人を中心にリニューアル銭湯も多くみられ、変化の兆しを感じる年でもありました。
地域別でみると、個人的に評価を高くしたのが川崎で、東京や横浜と比べても遜色なく、むしろ全体でみた場合は川崎の方が優れているのではないかとさえ感じました。
メディアで登場することが少ない場所ですが、銭湯巡りの際には強くオススメしたい地域であります。
今後、コロナ渦の影響で場合によっては一時的中断もありえるかもしれませんが、少しずつでも新しい銭湯を紹介できたらと思います。
今後とも宜しくお願い致します。