東京・三ノ輪
#改栄湯
2020年11月14日
リニューアルオープン
東京メトロ日比谷線
#三ノ輪駅
▲三ノ輪駅
▲路線図をみるとこんな感じ。上野、浅草、北千住に等距離で近い場所にある
▲階段をのぼり
▲出たところ。横にはおなじみのカレンダー専門店
▲カレンダー専門店方面の左にまがる
▲真っ直ぐ進んで
▲ここでストップ
▲左に曲がる
▲左折したところ。そのまま進んで
▲すでに煙突がみえてくる
▲この白いマンションが改栄湯の建物だ
▲銭湯の設備だろうか
▲左にグルッとまわると
▲旧入口
▲どうやらリニューアルするために一時閉店してるらしかった
と、ここまでが夏に撮影した写真
そして別の日は、ほかの銭湯に行くついでに見に来ると、
▲元入り口側が封鎖され
▲その左側が、新しい入り口だった
▲煙突は変わらず
と、ここまでが工事中のときの写真
そして、ようやく2020年11月14日にリニューアルオープンして訪れると
▲綺麗な外装に様変わり
▲到着
中に入ると、リニューアルオープンしたばかりということで、新築特有の匂いが漂ってくる。
下足箱も新しくて、とても綺麗。蘭の花が飾ってあり、ワクワクさせてくれる。
靴箱はボッチを押して回すタイプで、それを知らずに戸惑っている人もいた。
ロビー手前にはアルコールの自動噴霧機が置いてあり、その横には赤外線の体温計もある。
手をかざすとアルコールが出てくるのだが、前の人が懸命に手をこすり合わせていて、ずいぶん長いなぁと思ってたら、その理由がすぐにわかった。
出てくるアルコールの量が半端ないのである。
湿る程度じゃなくて、すくい取れるぐらいボタボタ落ちてくる。なので、そこでビチャビチャの手を乾かすために足止めをくらうことに。
体温計はあったが、その前にほかの商業施設で何回も計っていたので、ここでは割愛させてもらうことに。
ロビーはそんなに広くないが、右側にテーブルが並び、アルコール飲料や軽食も提供しているようである。
左側頭上には大きなテレビ。相撲中継を流していた。
浴室への入り口はその左側で、手前が女湯、奥側が男湯である。
出典:東京銭湯ホームページ引用
受付は入り口からまっすぐ進んだ先にあり、右側に自販機が置いてある。
電子マネーも使える仕組みであるが、ここで問題なのは脱衣場のロッカーがコインリターン式のため小銭(100円)が必要なことだ。
本来なら電子マネーを使いたいところであるが、結局崩さないといけないので、仕方なく千円刷を投入。なんのための電子マネーなんだろう? さらにドライヤーも3分20円だから、使う人は10円玉も用意しておかなければならない。
受付に立つのは、20代ぐらいの男性。その前に入り口では若い女性スタッフとすれ違った。対応はとても感じが良く、銭湯で若い人(特に男性)に関しては悪い感情をもったことは一度もない。
帰りは50代ぐらいの女性が受付に座っていたが、その女性も品があって、ついでに外では年配の男性が立っており、案内をしたり入浴客を見送っていた。改栄湯は全員好印象しかなかった。
のれんをくぐって脱衣場に入ると、とても綺麗であるが、やはりマンション銭湯ということで、スペースは最低限の広さ。とりわけ狭いわけではないけど、4~5人いるだけで窮屈な感じになった。
作りは最近の銭湯と同じく無駄を廃し、シンプルで清潔感にあふれてる。
ロッカーの上には花が飾られ、飾り付けも洗練さが際だっていた。
浴室に入ると、綺麗なのは当然として、とても明るい。
まさに自分の理想とする雰囲気だ。
デザイナーズ銭湯では薄暗くてよく見えないところもあるが、こういうところが一番安心できる。
真ん中に島カランがあり、左壁にもカランが並ぶ。カランはスーパー銭湯と同じくハンドシャワーで時間の経過とともに止まるタイプであるが、長く出続けるので問題なし。粒の大きなヘッドで刺激が気持ちいい。そしてやはり軟水である。とても素晴らしいと思うが、シャンプーを使うといつまでもヌルヌルするので、これは相変わらず苦手だ。
手前側は仕切りがないが、奥の左側は仕切りがあるので、左右を気にすることなく使うことができる。
ここの白眉はなんと言っても立ちシャワーだろう。最新のプッシュ式でやはり大きなヘッドシャワーであるが、4つも設置してある。
通常だと、たいていあっても2つぐらいなのだが、ここなら気にせずに使える。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲明るいは正義
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲備え付けもこだわっている
浴槽は右側で、手前が寝湯。3つほど並び、ステンレス枕は冷たくなかったので、はじめから冷感機能を放棄したようである。元々壊れやすいから、合理的な判断だろう。
お湯の温度は想像してたより熱く、44℃前後か。
その奥には同じく3~4人ほどが入れるスペースの白湯があり、足を入れたら結構熱い。おなじく45℃ほど(リニューアル前の時は50℃近くもあったらしいから、まだマシになったほうか)。
そして、一番奥が高濃度炭酸泉で、ここはかなり広くて余裕で6人ぐらいが入れる。ほかの銭湯だと待つこともあるが、ここならゆったり入れた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲炭酸泉が広いのは嬉しい
そして室内だけに終わらず、ここは露天風呂まである。
扉をあけると、目の前にはなんと2つの湯船。右がシルク風呂で、左が水風呂だった。その横にはサウナの入り口。動線的にはほとんどの人が水風呂に直行するだろうが、スペースの都合上仕方ないと思われる。
シルク風呂は温度が41℃ほどと適温で快適だ。実際に小さな子どもたちが「温かい!」と喜んでいたし、外国人も「サイコー」と呟いていた。長湯してものぼせないから、個人的にもこの温度ぐらいが適切だと感じる。
水風呂は18℃ぐらいだった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲外気浴の椅子も複数ある
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲サウナもまあまあの広さ
客層はきわめて多彩で、高齢者がメインながら、小さな子を連れた親子が3組もいたし、若い人ももちろんいた。外国人やハーフの兄弟、全身刺青の人も。ここまで多様性ある客層は珍しい。
全体的に、スーパー銭湯のミニ番という感じで、必ずしも目につく個性は感じなかったが、色々と細かく考えられており、完成度の高い銭湯だった。
駅からとても近く、同じ三ノ輪を最寄り駅とする湯どんぶり栄湯は歩いて20分の距離だが、ここなら5分。この利便性のアドバンテージは大きい。
天気の悪い日なら、間違いなく改栄湯を選択するだろう。
最近だとココフロますの湯がリニューアルした銭湯の中で成功例として取り上げられるが、改栄湯もその水準と肩を並べるクオリティの高さだった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三ノ輪
経路 南下する
周辺の環境 住宅地
●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 寝湯、熱湯、高濃度炭酸泉、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 39~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 みんな感じが良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(フェイスタオルは50円。タオルケットとセットは150円)
備え付け あり
◆人
受付 20代の男性
客層 きわめて多彩
【案内】
住所
〒110-0011
台東区三ノ輪2−10−15
電話番号
03-6897-2824
アクセス
東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅下車、徒歩3分
休日
金曜
(祝日でも休み)
営業時間
14:00−23:00
※東京銭湯ホームページ転載