銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

改栄湯(東京・三ノ輪)(リニューアル)

2020-11-28 06:00:00 | 銭湯
東京・三ノ輪
#改栄湯
2020年11月14日
リニューアルオープン









東京メトロ日比谷線
#三ノ輪駅

▲三ノ輪駅


▲路線図をみるとこんな感じ。上野、浅草、北千住に等距離で近い場所にある




▲階段をのぼり








▲出たところ。横にはおなじみのカレンダー専門店


▲カレンダー専門店方面の左にまがる




▲真っ直ぐ進んで




▲ここでストップ


▲左に曲がる


▲左折したところ。そのまま進んで




▲すでに煙突がみえてくる






▲この白いマンションが改栄湯の建物だ


▲銭湯の設備だろうか




▲左にグルッとまわると




▲旧入口


▲どうやらリニューアルするために一時閉店してるらしかった






と、ここまでが夏に撮影した写真


そして別の日は、ほかの銭湯に行くついでに見に来ると、



▲元入り口側が封鎖され


▲その左側が、新しい入り口だった




▲煙突は変わらず




と、ここまでが工事中のときの写真


そして、ようやく2020年11月14日にリニューアルオープンして訪れると







▲綺麗な外装に様変わり


▲到着


中に入ると、リニューアルオープンしたばかりということで、新築特有の匂いが漂ってくる。
下足箱も新しくて、とても綺麗。蘭の花が飾ってあり、ワクワクさせてくれる。
靴箱はボッチを押して回すタイプで、それを知らずに戸惑っている人もいた。
ロビー手前にはアルコールの自動噴霧機が置いてあり、その横には赤外線の体温計もある。
手をかざすとアルコールが出てくるのだが、前の人が懸命に手をこすり合わせていて、ずいぶん長いなぁと思ってたら、その理由がすぐにわかった。
出てくるアルコールの量が半端ないのである。
湿る程度じゃなくて、すくい取れるぐらいボタボタ落ちてくる。なので、そこでビチャビチャの手を乾かすために足止めをくらうことに。
体温計はあったが、その前にほかの商業施設で何回も計っていたので、ここでは割愛させてもらうことに。


ロビーはそんなに広くないが、右側にテーブルが並び、アルコール飲料や軽食も提供しているようである。
左側頭上には大きなテレビ。相撲中継を流していた。
浴室への入り口はその左側で、手前が女湯、奥側が男湯である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


受付は入り口からまっすぐ進んだ先にあり、右側に自販機が置いてある。
電子マネーも使える仕組みであるが、ここで問題なのは脱衣場のロッカーがコインリターン式のため小銭(100円)が必要なことだ。
本来なら電子マネーを使いたいところであるが、結局崩さないといけないので、仕方なく千円刷を投入。なんのための電子マネーなんだろう? さらにドライヤーも3分20円だから、使う人は10円玉も用意しておかなければならない。


受付に立つのは、20代ぐらいの男性。その前に入り口では若い女性スタッフとすれ違った。対応はとても感じが良く、銭湯で若い人(特に男性)に関しては悪い感情をもったことは一度もない。
帰りは50代ぐらいの女性が受付に座っていたが、その女性も品があって、ついでに外では年配の男性が立っており、案内をしたり入浴客を見送っていた。改栄湯は全員好印象しかなかった。


のれんをくぐって脱衣場に入ると、とても綺麗であるが、やはりマンション銭湯ということで、スペースは最低限の広さ。とりわけ狭いわけではないけど、4~5人いるだけで窮屈な感じになった。
作りは最近の銭湯と同じく無駄を廃し、シンプルで清潔感にあふれてる。
ロッカーの上には花が飾られ、飾り付けも洗練さが際だっていた。


浴室に入ると、綺麗なのは当然として、とても明るい。
まさに自分の理想とする雰囲気だ。
デザイナーズ銭湯では薄暗くてよく見えないところもあるが、こういうところが一番安心できる。


真ん中に島カランがあり、左壁にもカランが並ぶ。カランはスーパー銭湯と同じくハンドシャワーで時間の経過とともに止まるタイプであるが、長く出続けるので問題なし。粒の大きなヘッドで刺激が気持ちいい。そしてやはり軟水である。とても素晴らしいと思うが、シャンプーを使うといつまでもヌルヌルするので、これは相変わらず苦手だ。


手前側は仕切りがないが、奥の左側は仕切りがあるので、左右を気にすることなく使うことができる。
ここの白眉はなんと言っても立ちシャワーだろう。最新のプッシュ式でやはり大きなヘッドシャワーであるが、4つも設置してある。
通常だと、たいていあっても2つぐらいなのだが、ここなら気にせずに使える。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲明るいは正義


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲備え付けもこだわっている


浴槽は右側で、手前が寝湯。3つほど並び、ステンレス枕は冷たくなかったので、はじめから冷感機能を放棄したようである。元々壊れやすいから、合理的な判断だろう。
お湯の温度は想像してたより熱く、44℃前後か。
その奥には同じく3~4人ほどが入れるスペースの白湯があり、足を入れたら結構熱い。おなじく45℃ほど(リニューアル前の時は50℃近くもあったらしいから、まだマシになったほうか)。
そして、一番奥が高濃度炭酸泉で、ここはかなり広くて余裕で6人ぐらいが入れる。ほかの銭湯だと待つこともあるが、ここならゆったり入れた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲炭酸泉が広いのは嬉しい


そして室内だけに終わらず、ここは露天風呂まである。
扉をあけると、目の前にはなんと2つの湯船。右がシルク風呂で、左が水風呂だった。その横にはサウナの入り口。動線的にはほとんどの人が水風呂に直行するだろうが、スペースの都合上仕方ないと思われる。
シルク風呂は温度が41℃ほどと適温で快適だ。実際に小さな子どもたちが「温かい!」と喜んでいたし、外国人も「サイコー」と呟いていた。長湯してものぼせないから、個人的にもこの温度ぐらいが適切だと感じる。
水風呂は18℃ぐらいだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲外気浴の椅子も複数ある


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲サウナもまあまあの広さ


客層はきわめて多彩で、高齢者がメインながら、小さな子を連れた親子が3組もいたし、若い人ももちろんいた。外国人やハーフの兄弟、全身刺青の人も。ここまで多様性ある客層は珍しい。


全体的に、スーパー銭湯のミニ番という感じで、必ずしも目につく個性は感じなかったが、色々と細かく考えられており、完成度の高い銭湯だった。
駅からとても近く、同じ三ノ輪を最寄り駅とする湯どんぶり栄湯は歩いて20分の距離だが、ここなら5分。この利便性のアドバンテージは大きい。
天気の悪い日なら、間違いなく改栄湯を選択するだろう。
最近だとココフロますの湯がリニューアルした銭湯の中で成功例として取り上げられるが、改栄湯もその水準と肩を並べるクオリティの高さだった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三ノ輪
経路 南下する
周辺の環境 住宅地

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 寝湯、熱湯、高濃度炭酸泉、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 39~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 みんな感じが良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(フェイスタオルは50円。タオルケットとセットは150円)
備え付け あり

◆人
受付 20代の男性
客層 きわめて多彩


【案内】

住所
〒110-0011
台東区三ノ輪2−10−15 

電話番号
03-6897-2824

アクセス
東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅下車、徒歩3分

休日
金曜
(祝日でも休み)

営業時間
14:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

太平館(横浜・大倉山)

2020-11-24 08:20:00 | 銭湯 温泉
横浜・大倉山
#太平館








東急東横線
#大倉山駅

▲大倉山駅


▲路線図をみるとこんな感じ。横浜と武蔵小杉の真ん中あたりに位置する








▲今回むかうのは、渋谷方面


▲エスカレーターで降りて




▲右に曲がると改札口


▲地図だと下側に進む


▲駅を振り返る


▲出て左側のところ


▲太平館はちょうど綱島(鶴見川)と大倉山の真ん中あたりにある。やや不便ではあるが、そんなに歩くわけではない


▲左にぐるっと回り


▲左に見えるのが大倉山駅


▲線路沿いを歩く


▲振り返る


▲大倉山出身で有名人といえば、皇室の方と婚約された小室圭さんや、新国立競技場を設計した隈研吾さん。
まさに今年の顔と言うべき人だろう(色々と流れてしまったけれども)


コンビニのミニストップ1号店ができたのも大倉山である


▲そんな先駆的イメージとは対照的なのが今回むかう太平館


▲ずっと歩いて


▲ひたすらまっすぐ


▲ここから大曽根商店街通りというところになるらしいのだが






▲まったく商店街らしいものは見あたらず、活気ゼロ




▲ここもまっすぐ渡って




▲ようやく商店街ぽい雰囲気になってきたら、近い


▲ここでストップ


▲右をみると煙突がみえてくる


▲奥に銭湯の敷地


▲台風が過ぎ去った後のように見えるが、これが通常の状態だ


▲左をみると階段がバリケードされていたので、もう使われていないのだろう


▲麗しき女性たちが集まったであろうお店も今は無惨な姿に…


▲このアーケード奥に太平館の入り口がみえる


▲唯一まともにみえるお寿司屋さんも静寂を保っていた




▲到着


▲下足箱スペース


▲お母さん業界新聞にも取り上げられたらしい


右が男湯で、扉をあけると、なかなか広い脱衣場が目の前に飛び込んでくる。
左を見れば、番台に座るのは70代ぐらいの女性。
毅然とした表情をしており、「貸しタオルありますか?」と訪ねると、「奥の台にタオルが置いてあるので、それを使ってください」と言われる。


脱衣場を改めてみると、島ロッカーが2つあって、右奥にはぶら下がり棒やフィットネスマシンなど健康器具が並ぶ。
スペースに余裕があるので着替えるときにストレスがなくて快適。
脱衣場が広くてカランの数が多いのは銭湯における絶対的正義である。
子連れだったら、気を使わずに着替えさせることができるだろう。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


先ほど言われたとおり、積んであったタオルを一枚手に取ると、扉をあければ浴室も当然ながら広め。
島カランは2つあるが、それでもカランとカランの間に幅があるので後ろをさほど気にしなくていい。
島カランはシャワーがなくて、左右の壁のカランにシャワー付いている。
鏡をみると、広告が掲示されていて、かつての銭湯文化を今もみることができる。
広告は商店街のお店ばかりだろうが、どれほど生き残っているのか…。
綱島、大倉山双方の駅前は賑わっているが、その真ん中に位置するとなるとなかなか厳しいのかもしれない。


浴槽は奥にあって、3つに分かれている。
右が主浴槽で黒湯。めちゃくちゃ濃厚で、手を5センチほど沈めれば、もう見えなくなるほどである。肌触りはしっとりとしていて滑らか。
綱島は元々、“東京の奥座敷”と言われた温泉街なので、良質の温泉に恵まれている。ここもそうした温泉地の系譜を受け継ぐ銭湯である。
温度は古い銭湯らしく熱めで、だいたい45℃ぐらいだろうか。5~6人は入れそうなスペースである。


その左となりの真ん中に当たるのが、これまた黒湯で、こちらは深めになっている。2~3人ほどが入れるぐらいで、ここも同じぐらい熱かった。


最後は一番左にある深めの座湯(白湯)で、温度は下がって41℃ほど。熱いのが苦手な人もこれなら入れるはずだ。
ジェットも強すぎないのでまったり長湯を楽しむことができた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらは女湯


壁絵は典型的な富士山の絵であるが、山頂部分は黄金色に染まり威光を放っている。
ただ描いてからだいぶ経つのか、随所に剥がれた跡がみられた。
ペンキ絵の下はチップタイルのモザイク画で、熱帯魚を描いたもの。間仕切り壁の部分は、西洋のお城と湖畔でこちらもモザイク画。
天井は意外とキレイで純白さを保っていたが、全体的にはかなり老朽化が進んでいるという印象である。
これを味わい深いと感じるか、ちょっと汚いと感じるかは人それぞれだろう。


客層は自分が入浴したときは、高齢者が数人と、知的障害者の息子さんを連れてきたお父さん親子。
息子さんは、もう20代後半ぐらいだと思うのだが、湯船に入って大きな声で数を数えていた。
一時的に客が少なくなる時間帯もあったが、客足が途切れることはなかった。地元に根ざした銭湯という感じであるが、客同士の会話はいっさいなし。


店主は昔ながらの人で、ちょっと気の強いところもあるが、基本的に親切でいい人である。
かつて周囲の商店街は栄えていた時期もあっただろうが、そうした華やかなりし頃の面影を今に残す貴重な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 大倉山
経路 線路沿いを渋谷方面
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山のペンキ絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古い
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 黒湯、座湯
サウナ なし
温度 41~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 昔ながらのおかみさん
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒222-0003 
横浜市港北区大曽根1-25-2

電話
045-531-0361

営業時間
15:30~22:30

定休日毎週金曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

美しの湯(東京・高井戸)

2020-11-21 07:46:00 | スーパー銭湯
東京・高井戸
#美しの湯







京王井の頭線
#高井戸駅


▲京王井の頭線の高井戸駅。似たような名前に下高井戸駅があるが、それはなぜか数駅も離れたところにある


この高井戸は、かつて日本橋の次にあたる宿場町だったのだが、日本橋から遠いということで、その中間地点に新しく作られたのが今の新宿。高井戸宿より新しい宿場町ということで新宿と呼ばれるようになった。
繁華街としての機能は新宿にぜんぶ持っていかれ、高井戸にあるのは歴史の名残のみである



▲右にみえるのが高井戸小学校。美しの湯はその裏側に隣接している


▲反対側




▲エスカレーターを降りて


▲途中で広告を発見。どちらかというとフィットネスジムに力を入れてる様子


▲降りて左に改札口


▲地図をみると美しの湯は目と鼻の先にある。ピンク色の建物が今回の目的地


▲改札口を出て右側に進む




▲階段を降りて左


▲地図をみると、ちょうど神田川を背にする形である


▲ミスタードーナツを横切り




▲高井戸小学校の入り口がみえてくる


▲あとはもうすぐ


▲みえてきた。隣にあるのはスーパーのオオゼキ。焼き芋の匂いが…


▲スーパー銭湯でマンションのテナントとは珍しい


▲入り口。さらに奥に進む


▲中に入って


▲階段をのぼり


▲右側は駐車場


▲そして左が入り口。到着


扉をあけて中に入ると、右手に下足箱があり、コインリターン式のロッカーのようだ。
あいにく小銭がないので両替しようとしたら、両替機がエラー表示。
おーい!
仕方ないので裏にある券売機でチケットを先に購入して、お金を崩すこと。
ちなみにチケットは入浴料が土日祝日だと1200円。レンタルフェイスタオルが70円だった。


受付はロビー奥で、2人の若い女性が座っている。
チケットを差し出すと、どうやら下足箱の鍵を預けるらしく、出すように言われた。
その後レンタルタオルとカードが差し出されたのだが、
(このカードは何に使うんだろう?)
と思うも何も説明はされず。常連客ぽい振る舞いが仇となったか…。いや、鍵を出さなかった段階で初めての客と分かっただろうから、面倒だっただけか?
まあいいかと思いそのまま進む。


男湯ののれんは右側で、入ると最初は飲料水の自販機が並び、トイレもある。さらに奥に進めばようやく脱衣場である。規模の割にはやや狭いかなという印象。


出典:美しの湯ホームページ引用
▲混んでるとかなり狭く感じる


ここはフィットネスジムと併設されたスーパー銭湯のため、プール用のロッカーと区分けされている。どうりで中に入るとプール特有の塩素臭が漂ってくるわけだと思った。
やや窮屈な思いをしながら服を脱ぐと、先ほどの渡されたカードは、ロッカーの裏側に刺すものだった。それでロッカーが閉まる仕組み。無くしたら交換費用を頂戴しますとある。


奥に進むと、飾りっ気のない扉があり、それが入り口の扉だった。
入ればマンションのテナントに入るスーパー銭湯ということで、天井が低いために若干圧迫を感じる。
右側にカランが横に並び、数はそこそこあるのとシャワーの勢いもあって使いやすいが、心なしか少し古い感じもした。


立ちシャワーの奥側にあるのがサウナで、一般的な普通のサウナ。中に入ると、横長で左にテレビがあり、入り口に向かって座るような作りなので、テレビが微妙に見づらい。
温度はかなり熱くて、スーパー銭湯の類いではかなり攻めた温度である。


出典:美しの湯ホームページ引用


そのサウナから抜けると、横には水風呂がある。一般的には4人ぐらいが入れる普通の水風呂であるが、無理矢理入る人もいて、6人ぐらい詰めてるときもあった。三密を通り越して団子状態だった。


出典:美しの湯ホームページ引用


その水風呂の奥横にあるのが室内の目玉となる天然温泉だ。琥珀色をした上品な色をたたえている。
これは主浴槽ということでだいぶ広く、10人前後は入れるだろう。温度はそんなに高くなくて41℃あったかどうかぐらい。
1600mを掘って湧出した温泉らしいのだが、特徴的な匂いはなかった。
これはかなり気持ちよく、冬の寒い朝に布団にくるまってる気分。しばらく出たくなかった。


その主浴槽の対面(つまりカランの奥)にあるのが、ジェットバス関連で、こちらは白湯で温度はま39℃ぐらいか。かなりぬるいと感じた。向かって右が寝湯で5つほどあり、水枕はしっかり機能している。このあたりはさすがスーパー銭湯。


出典:美しの湯ホームページ引用

真ん中はマッサージジェットで、腰回りをなでるような動きをする。
最後左(奥)がハイパージェット。このあたりのジェット関連はだいたいどこも人気があって、ここも例外なくぜんぶ人で埋まっていた。


出典:美しの湯ホームページ引用


ここまでが室内で、次が露天風呂。
扉は二重になっていて、給水機まであるが、今はコロナ渦ということで扉はすべて開けられている。なので、二重扉の意味をなしていない。


外にでると、まず目に飛び込んでくるのが左にある湯船。
手前側が上湯で、その奥にある湯船と繋がっており、奥が下湯になる。大規模なスーパー銭湯に見られる形状だ。
上が41℃ぐらいで、下が40℃ぐらいか。基本そんなに変わらないが、やはり下の方が若干温度が低い。
上湯も下湯も天然温泉で、岩風呂。下湯のそばは林が広がり、時折風にあおられて枯れ葉が落ちてくる。
駅前にあるのにまるで田舎の郊外に来たような気分だ。


出典:美しの湯ホームページ引用


出典:美しの湯ホームページ引用


出典:美しの湯ホームページ引用


その露天風呂の左側にもサウナがあって、入り口がすごく小さい。こちらは縄文釜風呂と命名されてる施設なのだが、子どもサイズの扉を開けてかがみながら中に入ると、ミストサウナだった。
ミストサウナであるが、かなり熱くて、刺激が強い。
中の作りはシンプルで左右にイスがあるだけ。どこに縄文要素があるのか…。


最後は日替わり薬湯で、男湯だと入り口右側にある。この日は白濁の湯だった。


出典:美しの湯ホームページ引用


客層は全体的に高齢者が多いが、中年層や若者も目立つ。ジムが併設されているためか、体格の良いお客さんも散見された。外国人もいて、このあたりはいかにも東京らしい。


ロビーは常に清掃されていて看板に偽りなしでキレイなのだが、やはり設備は若干経年を感じさせた。
スーパー銭湯でお決まりの飲食サービスは受付横にある階段を降りると地下にあって、マッサージや簡単なジムなども併設されている。
食事の値段はほかのスーパー銭湯と比べてかなりリーズナブルで良心的ともいえるが、写真をみるとやはりそれなりの見た目という感じだった。


出典:美しの湯ホームページ引用


スーパー銭湯はたいてい駅から遠く送迎バスに揺られながら向かうのが普通だが、ここは駅からかなり近くて隣はスーパーがあるなど、生活に密着した利便性の高いスーパー銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 高井戸
経路 小学校の隣
周辺の環境 スーパー、駅、小学校

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 広い
脱衣所 きれい
シャワーの出 使いやすい
浴槽の種類 ジェット関連、天然温泉、水風呂
サウナ あり
温度 38~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(円)
備え付け あり

◆人
受付 大学生ぐらいの男女
客層 高齢者メインながら中高年や外国人、若者のグループ


【案内】

営業時間 9:30~24:00(最終受付 23:30)

料金
平日 22:00までご入場 950円 22:00以降ご入場(こども)720円
土曜日・日曜日・祝祭日 22:00までご入場 1,200円 22:00以降ご入場(こども)920円 22:00までご入場 1,000円 22:00以降ご入場(こども)920円

アクセス

お車でお越しの方

荻窪方面からお車でお越しの際は、[1]または[2]でUターンしてください。
専用大型駐車場150台完備
アクアガーデン駐車場:5時間まで無料 以降30分100円

電車でお越しの方

京王井の頭線高井戸駅より徒歩2分

バスでお越しの方

JR荻窪方面から
関東バス「荻58」「荻54」線にて 高井戸駅下車

京王線千歳烏山駅方面から
関東バス「荻58」線にて 高井戸駅下車
※詳しくは関東バスのサイトをご覧ください。

営業時間

9:30~24:00(最終受付23:30)
※お食事処・ボディケアルームは10:00からの営業になります。

定休日

不定休
(詳しくはお知らせの休館日等のお知らせをご参照ください。)


※東京銭湯ホームページ転載

パルコ湯(東京・渋谷)

2020-11-17 06:25:00 | キャンペーン
東京・渋谷
#パルコ湯







JR山手線
#渋谷駅

▲JR渋谷駅






▲地図をみるとこんな感じ。パルコは、西武百貨店、ロフト方面にある


▲スクランブルスクエアの屋上から撮った写真をみると、真ん中上の白い外壁の建物がパルコである


▲ハチ公口の出口にむかう




▲ここからスクランブル交差点がみえてくる


▲ハチ公がある方面。左の東急百貨店は解体工事に取りかかるのだろうか。渋谷は毎年大規模な工事をしている



▲階段を降りて


▲ハチ公改札。この左に向かう


▲左(ハチ公口)に出たところ


▲このままスクランブル交差点に進んで


▲人が多くてよくみえないので


▲人がいなくなったときの写真


▲こんな感じ


▲スクランブル交差点を渡って






▲西武百貨店を横切る






▲MODIがみえてきたら、左。そのまま道なりに進むが…


ここでキャーと女子たちの悲鳴が聞こえてきたので、何々?!と思ってたら




▲アニメの宣伝だった



なんだよ…。


▲ディズニーストアを通り過ぎて






▲もうパルコがみえてくる






▲入り口到着


▲中に入り


▲地下(カオスキッチン)に降りる


▲変わり種の食堂が軒を連ねる






▲すみっこにあった


▲到着


受付に進むと、女性から「予約されてますか?」と言われる。
え、予約!?
してないですと言うと、名前を告げて、最短で40分後と言われた。
たしかに狭い空間なので密を避けるため措置なのだろうが…。滞在時間も20分限定なのだとか。
とりあえず時間潰しに以前は人気すぎて入れなかった上階にあるNintendo TOKYOを覗いてみることに。




▲よく出来たフィギュア




▲そして丁度いいタイミングで新マリオカートの紹介イベントをやっていた。なかなかおもしろそうだった


そうして時間がくると、ようやく入り口に赴いたら、隅っこに並ばされて、改めて予約を確認。おでこで体温をはかって順番がくると東京の銭湯と同じ470円を支払って入店する。
暖簾をくぐって中に入ると、


▲よくある挨拶文


▲レトロな銭湯でお決まりのポスター。なぜか静岡にある銭湯の注意書き


▲銭湯をモチーフにした物販


▲これは外国人が銭湯をテーマに描いた絵である


▲銭湯でヤクザ同士の喧嘩なんてみたことない


▲カランを模した棚


▲湯船を模したポップな演出


▲おわり


結局、物販店に入るのに470円を支払っただけの企画展だった。
自分以外にも写真を撮ってる人がかなりいたが、正直、これだけ?!
パルコが1周年記念のテーマに銭湯を選んだということで喜び参じたが、こういう仕掛けだと分かっていたら来なかっただろう。
楽しかったのは、時間潰しに赴いたマリカーの方だった(しかも無料)。
今後、こういう企画はあまり期待しない方がいいのかもしれない。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 渋谷
経路 公園通り
周辺の環境 商業施設

●空間演出
建物外観 渋谷パルコ
壁画・眺望 色々
統一感 あり
置物 多彩
照明 明るい

★設備
休憩所 なし
脱衣所 なし
シャワーの出 なし
浴槽の種類 プール
サウナ なし
温度 気温20℃前後
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 愛想があまり良くない
清潔さ きれい
貸しタオル なし(円)
備え付け なし

◆人
受付 20代の女性
客層 幅広い


【案内】

『POP UP SENTO パルコ湯』
会期:2020年11月13日(金)~23日(祝月)

会場:GALLERY X(SHIBUYAパルコB1) 東京都渋谷区宇田川町15-1

営業時間:11:00~21:00

入場料:一般/470円(税込) オリジナルステッカー付

URL: https://art.parco.jp

主催:パルコ  企画制作:パルコ / SENTO FOREVER / カルタ

【参加クリエイター・企業】
Alessandro Bioletti / BathHaus / benium / Chain&co. / DAJARECORD / Eanbe / HEP / hickory03travelers / IIYU TEXTILE / IKEUCHI ORGANIC / KougoNewyork / Marco Tokyo 銭湯 / marima / MILD RAKUGO HOUSE / MYTONE / NEWSED / off~of~off / SaunaCamp. / Saunagirl / SENTO FOREVER / spoon store / tokyobike / Vihta JP / ZAF zen in the life / サウナボーイ / スーパー銭湯さしすせそ / ゆとなみ社 / 梅の湯 / 塩谷歩波 / 押上温泉 大黒湯 / 改良湯 / 喜楽湯 / 黄金湯 / 小杉湯と別視点 / 祝茉莉 / 十條湯 / 東京銭湯 - TOKYO SENTO - / 東京浴場 / 中村杏子 / 並河泰平 / 仁岸湯 / 湯に行く / 湯沸かし市 (順不同・敬称略)

※PRTIMESホームページ転載

旭湯(相模原・相模大野)

2020-11-14 05:51:00 | 銭湯
相模原・相模大野
#旭湯







小田急小田原線
#相模大野駅 


▲小田急線の相模大野駅


▲訪れたのは9月の4連休最終日。コロナはどこ吹く風邪で構内はたいへん賑わっていた


▲相模大野駅は小田急の旗艦駅。箱根と江ノ島はここから分かれる


▲階段を登り


▲のぼったところ。かなり広いコンコース


▲改札口にむかい


▲改札口を抜ければ


▲大きな駅ビルが目の前に現れる


▲むかうは北口。その左側に進む






▲ここまで来たら左を向けば


▲奥に線路がみえる。しばらく線路沿いを歩く


▲階段を降りて


▲そのまま進み




▲分かれ道ももちろん線路沿いの左側






▲またしても分かれ道は線路沿いの左側






▲左に車両基地がみえてくる。右はURのマンション群だ






▲電車が通る




▲ちょうど車両基地の終わりあたりでいったん右に曲がる


▲曲がったところ


▲すぐに左


▲あとはまっすぐ進むだけ




▲狭い道だけど、車の往来が激しいので注意


▲旭町にあるから旭湯なのだろう


▲ここまで来ると


▲左にみえてくる。のぼりや看板がないので、気を付けなければつい見過ごしてしまいそうである


▲代わりにこの飲食店の看板が目印




▲両隣に飲食店が並ぶのは珍しい


▲奥に進むとこんな感じ。両脇にコインランドリーが並ぶ


▲入り口横にはレトロなゲーム筐体が片隅に放置されていた。マニアなら喜んで買い取りそうな気もするが…。


▲到着


男湯は左側で、扉をあけるとずいぶん古い脱衣場が目に飛び込んでくる。
右には小さな番台。これまた小柄な女性がちょこんと座っていた。見た感じ70代ぐらいだろうか。明るい色に髪を染めているので、遠くから見るともう少し若く見えた。
貸しタオルありますか?と尋ねると、どうやらないらしく、購入するしかないという。販売価格は200円だった。


受付をすませて脱衣場を見渡すと、真ん中に黄色いイスが2つと、喫茶店にありそうなテーブルが1つ。それと脇にベンチがあった。
左壁には縦長のロッカー。右の間仕切りに大きな鏡があるが、古い銭湯のお約束だろう。足下はゴザが敷かれ、その上にタオルが点々と置かれてあった。


ロッカーはちょっと変わっていて、鍵のほかに摘(つ)まみを捻らないと開かない仕組みである。
鍵の形状も変わっていて、鍵を収納する部分が扇型で大きい。なので付けると正直邪魔くさい。
普段は足首に取り付けるのだが、これだとなんとなくしっくりこないため今回は腕に付けることにした。
古い銭湯だとたいてい棚がなかったりするが、ここはちゃんと入り口にラックが置いてある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


浴室の扉を開けると、古典的な作りではあるが、やはり微妙にほかの銭湯と異なる。まず、島カランはシャワーがなく、その島カランの上に観葉植物と、ケロリン桶が置いてあった。
椅子は手前片隅にきちんと並べてあり、常連客のマナーの良さを感じた。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらが男湯


左右の壁にはもちろんカランがあって、手前右側には立ちシャワーが一つ。
老朽化の目立つ銭湯だと大抵水回りが故障してるが、ここはなんの不都合もなかった。


浴槽は奥にあって、シンプル。
右が深浴槽で、2人が入れるぐらい。
左が浅浴槽で、3人ほど。ジェットがついているが、それだけである。
深浴槽には簀の子状の板が張り付けてあったが、火傷防止か。
お湯は下で繋がっているので、温度はともに43℃ほど。最初は熱いかなと感じたが、慣れてしまえばゆったり長湯できる温度だ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


客層は30~50代を中心としていたが、高齢者もおり、年齢は多彩。自分が訪れたときは7~8人ほどが入っていたが全員顔見知りらしく、みんなで冗談を言い合って笑い声が響き、終始賑やか。
まるで居酒屋でハシャいでいる見知らぬグループの中に突然飛び込んだ気分である。
飲み会で独り黙っていると「楽しんでる?」と気に掛ける人がいるが、ここでもそんな感じで、高齢男性が色々と声を掛けてくれた。
「お兄ちゃん、タオルは?」
「そこにあります」
「お兄ちゃん、2階のアパートの人?」「いえ、違います」と言うと、「ここは住んでるとタダなんだよ」という。
どうやらアパートは風呂がない代わりに銭湯が無料らしい。ただし16:00~22:00しか開いてないので、それに合わせないと入れないけれども…。


天井はマンション銭湯なのにかなり高く驚いた。おそらく天井を高くするために真ん中はアパートの部屋を作らなかったのだろう。意外と銭湯ファーストなマンションである。


コロナがまだ警戒されてる時期ということで受付はしっかり透明シートで覆われているが、客同士はまったくお構いなし。脱衣場でもみんながおしゃべりに夢中になっていた。
とにかく地元に根ざしたサロンのような銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 相模大野
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅、飲食店

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 富士山のタイル絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェット
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(購入200円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 色んな年代


【案内】

住所
〒228-0804 
相模原市旭町24-30

電話
042-745-3746

営業時間
16:00〜22:00

定休日
毎週水曜日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載