銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

ピース湯(東京・西大井)

2019-06-29 06:46:19 | 銭湯





JR横須賀線の西大井駅から西に向かって歩くと、住宅街の中にピース湯がある。
軟水を使ったまろやかな銭湯だった。


【ピース湯】をザックリいうと
◎軟水、露天風呂、サウナ、水風呂あり
・演歌が流れてる
・軟水感がすごい
・平和的な雰囲気


※写真
上:ピース湯看板
中:立会道路
下:伊藤博文の墓








▲西大井駅


▲改札口をでて右


▲信用金庫を右にまがったところ


▲線路の下をくぐる




▲そして左






▲そのまま進んでいって


▲またもや左にまがる




▲ようするに線路沿いに進む


▲ここを右折。線路とおさらば




▲右手に公園がみえる

 


▲この立派な門構えは何だろうなぁ~?と思ってみると


▲伊藤博文のお墓。
なぜ西大井に伊藤博文のお墓?!


▲どうやら、ここに住んでいたらしい。居住地にお墓を建てるのはどうなんだろう…


▲どんどん進もう












▲しばらく歩いていると…


▲ピース湯の看板がみえてくる


▲右の坂道をおりる


▲ずいぶん段差のある地域だ








▲到着


入り口は普通のマンション銭湯という感じである。下足箱に靴を入れて右の自動扉をあけると、さっそく演歌歌手のポスターが目につく。
絶対に脱衣場は演歌が流れてるぞと思ったが、案の定演歌が流れていた。
それとテーブルと椅子があって、テーブルにはジャンプとコロコロコミックが山積みになっていた。
子どもの多い銭湯なのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲家庭的な雰囲気


左にフロントがあり、座るのは70代ぐらいの女性。とても感じのいい人で、「こんにちは」と言うと笑顔で「こんにちは」と返してくれる。安心感を与えてくれる女性だ。
貸しタオルをお願いすると、バスタオルとフェイスタオルを選べたので、フェイスタオルのみを選択。


右側にある男湯ののれんをくぐると、ふつうの脱衣場。真ん中に木製の椅子がいくつも集まっていた。
ロッカーは、右側壁際にある。



服を脱いで浴室に入ると、パッと見は古いのか新しいのか分からないような印象を与える。ただ、ほぼ白を基調としているので清潔感がある。


手前左側にサウナ。右側は、立ちシャワーがある。
カランは、島カランがあって、右側と奥に続く。
浴槽は左側にあって、小さな水風呂と大きな主浴槽。主浴槽は、大きさだけみると7~8人は入れそうだが、中はいろんな設備で区切られているので、実際は5~6人でいっぱいだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


左からボディジェット、座湯、寝湯、電気風呂と続く。
温度は43℃ほどで、最初に足を入れると熱い感じはするが、慣れると気持ちいい。
それとここの特徴は、軟水であることだ。正直、湯船に浸かっていると軟水の効果は感じないのだが、カランで洗ってる時はすごく感じた。
というのも、ここは備え付けがあるのだが、ボディシャンプーを使って洗い流していると、ぬめり感がぜんぜん落ちない。
アレ?と思いながらゴシゴシ洗うのだが

「ぜんぜん落ちねー!!」

と必死になって洗っていると、途中で「あ、これが軟水か…」と気が付いたのだが、ほんといつまでも洗剤がついてる感覚なのだ。おそるべし軟水パワー。
(※軟水でぬるぬるしてるのは石鹸が落ちてる証拠らしいのだが、感覚的にはちょっと…)


それと湯船で注意したいのが、段差があることである。ほかでも書いてることだが、泡尽くしの場合、足元がまったく見えない。
ここもジェット関連が並んでいるのでそうなのだが、座湯から寝湯に移ろうとしたとき膝をぶつけてしまった。
座湯は深くなってて、寝湯は一段あがったところにある。はじめて来る人は要注意だ。


それと、浴槽はこれだけでなく、奥の扉をあけると、露天風呂がある。
正確には露天ではなく室内なのだが、上の小窓が開いてるので、冷たい空気が入ってきて外気浴ができるようになっている。
側面は石作りだが、天井はコンクリートの打ちっ放しでパイプはむき出し。
なので風情らしいものはないものの、浴槽は主浴槽と同じぐらい広くて快適。
それこちらは40℃と温度が低めなので、長湯するにはもってこいだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層はほとんど高齢者だが、親子連れもいた。そこそこ混んでいて人気があるところのようだ。
駅から近くないので、ほとんど地元客だろうけど、一見さんに睨みをきかせるような常連客はいないし静かで、初めて来る人でも入りやすい場所だと思う。
湯船はちょっと熱いが、店名通り平和(ピース)的な雰囲気の銭湯だった。


ちなみに、公式では最寄り駅がJR横須賀線の西大井となっているが、東急大井町線の荏原町駅もほぼ同じ距離。帰りはこちらで帰った。
それと立会道路というところを初めて歩いたのだが、散歩するには気持ちいい緑道だった。


▲西日がまぶしかったけど


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 西大井(もしくは荏原町)
経路 伊藤博文の墓を横切る
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 ジャンプやコロコロコミックが山積み
照明 ふつう

★設備
休憩所 演歌ポスターが所狭しと張ってあるロビー
脱衣所 演歌が流れてる
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ボディジェット、座湯、寝湯、電気風呂、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 40℃、43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても感じがよい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(30円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 高齢者や親子連れ


【案内】

住所
〒140-0015
品川区西大井6−15−16

電話番号
03-3772-5281

アクセス
横須賀線「西大井」駅下車、徒歩8分

休日
月曜
祝日は営業

営業時間
15:30−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


押上温泉 大黒湯(東京・東京スカイツリー)

2019-06-22 06:44:55 | 銭湯 温泉





とうきょうスカイツリー駅から歩いて15分ぐらいのところに大黒湯がある。
名字で言うと鈴木や山田ぐらい銭湯ではポピュラーな名前ではあるが、非常に混雑した人気のある銭湯だった。


【押上温泉 大黒湯】をザックリいうと
◎サウナ、水風呂、外気浴室あり
・古くて新しい銭湯
・かなり混雑してる
・ごちゃごちゃしてる 
・スカイツリーが露天風呂から見える
・バリエーション豊かで遊び心がある

※写真
上:東京スカイツリー
中:東京スカイツリータウンの鯉のぼり
下:大黒湯入口








▲とうきょうスカイツリー駅


▲名前の通り、スカイツリーのふもとにある駅だ




▲まずは、南方面に進む








▲左を向くと足元に川が見える


▲ゴールデンウイーク中ということで、こいのぼりが沢山


▲横浜家系ラーメン。いまや横浜のラーメンといえばコレに変わった。登場する前まではサンマーメンだったのに…。


▲横断歩道


▲を渡って








▲税務署を通り過ぎて


▲ここを左折






▲左を向くとスカイツリー。どこをみてもそれがあるので、月のように追いかけて来る感覚だ








▲右側に公園




▲ここを右折






▲友綱部屋を通り過ぎて




▲左に曲がる




▲また右


▲あとはまっすぐ行くだけ




▲公園が隣接している


▲到着




▲オールナイト銭湯?




▲スカイツリーと大黒湯


のれんをくぐって中に入ると、まず小さなスペースの下足箱であるが、ほとんど空いていない!
この時点で、ソートー混んでるなと覚悟するのだが、覚悟した通りだった。


左側にある自動扉を開けると、まずごちゃごちゃした感じの室内に人がいっぱいいるものだから、カオスである。
ざっと見ると、奥に簡易ソファーが並び、左手に自販機が2つ。右にフロント。
自販機の上には、芸能人のサインがところ狭しと飾ってある。
己の無知ゆえにここの銭湯を全く知らなかったのだが、後で調べると相当有名なところだったようだ。
一時代前のノザワランドや旧益の湯(今はココフロますの湯)を彷彿させる。


フロントに立つのは、20歳前後の女性。とても愛想のいい対応をしてくれる。
貸しタオルをかりる場合…なのかよく分からなかったが、下足箱の鍵を渡すと、ロッカーの鍵を受け取る。
ロッカーは自由に選べない。


それとここは大露天風呂というのがあるらしく、残念ながらこの日は女湯側だった。男湯は小露天風呂の右側。


のれんをくぐると、脱衣場も尋常じゃない混雑ぶりである。浅草の寿湯ほどじゃないけど、やっぱり凄く混んでる。
それといろんなポスターや告知、注意書き等が張ってあって、ここもごちゃごちゃした感じだ。あと相撲の番付表もあった。相撲部屋が近くにあるためだろうか。
センスが悪いというわけじゃないのだが、瞬時に目に入ってくる情報量が多いため落ち着かない。


右手前にトイレと、その近くにテーブルと椅子。真ん中に座るテーブルがあって、左側をロッカーが占める。それと古い体重計。
右に洗面台で、あとはマッサージチェアもその横にある。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こんな感じだけど、実際にみた雰囲気とだいぶ違う


人が多いので指定されたロッカーにサッと荷物を押し込むと、浴室の扉を開ければ、やはり人が多いせいもあるだろうけど、けっこう狭いなという印象。あと色彩感が今風である。
カランは、真ん中に島と左壁にカランが並ぶ。そんなに数は多くない。


右手前にサウナと水風呂。ともに小さくて、水風呂は完全に1人用。
それと真ん中右側に比較的大きな湯船。ここでは主浴槽と言えるものだが、それが高濃度炭酸泉だった。
人気のある銭湯にほぼマストアイテムであるが、この規模でこの広さ(6人ほど入れる)はなかなかないと思う。
その奥横に薬湯。狭くて少し熱いかな?と思うものの、炭酸泉から移ったからそう感じただけで、実際は41℃ほどだろう。


さらにその奥に露天風呂がある。
扉を開けると、たぶん初めて来る人は必ず上をみると思うのだが、頭上にスカイツリーがみえる。
ただ入り口に立てばなんとか見える程度で、湯船に入ると囲いに覆われるから当然みえなくなってしまう。
湯船の温度はかなり低く、40℃ほど。バリエーションを広くするという点ではいいかもしれないが、冬はちょっと寒いだろう。


浴室内に戻ると、島カランの奥にあるのが、白湯の浴槽。と思ったが、一応温泉らしい。見た感じ水道水にしかみえないのだが、ちゃんと成分表が貼られてあった。
言われてみるとたしかに温泉ぽい匂いもするが、ガッツリ温泉に入ってる感はない。こちらは熱くて、43℃もしくは44℃ほど。
浴槽の中身は座湯、ボディジェット、ハイパージェットと並ぶ。
本来なら、これが主浴槽なのだろうけど、炭酸泉より狭いから、旧主浴槽といった感じか。


こんな感じで、狭いながら色々と揃えていてスゴいなぁと思うのだが、それだけじゃないのがここの本当のスゴいところ。
屋上に外気浴専用のウッドデッキスペースまで用意してあった!
先ほどのサウナの横に扉があるのだが、そちらを開くと階段になっている。

階段は急勾配で足元が濡れているため注意する必要があるが、のぼりきると目の前に広がるのは木で作られた外気浴のスペース。中はハンモックにベンチ、椅子が並ぶ。
ここをみて、ナルホド人気なのも納得であると感じた。
こちらも、クリアにはみえないがスカイツリーが微かにみえる。ただ、それよりも夕日がめちゃくちゃまぶしかったのが印象的だった。
ここはごちゃごちゃしておらずスッキリしていて綺麗。限られたスペースをアイデア満載で活用しており、とても素晴らしい。



▲出典:東京銭湯ホームページ引用
こちらは左側の浴室側だろう。右側の浴室はこれとちょっと違った


こんな感じで最近の流行を取り込みつつ、遊び心があってなおかつ地の利をしっかり活かしたしたたかさもあり、お手本のような銭湯である。


かなり大繁盛してるので(帰り際はなんと靴箱が一つも空いていなかった。満員御礼である)、ゆっくり過ごせなかったけど、接客も良かったし、観光ついでに寄るにはもってこいの銭湯だろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 とうきょうスカイツリー駅もしくは押上駅もしくは錦糸町駅(帰りは錦糸町駅を利用した。どのみち距離はある)
経路 住宅地の中へ
周辺の環境 住宅や相撲部屋

●空間演出
建物外観 昔ながらの建物
壁画・眺望 油絵。たぶん富士山があっただろうけど、男湯(右側の浴室)からは確認できず
統一感 あり
置物 色々
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビーや脱衣場
脱衣所 人の数にしては狭い
シャワーの出 勢いがあるが、なぜか途中から熱くなった
浴槽の種類 座湯、ボディジェット、ハイパージェット、高濃度炭酸泉、薬湯、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 40~44℃(レンジの広さが素晴らしい)
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 愛想が良い。男性は真面目な感じ
清潔さ きれい
貸しタオル あり(バスタオルセットで100円)
備え付け あり

◆人
受付 20歳前後の女性と30代半ばぐらいの男性
客層 老若男女に外国人も


【案内】 

住所〒130-0003
墨田区横川3−12−14

電話番号
03-3622-6698

アクセス
東京メトロ半蔵門線・東武伊勢崎線・都営浅草線・京成押上線「押上」駅から徒歩6分
総武線「錦糸町」駅より徒歩12分
東京スカイツリーから徒歩10分

休日
火曜
祝日の場合は翌日休

営業時間
15:00−翌朝10:00
土曜は14時から、日・祝日は13時から営業

※東京銭湯ホームページ転載


松原湯(東京・明大前)

2019-06-16 07:35:03 | 銭湯





京王線の明大前を下車して線路沿いに歩くこと5分で松原湯の到着する。
コンパクトで特徴のない浴室だったが、清潔感と静寂に包まれた銭湯だった。

 
【松原湯】をザックリいうと
◎ほぼ特徴なし
・直球勝負の銭湯
・清潔感あふれる
・ほどよい古さの建物

※写真
上:松原湯看板
中:明大前駅
下:松原湯煙突











▲明大前駅


▲本来なら改札口を出て左に行けば、あとは線路沿いを歩くだけなのだが…


▲盲目的にGoogleマップを信じてしまい、右側を進んでしまった


▲とにかく線路沿いに出るように歩く




▲ここを左折


▲曲がったところ


▲すぐ右




▲左に曲がる


▲曲がったところ




▲踏み切りがみえてくる


▲後ろを振り向くと、明治大学


▲踏み切りをわたって右側


▲まっすぐ進み







▲左にある山猫喫茶のところを曲がると


▲もう松原湯がみえてくる




▲到着


▲下足箱


▲中に入ったところ


ちょうど開店前に到着したのだが、待っていたのは女性3人。ほかに男性はいなかったので、これなら今回の一番風呂はいただきだなと確信しながら待っていると、ちょうど時間通りにシャッターが開いた。
開けたのは、70代半ばぐらいの女性。
すぐに女性たちがなだれ込む。
そんな様子をのんびり眺めていると、後ろから自転車を漕いでやってくる男性が…。
そしていつの間にか下足箱に靴を入れてると、サッと入っていく。
出遅れてヤバいヤバいと思いながら、自分も急いで靴を脱ぐと、中に入った。


受付に座るのは、先ほどの女性。対応は至ってふつうだ。ちなみにフロントの右奥に椅子が並んで、ちょっとした休憩室である。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用

男湯は、その右側にあって、のれんをくぐると脱衣場。とてもすっきりしており、綺麗な空間である。いかにも昔ながらの作りで、右に一般のロッカー。真ん中にもロッカーがあるが、右側が鍵付きで、左が空っぽ。
それと左横にはテーブルを挟んでベンチが置かれてある。
左の壁にもロッカーはあるものの、大半は常連客用のもの。
天井はもちろん、折り上げ格(ごう)天井である。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用

ところで、先ほどの男性入浴客はまだ着替えている最中だった。
逆転可能だぜ!と内心ガッツポーズしたものの、そばを通ると男性は少しこわばった表情をしていた。
相手も一番風呂をねらい、こちらを警戒したのかもしれない。
迷うことなくすぐさま脱ぎ終えて浴槽近くのカランに座ると、なんとその時点で男性は湯船に入っているではないか!
きっとお湯も浴びずに入ったに違いない(毎回、このパターンでやられてる)。


と、そんなどうでもいい話をクドく書いてしまったが、肝心の浴室はというと、シンプルに徹した作りである。
手前右に立ちシャワーが2つ。
真ん中に、島カラン。左右の壁にもカランが並び、奥に浴槽。


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用

浴槽は、左が座湯で、右が主浴槽。4対6ぐらいの割合である。お湯は白湯ではなく、ブルーの薬湯だった。
そして壁絵は富士山。中島画伯のもので、サインには30年10月とあったのでまだ新しく、とても綺麗だ。
ペンキ絵だけでなく、浴室全体もそんな感じだった。床もしっかり磨かれていおり、清潔感があって心地いい


出典:せたがや銭湯ガイドホームページ引用

客は先ほどの入浴客と、もう1人初老の男性。それだけだった。
開店直後ということでたまたま少なかったのかもしれないが、ここは明治大学がそばにあるので、学生が多く来る場所らしい。
事前にそうした情報に触れていたが、実際はおじさんばかりだった。
そのため、時間帯によってはだいぶ客層が違うのかもしれない。


改めて振り返ると、設備に特徴はほぼないに等しく、近所ならまた来たであろうが、遠方からわざわざ再訪することはないだろうなという感じのあまりにフツーすぎる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 明大前
経路 線路沿いに歩く
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 古い昔ながらの建物
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 コンパクトながら綺麗
シャワーの出 少し弱い
浴槽の種類 ジェットバス、バイブラ
サウナ なし
温度 42℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ とても綺麗
貸しタオル なし(購入すると110円)
備え付け なし

◆人
受付 70代半ばぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒156-0043
世田谷区松原2−31−12

電話番号
03-3321-4624

アクセス
京王線「明大前」駅下車、徒歩5分

休日
金曜

営業時間
15:45−22:00

※東京銭湯ホームページ転載


大蔵湯(東京・町田)

2019-06-15 07:14:04 | 銭湯





町田駅からバスセンターを経て滝ノ沢を下車。そこから歩いて3分のところに大蔵湯がある。
最近流行のデザイナーズ銭湯であるが、独自色を出した高級感ある銭湯だった。


【大蔵湯】をザックリいうと
◎サウナ、水風呂あり
・町田市には銭湯が2つしかないのに、町田市で一番古いとうたっている銭湯
・脱衣場は畳
・高級感ある作り
・客のマナーがよくない

※写真
上:大蔵湯入口
中:町田東急ツインズ
下:大蔵湯煙突








▲出発は町田駅


▲町田の周辺


本来の最寄り駅は古淵駅であるが、今回は歩くのが面倒だったため、町田からバスで行くことに(公式ホームページもこのルートを推薦してる)



▲小田急方面へ歩く


▲右に行けば小田急


▲このまま進めば小田急方面なので、こっちには行かない


▲乗るのは、「町39野津田車庫行き」



▲14バス停に行く


▲なので、こっち




▲左にむかって


▲奥のエスカレーターを降り


▲あとは、左にむかう




▲ここでバスに乗る



そしてバスに乗って




▲滝の口に下車


▲後ろを振り返ったところ


▲このまま真っ直ぐ行く




▲ここは左






▲煙突がみえてくる






▲到着






▲下足箱


自動ドアを開けると、左側に下足箱が並ぶ。かなり狭い。
そこからさらに手動扉を開けると、目の前に受付のフロント。和風を意識した木の作りである。
座るのは、20代ぐらいの女性。アルバイトの女子大生だろうか。憂いのこもった遠いまなざしで虚空をみつめていた。
右には休憩所のロビーがある。



出典:大蔵湯オフィシャルサイト引用



▲右奥には、青山学院の陸上競技部のサインとアイドルグループの誰かのサインが置いてあった


受付でお金を支払い、左側の男湯ののれんをくぐると、目の前にこじんまりとした休憩室。頭上には小さなテレビも設置してある。
その右側に、こちらも狭いが大正時代っぽい感じの木製のロッカーが並び、真ん中には座るテーブル。そして右奥には洗面台がある。
そしてなによりも面白いのが、足下にゴザ床(畳)が敷かれてあることだ。
この畳。足の感触が気持ちいい。



出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


その奥にある扉を開けると、少し狭いながら浴室が広がる。
最初に目に飛び込んでくるのが壁画だ。
これは驚くべき絢爛さである。
黄金色に彩られた富士山は小さなタイルで作られたモザイク画で、まるで後光を放っているかのようにみえる。
その周囲である天井や壁を埋めるのは濃色の木の板。非常に高級感が漂い、まるでリゾート旅館の浴室にいるような感覚だ。



出典:東京銭湯ホームページ引用



出典:東京銭湯ホームページ引用


カランは壁伝いから左奥に掛けて並び、その真ん中に浴槽。珍しい配置である。


シャワーは拡散タイプで勢いもあって使い勝手が良い。
備え付けや貸しタオル(洗剤の匂いがとても良かった)もあるので、手ぶらで来ることもできる。


浴槽は3つに分かれており、奥にあるのが主浴槽でなんとオール桧風呂。
その手前左が水風呂。そして右が熱湯である(こちらは縁のみ桧を使ってる)。
主浴槽がスペースのほとんどを占めているので、水風呂、熱湯はせいぜい2人ぐらいしか入れない。
主浴槽は、42℃ほど。熱湯が45℃。水風呂は確認するのを忘れた。


そんな感じでとても先鋭的な作りではあるが、きわめてシンプル。
シンプルだけど質の高さを堪能できる大人向けの銭湯といった趣だ。


客層をみると若い人が結構多い。高齢者ももちろんいるが、老舗にありがちな高齢者オンリーではないので、このあたりは実力ある銭湯の証だろう。


一方で客のマナーが目に見えて悪かった。
脱衣場でずっとスマホをいじってる若者がいたり(たぶんゲーム)、高齢者はカランの場所取りをやってたりと、客に恵まれてない感じである。
設備自体がいいだけに、そのあたりは勿体ない気がした。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 町田(バスに乗ることを前提に)歩くなら古淵
経路 バス停から3分の距離
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 自宅兼
壁画・眺望 黄金色の富士山(チップタイル)
統一感 あり
置物 あり
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビーと脱衣場
脱衣所 畳が敷いてある
シャワーの出 素晴らしい
浴槽の種類 ふつう湯、熱湯、水風呂
サウナ あり
温度 42℃、45℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ちょっと元気がなかった
清潔さ きれい
貸しタオル あり(値段は忘れた)
備え付け あり

◆人
受付 20歳前後の女性
客層 高齢者中心ながら若者も


【案内】

住所
〒194-0033
町田市木曽町522

電話番号
042-723-5664

アクセス
小田急線「町田」駅よりバス。「滝の沢」下車、徒歩3分

休日
金曜

営業時間
14:00−23:00

※東京銭湯ホームページ転載

栄湯(東京・笹塚)

2019-06-13 07:57:28 | 銭湯 温泉





京王線の笹塚駅を下車して十号通り商店街を歩けば、少しはずれたところに栄湯がある。
マンション銭湯ということで狭いところだったが、人気のある銭湯だった。


【栄湯】をザックリいうと
◎サウナ、水風呂あり
・中途半端な半地下に浴室がある
・シックで薄暗い
・だいぶ盛況してる
・無色無臭だけど一応温泉
・最後までドンドコドン


※写真
上:栄湯入口
中:京王クラウン街
下:十号通り商店街











▲笹塚駅。改札口を出て左側に出たところ


▲そこから右に向かって歩く




笹塚駅は、渋谷区の最西端にあって、新宿、渋谷、池袋とアクセスがよく、都心に住むうえで便利な駅である。
そうした立地にあるためか、ドラマの舞台にもなっている。






 


▲左折







▲十号通り商店街の入口




▲途中、右折


▲道なりに進み




▲すぐ左折


▲すると


▲栄湯がみえてくる




▲ちなみに、さっきから「ドンドコドンドコ」と聞こえてくるので、なに、この音?と思っていると目の前が学校だった(笹塚小学校)。
なにかのイベントに向けて演奏の練習を行っていたのだろう



▲入口


中に入ると、右手に下足箱。狭くて小さなスペースだ。
扉をあけると、すぐ左手にフロントがある。2人の女性が座っていて、テーブルの真ん中には電子マネーの決算端末。
Suicaなど電子マネーを持ってる人はこっちの方が手っ取り早いだろう。
かなりスッキリしたフロントで無駄がなく、機能に特化している。


ちなみに自分を対応してくれたのは、たぶん店主の奥さん。品があって、大人の雰囲気を醸し出していた。
「タオルなどはお持ちですか?」と聞かれたので、手元にある案内板の通り小の貸しタオルをお願いした。50円。
返却方法も脱衣場にあるランドリーバッグに入れてくださいと案内される。こういうアナウンスをしてくれるところは少ないので好印象だ。


入口の右手に男湯ののれんがあって、さらに奥に休憩所のロビー。
和風の椅子が並び、その上に大きなテレビが設置してある。
右奥にはマッサージチェアが並んでいた。


男湯ののれんをくぐると、最初に階段。といっても、2、3段程度の短いものであるが。
どうやら浴室は半地下にあるらしい。
階段を過ぎると、シンプルで綺麗な脱衣場が目の前に広がる。
出入り口から右奥に向かって立つと、左右の壁にロッカーがあって、奥に常連用のロッカー。
頭上に扇風機が回っていた。真ん中には座るテーブル。
出入り口から見て左に洗面台が2つ。ドライヤーは有料だ。



出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉を開けると、浴室は奥行きのある作りになっている。
手前左には立ちシャワーがあって、2つのヘッドがある。一つは大きな平面丸型で、もう一つが小さなハンドシャワー。
大きい方は勢いが弱すぎて、正直実用的とは言えない。ハンドシャワーの方は普通に使えた。


それと手前右には物置のラックとその奥に水風呂。水風呂は2人ほどが入れる程度で温度は23℃を示していた。


カランは、浴室の左側をすべて占めており、左壁と真ん中の島カランが奥まで続いている。
島カランは一部、人が移動できるように切れている。



出典:東京銭湯ホームページ引用


そして肝心の浴槽であるが、拍子抜けするほど小さい。これがここの主浴槽?と思うような狭さだ。
手前側が浅浴槽になっていて、一部バイブラがある。
あと浴槽の奥右側にボディージェットとハイパージェット(そんなに強くない)が一つずつあるのみ。
なので5人ぐらいが入ったら、ほぼ一杯になるだろう。


あとは露天風呂もあって、浴室右側の扉を抜けると、左に露天風呂、右がサウナになっている。


案の定、露天風呂も小さくて狭い。こちらは頑張ったら4人ほどが入れるぐらい。
それと露天風呂は同時に薬湯でもある。
完全露天ではなく屋根もあるので、正確には外気を取り込んだ薬湯といったところだ。それと残念ながら外気浴できる椅子もスペースもなかった。


ということで、カラン以外はすべて小さく、狭い。くわえて人気がある。だから混雑しててギュウギュウ詰めだ。
開店してまもなく訪れたが、それでもだいぶ入っていた。カランもほぼ埋まった状況だった。


正直いうと、そんなにすごい設備はないし、特徴というべき特徴もないし(一応温泉らしいけど)、半地下だから薄暗いし、なぜ人気なのか分からなかった。


とはいえ、受付の対応はとても良かったし、男性店主がお店の前に立って常連客と楽しそうに話をしてたりと、そうした経営者の「おもてなし」が人気の一端を担っているのかもしれない。


ちなみに入口のところから聞こえてきた「ドンドコドコドコ」という音は、脱衣場でも聞こえており、なんと浴室の中でも響いていた。
小学校でイベントがある時はかなりにぎやかな場所になるだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 笹塚
経路 北に向かう
周辺の環境 マンションや学校

●空間演出
建物外観 マンション(メゾン栄)
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 あり
照明 ふつう

★設備
休憩所 右側のロビー
脱衣所 シンプルで綺麗
シャワーの出 勢いがあるが、立ちシャワーだけはダメだった
浴槽の種類 ボディージェット、ハイパージェット、バイブラ、露天風呂、薬湯、水風呂
サウナ あり
温度 41℃、44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(フェイスタオルは50円)
備え付け あり

◆人
受付 40代後半ぐらいの女性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒151-0073
渋谷区笹塚2−9−5

電話番号
03-3377-3369

アクセス
京王線「笹塚」駅下車、徒歩5分

休日
水曜、第3木曜

営業時間
15:00−25:30、第1・3日曜 13:00−24:00、第2・4・5日曜 15:00−24:00
(最終受付は閉店の30分前まで)


※東京銭湯ホームページ転載