銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

湯どんぶり栄湯(東京・三ノ輪)(リニューアル)

2020-10-31 06:44:00 | 銭湯 温泉
東京・三ノ輪
#湯どんぶり
栄湯
2020年10月9日
リニューアル







東京メトロ日比谷線
#三ノ輪駅

▲三ノ輪駅


▲路線図をみるとこんな感じ。北千住と上野に挟まれた場所だ


▲地図でみると、上野、浅草と三角を結ぶ頂点に位置する




▲階段をのぼる






▲地上に出たところ


▲左折する


▲横にあるのは、なんとカレンダー屋さん。カレンダー専門店である


▲カレンダーって年中売れるのだろうか?









▲地図をみると、今ここ


▲ずっとまっすぐ


▲横断歩道を渡り








▲セブンイレブンを横切り






▲明日のジョーの背中を通り過ぎて


▲分かれ道がある。どっちからでも行けるが


▲今回はこちらの大通りから








▲ここでストップ


▲右折する。左のオモチャという名前の建物が目印だが




▲なぜか煎餅の文字


▲気にせず進もう




▲するとこのあたりから湯どんぶり栄湯がみえてくる








▲自転車置き場も完備


▲到着


入り口に入ると、以前とそんなに変わってないように見えるが、小さな券売機のほかに左側には最新式のタッチパネル式券売機が用意されていた。
入浴料は470円で、貸しタオルは少し値上がりして(といっても10円だが)、小のフェイスタオルが50円である。
奥に進むと右側にフロントがある。
座るのは、70代ぐらいの女性。しっかりした印象で、対応も丁寧。
貸しタオルのチケットを渡すと、番号を伝えられる。あとで下足箱の鍵と交換。タグなどが渡されるわけではないので、自分で覚えておく必要がある(タオルに番号が表記されてたかも)。


男湯は左側で、右側が女湯。その入り口の横にはビッシリと色紙コレクションが張られてあった。
前回来たときはまったく知らない芸能人ばかりだったが、今回はみんなが知るお笑い芸人やアイドル、有名YouTuberに相撲取りからハリウッド俳優?まで多士済々である。
もう一つの変化としては、携帯充電器が新設されてあった(もちろん有料)。その隣に血圧計がある。


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐって中に入ると、脱衣場はやや広めで、真ん中に座るテーブル、左側をロッカーが並ぶ。頭上には大きなテレビが設置してあった。
鏡台も大きめで照明は明るく使いやすい。その間を埋めるように様々な注意書きや告知が張られてあった。


浴室の扉を開けると、開店直後のためか入浴客でかなりごった返していた。
真ん中に島カランがあり、左壁にもカランがある。右手前には立ちシャワーとボディジェットが併設されたもの。
以前来たときは壊れたままだったがリニューアルを機に直っただろうか?と試しに使ってみると、相変わらず不具合のまま。まったく直す気がないようだ。押すと30秒出るとあるが、無慈悲に2秒で止まる。使えなくはないが、片手で押しっぱなしにするしかない。


湯船は浴室の右側(立ちシャワーの奥)にあって、手前が高濃度炭酸泉である。
ここは元々、水風呂があったところだ。
2人か3人ほどが入れるスペースでスーパー銭湯ほどではないが十分濃度が高いと感じる。温度はとても低く、ほぼ不感の湯に近かった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その隣(奥)が主浴槽で、ジェット関連の設備が詰め込まれたところ。
手前がジェット2つに、奥に進むとミクロンバイブラ。左に曲がった先が電気風呂、座湯と続く。
温度は42℃ぐらいで、炭酸泉から移るとかなり熱く感じたが、慣れればすこぶる快適な温度だ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


もう一つ対面にあるのが、出口付近にある薬湯。こちらは2人ほどが入れる小粒な湯船で、漢方の薬湯である。
浴室に入ると銭湯特有の匂いがしたが、おそらくこれが理由だろう。温度はおなじく42℃ほど。



出典:東京銭湯ホームページ引用


そのまま奥へと進むと、最初に目につくのが左寄りにあるサウナである。今回は入らなかったが覗くとロウリュウらしき赤い炎?みたいな明かりがみえた。リニューアルで進化したポイントか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


そのサウナの横にもう一つの立ちシャワーがあって、レインシャワーと表記されてある。
左のボタンが暖かいお湯で右が冷たい水だったと思ったが、冷たい水を出したあとにお湯を押してもしばらくは冷たく、切り替えに難がある。
一番右端にあるのが露天風呂の扉だ。


開けると、最初におや?と思ったのが露天スペースに新設された浴槽だ。
入ってすぐ左側にあるのだが、みた感じはミクロバブルを発生させたお湯。
こんなところに湯船を作ったんだと思い足先を入れると、冷たくてビックリ。水風呂だった。
すかさず足を引っ込めたが、考えてみれば室内の水風呂をなくしたのだから、別の場所に作るとしたらここしかないだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲ナノバブルで進化した水風呂。サウナからの動線も理にかなっている


後ろを振り返ると(入り口から見たら右側に)露天風呂がある。
この露天風呂は以前から変わらないのだが、白濁の湯(微細泡のお風呂)の奥に2つの壺湯が設置してある。
この時はビッシリ人が入ってて、ちょうど1人が出るところだった。
そこへ高齢男性が声を掛けてきて、「冷たいんですか?」と聞かれた。どうやら先ほどの恥ずかしい動きを見られていたようだった。
「はい、冷たかったです」と答えると、その男性の知り合いなのか別の高齢者が「俺はダメだ。入れねぇよ」と不満げに話していた。
むかしの客からはあんまり評判がよくないような…。
一方で、比較的若めの人たちは水を得た魚のようにジャブジャブ入っていた。


露天風呂は、白濁の湯(絹、シルク風呂とも呼ばれる)と壺湯と分かれているが、どちらも温度は42℃ほど。
奥にある壺湯も同じぐらい。


出典:東京銭湯ホームページ引用


ここの水質(地下水)は温泉と認定されてて、見た目は普通の水だが、たしかに口に含むとなんとなくそれっぽい気がする。
主成分であるメタケイ酸は化粧水に入っている成分なので、浸かってると肌がツルツルになるだろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲2020年10月現在は470円


こんな感じで、元々設備がユニークな銭湯だったが、今回のリニューアルでより完成度が高まった印象である。
炭酸泉あり、ナノバブルの水風呂ありとなれば設備に不満を持つ人はほぼいないだろう。


興味深いのは、これだけ数多くの湯船がありながら温度はみんな同じことである。
通常なら複数の温度設定にしがちだが、なぜここは統一しているのだろうか?
勝手に推測するとみんなが体験できるようにするためなのかもしれない。
ここは温度が絶妙で、ぬるくないけど熱すぎず、とても快適である。よっぽどの猫肌でない限り多くの人たちが入れる銭湯だろう。
客層は相変わらず幅広く、高齢者もいれば子どももいる。全体的にアットホームな雰囲気で、みんなでワイワイ楽しむのに最適な銭湯ではないかと思う。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 三ノ輪
経路 南下する
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 アニメ風看板
統一感 あり
置物 芸能人のサイン
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 ふつう
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 高濃度炭酸泉、薬湯、バイブラ、座湯、電気風呂、水風呂、シルク風呂、壺湯
サウナ あり
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良い
清潔さ きれい
貸しタオル あり(50円)
備え付け あり

◆人
受付 70代ぐらいの女性
客層 幅広い


【案内】

住所
〒111-0021
台東区日本堤1−4−5

電話番号
03-3875-2885

アクセス
東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅下車、徒歩10分

休日
水曜

営業時間
14:00−24:00
日曜、祝日は12:00から営業

※東京銭湯ホームページ転載

富士見湯(東京・後楽園)(廃業)

2020-10-27 06:40:00 | 銭湯
東京・後楽園
#富士見湯
2020年10月31日閉店







東京メトロ丸ノ内線
#後楽園駅


▲後楽園駅


▲路線図をみるとこんな感じ






▲エスカレーターに向かい


▲地下鉄なのに、なぜか降りる


▲改札口


▲地図をみると今はここ。目的地は左だから東京ドームの反対側だ


▲一度東京ドーム側にいくと


▲後楽園ゆうえんちで僕と握手!の後楽園遊園地(現在は東京ドームシティアトラクションズと呼ぶ)


▲言わずとしれた東京ドーム


▲東京ドームを背にしたところ。むかうはこっち方面である


▲出口4bに向かい


▲出たところ


▲振り返る


▲とりあえず真っ直ぐ




▲横断歩道もわたって










▲ここでストップ


▲右にわたる


▲渡ったところ


▲ずっと進んで




▲この横断歩道もわたる




▲渡って左に向いたところ


▲この横断歩道も渡り


▲真っ直ぐ歩く






▲途中で文化シャッターの本社がみえてくる。コンサートホールも併設されてるらしい




▲オリンピックがみえてきたら


▲この分かれ道を右に進む


▲メルセデスベンツが目印


▲あとちょっと歩くだけ




▲もうみえてくる








▲閉店のお知らせ。やはりコロナの影響もあるようだ




▲植物が建物全体に絡まっている








出典:東京銭湯ホームページ引用
▲到着


ここに入る前に、少しだけ富士見湯の評判について触れておきたいと思う。

じつはここは賛否両論の激しい銭湯で、Googleのクチコミを読まれると分かると思うのだが、かなり激しい批判のコメントがあり、擁護があり、客同士で論争が繰り広げられてきた。
その原因はすべて店主の接客態度にあるのだが…。
個人としては、あくまでも率直に感じたことを書くつもりである。
なので受け入れがたい人もいるかもしれないが、ご容赦ねがいます。



出典:東京銭湯ホームページ引用


そんな前置きはさておき、のれんをくぐって中に入ると、下足箱は男女に分かれている。なので、もちろん番台だ。
靴を入れて扉をあけると、すでに先客が対応を待っていた。番台をのぞくと店主はおらず、あれ?と思っていたら、女湯側から店主が険しい表情ででてきた。
見た感じは60代後半ぐらいの女性。髪の毛は明るい色に染めており、想像してたよりも違う感じの人だった(もっと恰幅のよいふてぶてしいおばちゃんを想像してた)。
明らかにイライラしており、早速タイミング悪い時に来てしまったと思った。
先客はすでに縮こまっていて、なにか言われたのかもしれない。手には5000円札を持ち、自分も1000円札を取り出して待ってると、「みんなお札で小銭がないから困るのよね」と不満げに独りごちる。この時点でクチコミの評判もなるほどという感じだった。
店主は階段をのぼって番台に入ると、検温機を取り出して先客の手ひらを計り、ついでに自分の手も計った。なにも言われなかったから問題なかったのだろう。
すると共通券をもった客が入ってきて黙って番台に置き、脱衣場の中に入って行く。(あれ、体温計いいのかな?)と思ってたら、やはりカミナリが落ちた。
「ちょっと、体温計! 体温計らないとダメでしょ!」
言われた客は、「え、あ…」みたいな感じで呆気に取られていたので、ここは初めてだった(?)のかもしれない
ようやく順番が来ると、「すみません、貸しタオルありますか?」と恐る恐る尋ねたら、とくになにも言われず出してもらえた。事前に調べたときは有料だった気がしたが、お釣りを確認すると無料だった。


脱衣場に進むと、ロッカーはかなり新しくて、最近替えたようだ。真ん中の島ロッカーは縦長の造りで、左側が通常のロッカー。常連客用と並ぶ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


しかし空いてるロッカーを探すと、まったくなし。一瞬、受付で鍵を受け取る必要があったのか?と思った。
ところが浴室をみたら、評判の悪さとは裏腹に恐ろしいほど混雑していた。ここはかなり人気らしく、浴槽もカランもほぼ満員状態。
どうりで一つも空いてないわけである。ただ、これからどうしようと途方に暮れていると、手持ち無沙汰の自分に「ロッカー空いてないの?」と店主が声を掛けてきて、「端っこ(31番)のロッカー使って」と鍵を渡された。
このロッカーだけなぜ空いてたのかよく分からないが、店主に声を掛けてもらって助かった。
脱衣場を見上げると、銭湯の四季を描いた大きな絵が男湯と女湯を横断して飾られている。四季によって描かれる時代も違っていた。
冬が江戸時代で秋が昭和。夏が現代で春は明治か大正あたりだった気がする。
見た目はレトロな銭湯だけど、随所に現代風の装飾を見つけることができる。
天井はやはり伝統的な格式を踏まえており、手前側には坪庭と池。小さいながら鯉が数匹泳いでいた。味わい深いノスタルジーを感じることができる。
テレビは客用に大きなのと、番台からみられる小さなテレビが一つずつ。
同時に同じ番組を放映してるので、けっこう音が響いていた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


扉をあけて浴室の中に入ると、かなり老朽化してるなという印象。
島カランがあって、左右の壁にもカランがあるが、ともに古い。手前左右に立ちシャワーがある。
先ほども述べたように混雑さはハンパなく、まず椅子がない。古い銭湯にありがちな常連客の場所取りも散見された。しばらくして椅子が出てきたので、すかさず確保。
空いてるところに座ってシャワーを出すと、めちゃくちゃ熱かった。
ここは親子も何組か来てて、小さな子どもがシャワーを浴びると驚いた表情で「あつっ。すごい熱いよ」と笑顔で言ってたが、自分みたいな大人でも眉間にシワを寄せて(あつッ!)と思うのだから、子どもにはかなりキツいだろう。
シャワーが熱いということは、浴槽は本格的に熱いこと確定である。


湯船は奥にあって、台形というかL字というのか、右から左が手前に掛けて斜めに続いている。
一番右が薬湯だが、かなり黒いので黒湯かと思った。浴槽のまわりもだいぶ汚れが染み付いている。
温度は44℃ぐらいでそこそこ熱い。
左が熱湯でこちらは肌が赤くなったので47℃ぐらいと推察。深めに作られていて、腰下しか浸からなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


その隣が主浴槽で、ジェット、ボディージェット、ジェットと続くのだが、実際はボディージェットのみが生きている。あとは痕跡だけ。
ところが左隅にある水まくらはなぜ機能していた。すぐに壊れる設備なので、よく生き延びてたなと思う。奥に電気風呂。こちらは微弱。
そして最後の左手前にあるのが水風呂。
温度は正確には分からなかったが、まあまあの冷たさだったので標準的な16℃ぐらいか。


間仕切り壁のところには、現代美術の版画のような魚の絵柄がタイルに描かれていた。
壁絵は豆タイルのモザイク画で、かなり大きく描かれている。真ん中に富士山があって、湖畔が広がる。のどかな田園風景といったところか。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲古いところだが備え付けがあるのは地味にうれしい


全体的に老朽化がみられ、正直綺麗なところではなかった。
カランのシャワーはやはり古い銭湯の宿命か、当たり外れがある。


こんな感じで、閉店の挨拶でもあったように設備の老朽化と後継者不足、コロナで先行き不透明となったら、やはり店を畳むのもむべなるかなである
店主の対応であるが、たしかに批判する気持ちは分かるが、クチコミで指摘されるほど酷いとは思わなかった。むしろサバサバしてて、決して悪い人ではないよね?という感じだ。
実際に銭湯をみると無数の自転車が並び、浴室内は物凄く混雑してて人気のあるところだった。客層も高齢者から親子連れまで幅が広い。なので、ネット情報で想像するのと実際に足を運んでみるのとでは大違い。
今回、改めてそのことを再認識した。
そして、富士見湯は良くも悪くも昭和の精神を今に残す貴重な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 後楽園、春日
経路 北に進む
周辺の環境 住宅街、商店

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山のモザイク画、タイル絵、イラスト、折り上げ格天井
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 広い
シャワーの出 当たり外れがある
浴槽の種類 薬湯、熱湯、ボディージェット、電気風呂、水風呂
サウナ なし
温度 44~47℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 気が強い
清潔さ ふつう
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの女性
客層 高齢者


【案内】

住所
〒113-0001
文京区白山1−3−5

電話番号
03-3811-7014

アクセス
都営三田線「春日」駅下車、徒歩5分

休日
月3回水曜

営業時間
15:30ー23:30

※東京銭湯ホームページ転載

草津湯(東京・小菅)

2020-10-24 06:25:00 | 銭湯
東京・小菅
#草津湯








東武スカイツリーライン
#小菅駅


▲北千住から荒川を渡った先にあるのが東武スカイツリーラインの小菅駅




▲ここで有名なのが、東京拘置所。駅前からもバッチリみえる


▲そばに荒川


▲階段を降りる




▲昭和っぽい雰囲気


▲改札口


▲出たところ


▲改札口目の前には、さっそく東京拘置所への案内図がある


▲地図をみるとこんな感じ。左が荒川で、すぐ下に東京拘置所。周囲を住宅街が広がるが、コンビニは一切なし


▲最初は出て右側(荒川方面)に向かう


▲東武ストアを横切り


▲大通り沿いの左に向かう


▲しばらく真っ直ぐ歩く






▲すると東京拘置所の入り口がみえてくる。ここは拘置所なので刑務所とは違い、未決拘禁者(容疑者と死刑囚)が収監されている


▲日本一の拘置所を誇るだけあって建物は威容である


▲駅からみた拘置所


▲横からみた拘置所


▲その拘置所の入り口を横切り


▲このまま直進して






▲ここでストップ


▲Googleマップに従うと、なんとこの道を通るらしい


▲むちゃ振りしてくる


▲抜けたところ


▲右に曲がって


▲この分かれ道も右




▲道なりに進み


▲分かれ道があるが


▲左に進む




▲突き当たりは右


▲左のタクシーが入っていく道に進む




▲あとは真っ直ぐ進むだけ






▲草津湯がみえてくる










▲営業時間は1時間だけ。おそらく日本一営業時間が短い銭湯だろう


▲立派な建物である






▲到着


ごらんの通り下足箱はレトロであるが、なぜか扉だけ新しい。なんともチグハグな感じだ。男湯は右側である。
扉を引いて中に入ると、番台に座るのは70代後半ぐらいの男性。穏やかな話し方をする人だった。
「こんにちは」と挨拶して、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「え?」と聞き返されて、どうやら以前はタオルセットを販売していたようだが、今はそれもないとのことだった。
1時間しか営業してないので貸しタオルはないだろうなと予想してたが(だったら始めから持ってこいという話だが、いつものクセで忘れてしまった)、売ってもいないとなると困った。なにせ近くにはコンビニすらない所である。


そんな状況を察してくれたのか色々と掘り返してくれて「前はタオルセットがあったんだけどね」と言いつつ、銭湯協会が配ってるゆっポくんタオルがあったので「これあげます」と頂けることに。
「ここは1時間しか営業してないのは知ってました?」と聞かれたので「はい、ちょっと調べたので」と答えた。
「ちなみに、なんで1時間しか営業してないのですか?」と逆に尋ねると、どうやら元々デイサービスで貸し出してたらしいのだが周辺の銭湯が「となりのとなりも」どんどんなくなっていき、「ここに来るのは年寄りばかりでしょ。重い荷物をもって行けないし、自転車に乗るのもあぶないから」ということで近くの住民たちのために「もうやめてもいいんだけどね」と言いつつ、せめて1時間だけ営業してるとのことだった。
「電車で来たんですか?」と聞かれたので、「はい」とだけ返事したが、横浜から来たなんて言ったら呆れただろう。
ここは短時間営業であるが備え付けはしっかり用意してくれていて、使うように勧められた。


脱衣場はとてもシンプルというべきか、広い割には寂しいほどなにもない。
真ん中に椅子が数脚。銭湯にくる高齢者は立ちながら着替えられないので、そのためのものである。
右手前には比較的新しいマッサージチェアがあって、綺麗なまま。あまり使われていないのかもしれない。


出典:葛飾銭湯ホームページ引用


浴室は扉を開けると、真ん中に島カランがあって、こちらは三角形の鏡がある。古い銭湯らしく、シャワーはなし。
右壁のところはハンドシャワーがついていたが、いかにもデイサービスにありそうなデザインだった。早速使うと、圧が弱すぎて石鹸やシャンプーを落とすにはちょっと使い勝手が悪い。
入り口横には太い手すりがついており、体が不自由な人向けの椅子もある。
間仕切り側(左側)は、通常の銭湯とおなじく固定シャワーで、勢いがあった。使うなら断然こちらのほうがいいだろう。手前側には立ちシャワーもあった。


出典:葛飾銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


奥に湯船があって、2つに分かれている。言うまでもなく、2つとも白湯。
右が浅浴槽で、バイブラ。ジェットのようなものもあったが、単に湧出口だったかもしれない。水まくらがついていたが、やはり機能していなかった。
左が深浴槽で、仕切り壁部分のところにジェットが2つついていた。
どちらとも温度は41℃前後と、ほかの銭湯と比べたら低い。浴槽には大きな手すりがついていたりと安全面を優先した運営なのだろう。
じっさいに客層は見事なまでに高齢者ばかり。高齢者をお世話をしてる人も初老と呼べるような年齢だった。


壁絵はちゃんとしたペンキ絵であるが、富士山ではなく石川県の兼六園。
実は外にも壁絵があって、「こすげどん」という民話をモチーフにしたもので近くの小学生が描いたようだ。
天井は高く、とても真っ白で綺麗。最近塗り直したのかもしれない。


ここは時計がなかったので時間の経過が分からなかったが、みんなが一斉に上がり始めると、なんとなく自分もあがらなくちゃという雰囲気に…。
どうやら全員地元の人達らしく、脱衣場でも和気あいあいとしていた。
帰るときも「おやすみなさい」とお互いに挨拶しあっていた(17時でおやすみなさいは早い!)。
最後の客は自分だったらしく、玄関先では「電車で来たんですか? 気をつけてね」と店主に声を掛けてくれ、ホッコリしながらあとにした。
ちなみに店主は入浴客が捌(は)けると扉を閉めていたので、実質営業時間は40分ぐらいか。
建前上は17:30までとなっているが、暗黙の了解でみんな17時には帰り支度をするようにしてるようである。
なので、ここで入浴するとしたら遅くても16:45までには来たいところ(シビアだが開店から15分以内)。
完全に地元の人向けの銭湯なので、それを承知で来る必要があるだろう。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小菅
経路 東京拘置所を迂回する
周辺の環境 住宅、小学校、拘置所

●空間演出
建物外観 立派な宮造り
壁画・眺望 兼六園のペンキ絵と子どもたちが描いた壁画
統一感 ないところも
置物 とくになし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 シンプル
シャワーの出 ハンドシャワーは弱く、固定シャワーはふつう
浴槽の種類 座湯、バイブラ
サウナ なし
温度 41℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 やさしい
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(販売もなし)
備え付け あり

◆人
受付 80代ぐらいの男性
客層 地元の高齢者


【案内】
住所
〒124-0001
葛飾区小菅1−17−3

電話番号
03-3602-4005

アクセス
東武伊勢崎線「小菅」駅下車、徒歩10分

休日
日曜・月曜

営業時間
16:30−17:30

※東京銭湯ホームページ転載

久の湯(東京・東陽町)(廃業)

2020-10-20 06:59:00 | 銭湯
東京・東陽町
#久の湯
2020年10月31日閉店







東京メトロ東西線
#東陽町駅

▲東陽町駅






▲東京の際に位置する場所


▲路線図だとこんな感じ。隣の隣が千葉県になる


▲出口5番からでる


▲エスカレーターであがり




▲あがったところ


▲左でも右でも行けるのだが、Googleマップに従って今回は右側(郵便局方面)


▲この細い道を進む






▲出ると


▲右に進む


▲まっすぐ進んで




▲突き当たりは左


▲ずっと進むと




▲西友がみえてくる


▲西友を横切り






▲この緑道を右に進む














▲右の横断歩道をわたって




▲今度はひだり


▲この横断歩道を渡る


▲まっすぐ


▲橋を渡り




▲さらに奥の横断歩道まで歩くと


▲この右側に進む


▲ここを渡って


▲あとは真っ直ぐ進むだけ






▲黄色いテントが目印












▲到着


▲閉店のお知らせ


 中に入ると、手前(右)が男湯で、奥側(左)が女湯である。
扉を開けると受付は番台。座るのは、70代ぐらいの女性だ。
「こんにちは」と声を掛ければ「こんにちは」と返事をくれる。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「貸しタオルねぇ」と渋る声にかわり、「コロナの影響で貸せないことになってるのよ」とのことだった。
コロナの影響がこんなところにも!
販売のタオルをみると200円。
200円かぁ。買うしかないかなと思っていると、
「でも持ってきてないのよね?」と聞かれて特別に貸してもらえること。
店主の優しさに感謝。


受付は番台のため目の前が脱衣場であるが、面白いことにここはロッカーが横に並ぶ。番台の視界を遮って客のプライバシーに配慮したものだろう。
昔から変わってないとしたら当時としては斬新な仕掛けだったのかもしれない(はじめからフロントすればいいともいえるが)。
番台から見て右端にはベンチがL字型に配置され、壁には渓谷の写真が大きく飾られてある。その横に比較的新しいマッサージチェア。もちろん小さな冷蔵庫もあって飲み物が売っている。


脱衣場の右奥にはトイレがあり、そのトイレの脇には坪庭が続く。
質素ながら風情を感じさせ、空っぽになった池がどことなく寂しさを漂わせていた。



出典:ことみせホームページ引用


入り口左横には、ロッカーと同じ色合いの木で作られた棚があるが、横着な客は反対側の右窓をあけると私物をロッカーの上に置いて、棚替わりにしていた。


出典:ことみせホームページ引用


浴室の扉をあけると、真ん中に島カランがあるが、シャワーはなし。
左右の壁にもカランが並び、こちらはシャワー付きで、しかも備え付けもある。
立ちシャワーは左手前にあって真ん中にハンドルがあるが、なぜか頭上にもあった。頭上のハンドルをひねるのが正解なようだ。
シャワーは立ちシャワーも含めて心なしか勢いが弱い。


出典:ことみせホームページ引用
▲写真は女湯


浴槽は奥にあって、3つに分かれていている。右が薬湯で、真ん中がミクロンバイブラ。そして左端が座湯。
左と真ん中は白湯で、右端が薬湯。この日は赤ワインだった。
白湯は温度が43℃ほどで、薬湯が少し熱かったけど、違いはほとんどなし。
右側(外壁側)は厚みのある壁になっていて、その上に観葉植物が並び、奥の薬湯横には鳥や犬などのフィギュアが飾られていた。これはとてもユニーク。



出典:ことみせホームページ引用



出典:ことみせホームページ引用


客層は、ほぼ高齢者で若い人はひとりも見かけなかった。もっとも訪れたのは平日の金曜日だったので、それを考えると当然かもしれない。
それにしても客の数はとても多く、かなりの人気店という印象を受けた。
それだけになぜ閉めてしまうのか不思議である。


江東区が運営している「ことみせホームページ」によると、ここのお孫さんも番台に立つことがあるらしく、インタビューではおじいちゃんのことを「大パパ」と呼んでいた。今回の受付に座られた女性は、さしずめ大ママということになるのだろう。
帰りもとても感じのよい笑顔で挨拶をしてくれた。
ここははじめて来たところだったが、閉店するには名残惜しい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 東陽町
経路 北に進む
周辺の環境 町工場と住宅

●空間演出
建物外観 昔ながらの銭湯
壁画・眺望 富士山の壁絵
統一感 あり
置物 薬湯の隣の壁に、鳥や犬などのフィギュアが並んでいた
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 弱い
浴槽の種類 薬湯、ミクロンバイブラ、座湯
サウナ なし
温度 42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 とても良かった
清潔さ きれい
貸しタオル なし(今回は特別貸与)
備え付け あり

◆人
受付 大ママ
客層 高齢者


【案内】

住所
〒136-0076
江東区南砂1−14−9

電話番号
03-3644-1620

アクセス
東京メトロ東西線「東陽町」駅よりバス。「南砂1丁目」下車、徒歩3分

休日
月・木曜

営業時間
14:00−22:00

※東京銭湯ホームページ転載

ヨコヤマユーランド緑(横浜・十日市場)

2020-10-17 07:09:00 | スーパー銭湯
横浜・十日市場
#ヨコヤマ
ユーランド緑







JR横浜線
#十日市場駅


▲JR横浜線の十日市場駅


▲なぜか掘り下げた場所にあるので全体的に暗い





▲階段をのぼり




▲改札口を出たところ。
左側(北口)が送迎バスのやってくるタクシー乗り場。反対側(南口方面)には介護施設が運営してる横浜チャレンジャーという温泉施設がある


▲今回めざすのは、ヨコヤマユーランド緑である


▲ホームページによると、ここらへんに送迎バスが来るらしい


▲地図をみると、近くでめぼしいものといえばダイエーとそうてつローゼンぐらいだろうか


▲こうしてみると、今から向かうヨコヤマユーランド(北八朔公園近くにある)は、JR横浜線、東急田園都市線、横浜市営地下鉄ともに離れている。
まさに陸の孤島


▲近くのローソンで買ったパンを齧ってたら、右からバスがやってきた


▲どこで止まるんだろ?


▲タクシー乗り場の奥側だった


▲バスに乗り込む。このときは自分を含めて2人のみ。少ない


▲出発してどんどん坂をのぼり、畑と住宅ばかりの風景になってくると


▲ヨコヤマユーランド緑に到着




▲お隣には教会があった






▲でかい看板


▲ユーランドの全景


▲建物の奥には高速道路がみえる


▲入り口


▲中に入ったときの案内板。今週の男湯は、左側の八朔の湯だった


中に入ると、ほかのスーパー銭湯とおなじ入り口の作りではあるが、やはりここはヨコヤマユーランド。はかとなく昭和感が全体的に漂っていた


右側に券売機があって、左側が下足箱。
下足箱は当然(?)古い金属製で、100円を投入するものであるが、こういうコインリターン式は少し面倒くさい。
と思ってる人向けには鍵のついてない靴箱も用意されてあった。ただし、盗まれても関知しませんよとある(靴が盗まれたらどうやって帰るのだろうか?)。
入り口から見て右側がロビー。もちろんここも昭和ぽくて、マッサージチェアや自販機が並ぶのと、ミニゲーム機もあった。軽食スペースもあり(※コロナの影響で10月11日に協力企業が撤退するため閉鎖した)、一番奥にはマッサージサービスの部屋。
いま風のスーパー銭湯とは明らかに雰囲気が異なる。どちらかといえば地方にある健康ランドみたいな感じだ。


▲喫煙コーナーもあるので、愛煙家も安心してこれるだろう


受付は入り口から奥にみえて、対応してくれたのは40代ぐらいの女性。こういうところで悪い対応はまずないので、ここも丁寧に接客してくれた。
ちなみにチケットは、土日で900円。手ぶらセットが250円だが(くわしい内容はわからない)、フェイスタオルが200円なので、そちらを選択。
スーパー銭湯のフェイスタオルはだいたい生地が薄くて水も吸わないので使いやすいとは言えないのだが、ここのタオルはちゃんと厚みがあるうえすぐに水を吸収してくれたので、200円でもかなりオススメである。


男湯はこの時(今週)は左側で、のれんをくぐると規模にしては気持ち広いかなという感じで、やはり脱衣場も古い。
ロッカーがさびれた艶感があり、奥にはいかにも家庭にありそうなテーブルがあった。そのテーブルの上に鏡とドライヤーがある。
ちなみに自分が入ったときは40代ぐらいの女性が脱衣場を黙々と清掃していた。
トイレは右奥側であかすりルームが隣接している。トイレに入ると、そこでも女性店員さんが一所懸命掃除をしており、こちらは真っ裸。このシチュエーションはさすがに気まずかった。


緩衝スペースを抜けて扉をあけると浴室に入るのだが、だいぶ広いなと感じたのと、カラン(洗い場)の数がかなり多い。
ここは大ざっぱに言えば、浴室の真ん中に浴槽があって、それを取り囲むようにカランが並ぶ。


出典:ヨコヤマユーランド緑ホームページ引用


手前左側にはサウナ。入ると結構熱いのだが、広々としていて快適である。二重扉ではないので、設備は古いのだろう。
ちょうど入ろうとしたタイミングで2人組の女性店員さん(30代と40代ぐらいか)が大量にマットを抱えて現れ、中に入って交換していた。
店員さんが入ったことで一部の入浴客が出てきたのだが、どうも全員を吐き出して交換するわけではなく、半分のスペースに入浴客が滞在していた。
なのでその合間をぬって入ってみると、女性店員さんはコロナの影響からかマスクをしながら終始うつむきかげんで素早く交換している。
客たちの流した汗が染み込んだ重いマットを抱えてサウナから出てくると、浴室出入り口前ではマット落としてしまい、足で思いっきりけっ飛ばしていた。なかなか重労働な仕事である。


出典:ヨコヤマユーランド緑ホームページ引用


サウナの横には水風呂。誰もシャワーで汗を流さず直行している。
水温は15℃とまずまず冷たい。しかしヨコヤマ系列では、まだお手柔らかな方である。
同じ横浜でも鶴見にあるヨコヤマユーランドはいわゆるグルシン(シングル=10℃以下)なので、それと比べたら常識範囲内だろう。


カランは当然ながらプッシュ式であるが、最初使ったときはあまりに水圧が低くて驚いた。どうやら多数が使ってると弱まるみたいである。しばらくすると通常の勢いになった。
備え付けはカランの場所によって複数種類があるので、その備え付けで選んでもいいかもしれない。
立ちシャワーは入り口右側で、ハンドシャワーと吊し型に分かれている。


浴槽は真ん中で左右に分かれており、左がナノバブルと呼称する湯船。炭酸泉と水素?が目に見えないぐらいの小さな泡になって全身に包むというものらしいのだが、正直目に見えないと実感が湧かないし、そもそも炭酸泉独自の火照りも感じなかった。
温度は39℃と、炭酸泉にしてはちょっと高めである。


右側がジェット関連で、手前からハイパージェット、座湯、寝湯(水枕つき)と2つずつある。
ここはだいぶ人気らしく温度も40℃ぐらいとぬるめで、長湯してる人がほとんどだった。
ここまでが室内。


左側にある扉をあけると、なんとサウナがここにもあって、しかも2種類もある。
左が岩盤サウナで扉を開けるとかなり熱かった。
奥が塩サウナとあったので、塩が置いてあるんだろうなと思って扉を開けると塩がない。
あれ?と思い、壁にある解説を読むと黄土の天井と椅子が鉱石、そして壁が塩で作られていて、マイナスイオンが発生する空間とある。
隅っこにはテレビがあり、こちらはけっこう人気があった。


出典:ヨコヤマユーランド緑ホームページ引用
▲天然ハーブ岩盤浴サウナ。麦飯石などが使われている


出典:ヨコヤマユーランド緑ホームページ引用
▲黄土塩サウナ。黄土、ゲルマニウム鉱石、ヒマヤラ岩塩の壁に覆われたサウナ


サウナスペースを抜けると、露天風呂のスペースに出る。
真ん中には寝っ転がれる屋根付きの寝台があり、畳敷きである。
手前にはチェアベット。
その右奥に露天風呂があった。
各地にある源泉を忠実に再現したとあるが、どうみてもふつうの漢方薬湯である。
だいぶ浅く、温度も40℃ほどなので、なぜこれが看板湯船なのかちょっと分からない。


出典:ヨコヤマユーランド緑ホームページ引用


最後に一番奥にあるのが打たせ湯。
打たせ湯から流れてくるお湯がプールされた部分は足つぼのようになっていて、打たせ湯に行くまでに足の裏が痛い…。
打たせは2つあるのだが、とにかく圧が半端ない。恐怖を感じさせるほど爆音を鳴らしている。
とりあえず無難な肩を当ててみたのだが、めちゃくちゃ痛かった。
あまりの痛さに1秒で退散。退散するときも足つぼを通るので足裏が痛い。
打たせ湯は色々経験してきたけど、ここは別格である。


こんな感じで、ちょっとほかのスーパー銭湯とはカラーが異なる昭和の精神を感じさせる銭湯だった。
一応スーパー銭湯というカテゴリーであるが、どちらかというと健康ランドと呼ぶほうが相応しい気がする。


客層は多彩で、もちろん高齢者もいるが若者のグループだったり、親子、かなり小さな子どもを見かけた。
たまに一般の銭湯でも見かける知的障害者の子ども(20代ぐらい)とお父さん(50代ぐらい)コンビもいて、ほんと多彩である。こんなに多士済々な客層のスーパー銭湯は珍しい。それだけ懐の深い銭湯なのかもしれない。


建物はものすごく古くて、車か送迎バスじゃないと来れないような辺鄙(へんぴ)な場所ではあるが、サービス精神は高く、気張らず過ごせる心地よいスーパー銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 十日市場
経路 北へむかう
周辺の環境 住宅、高速道路

●空間演出
建物外観 昭和な感じの建物
壁画・眺望 観葉植物
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 広い
シャワーの出 微妙
浴槽の種類 色々
サウナ あり
温度 40℃
棚 あり
男女入れ替え あり

■サービス
接客 逞しい女性店員さんが沢山いる
清潔さ きれい
貸しタオル なし(200円)
備え付け あり

◆人
受付 40代の女性
客層 幅広い年齢


【案内】

住所
神奈川県横浜市緑区西八朔町1201-1

営業時間
10:00~深夜1時まで

休業日
休館日(不定休)

電話
045-929-1126

交通アクセス
東急田園都市線 青葉台駅、東急田園都市線 藤が丘駅、JR横浜線 十日市場駅北口より送迎バス有
東名横浜青葉IC降りて5分

料金
[平 日]
大人(高校生以上)800円
子供(小学生以上)500円
幼児(未就学児)200円

[土日祝]
大人(高校生以上)900円
子供(小学生以上)600円
幼児      200円

【ナイト料金(19:00以降)】
平日550円 土日祝600円

※ニフティ温泉ホームページ転載